※胴付戦隊ゆっくりじゃーを見る時は、部屋を明るくしてテレビから離れて見てね!






空を覆う黒い影、地球の平和が脅かされる(ゆっくりじゃー!)
青き海原・緑の草原・光る都会の輝きを
今こそ守るぞひそーのけん

おお、みんなを守るため
おお、今こそスクランブルだ

天にそびえし金色の
角で貫けゆーぎロボ
切り裂け怒りのひそーのけん
悲しみ払い、みんなに笑顔を取り戻すまで

胴付戦隊ゆっくりじゃー!(YUKKURIJYA!)
胴付戦隊ゆっくりーじゃー!






世界は危機に直面していた。
度重なる不幸や悪意、自然の驚異を乗り越えたゆっくり達が、人間への復讐を始めたのだ。
その名も暗黒ゆっくり軍団。
人間は武力を持って立ち向かったが、ゆっくりの持つ驚異的な繁殖力に抵抗しきれていないのが現状だった。
微妙に劣勢であった人間に更なる問題が発生した。

暗黒ゆっくり軍団四天王「ド・スフォー」が人間の本拠地である日本に集結したのだ。
本来悪の幹部は一度に集まって攻撃しないのが定説だが、その辺りは空気を読まない事で有名なゆっくり。
大人の事情を全く考えずに四天王が集まってしまった。




『ゆっへっへ、邪魔な人間さんはとっとと消えないと、ドスパークで灰になるんだぜ!』
「うわぁー助けてくれー!」

強大な火力を用いて全てを焼け野原にする、ドスまりさ


『にんげんさんはとっととつぶれてね!ぽいんぽいんするよ!』
「ひぃ、お、俺達の家が…」

異常に太った巨体で全てを薙ぎ払う、ドスれいむ


『んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
「うぇ…マジ気持ち悪い……あん!?動けねぇ!!」

醜悪な顔と粘着性の高い精子餡で全てを粘着する、ドスありす


『むきゅ…三人とも暴力でしか物事を解決できないなんて…賢者は知能で戦うのよ』
「井戸が!俺の井戸に毒が!!」

知能を駆使し、トラップや破壊活動に長ける、ドスぱちゅりー




この四匹の暗躍により、地域は壊滅状態。
自衛隊の努力も虚しく四天王を含むゆっくり軍団は、地球防衛組織の基地まであと一歩のところまで攻めてきた。

「もうおしまいか…」
「まさかあれほどバカにしていたゆっくりに人間が負けるなんてな、笑えないぜ…」
『ゆっへっへ、弱っちい人間さんはさっさとどくのぜ!いや、どかなくてもいいのぜ、そこで灰になるといいんだぜ!』
「うわぁぁぁぁぁ!」



「そこまでです!」



『ゆぎゃぁぁぁぁ!目が、目が痛いんだぜぇぇぇぇ!』

誰かが叫んだと同時に、ドスまりさの目に岩石が刺さった。

『んほっ!?』
『まりさ、だいじょうぶ?』
『な、何者なんだぜ!』

「砂糖と大豆の塊に、綺麗な地球は渡さない。 ひなないゆっくりてんこ!」ジャキーン!(青い爆発)

「右にスクープ、左にゆっくり、どちらも逃がさず。 清く正しいゆっくりきめぇまる!です」シャキーン!(黒い爆発)

「人間さんを守りつつ、美味しいあまあまいたたきますだどぉー。 すかーれっとゆっくりれみりゃ!だどぉー」ズガガーン!(紅い爆発)

「おりんりんらんど、はっじまるよー。 にゃんにゃんゆっくりおりん!」シュヒーン!(赤い爆発)

「……ふらん」(ふ、ふらん!ちゃんと決め台詞を言うんだどぉ!)「……うるさい」ガキーン!(黄色い爆発)


「「「「五人合わせて、「比那名居」「文文」「紅魔」「ふゅーじょん」戦隊ゆっくりじゃー!参 上 !」」」」「…参上」ドドーン!!(もう一度各個同じ爆発)


「…おかしい、比那名居戦隊って決めたはず」
「ひなないせんたい(笑)おお、ダサいダサい」
「こーまかんが一番カッコいいんだどぉ」
「やっぱりおりんりんランドにしようよー」
「おりんりんランド…おりん、さっきふゅーじょんって言ってた」
「別に紅くもないのに紅魔戦隊、おお、おかしいおかしい」
「人名なんてダサいんだどー」
「にゃーん」


