※駄文です。
※突っ込みどころ満載ですが気にしないでください。
※他のSSの設定を使わせてもらっています。



机の上に釣り針と釣り糸、剣山、軍手、そして卓上コンロを並べて俺は頷いた。
ゆっくりを虐待するためにこれらを揃えたわけではない。ゆっくりをゆっくりさせる為に用意した。



うちで飼っているゆっくりについて軽く説明しておこう。
俺が飼っているのはゆっくりれいむ1匹でペットショップで買ってきた。
子ゆっくりから育て、今では子供も作れるくらい大きな成ゆっくりになっている。
甘えん坊で泣き虫、素直な『だけ』が取り柄なのが問題だ。
やってはいけない事や約束などをすぐに忘れる。ゆっくりは覚えが悪いといわれるが
うちのはさらに拍車が掛かっている。
普通は教え込めば最低でも3日は忘れはしないがうちのは3時間が最長だった。
家の中で暴れるなといえば、何かを必ず壊したり、倒したりしている。
大きな声を出すなといえば、大音量で歌いだす。
待てといっても、1分以上持ったためしがない。
ご飯はまだか、と聞いてくるからもう少し待てといっても30秒後に同じ質問を繰り返す。
挙句の果てには、1時間前にあげたはずのお菓子をまたくれと言う。さっきあげたよ、
と説明しても自分は食べてないと言い張り泣き出す。


俺はそろそろ限界だった。
そして昨日こんなことがあった。
居間にいて飲み物を飲みながら本を読んでいた。その時用を足そうと本と飲み物をテーブルの上に置いていった。
戻ってくるといつものように飲み物を入れたコップが倒れ、本がびしょびしょに。
慣れているのでキレはしない、だが説教のひとつでもくれてやらないと気がすまない。
部屋で跳ね回っているれいむを捕まえて叱り付けた。

「部屋で跳ね回るなって言ったよね?テーブルの上にも乗るなとも言ったよね?」
「ゆ!?そうだったね!わすれてたよ!」

これがいつものパターンだ。

「本当に理解してる?」
「ゆっくりりかいしたよ!」

ここでデコピンをして説教は終わりなのがいつものことだがイライラしていたことも
手伝って、からかい半分にそのまま説教を続ける。

「じゃあ、れいむは何で怒られてるのかわかってる?」
「ゆっ!?」

驚いているれいむ。この時俺は嫌な予感がした。

「れいむはなにもわるいことしてないよ!なんでおにいさんおこってるの!!ぷんぷん!」

そのままれいむは廊下に跳ねていった。


俺は固まっていた。れいむは少し前のことも忘れていた。
そういえばゆっくりは『ゆっくりできないことは忘れやすい』という特性を持っていたことを思い出した。
ということは今まで教えたことは全て無駄で、餡子の片隅にも置かれていない。
俺がいくらがんばってもれいむは何も覚えていなかったということだ。
もう限界だ。俺は4ヶ月も無駄にしていたんだと悲しくなった。



そして次の日、つまり今に至る。
起きて早々、れいむを居間に入れ遊ばせている間に、俺はいろいろと用意した。
釣り針と釣り糸、もちろん釣り針(かなり大きい)を頭に引っ掛け、釣り糸でたらすためだ。
軍手、ゆっくりに噛まれたとき、怪我しないよう手を保護するために。
卓上コンロ、言わずもがな、れいむの足を焼く、といっても跳ねられはしないが這うことはできる程度にだが。
剣山、これの上に置いておけばゆっくりは動くことができない。動かしたくないときなどにも使える。
これらを使って教育しなおす。できればゆっくりできるゆっくりになれますように。
それらを持ちながら居間に入って俺は驚いた。れいむのほかにもまりさが部屋にいた。
何故?
窓が開いている、鍵をかけ忘れていたらしい。

「「ゆっくりしていってね!」」
「何でまりさはここにいるんだ?」

早速たずねてみた。時々話が脱線したが簡単に言うと
このまりさは野良でだぜ口調、外かられいむが見えてゆっくりしているゆっくりだと惚れて、
一緒にゆっくりしようと家の中に入ってきたのだという。
まあ飼いゆっくりの大半は美ゆっくりなので野良が惚れても仕方がない、
れいむはこれからはゆっくりできない生活が待っているのだから、おもいっきりゆっくりすればいいと
俺は部屋を後にした。このことを後々後悔するとは微塵も思わずに。



