※注意
  • 虐待お兄さんが死にます
  • 一部世紀末スポーツゲームネタがあります


それから二か月がたった。
子ゆっくりたちは相変わらず働かされ、親ゆっくりは相変わらず虐められている。
しいて変わったとすれば両者の関係だろう。なにせ二か月前にあれほどの言い争いをしたのだ
言い争いならまだしも、親の何匹かは死んだ以上、もはやどちらも家族とは思わなくなったようである。
ためしに両者を合わせようとしてもたいていは無視する。それならまだいいが、子ゆっくりの中には
兄弟で親を襲おうとするものまで現れる始末である。これにより、両者を縛っていたルールは無意味となり
命令を聞かない物は即食す!というルールに変更せざるえなくなってしまった。
しかしこのルールの方がモヒカンどもには受けがよかったのは言うまでもない。


そしてある日、聖帝はいつもの日課であるゆっくり家族の虐待に勤しんでいた。
今日の相手はふらん一家である。


「あかちゃんをはなぜえええーー!ゆっくりしね!ゆっくりしね!」
「いだあ゛い゛いだあ゛い゛いだあ゛い゛いだあ゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!ゆっくりしね!ゆっくりしね!」
「じゃ・・・じゃおおおおおおおん!!!!」
泣き叫んだり噛みついたりする一家に対し、得意の星三つから~媚びぬ>ブーバニ>ヘヴィ>グレ爆>低空ダッシュJB>一撃を決める聖帝
それにしてもこの聖帝、ひげである


するとそこに一人の男が何やら足早にやってきた。
「聖帝様。ついに頂点部分以外の石の積み上げが終わりました。」
その報告を聞いた聖帝は狂ったように笑い出した。


「フフ・・・フハハハハ。フハハハ!!すぐにドスを連れて来い!」
「ハハッ!」
男は颯爽とその場を後にした。聖帝もすぐに向かおうとしたが、ふと気づいたようにふらん一家を見た。
「汚物は消毒せねばなるまい・・・。受けてみるがいい、南斗鳳凰拳符奥儀『天翔十字鳳!』


「うぎゃああああああああーーーー!!!」
「じゃお゛お゛お゛お゛お゛!!!」
「お師さん、もうすぐ貴方の聖帝ゆっくり稜は完成する……」


それからいくらたったころ。ゆっくり達は全員ゆっくり稜の前に集められていた
そこへやってきた聖帝が開閉一番にこう言い放った

「フフフ・・・・・・・聖帝ゆっくり陵の最後の頂はドスまりさによって築かねば点睛をかく!!
ドスまりさ!!その頂はゆっくり陵の聖碑!地につけてはならぬ。もし地におとせば群れの血でつぐなうことになる!!」
そういうと聖帝の横からボロボロのドスまりさが現れた。と同時にゆっくり達から声が漏れる


「むきゅん!どすだいじょうぶ!しっかりして!」
「どす!しっかりするんだぜ!さっさとそのおじさんをドスパークで倒すんだぜ!」
「ゆっくりしないとだめだよドス!!!」

みなが自分勝手に言いたい放題である。しかしゆっくりたちの声も最早ドスには届いていなかった。
ドスは頂に乗せるであろう巨大な石を頭に乗せると

「ゆ・・・まりさが・・・頂で死ねば・・・みんなをた・・・助けるんだね?」
力を振り絞ってだした声に対して
「そうだ。『オレ』はこいつらには指一本触れはしない。」


ドスほどの頭ならば冷静に考えれば今の言葉の意味がわかるものなのだが、死に体のゆっくりにそれは無理な話である
ドスは一歩一歩着実に上り始めた。ドスとしての誇りのお陰だろうか。その足取り?は立派なものだった
そこへ容赦なく矢が降り注いだ。鋭い矢はドスの体を簡単に貫く。
「いだい・・・いだい゛けど・・・ドスは・・・がんばるよ!」
その痛みに耐えるドス。ここまで立派なドスはドスの中でも恐らく一割程度であろう。
次に生まれ変わる時は愛でスレかガ板へ生まれ変われるといいね。