『ゆがぁぁぁぁおばえらなんなんだぜぇぇっぇ!?おめめの仇ぃぃぃぃ!!』

要石を目に刺された挙句、思いっきり無視されたドスまりさは怒り心頭。
すぐさまドスパークを放った。

「おっと!」
「おお、おそいおそい」

もちろん当たるはずもなく、スパークは空しく空に飛散する。

『ゆぎぎぎぎぎ!こうなったらドスパーク連射だぁぁぁぁ!』

口が焼き切れんばかりに何度も光線を放つドスまりさ。
しかしその光線は誰にも当たる事はなかった。

「遅すぎてカリスマ☆ダンスを踊っちゃうんだぞー」
「おねーさん、ちっともやる気がないねぇ」

『だばれぇぇぇぇ!ドスパークッ!!』
「うー!?ふらん、避けるんだどー!!」

またも渾身のドスパークが放たれるが、その射線上のふらんは回避する様子がない。

『やったぜ、勝ったのぜ!』
「…ウザい」

握り締めたれーばていんを振りかざすと、ふらんはドスパークを撃ち返した。
バシンッと轟音が鳴り響き、光の光弾がドスまりさを襲う。

『そ、そんな…ゆぎゃああああああああああ!』
『まりさ!』
『んほっ!?』

反射されたスパークの直撃を受け帽子は消失、顔の半分は黒くただれてしまった。
右目には要石が、左目はただれてもはや機能していない。

『目が、目が見えないんだぜぇぇぇ!真っ暗なんだぜぇぇぇ!?』
「あまり苦痛を与えるのも酷です、ゆっくりしないで消えて下さい!」

てんこは右手を要石へとかざし

「てんくーのれーせき!」

と叫びながら決めポーズ「あらぶるひなないのぽーず」をとった。
するとドスまりさの目に埋め込まれた要石が見事なまでに爆散し、ドスまりさの半身は消えてなくなった。

『ぶべっ!ゆ!?……ゆっぶり…ぶぼっ、ゆっぶり…じで…』
『ば、ばりざのおがおがぁぁぁぁぁ!!』

「おお、むごいむごい」
「てんこー!ちゃんととどめささないと、たましいがとれないよー」

『で、でいぶ…ゆっぶり…ばりざ…まだじにだぐ…』
『ばりざ!じっがりじでいっでよ!!』
『じにだぐ…ぶぼっ!』

今生の別れになるだろう会話だが、それさえ終わることなくドスまりさはれーばていんに貫かれた。

「…ウザいしキモい」
『ばりざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!よ、よぐもぉぉぉぉ!!!!ありず!アレをやるよ!』
『んほっ!』

ありすは歯を食いしばり力を込める、すると底部から数十本の触手が伸びてきた。

「わぁーさすがドスありすだね、すごいよ!」
「これならまけるわけないぜ!」
「なんてとかいはなぺにぺになの…すてきだわ」

お付のゆっくり達もその触手…いわゆるぺにぺにに見とれてしまう。
そのくらいゆっくりにとっては、雄々しく頼もしい存在であった。

だが。

「ゆ?なんなの?」
「ドスありす!てきはむこうなんだぜ!?」
「や、やめなさい、そくばくぷれいなんてじょうきゅうしゃむけよ!」

ドスありすのぺにぺには配下のゆっくり達に巻きついていった。
そしてそのぺにぺにが狙うべきは…

「ゆぎゃぁぁっぁああああ!どぼじでまりざのまむまむにいれぢゃうのぉぉぉ!!にんっしんっしちゃうぅぅぅぅぅぅ!」
「やめてね、やめてね!こんなのゆっくりできないよ!」
「お、おなじありすどうしでこんなのふけつだわっ!」
『ん…ん…んほぉぉぉぉぉぉおぉおおおおおおおお!!』

「…みにくい」
「ファインダーが腐りそうなので撮影は控えます」

『さすがありすだね、じゃあこんどはれいむのばんだよ!みんな、れいむのおくちのなかににげてね!』
「ゆゆ!?ドスれいむがたすけてくれるの!?」
「ま、まりさがさきににげるんだぜ!」
「どきなさい!」
『ゆっふーん、れいむはにげないからじゅんばんにはいってね!』