昼飯を食っていたら居間がうるさい。どうせ飯をよこせとかそんなのだろう。
ゆっくり用の飯を用意する。当たり前だがれいむの分だけだ。
まりさは飼っているわけでもないのに飯を用意する義理はない。そして外にとりに行ったところで締め出そう
嫌がったら蹴りだせばいい。


そして居間に入った俺は自分の目を疑った。2匹の頭には青々とした茎が!よく見れば腹も膨れているじゃないか!
どうやらこの2匹、放置している間にすっきりしてしまったらしい。
自分の迂闊さに腹が立った。

「おにいさんゆっくりしすぎだよ!れいむにはかわいいあかちゃんがいるんだからはやくもってきてね!」
「ばかなじじいはさっさとしぬんだぜ!」

このまりさいきなり口が悪くなったな、猫を被っていたのか。
とりあえずどうしようか、このままこいつらを捨てるのはゴミのポイ捨てとそう変わらない。
マナー違反だろうしやめる。
ならばここで処分するか。窓に鍵をかける。
まずは茎を抜こう。まりさの茎に手をかける。

「きたないてでさわるんじゃないんだぜくそじじい!」

無視して右手で茎も持ち左手でまりさを押さえる。そして手首をひねる。

「そいやー」
ポキッ
「ゆぎゃああああぁぁぁぁ!!ばりざのあがぢゃんがああああぁぁぁ!!」
「どぼじでごんなごどずるのおおおおおぉぉぉぉ!!」

おお!?植物っぽいからメシメシ折れるかと思ったのにポキッと折れるとは。
茎につながったままのゆっくりたちは白目で歯をむき出しにし、筆舌尽くしがたいほどの
絶望の顔をしている。でもゆっくりだから笑い話にしかならない。そのゆっくりたちが
ぼそぼそと何か言っているがまりさとれいむがうるさくて聞こえないので耳を近づける。

「もっ……ちょ…ゅ…ちゃ……」

きっと『もっとゆっくりしたかった』みたいなことを言っているんだろう。
どうでもいいことだと、そのままゴミ箱に入れる。

「ごのゆっぐりごろじ!!ぢねええええええぇぇぇぇ!!」
「おお、こわいこわい」

まりさが喚いているがまだ腹の中にも子供がいて体当たりすることもままならない。
キチガイ染みた形相で顔面から液体を垂れ流している。バカみたいだ。
さて次はれいむの茎をとれいむを見ると様子がおかしい。

「ゆゆっ!!れいむの赤ちゃんゆっくり生まれてね!」

まりさが大変な状態なのに暢気な、と思われるかもしれないが実はだからこそが正しい。
母体や赤ゆっくりが危険な状況であると親が認識すると生存本能なのか、
赤ゆっくりたちは急激に成長し、生まれるという話を聞いたことがある。
そんな感じで赤ゆっくりたちはぽとぽとと生れ落ちた。

「「「「「ゆっきゅりちていっちぇにぇ!」」」」」
「「ゆっくりしていってね!!」」

生まれた赤ゆっくりは計5匹、まりさ2れいむ3だ。
というか茎のうちにさっさと処理したかったのに面倒なことになってしまった。
しかもうるさいし。
茎はそのまま赤ゆっくりに食わせ始めた。食いカスとかで床がひどいことに。
はぁ〜とため息をついた。

「くそじじいはゆっくりしてないでまりささまにごはんをもってくるんだぜ!!」
「なにしてるの?ばかなの?しぬの?」
「ごひゃんをはやきゅもってきちぇにぇ!」
「じじいはしゃっしゃちょしにゅんだじぇ!」

増長したゆっくりほど醜いものはないな、口の悪さがきっちり受け継がれてるし、
俺は飯係としか認識されてないんだろうな。
無視して処分しよう。やっぱりゴミは潰したり細かくして出すのが基本だよな。
まりさの帽子を奪い取り引き裂こうとして、いいことを思いついた。

「まりささまのすてきなおぼうしをかえすんだぜ!!」
「なあまりさ、この帽子とお腹の子どっちが大事?」
「ぼうしにきまってるんだぜ、そんなこといいからさっさとかえすんだぜ!!」

