• 結構グロいかも・・・・
  • 今回はオーケンの小説を元に作りました
  • オーケンのファンの皆様、ごめんなさい
  • 単発ものとしか書く予定だったのに・・・気づいたら長編物になっちゃった・・・




by AION




ユテイシー




とある山奥にいくつものゆっくりの群れが存在していた。
群れのゆっくり達は互いに干渉せずに、それぞれで思う存分ゆっくりしていた。




ある日までは・・・・・・・



事の始まりはある群れのゆっくりが散歩も出ていた時だった。
「ゆっゆっゆぅ~~~!!!ゆっゆゆっゆっゆ!!!!!」
「ゆんっゆゆん!!!ゆんゆっゆっゆっゆぅ~~~!!!!!」
れいむは親友のまりさといっしょに鼻歌を歌いながら元気よく跳ねていた。
「れいむ!!!とてもいいてんきだね!!!!」
「ゆ!!れいむがとてもゆっくりしているからだよ!!!!」
この二匹は親はちがったが、二人は生まれた時から一緒に遊んだり、お歌を歌ったりしていた。
大きさは子ゆっくりからもう少しで成体ゆっくりになるかというぐらいだった。



元気よく跳ねていた二匹はゆっくりの姿を見つけた
「ゆ!!!ゆっくりがいるよ!!!!まりさ」
「じゃあれいむ!!!ゆっくりあいさつしようよ!!!」
「うん!!!いっしょにゆっくりあいさつするよ!!!

「「ゆっくりしていってね!!!!!」」


だが向こうからの返事の挨拶は無かった。
「たぶんきこえなかったんだよまりさ!!!もういちどゆっくりあいさつするよ!!!!!」
「ゆ!!!!わかったよ。いっせ~の~で」

「「ゆっくりしていってね」」


それでも返事はなかった。
返事を返さないことに怒ったまりさはゆっくりの元へ跳ねて行った
「ゆ!!!まりさがあいさつしているのがきこえないの?ゆっく・・・・・・・・」
まりさはゆっくりの前で挨拶しようとしたが、ゆっくりの顔を見たとたん固まってしまった。
れいむは不審に思い、まりさの元へ跳ねて行った


「ゆ!!どうしたのまりさ。れいむにゆっくりせつめ・・・・・ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
れいむはゆっくりの顔を見た途端悲鳴を上げた。


大きさはこの二匹と同じくらいだったが、そのゆっくりの顔はひどく腐っていた・・・・。
目があるはずの穴からはウジ虫が湧いており、もちもちとしているはずの肌と飾りのおりぼんにはシミができており
そこから得体のしれない液体が流出していた。
一番目をひくのは、そのゆっくりのぽんぽんから餡子がぼとぼと落ちていたことだった。
傷口からは腐っておりそこからもウジ虫が出入りしていた。
ぼとぼとおちていく餡子からはあまあまさんの匂いではなく、すっぱいような匂いがしていた。
なによりも一番耐えがたいのはその匂いである。ゆっくりにとって一番ゆっくりできない匂いを
飾りだけでなく、全身から漂わせていた。赤ゆっくりなら匂いに耐えられず餡子を吐きだして死んでいるだろう。
普通ならしんでいるゆっくりのしたいなのだが・・・ゆっくりと・・・・ナメクジと同じくらいの速さで
          • 動いていた・・・・・。
ウジ虫を大量に吐き出しているその口からは時折
「お・・・がさ・・・・ざ・・・・ん・・・・・」
と壊れたスピーカーのように繰り返しぶつぶつ言っていた。



「ばりざぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!ごばいよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
「ゆ!!れいむは下がっててね!!!!まりさがゆっくりどうにかするよ!!!!!!」
まりさはれいむを庇う様なかたちで未知のゆっくりの前に立ちふさがった
「ゆ!!!そこのゆっくりしてないゆっくり!!!ゆっくりあっちへいってね!!!」
だが未知のゆっくりは歩みを止めるどころか、まりさの方へ向かってきた。
「ばりざぁぁぁぁっぁぁぁぁx!!!!!ごっじにぐるよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「ゆぅぅぅぅぅ!!!!れいむはまりさがまもるよ!!!あっちいってね!!!あっちいってね!!!」
だが未知のゆっくりは歩みを止めなかった。


よく聞くと話している内容がかわっていた
「れい・・・む・・・・おが・・・あざ・・・ん・・・に・・あ・・・いに・・・いく・・・だけだ・・よ・・・
じゃ・・ま・・・・するな・・・・ら・・・ゆっぐ・・・り・・・じね」
声のトーンは変わっていなかった。


まりさは耐えきれなくなり、守りから攻めへと転じた。
「ゆっくりできないゆっくりはしねぇぇぇぇぇぇえぇっぇ!!!!!!!」


ぶぎゅる!!!!



