ゆっくり駆除
俺はゆっくりベッドから身を起こした。
いい朝だ。それに今日は俺にパートナーがつく日だ。
俺が「ゆっくり保護機関」の実働部遊撃隊に入ってまだ日が浅いのにパートナーが付くのは異例だと言う・・・。何か裏でもあるのか?まぁいい
俺は時計を見てパートナーを起こしに行こうと床に下りた。
「ゆっくりねていてね!!」
床に赤いリボンをした異質なほどディフォルメされた顔面がいた。
しまった!武器を持っていない!
ばしゅん
カタカナではなくひらがなでこんな音がしてゆっくりがその場に白い泡とともに固まった
「大丈夫ですか?」
ふぅどうやらパートナーを迎えるのはしなくてもよさそうだ。
俺はとりあえずそのゆっくりのリボンをほどきポケットに入れた
その間もゆっくりはうるさく
「ゆ・ゆ・ゆ」
とうめいていた。どうやら泡が口の中にはいったらしいが俺の食事のほうが先だ。
こいつらは頭に何かしらのものをつけている。それは外されると動けなくなるらしい。
便利なやつだ
俺はそう思いながら、廊下を歩いていった。

まぁ俺の生きている世界では「ゆっくり」って言う化け物みたいなのがいる。
ほのかに人語を理解し使用する変わった生き物だ。まぁ犬猫みたいな感じで生きている
が俺は見ているだけで非常にいらいらする。それに時々畑や牧場を集団で襲うなどの行為をしてくれる。いい迷惑だが何しなく只ゆっくり生きてくれると俺が「ゆっくり虐待」で捕まってしまう。それに奴等は非常に増えるのが早い。だからこっそり駆除される。まぁこっそりと言っても免許があればばれでもできることだがな。その理由は「苦しまずゆっくりを殺せるから」らしいがどうだろう?
そんなところだ。まぁ俺の仕事は農夫として潜入して畑を荒らそうとするゆっくりの「適切で素早い処理」だ。が実際どうなのか?俺は知らない。処理の仕方は自由だしな・・・。
んぁ?さっきのゆっくりか?うむ家の中に侵入してるしな。あとで適切な処理をするよ。
まずは俺の空腹感の処置だな
  • ・・・・・・・・・・・
まぁまぁの食事をパートナーは作ってくれた。
良い奴だな。
さてさてあのゆっくりの処置だ。朝食のあとの仕事としては簡単で楽しい仕事だった。
食器洗いをしているパートナー・・・
「名前は?よしリクか・・・。いい物をみしてやる。」
俺はそう言いながらある物を取り俺の部屋に二人で向かった。
そこにはまだ言葉どおり「ゆっくり」しているゆっくりがいた。
俺達が近づいて行くと
「ゆ・ゆ・ゆ」
と言葉にならない声をあげている。
これでは楽しくない。
俺は泡を剥がしてやった。リクは不思議そうな目で俺を見ている。
「おじさんありがとうね!!これでゆっくりできるね!!リボンを返してね!!」
相変わらずこいつ等の言葉はイライラしてたまらない。だから俺はこの仕事をしている。
「なぁ」
俺は聞きたいことがあった。
「貴方、どこから入ってきたの?」
「リボンを返してね!!そうじゃないとおじさん達がゆっくり出来なくなるよ!!」
出来るだけ優しく言った為か俺の台詞は無視された。
俺はベストのポッケから違うリボンを取り出しもう一度同じ事を聞いた・
「どこから入ってきた?」
「りぼんをかえしてね!!かえしてね!!ゆっくりできないよ!!」
話をこいつ等は聞かないのだろうか? 俺はリボンに取り出したマジックペンを塗りつけようとした。するとこいつは喋り始めた。
「窓を破って入ったんだよ!!だからリボ・・・・・」
俺はペンを仕舞いこみリボンを返した。
「だからゆっくりしていってね!!」
俺はリボンをつかむと台所から取ってきたおろしきの上に置いた
リクは驚いたような顔をしている。まぁ驚くのはまだ早いな。
そして騒がしいゆっくりをがりがりと少しだけ削った。
あ・・これは他のゆっくり確保のための必要なことですよ。
「びぃぃぃぃやぁ!!おじさんなにするのぉぉぉ!!」
「うむ俺はまだ24だ。若いはずだな」
そしてあっけにとられるリクを尻目にゆっくりを割れている窓から外に放り出した。
「これで終わりだ。あとは装備の点検をしよう。」
と俺は言った。
リクは力強く頷いた。
「うむいい傾向だ、あんまり気を張るなよ?」
数分後・・・俺達はあのゆっくりの・・人にしたら血痕だろうが餡痕を追っていた。
服は迷彩の戦闘服に帽子を目深く被っていてぱっとみ人でもそこに誰かいるか分からないだろう。 しかしゆっくりは俺達に尾行されているとも知らず力なく餡を撒き散らしながらひょこひょこ跳ねていく。
再び数分後・・・。餡をほとんど撒き散らしてゆっくりは自分の住処にたどり着いた・・。
さぁ状況開始だ。
木に隠れこっそり見ていると木の中からゆっくりがわらわら出てきた。その数5匹。
「よし。あいつらが仲間の裏が取れたら・・・うーむ3匹確保な。」
「了解です。」
ゆっくり共は家族らしく皆、れいむであり色々な大きさだった。
「どうしたの!!ゆっくりしてれないの!!」
「どうちたの!!」
「ゆーゆー!!」
「ゆ・・・・?」
五月蝿い事限りなし・・・。だが仲間のようだな。俺はリクに指で指示を出した。
俺達実働部隊は武器の規定が無い。そのためゆっくり処理に何を使ってもいいわけだ。
リクにはニードルガンをもたせた。これはまるでゆっくりを痛め殺すための武器かとはじめ思ったが、これは特殊潜入部隊の水中の装備品らしい。が使い勝手はよくいいかんじだ。
音も殆どせずしかも針が細く長くはゆっくり飛ぶためゆっくりを串刺しにして尋問できるといったところだ。それに音がしないので(バネで飛ばすらしい)ゆっくり一体ずつ処理できるといった短所なしの装備なのだ。