頭に茎の生えた者も腹を異常に膨らませた者も、全員仲良くドスれいむの口の中に入っていく。
ゆっくり達は成体になっても所詮ゆっくり、まるで母の口の中にいるかのような安堵感に、眠りにつく者もいた。

「ゆっふーん…ドスれいむのなかはゆっくりできるよぉー」
『うれしいよ!じゃあゆっくりれいむのえいようになってね!』
「ゆゆっ!?」

今なんて言った?
れ い む の え い よ う に な っ て ね
え?お口の中にいるって事は、守ってもらえるって事で…れいむはドスれいむのお口のなk『ごりゅっ!』

『むーしゃむーしゃ!』
「ゆぼぁぁぁぁぁ!!」
「ドス、なにやってるの!」
『なにって、ぱわーあっぷのためのじゅんびだよ!』
「どぼじでばりざだぢをだべるのぉぉぉ!」
『たべなきゃおおきくなれないでしょ?ばかなの?しぬね』
「やべろぉぉぉぉぉ!!」

口に含んだゆっくり達を、ゆっくりと食しするれいむ。
そのただでさえドスである巨体は、にんっしんっ!状態のゆっくりを摂取する事で当初の4倍にまで膨れ上がった。

『ゆっふーん…さぁほんばんだよぉ!』

「デブ」
「おお、でぶいでぶい」
「みにくいんだどー☆」
「あれ、たましいはこべるかなー?」
「………」

『ゆがぁ!れいむのぷりてぃぼでぃーはおでぶじゃないよ!』

怒りながらもとても跳ねる事のできない巨体のためか、転がりながら突っ込んでくる。
されど効果範囲は広いものの、あまりの遅さに潰される者はいなかった。

『どぼじでつぶれないのぉぉぉぉ!!』
「ドスパークより酷いです、面倒なので一気に決着をつけます」

てんこは振り向き様に「ひそーのけん」でドスれいむの頬にあたる部分を切り裂いた。
切り口からは餡子が…

「あれ?」
『ゆっふっふ、そのていどでれいむのおはだはやぶれないよ!』
「だったら…かなめいし!」

右手から放たれた要石は、まりさの眼球を貫いたように、ドリルの如く回転しながられいむの柔肌に命中した。
回転しながら皮にめり込んでいくが、その回転は徐々に止まってしまう。

『ゆふふふふ、くすぐったいよ!』
「むぅ…」
「おお、てんこ。ここはあれをつかいましょう」
「でも」
「敵が大きくなったら使うのが定石、まさに定番、テンプレ乙」
「わかった」

てんこはポーチから携帯電話を取り出すと、慣れた手つきでアドレス帳を開く。

「『ぷるるるる、ぷるるるる、ガチャ!』はーい、わかるよー!」
「ちぇん、ピンチです。ひなないロボを要求します」
「……ゆーぎロボの事だね、わかったよー」
「いえ、ひなない…『ブツッ!』…ろぼ…」

「おお、ひなないロボならまだおりんりんロボのがマシですね」
「じゃっじゃーん、おりんりんロボ、やってくるよー!」
「いえいえ、おりんりんロボはない」
「うっうー、そのまえにあれをやるどぉー」

『おばえらでいぶをむじずるなぁぁぁぁぁ!!』

連続しての罵倒、そして無視に耐えかねたれいむが再度襲い掛かる。
襲い掛かると言っても相変わらずの回転圧殺攻撃だけだが。

「ロボを呼び出す時は見守るべきです、空気を読んでください(フィーバー!)ん?」
「おお、どうしました?」
「いえ、何だか深海魚っぽい幻聴を聞きました、疲れているようです」
「さぁ、みんなでやるどー☆」
「れみりゃは本当にあれが好きだね、流石のおりんもちょっと恥ずかしいよ」

「いくどー!」

「「「「ゆーぎロボ、かむひあー!」」」」「………」




「ふ、ふらん!早くポーズと掛け声を合わせるんだどぉ!」
「…やだ」
「我侭はダメだどぉ!」
「…絶対やだ」
「我侭を言う子はおしおきだどぉー」

言うが早いか、れみりゃのビンタが炸裂!
する瞬間にその右手を捌き取り、そのままアルティメット・スカーバスターへと移行する。

そしてドスの飛び跳ねる音よりも、さらなる轟音が周囲に鳴り響いた。

「う、ううっ…ざぐやぁぁぁぁぁぁ!」
「…ふんっ」
「おお、姉なのによわいよわい」
「ふらん、このままでは負けてしまう」
「…ふらんは一人でもアレを倒せる、あんなわけのわからないポーズは絶対に嫌」