即答するか、予測してたけどさ。
次にれいむの周りですーりすーりしたり、俺をまだ罵倒している赤ゆっくりたちを
指差し、質問する。

「じゃあ、あの赤ちゃんたちとこの帽子どっちが大事?」

赤ゆっくりたちは指を指されてびっくりした後、自分たちが選ばれるに決まっていると
確信してふんぞり返っている。れいむもニコニコ笑ってまりさの答えを待っている。
当然まりさの答えは、

「おぼうしだってさっきからいってるんだぜ!!しねくそじじい!!」

やはり即答した。
赤ゆっくりたちは呆気にとられた顔をして、一気に泣いたり怒ったりし始める。
まるで顔芸を見ている気分だ。
ちなみにれいむは笑った顔のままフリーズしている。きっと理解できる範囲を
超えてしまったんだろう。

「「どおじぢぇじょんにゃぎょぢょいうにょおおおおおぉぉぉぉおぉ!!」」
「しょんにゃこちょいうおきゃあしゃんはおきゃあしゃんじゃにゃいよ!」
「うるさいんだぜ!まりささまのやくにたてるんだからこうえいにおもうんだぜ!!」

こういう奴のことをゲスっていうんだろうなぁ。
それよりもこいつの口は災いにしかならなさそうだから先に潰そうか。
帽子をそこらへんにほっぽり投げて、まりさの上唇を左手に握り、下唇を右手にして
横に思いっきり引っ張る。

「がああああああぁぁぁあぁいはいおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」
「いいきみだにぇ!」
「もっちょきゅるしんでにぇ!」
「「「ゲラゲラゲラ!!」」」

自分の子供たちに笑われているがそんなことは今感じている痛みによって聞こえていないようだ。
飴細工のような歯と醜い歯茎を見せ、目から涙を流し、痛がっている。
口から真っ二つにしようと思っていたがまりさも抵抗するからなかなか引き裂けない。
俺は歯を食いしばって思いっきり力を入れて引っ張った。

「ゆぎゃあああああぁぁぁ!!!」

切れた、上唇だけ。唇がなくなったことにより歯が常にむき出しの状態になり、皮も一緒に
はがれたために目と目の間まで餡子が見えてしまっている。こいつはなかなかグロテスクだ。
赤ゆっくりたちも笑うことをやめて泣き叫び、気を失ってる奴さえいる。

「いだいいいいいだいいいいいぃぃぃぃぃ!!!」
「おきゃーしゃんぎゃー!!」
「どおしちぇきょんにゃこちょしゅりゅにょおおぉぉぉ!」

さっきまで笑ってみていた奴らとは思えないこと言う、餡子脳は都合よくできてるねぇ。
ちょっと用意するものがあったので居間から出る。
ゆっくりたちはまりさに釘付けで俺が移動していることに気づかない。




戻ってくるとまりさは傷がうずくのか「ゆっゆっ…」といいながら涙している。
赤ゆっくりたちは親であるまりさの痛みを和らげようとしているのか懸命にすーりすーりを
している。だが、まりさは八つ当たり気味に赤ゆっくりに体当たりし跳ね飛ばしている。それでも
赤ゆっくりはボロボロになりながらあきらめず、またすーりすーりしに行く。
感動的だなあと思っていたら、まりさのそばにいるのはれいむ種の赤ゆっくりだけで、
まりさ2匹は部屋で追いかけっこをしている。とことんまりさはゲスだと思わされた。
飼いゆっくりのれいむはどうしているだろうと見てみると失神していた。きっとフリーズから
立ち直った途端にまりさのひどい面を見て気を失ったんだろう。なんとも情けない話だ。

話は変わるが用意してきたものは先ほど自分の寝室に置きっぱなしだった、釣り針、糸、軍手、剣山、
コンロ、そしてれいむやまりさをのせられるぐらいの大きさの皿、大き目のゴミ袋だ。
軍手を手にはめてさっきの続きをしよう。
だが今度は直接歯を掴む、軍手をつけているので怪我をすることもないだろう。
今度は思いっきり力を入れられるから一気に行こう。