まりさのたいあたりは未知のゆっくりを押しつぶし、内包物が傷口から飛び出てきた。
まりさはしてやったりと考えながらあんよのしたで潰れている未知のゆっくりをみようとしたが



ぶち!!


「ゆ?・・・・・ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁx!!!!!!!!」
まりさが押しつぶしたはずのゆっくりは死んでおらず、まりさのあんよにかぶりついてきたのだ。
まりさは痛みの余りに転がってその場から離れた


「まりさの、まりさのあんよが・・・・・・・」
「ばりざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!!」
れいむは混乱していた。当然だろう、明らかに致死量のあんこが傷口からでてきたはずなのに
まだ死んでいなかったのだからゆっくりでなくても混乱するだろう。
その死んでいなかった未知のゆっくりがまりさの足にかぶりつき・・・・引きちぎった。
ゆっくりのあんよにあたる底辺はどこかひとつでもやぶられると歩行不可能になってしまうのである。
まりさのあんよはちょうど中央の皮を引きちぎられていた。ここまで来るともう歩行は不可能である。


「く・・・わ・・・・せて・・・・・ね」
未知のゆっくりがゆっくりと立ち上がり?まりさの方へ近づいてきた。


まりさはあんよのいたみに耐えながらどうすれば良いか考えていた。
戦う?このあんよで?
話し合いをする?話すら通じないのに・・・・・
にげる?このあんよではにげられないよ・・・・・・
ひとしきり考えたが、どう考えても自分がたすかる方法はなかった。
まりさはしずかに目を閉じてれいむに言い出した
「ゆ!!!れいむはまりさをおいてひとりでにげてね・・・」
まりさは自分の命をあきらめて、まりさを見捨てて逃げるようれいむに告げた。だが
「どぼじでぞんのごというのぉぉぉぉぉぉぉおx!!!!いっしょににげようよぉぉぉぉぉぉ!!!」
れいむは一緒に逃げようと提案してくるがこの足ではとても一緒に逃げれなかった。
そこでまりさはれいむと約束をすることにした
「れいむ!!!まりさはおとりになってれいむがにげやすくするよ。それけらまりさもにげるよ!!
しんじてね!!まりさはかならずれいむのところにかえるよ!!やくそくするよ!!!!」
「ゆぅ・・・・・まりさ、やくそくだよ・・・。やくそくやぶったらにがいにがいさんたべてもらうからね・・・」
果たせそうにない約束をれいむとすると、まりさはれいむの逃げる後姿を見届けながられいむに謝った。
ゆぅ・・・・・・ごめんねれいむ・・・やくそくをやぶったまりさをゆっくりゆるしてね・・・



そう心に思いながら、まりさは未知のゆっくりに食べられていった。
実にゆっくりと・・・・・・・。
まりさは悲鳴を上げようとしたが、れいむが戻ってきてしまう事を恐れて、必至に我慢した。
そして腹が満たされたのか、1/3ほど残して未知のゆっくりが去っていく頃に、まりさは目をとじた・・・・





この頃、森の各所で未知のゆっくりによる捕食事件が多発していた。


「ばりざぁぁぁあ!!!ばなじでぇぇぇx!!!!おじびじゃんがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
おじびじゃんがぁぁぁぁぁ!!!!!」
「だめだよれいむ!!!!おちびちゃんはもうはんぶんもたべられちゃったよ・・・・・・・」
「ゆぎゃぁぁぁっぁぁぁぁ!!!ごろじでやる!!!あのゆっくりぼごろじでやる!!!!」
「れいむ!?もどってきてよれいむ、れいむぅぅぅぅぅぅ!!!!」
「おじびじゃんのがだぎぃぃぃいぃいぃぃぃ!!!!

ぐちゃ!!

「おじびじゃんはね!!おばえのぜいでゆっくりできなぐなっだんだよ!!!!
もっどぐるじ・・ゆぎゃぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!!!!!!」
れいむは悲痛な叫びをあげた
れいむのあんよがたべられたのだ


「れいむぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!ゆっゆっゆ・・・・ごわいよぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
まりさは恐怖のあまり逃げ出した


「おじびじゃんのがだぎはでいぶがぜっだいゆっぐりざぜなぐじでやるぅぅぅぅぅうぅぅ!!!!」
れいむはもう助からないことを悟ったのか、それとも反撃されて怒り狂ったのか
未知のゆっくりへの攻撃を踏みつけるから噛みつくものへと変化させた。
ペースだけなられいむの方が上だったのでれいむが勝つと思われたが


「ゆ!!!ゆべぇぇぇぇっぇぇぇっぇぇぇぇっぇ!!!!!!!!!!!!」
かみついた拍子に未知のゆっくりの餡子が口の中に入って飲み込んでしまったのだろうか、
突如れいむは餡子を吐きだしてしまいそのまま永遠にゆっくりしてしまった。