そしてついに頂にたどり着いたドス。そこへ


「フッフフ積んだだけでは完成せぬ!ドスの餡子が漆喰になってこそゆっくり陵はより堅固なものとなるのだ!!
フハハハ!!とどめだ!!」
容赦ない槍投げはドスの眉間を貫いた、ドスまりさの生命を終わらせるのに十分な威力であった。


「フハハハ!!後はこのゆっくり陵全体にゆっくりを塗り固めれば完成だ!!!貴様ら、思う存分やるがいい。」
「むきゅん!話が違うわ!約束は破っちゃ駄目っておかーさまがいってたわ!」
一見すると子ぱちゅりーの意見は正しい。しかしもう一度文を読み返してほしい。

「約束?確かにオレはお前らには指一本触れはしないと約束した。そしてその約束は今も守っているぞ。」
その発言に子ぱちゅりーも言葉の意味にやっと気づく。しかし時すでにタイムアップ


「ヒャッハー!虐待だー!」
「饅頭は消毒だ~」
「子れみりゃハァハァハァハァハァ・・・」
「おっどり食い!おっどり食い!」
テンションMAXのモヒカンどもはもう止まらない


「どぼぢでぞんなごどずるの゛ぉぉぉぉ!!」
「がえぜぇぇぇぇぇ!!でいぶのいも゛う゛どがえぜぇぇぇぇぇ!!!!」
「ぼのお゛はゆっぎり゛でぎないのよ゛ぉぉぉぉ!!」
「れみりゃですっきりじないでえぇぇぇぇ!!!すっぎり゛じだくないどぉぉぉぉぉ!!!
「ゆべ!」


あるものは火にかけられ、あるものは皮を剥ぎとられ、またあるものは慰みものにされ、あるものはゆっくり凌に投げつけられる。
そんな混沌とした中、聖帝が優雅に座っていると一人のぱちゅりーがやってきた。さきほどの子ぱちゅりーである。
「むきゅん!ドスの敵!」
そういうと子ぱちゅりーは無謀にも落ちていた矢で聖帝の足を刺した。
ただでさえ病弱なぱちゅりーである。矢の重みに負けかけているのにダメージを与えられる訳がない。
しかしその矢はなぜか足に刺さったのである。

「聖帝様!こ、この糞饅頭!バラバラに引き裂いてやろうか!」
そう怒りだす男たちに対して聖帝はそっとや止めろと合図した。


「見ろこの子ぱちゅりーを。ドスへの思いがこんなガキすら狂わす!!
愛ゆえにゆっくりは苦しまねばならぬ!!
愛ゆえにゆっくりは悲しまねばならぬ!!
愛ゆえに・・・」


【回想シーンスタート】



聖帝は幼き頃に親に捨てられた孤児である。
山に捨てられ、野たれ死か妖怪に食われるかの二つしかないと自分でも思っていた。
空腹で立つこともできずに倒れる聖帝
しかしその時、一匹のゆっくりが話しかけてきた。


「もこ?ゆっくりしていってね!」
その名もゆっくりもこう。非常に珍しい種類のゆっくりである。
再生力や口からだす炎もさることながら、そのゆっくりの一番の特徴は人間を率先して助けることである。
時には同じゆっくりを見捨てることもあるが、気にしてはいけない。現実は有情ではない。
幼き聖帝はもこうを師と崇め行動を共にすることになる。字の読み書きを教わり、食べられる物と食べられない物を教わり、
妖怪への対処法。さらには弾幕さえも教わったのではある。
人間とゆっくり・・・本来は相容れぬ関係のはずの両者だが、この二人には種族の壁を越えた家族愛が生まれいてた。

そして聖帝が十五歳になったある日。事件は起きた。
誕生パーティーを開くために、川へ大物を釣りに出かけた聖帝は夕方に自分達で建てた家へ戻ってきた。
しかし様子がおかしい。家の周りには火が燻ぶっている。そして家の中は何者かに荒らされていた。
お師さんの作った焼き鳥も床にばら撒かれている。
急いで裏の畑に向かうと、そこには燃えカスとなった妖怪が15人
そして口から餡子を大量の餡子を吐いたお師さんが居た。

「お師さん!!はっ!!しっかりしてください!」
おそらく弾幕をを何発も受けたのだろう。傷が全く治らない。さしものもこうの再生力でもこれは無理なのである。


「お・・・お師さん!!な・・・なぜ、身を引けたはず!!そうすれば傷を負わなかったものを!!」
流石にこの状況が不利なのはわかっていたはずである。一旦身を引いて、自分が戻ってきたあとに戦えば確実だった。それなのになぜ・・・
するともこうはゆっくりと話し始めた。