「あがああああぁぁぁぁっっ!!!げえ゛え゛え゛え゛ぇぇぇぇえぇえぇぇぇ!!」

思いっきり口が裂けた状態で叫んでいるまりさを皿の上に置く。これでしばらくは生きたままで
苦しむだろう。下あごのほうを探ってみると赤ゆっくりの様なものを見つけた。飾りや髪は
おろか、目も口もどこにあるのか分からない、どう見ても饅頭だった。
ふとどんな味がするのかと思ってみかん程度の大きさのそれを口に放り込んだ。
味はさほど甘くなく、美味くもなくてがっかりした。だが口の中に入れてみて分かったが
微妙にプルプル震えていて面白かった。残った下あごはそのままゴミ袋へ。

まりさにはそのまま苦しんでもらうとして、赤ゆっくりたちはれいむの教育に使わせてもらおう。
まりさの帽子に赤ゆっくりたちを入れる。れいむはまだ気絶しているので頬にビンタをくれてやる。

「ゆぎゅっ!!」

餡子を少し吐き出したが問題ない量だ。

「ゆぐ、おにいざん、れいぶのあがぢゃんはっ!!」
「この帽子の中に入ってるよ。」

れいむに帽子の中を見せてやった後、帽子の中に向かって大きな声でゆっくりしていってね!!!と
叫んでやる。

「「「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!」」」」」

元気があって結構結構、れいむも安心しているようだ。だが和やかに終わらせるつもりはない、れいむへの
教育が待っている。

「れいむ、どうして子供作っちゃったの?お兄さんは他のゆっくりとすーりすーりするのはいいけれど
 絶対にすっきりーしたらだめだって言ったよね?」
「ごめんなさいだよ!でもかわいいれいむのあかちゃんみれてゆっくりできたでしょ!!」
「そうじゃなくてどうしてお兄さんが駄目っていったことをするの?ってきいてるんだよ。」
「そんなことどうでもいいからはやくあかちゃんとれいむにおいしいごはんもってきてね!」

言っても無駄か、やっぱり痛い目みせてやらないと駄目みたいだ。
れいむの頭を思いっきり掴む。

「人の話しは最後まで聞けって教えたよなあ!聞いてんのかれいむ!」
「いだいよおおおぉぉぉはなじでええぇぇぇぇ!!」
「わかりました、離してくださいだろうが!」
「わがりまじだはなじでくだざいいいいぃぃぃ!」

苦痛を味あわせてやらないと学習できないのはゆっくりの特徴だがうちのはさらに悪いからなあ。
これで学習できてるのか?

「何でお前は怒られてるのか憶えてるか?」
「ゆぐっ!?」

やっぱりわかってない。もうこいつにはほとほと愛想が尽きた。
4ヶ月も無駄な時間をとらせてくれたお礼も兼ねて虐め殺そう。

「いいかれいむ、これからお前に問題を出す。ちゃんと答えろよ。」
「ゆっくりしたいよ……」

拳骨をお見舞いする。

「ゆべっ!」
「り・か・い・し・ま・し・た・かっ!」
「ゆっぐりりがいじだよっ!!」
「ただし!お前が答えを間違ったり、答えられなかったらお前の子供を
 この釣り針で突き刺すからな!」
「ゆっぐりやめであげでねっ!」
「早速行くぞー。れいむの中には何が詰まっているでしょうか?」
「ゆっぐりでぎないよおおおぉぉぉぉ!!」
「はずれー、正解は餡子でした。答えを間違えたから1匹針で刺します。」

帽子の中から適当に1匹取り出す、赤れいむだった。
挨拶しようとしたところで口の中に針を突き刺す。

「ゆっきゅぎゅぴぃっ!?」
「れいぶのあがぢゃんがああああぁぁぁ!!!」

白目をむいて痙攣しているそれを皿に乗ってるまりさの近くに置く。
れいむの目が無残な姿のまりさにいき、また気絶した。こんな調子で
いちいち中断されたくない、そのためにわざわざ剣山も持ってきたのだ。
剣山を床に置き、その上にれいむを刺し込む。

「ぶぎゃあああぁぁぁぁっ!!!?」

常に刺されている痛みで気絶することもできない、これでまた続けられる。
れいむを前後に動かしてみる。

「ほれほれ〜」
「い゛ぎい゛い゛いぃぃぃぃぃうごがざな゛い゛でべべべべべっ!!!」
「あんまり動くとお腹の赤ちゃんにも刺さっちゃうぞ〜」
「いやあ゛あ゛あ゛あぁぁぁぁゆっぐり゛でぎな゛い゛いいいぃぃぃ!!」
「そうか、それは良かった」
「よ゛ぐな゛びよ゛お゛お゛ぉぉぉぬ゛い゛でえ゛え゛え゛ぇぇぇぇ!!!」
「黙れ、次の問題だ」