Go!!
まず2番目に大きいゆっくりをリクは狙い撃った。五寸釘サイズのニードルはゆっくりの顔面に2、3発刺さり餡をすこし滲ませた。
 ゆっくりは気が付いていない。ただ動けないことを不審に思っているようで
「ゆっくりできないよ!!できないよ!!」
と叫んでいるが他のゆっくりも皆針に撃ち付けられていった。
「よし。じょうできだ!」
他の小さいゆっくりをケースに入れ俺はそう狙撃手にそういいながら針の刺さったゆっくりの前に削ったゆっくりにナイフを投げつけた。
どしゅ 
あんまり餡が残っていなかったのかゆっくりはナイフの勢いでその場に叩き付けられた。
たのゆっくり達が何か言おうとしたがケースは防音、他の二匹のゆっくりは唖然としている。
さて尋問開始だ。
まず残っているゆっくりの内大きいほうに近づいていった。
そして
「おじさんいたいよ・・ゆっくりたちは・・げぼぉ、ゆっくりしたいだけなのに・・・」
「ん 聞きたいことがあるから答えてよ?」
餡を吐きながら喋るゆっくりはグロイ。まぁこいつの餡も絶対に必要だ。があまり捕獲したゆっくりに「親を殺した。」と悟られるのは得策ではないと考え
「リク!」
近づいてくるパートナーに
俺はケースを渡し先に家に帰りゲージの中に入れろと指示を出した。
たたったたた
走っていった・・・・。
 さて尋問・・・もとい拷問の再開だ。
俺は大きいゆっくりに小麦粉をかけた。なぜかは知らんがこうすると案の流出を止めることが出来る。これでゆっくり拷問できるな。俺は達成感を感じつつもそれを見せなかった。
「ねぇゆっくりをたすけてありGふぁとうね!!」
逃げようとしつつ礼をいうゆっくり親。馬鹿だろ。足で踏みつける、俺。さて
「あのゆっくりも助けてほしい?」
「たすけてね!!じゃないとゆっくりしね!!」
まったく・・さっきまでの態度はどうした?と言いたくなるが出来るだけ下手に出る。
協力が必要なのだ。
「じゃぁさ、助けてあげるから他のゆっくりがどこに住んでるか教えてね?」
「わかったよ!!あの木とあそこの川の向こうにいるね!!だからゆっくりの子をたすけて!!」
    • あっさり教えやがった・・・
「ゆっくりしていってね!!」
リクが走ってきた、と言ってもここから家までたいしたことは無い。
「よし。他のゆっくりも近くにいるようだ。探すぞ。」
「了解!」
っとその前に
「どうしたの!!たすけてね!!じゃあいと・・・」
俺は
「リク好きにしろ。」
と言った。
リクはいつのまにか持っていた手榴弾のピンを抜き口の中に押し込んだ。
「ゆっくり、しっかりおさえるんだよ。」
と言った。 なかなか恐ろしい奴だな。まぁいい感じで虐めてるな。
そして暴れる親ゆっくりをしっかり確保しながら手榴弾のレバーが外れないようにがんばるゆっくりをみていたがついに
ばふん
と言う音と餡を撒き散らしてゆっくりは死んだ。
それを確認した上で俺達は家に帰った。