「ふらん、このままだとめーりんも潰されちゃうねぇ」
「!?」
「おりんはめーりんの魂がレアだから嬉しいけど、ふらんはどうかなー?」
「……だからあんなのふらん一人で」
「ふらんがアレの相手をしている間に、ドスありすやドスぱちゅりーがめーりんに対してじゃんじゃじゃーん!」
「…くっ」
「ふらん、一緒にひなないロボを呼びましょう」
「…わかった、ゆーぎロボを呼ぶ」
「ちっ!」

『どぼじででい「もうちょっと待って下さい」ゆがぁぁぁぁぁぁ!!』

「こほん、では気を取り直して」
「「「「「ゆーぎロボ、かむひあー!」」」」」

「わかったよー!ゆーぎロボ、 はっ しん !」



巨大化したれいむを食い止める事はできるのか?
てんこ達の呼ぶゆーぎロボとは!?

次回、胴付戦隊ゆっくりじゃー「衝撃・怪力乱神砲」でゆっくりしていってね!






「うー!続きが気になります!」
「ってもしょうがねーだろ、この世の中での戦隊物は30分番組って決まってるんだ」
「このままではてんこのストレスが有頂天!」
「はいはい、そんな事もあろうかと準備しておいたぞ」

そう言ってお兄さんはバッグの中から何かを取り出す。
もぞもぞと動くバッグから出てきたのは、口をガムテープで押さえたゆっくりれいむ。
腹部が膨らんでいるのでどうやらにんっしんっしているようだ。

「ひそーけん!」
「んんんんー!んんんんんんんんんんんんー!!」

てんこの拳がれいむの眉間に直撃し、顔が陥没する。

「ひそーけんって、殴ってるだけじゃねーか…ほら、これ使え」
「おにいさん、これはどうみてもれーばていん」
「そうなのか?まぁどっちでもいいだろ」
「よくない、これはふらんの武器、最強最高エクセレント戦士てんこの持つ武器ではないのは明らか」
「叩けば一緒だ」

「…ぷくぅ」

「わかったわかった、わかったから頬を膨らますな、今度ひそーのけんとやらを買ってやるから、今日はそれで我慢しろ」
「てんこ変身ポーチも」
「……はいはい、わかりましたよーだ」
「流石お兄さん、てんこ愛してる」


そしててんこはればーていんを片手にれいむの元へと走っていった。
当のれいむは砂糖水の涙を流しながら、んーんーと何かに懇願しているようだ。


「すたーぼうぶれいく!」
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ーーーーーー!!」


「結局何でもいいのかよ…………………………『てんこ愛してる』か……うひょぉぉぉぉ!!」
「お兄さんがキモいのは確定的に明らか」
「おまっ、な、何で隣にいるんだよ!」
「てんこに欲情、おお、キモいキモい」
「きめぇまるの真似をするなっていつも言ってんだろ!!」







あとがき

胴付てんこが可愛くてぱちぇを愛でたり炉心融解させる暇がない。
てんこ愛してる。




今までに書いたゆっくり

ゆっくり信仰していってね!
ゆっくり新技術を導入していってね!
ゆっくり体調管理をしていってね!
虐待理由
協定
ゆっくりの能力を得たお兄さん
ゆっくり並列宇宙の旅
ゆっくり名言集


おまけーね


胴付戦隊ゆっくりじゃーエンディングテーマ
れっつ かりすま だんしんぐ

(うっうー Let's charisma dancing !)
うっ、う、ううっうー☆
今日も地球は平和だどぅー
懲りずに出てくる黒い影ー
優雅で綺麗なぐんぐにるー☆
ゆっくり蹴散らし(餡子が美味しいどぉー!)

たまには咲夜に泣きつくけれどぅー
れみりゃはかりすまおぜうさまー
ふらんの前ではなかないどぉー

悲しい時には(dancing!)
みんなで踊ろう(dancing!)
かりすまかりすま
かりすまだんすだどぉー!

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最終更新:2022年05月18日 23:09