また忘れているかもしれないがそんなことはどうでもいいことなので続ける。

「さてこの帽子の中には何匹赤ちゃんがいるでしょうか?」
「いっばいっ!いっばいいるよっ!!!」
「バカかお前は、何匹って聞いてるのにいっぱいなんだよ。」

餡子脳は3以上数えられない、知ってて聞いている。

「答えは4匹でした。これでまた一匹減るけどな」

帽子に手を入れ無造作に探る。また赤れいむだった。

「いやぢゃぁぁぁぁぁはなちちぇぇぇぇぇ!!」

外の状況は分からなくても母親の悲鳴は聞こえるはず、少なくともゆっくりできていないのは
わかっているんだろう。

「ちびちゃんは今からこの針で刺します」
「やめちぇぇぇぇぇ!!」
「恨むんなら答えを間違ったお前のお母さんに言ってね」
「おきゃぁしゃんたしゅけちぇぇぇ!!」
「あがぢゃああぁぁんんんんんん!!!」
「あらら、お母さんはお前を助けたくないみたいだね」
「ぞんだばげだいでじょおおおぉぉぉぉ!!!」

俺が剣山に突き刺してるわけだからそのとおりだ。
それに腹が出ていて剣山がなくても自由には動けなかったことだろう。

「ぢょうじぢぇだぢゅげぢぇぐれにゃいにょぉぉびゃきゃぁぁぁぁぁ!!」
「ぼうじでぞんだごどびうどおおおおぉぉぉぉ!!!」

だが生まれたばかりのこいつに理解できるはずがない。

「ぢにぇっ!!やきゅちゃちゃぢゅにゃおぎゃっっっ!!!………!!!」

調子に乗って汚い言葉を言い続けるその口に釣り針を入れ貫通させる。

「あがぢゃんがあ゛あ゛あ゛ああぁぁぁ!!!」

最初に刺した赤れいむの横に並べる、ちなみに口をそのまま貫通させただけでは餡子はもれないし、
中枢餡子からも外れているために死ぬことはない。それが幸せかどうかは別だが。
さて、さくさく行きましょうか。

「次の問題です、ここは誰のおうちでしょうか?」

よく躾けられたゆっくりなら「おにいさんとれいむのおうちだよ!」というだろうが
俺が何度教えても「れいむのゆっくりぷれいすだよ!ゆっくりでていってね!」とほざきやがる。
その後俺が蹴飛ばすわけだが、今回の答えはどうだろう。

「ごごはでいぶどばりざのゆっぐりぶれいずだよっ!!!」

おおむね予想通りだな、てか赤ゆっくりたちは勘定にすら入ってないのかよ、哀れだねぇ。
まりさが追加されてるだけでもこいつにしては上等だから困る。
どちらにしてもその答えは間違いだ。

「残念、ここはお兄さんだけのおうちです、汚い饅頭のゆっくりプレイスなんかじゃありません」
「ゆぎいいぃぃぃ!!うぞづがないでねっ!!!」
「嘘だったとしてもじゃあどうしてお前たちはゆっくりプレイスでゆっくりできてないの?」
「ゆぐぐぐぐぐぐぅぅぅっ!!」

反論することもできまい、言い返せないわけではない、こいつの場合ことばの意味を理解していないから
会話することだって難しいことなのだから、人間どころか賢いゆっくりにだってこいつのバカさ加減には
あきれることだろう。こいつには要求は無視し、聞き流しをしなければやっていけない。