昼飯を食い終わり俺は食卓の上に親ゆっくりを出してきた。ゆっくりは力なくそこにいるのでケース内に入れるときよりも力は要らなかった。そして長いチューブにつないだ注射器をブスリとさした。
「ゆ、・・!!」

そして餡を全て抜き出してボウルの上に置いた。それを使って今日は俺も慣れない料理をするのだ。

数時間後・・・。結局、饅頭を作ってゆっくりの所に行った。
一匹ずつ饅頭を食わせるため別のケースに移す。
「ゆっくちーおうちにかえちてー」
「ゆーゆーゆー」
「おうちにかえさないとしね!!」
まず一番大きいゆっくりを取り出して饅頭をいれてやった。
一番口が悪い奴である。
「お家に帰さないのね!!かぁがおじさんたちをゆっくりころしに・・・」
饅頭の匂いにきずき食べようとする。
食べ終わってすこし静かになったかと思うとまた五月蝿くなった。
「むーちゃ、むーちゃ。」
「おいしかったかい?」
「おじさん!!ゆっくりさしてよ!!もっと饅頭、頂戴!!」
「ほれ」
「しあわせー」」
そこでさっきの親ゆっくりの皮を見せながらこういった。
びろーん
「これで作ったんだがなぁ」
「ゆ・ゆ・ゆ―――――ゆげぇ」
いきなり口から餡子を吐きながらゆっくりはあえなく昇天した。
汚いがいい気味だ・・・。ざまぁ。全く。 リクもニヤニヤしている。いい気分転換だ。
さて今日はもう遅いのだが親ゆっくりからしいれた情報を確認のため暗視スコープを着けてさっきのゆっくりの死骸があるところまで行った。あとナイフ回収。
が結局ゆっくりの家族は見つからず小さく震えていたれいむゆっくりを数匹発見しただけだった。同じケースに放り込もうと思ったが・・・
「ゆーゆーゆーゆーーY-うーY――うY―――」
ポケットのなかで騒ぎ立てて、耳障りだ。他のゆっくりに発見されると厄介だ。
「リク!大丈夫と思うが射撃練習だ!行くぞ!」
といい空にゆっくりを投げた。
俺とリクは銃を抜いた。
ぱすぱすぱすぱす
気の抜けたくもぐった音と餡が空に全部舞ったのを確認して俺達は帰宅した。
ケースの中には二匹いたゆっくりはおとなしく寝ていた。
「そういえばさっきのゆっくりの中にこんな奴がいました」
と羽が生えたゆっくりをみせた
たしかこいつはゆっくりを食べるタイプか・・・いい考えが浮かんだ。
べつにたいしたことではないが・・・・と言いつつ俺は心ゆれていた。
 外にケースを出した。すこし寒そうだがゆっくり共には取り立ての暖かいものをプレゼントしておいた。
見ていると羽の生えたタイプが飛んできてケースの中に入った。
すぐ食われる?そんなことは無い。羽と二匹とも同じ匂いの餡の中にいるんだ。
今日はよく働いたな・・・明日もがんばろう・・とおもった俺であった。
餡の中に羽ゆっくりが入っていってすこししてからこの世のものとは思いたくない絶叫と餡の匂いが辺りを二回包んだ・・・・。(終)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年05月19日 14:23