一連の捕食事件を経て、各群れのリーダー達は一同に集結して会議を開いた
「あのゆっくりはなんなんだぜ!!!みんなゆっくりしていなかったんだぜ」
「れいむのむれにもあらわれたよ!!たおそうとしたらみんなえいえんにゆっくりしちゃったよ!!」
「つぶしてもしななかったよ!!!かみついてもしななかったよ!!!!」
「こわいよ・・・・・おかあさ~~~ん!!!!」
どのゆっくりも好き放題しゃべるばかりであった。もう会議じゃないだろこれ。


さすがにこの様子をみて頭に来たのか、日頃から温厚で有名だった森の賢者パチュリーが叫んだ
「むきゅぅぅぅx!!!!!いいかげんにしなさい!!!!!あななたち!!!!
すきほうだいしゃべるんならしたかんでしになさい!!!!!」
日頃のパチュリーからでることもないような叫び声に周りは驚いてしずかになった。


パチュリーは静かになった事を確認して
「むきゅ!!しずかになったわね。じゃあひとつひとつむれのもっているじょうほうをせいりしていきましょう!!」
こうしてようやく会議らしくなってきた。
それぞれの群れがもっていた情報をひとつひとつ整理していくと
  • 踏みつけても・噛みついてもダメージにはならない
  • 大きめの子ゆっくりサイズがほとんどである
  • かみつかれて死んだ子ゆっくりはあいつらの仲間になってしまう
  • ちゅうすい餡子をぐちゃぐちゃにする、もしくは体を32~64分割にしたら殺せる
  • 群れになって襲ってくる
  • 足は普通のゆっくりよりかなり遅い
  • そういうわけかみんな死んでいるゆっくりである
  • 餡子はゆっくりにとって毒であり、肌にふれる・口に含むなりしてしまうと死んでしまう
ということがはっきりとわかった。


「むきゅ!!みんなのおかげでじょうほうがわかったわ!!!」
「でもどうやってあいつらにたいこうするの?ころすのがむずかしいよ!!!」
「それにかんしてはもんだいないみょん!!!ようはちゅうすいをこうげきすればいいみょん!!」
「どうやってあいつらにふれずにたおすんだぜ!!!」
「きのえださんをするどくしたものでさせばふれずにたおせるみょん」
「むきゅぅ・・・てきかくにつくのはむずかしいわ・・・・みょんならしどうできる?」
「まかせるみょん!!!もりのみんなのゆっくりがかかっているみょん!!!」
「きまりね。もりいちばんのみょんがしどうしてくれるならいけそうだわ!!!そうしきはわたしがやるわ!!!
ぶたいをそしきしてあいつらにたいこうするわ!!!みんな、それでいいかしら?」
「「「「「いぎなしだよ!!!!!!」」」」」
「むきゅ!!それじゃあかくむれにもどってしがんしゃをつのってちょうだい!!!
しがんしゃはみょんのむれまでむれのうでじまんにごそうさせてね!!!」
「「「「「「ゆっくりりかいしたよ!!!!!!」」」」」
「むきゅ!!!それじゃあかいさん!!みんなきをつけてかえってね!!
あとみょんはすこしのこってね!!!」
「わかったみょん!!!!」


各群れのリーダーが帰ったのち、パチュリーとみょんは真剣な話をはじめた
「みょん、たいいんのいくせいにはどれくらいじかんがかかりそう?」
「やってみないとわからないけど、ぶきのつくりかたからつかいかた・てきかくにつくくんれん
もあるからじかんがかかるとおもうみょん」
「むきゅぅ、それまでどれだけひがいがでるのかしら・・・・」
「わからないみょん、ぶたいができるまではひっしににげてもらうしかなさそうみょん」
「そうね、ぶたいめいはかんがえている?」
「さいさつぶたいでいこうとおもっているみょん」
「さいさつぶたいね・・・・えいえんにゆっくりしたゆっくりをもういちどやみにかえししまつする
          • わるくないわね。それでいきましょう」
「わかったみょん!!もうそろそろむれにもどってじゅんびをはじめたいんだけどいいかみょん?」
「むきゅ、いいわよ!!!よびとめてごめんね」
「じゃあいくみょん!!!!ぱちゅりーもきをつけてむれにもどるみょん!!」
「むきゅ!!わかったわ!!みょんもきをつけてね!!!」
みょんは元気よく集会場からはなれていった。
パチュリーはこれからの事をゆっくりとかんがえはじめるのであった。


こうして、のちに「ユテーシー」と名付けられた怪現象をめぐる話がはじまるのであった。


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最終更新:2022年05月19日 12:29