「それではまた一匹突き刺すぞ」

また適当に帽子の中から一匹つかみ取る。なんとまた赤れいむだった。

「おきゃぁしゃぎゅっ!!!」

命乞いも助けを呼ぶこともさせずに突き刺す。針の刺さったれいむたちの横に置く、これで
赤れいむは全部針に刺され、帽子の中には赤まりさしか残ってないわけだ。

「さて次の問題だ。この問題は難問目でしょうか?」

クイズの定番といってもいい問題だろう。そもそも並べられてる赤ゆっくりたちを数えれば分かる問題だ。
サービス問題といってもいいだろう。普通ならば。

「わがらだいよお゛お゛お゛ぉぉぉぉ!!」

だろうな、普通のゆっくりは3までが限界だといわれている。
なのにこいつは数の概念があるかどうかも怪しい。

「答えは4問目でした」

帽子から一匹取り出す。もちろん赤まりさだ。

「おきゃあしゃんにょきゅじゅ!ばきゃ!まにゅけ!」

いきなり母親お罵倒し始めたな、どうやらゲスを濃く受け継いだらしいな。

「ゆっきゅりしにぇぇぇぇぇでべべぇぇぇぇえぇっっ!!!」

こいつはとくべつに舌だけを釣り針で刺してやった。母親の苦労も知らずに口だけの奴にはお似合いだろう。
れいむは子供に罵られて打ちひしがれている、無理もないだろう、
今まで野生を知らずにつらいことも体験したことがないのだから。
もう残りは赤まりさ一匹になってしまった。帽子に入れておく必要もないため、取り出す。

「まぢゃしにちゃくにゃいぃぃぃぃぃ!!」
「だったらお母さんが正解できるように応援するんだな」
「おきゃぁしゃんがんばっちぇにぇ!まりしゃをゆっきゅりさしぇちぇにぇ!」

子供の声援を受けてれいむの目に生気が戻ってきた、今にもゆっくりしていってねと言い出さんばかりだ。
ゆっくりなんてさせない。赤まりさにも絶望してもらおう。

「もしお母さんが答えを間違うとこうなるぞ!」

赤まりさを針で刺された姉妹の近くに持っていく。

「おねぇちゃんぎゃぁぁぁ!!いみょうちょぎゃぁぁぁ!!」

白目をむき、口を釣り針で貫かれ痙攣している赤れいむたちと、
舌に釣り針を刺され舌をしまうこともできず涙と唾液を流しながら転げまわっている赤まりさがそこにいた。
これで母親の声援どころではなくなっただろう。

「それでは問題」

皿に乗った半分だけのまりさをれいむの目の前に持っていく。

「これはいったい誰でしょうか?」
「こんなきもちわるいのれいむしらないよ!」

帽子がないから見分けがつかなくて当然か。手の上にいる子まりさにもきいてみよう。

「まりさはわからないか?」
「にゃんだきゃあみゃあみゃにゃにおいがしゅりゅよ!」

そういって手から降りて食べ始めた。

「む〜ちゃむ〜ちゃちゃわちぇ〜♪」
「れいむもあまあまさんたべたいよ!ゆっぐぎゃぁあぁあぁぁぁぁぁなんでいだいどおおぉぉぉぉ!!?」

れいむも食べようとして動き、剣山が刺さっていることも忘れ痛がっている。
まったく救いようのないバカめ。

「はい時間切れ〜」

赤まりさに噛まれる度にびくっと反応する饅頭に帽子をかぶせてやる。
すると赤まりさは食うのをやめ、れいむも呆然としている。

「なんとまりさでした〜」

止まっている赤まりさを掴みあげる。途端に我に返った赤まりさは手の中で暴れだす。

「はなちちぇぇぇ!!」
「親を食っちゃうような奴がゆっくりできるわけないだろ?さあお前も口に針を刺してやろう」

喚いて口を開けているところで刺そうと俺は思っていた。

「ぷきゅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

一瞬何をしているか分からなかった。だが威嚇しているのではなく
口を思いっきり閉ざそうとしているのだと気づいた。

「なるほどこれじゃ口に針は刺せないな」

ふふんと威張っているかのような顔をしている。

「だけどお前は勘違いしている、絶対に口から刺さなきゃいけないってルールはないんだよ!」

そういって両方の頬を貫く。

「ぃきゃぁぁぁぁぁぁ!!」

こうして赤ゆっくり5匹にめでたく針が刺さった。
それでは最後にれいむに取り掛かるか。

「れいむの赤ちゃんみんな刺されちゃったよ、全然ゆっくりさせてあげられてないじゃないか、
 親失格だな」

れいむはゆっゆっと泣いているだけだ。

「それじゃあ最後の問題と行こうか」

れいむの髪の毛を掴み持ち上げ、剣山を抜く。

「ゆががががが……」

そしてテーブルの上においてあるコンロを点火する。

「さて俺はこれから問題を出す、答えられなければお前はあの火に焼かれ続ける。
 答えられたら終わりだ。それじゃあ問題をいうぞ?」
「まってねおにいさん!そんなことされたられいむのあかちゃんがゆっくりできないよ!!」
「そうだね、はやく答えなきゃお前も赤ちゃんもゆっくりできないぞ」
「ゆっくりできないのはやだよ!?ゆっくりさせて!」
「そうかそうか、では問題、何でお兄さんは怒っているんでしょうか?よ〜いどん!」