「●●●●・・・もこたんはおまえと特製の焼き鳥でゆっくり誕生日を祝いたかったんだよ。でも・・・もう無理だね・・・
もこたんはお前に帝王のゆっくりをみたよ・・・ゆっくりするん・・・だ・・・よ・・」
そうして二度ともこうが動くことはなかった。



も・・・もこ・・・うう・・・も・・・もこたん・・・・・・・・・
もっ・・・・もこ・・・・・・もこた~~~~ん!!
な・・・なぜ



こんなに苦しいのなら、悲しいのなら・・・・・・・・・・・



愛などいらぬ!!



【回想シーン終了】

「おれはその時から愛をすてた!いや帝王の星がめざめたのだ!!
帝王に愛などいらぬ!!はむかう者には死あるのみ!!
聖室を開けーーい!!」

そういうとモヒカンたちはレバーを動かして。するとゆっくり稜の右上の部分が開いた。そしてそこにあったのは
丁寧に置かれたゆっくりもこうの遺体であった。なんで腐らないとか言っちゃ駄目。

「この遺体はわが師もこう!!
このゆっくり稜は偉大なる師もこうへの最後の心!!
そしてこのおれの愛と情の墓でもあるのだ!!
フフ・・・きさまの矢では血を流すことはできてもこの帝王の血を絶やすことはできぬ!!」


そうして聖帝は足で子ぱちゅりーを踏みつぶした。僅か0.003秒の早業である。



それから一ヶ月後。全体をゆっくりで塗り固められ、ついに聖帝ゆっくり稜は完成した。
だがその当日。北斗神拳符伝承者が現れた。





男たちの戦いは壮絶を極めた。しかし、最終的に救世主の有情拳が胸に刺さり、決着がついた。
「うああ!!ぐふっ!!きさま・・・苦痛を生まぬ有情拳を・・・・・・・このおれの死さえ情で見送るのか・・・!?
フッ・・・鳳凰の聖帝の夢はついえたか・・・・
さ・・・・・最後におまえに聞きたいことがある
愛や情は哀しみしか生まぬ・・・
なのになぜ哀しみを背負おうとする
なぜ苦しみを背負おうとする。」


「愛や哀しみを背負わなければぬくもりは得られぬ。そしてぬくもりが無ければゆっくりは虐待できぬ。
そしてゆっくりを愛することもできぬ。
      • お前も師からそのぬくもりを貰ったはずだ。」


その言葉に聖帝は過去を思い返す。あの辛くとも楽しかった日々を。


「ぬくもり・・・・・・・・・
フッフフフ・・・負けだ・・・完全におれの負けだ・・・・・・・・・・
北斗神拳符伝承者・・・・・・・おれのかなう相手ではなかった・・・・・・・・・・
も・・・・・・もこたん・・・・・
む・・・・むかしのように・・・・・・・・・・・・・・・
もう一度ぬくもりを・・・・・」

もこうの遺体の傍まで這っていく聖帝。
まるで遊び疲れた児童のように、聖帝は実にゆっくりとした笑顔でその人生に幕を引いた。




「ゆゆ~♪おにーさんありがとね!ばかなおじさんをゆっくりさせてくれて!」
一部始終を見ていたれいむはそう言った。このれいむは二日前にここに連れてこられて虐待されていたのゆっくりである
救世主は無言でそのれいむをつまみあげる


「ゆ~♪おそらをとんでるみたい~」
などど呑気なことをいうゆっくりに向って
「北斗残悔拳 !」
指をれいむの頭に突き刺す。


「ゆっ!なにするの!ゆっくりはなしてね!」
「この指を抜いてから3秒後にてめぇは死ぬ。」
「ゆゆ!ゆびをはなさないでね!ゆっくりできなくなるから!・・・はなざないでくだざい゛い゛い゛い゛い゛い゛」








≪あとがき≫
初SSです
展開は最初から考えてはいたが実際書くとストレスでマッハで駄目ポ
もこたんかっこいいよもこたん

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最終更新:2022年05月18日 21:42