れいむをコンロの火であぶる。

「あじゅいいいいぃぃぃぃいぃぃぃ!!!」

てかこれだと俺の手も尋常じゃないほど熱い。

「早くしないと焼けちゃうぞ〜」
「いぎゃあああぁぁぁれいむのあじがあああぁぁぁぁ!!!」

いいにおいがしてきたと思ったらもう足の部分がこんがりと焼けてしまっているじゃないか。

「ゆっくりしすぎで足がもう使い物にならなくなっているじゃないか、早くしないと死んじゃうぞ」
「いだいよおおおおぉぉだずげでよばりざあああぁぁぁぁ!!!」

そこで物言わぬ饅頭になっております。
問題なんて痛みでそれどころではないらしい。瞬く間にれいむの足は黒ずみになっていった。






火を止めると見るも無残な顔面以外真っ黒の物体があった。

「ゆぐっ……ゆっぐ……」

こんな状態では腹の中のゆっくりも生きてはいないだろう。
こいつらは外においといてもう少し苦しんでもらうとしよう。
れいむとまりさを別々の皿に置き、赤ゆっくりは物干し竿に糸で結び付けておいた。
その間に俺はあいつらが汚した部屋を片付けておくとしよう。



あいつらの唾液で汚れた床を拭きながら、次はもっとゆっくりしている
ゆっくりが飼いたいなと考えていた。ぱちゅりーなんか大人しそうでいいかもしれない。
掃除し終わってそろそろ外に置いておいたゆっくりたちを解体処分しようと考え、外に出た。

なんと物干し竿に吊るしておいた赤ゆっくりたちがいなくなり代わりにれみりあが針に引っかかっていた。
器用なことに5本とも咥えて苦しそうにうーうー鳴いていた。
親2匹は子に光景をどう思っているかなと皿を見てみると2匹ともすでに事切れていた。
つまらないなぁ、れみりあは虐めたいわけでもないのでお帰り願おうか。
針をはずしてやるとうれしそうに「うー♪うー♪」いって飛んでいった。
れみりあを飼ってみるのもいいかもしれないなと考えながら、2匹をばらばらに裂いてゴミ袋に入れた。




あとがき

初SSです、駄文でした。
読んでくださった方、ありがとうございます。
一回途中で上げてみたけれど中途半端すぎたので消しました。ご迷惑をおかけしました。
遅いし、つまらないし、こんな駄文しか書けない自分が情けないです。
練習もかねてまたSSを書かせてもらおうかと考えています。
それではまた機会がありましたら。

おまけという名の蛇足


ゆっくりの出したゴミなどを入れてあるゴミ袋に他のゴミも入れてまとめておこうと
部屋のゴミ箱のゴミを集めていた。
今のゴミ箱のゴミも集めようとしたとき、一匹の小さいまりさが入っていた。
そういえば、まりさの茎をこの中に捨てたんだっけ。
まりさは何をしているのかと思えば茎を食べていた。茎には干し柿のように
しわしわになった赤ゆっくりがついていた、このまりさは自分だけでも生き延びるために
他の姉妹から栄養を吸い取ったようだ。さすがはゲスの子だ。
どうせあんなバカとゲスの間から生まれた子も碌なものではない。飼うつもりなどさらさらない。
ゴミ箱から茎だけ掴みあげてみると赤まりさも噛み付いたままでぶら下がって出てきた。
こいつはどう処分しようか考えて、いいことを思いついた。
俺はその茎を持ったままトイレに入った。
水洗トイレの上に茎を持ちそのまま待ってみる。


3分ほど経過したが赤まりさはまだ噛み付いたままだ。
痺れを切らした俺は茎ごと水に落とした。赤まりさは水の中で苦しそうにもがいている。
そして水を流す。水が赤まりさを流し込んだことを確認した俺はトイレを後にした。

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最終更新:2022年05月18日 22:39