1.視点を変えれば・・・
「まりさ、ゆっくりしていってね!」

森の中で素敵なゆっくりまりさを見かけたありすはにこやかな笑みを浮かべて彼女に挨拶をする。

「ゆゆっ!すごくとかいはなありすだよ!まりさとおいかけっこしようね!」

すると、都会派の魅力の虜になったまりさは早速ありすを遊びに誘った。
ぴょんぴょんとありすから逃げるように跳ね回り、「さあ、追いかけてごらん」と目で訴えてくる。

「ゆっくりこっちにきてね!」
「ゆふふっ!まりさってばすごくゆっくりしてるわ!」

幸せそうな笑顔を浮かべ、まりさを追いかけて森の中をゆっくりと駆けてゆく。
徐々にまりさはスピードを落として行き、ありすはようやく彼女に追いつくことが出来た。

「ゆへっ!まりさつかまっちゃったよ!」
「ゆふんっ!ありすはとかいはだからあたりまえよ!」
「さすがありすだね!ゆっくりしたありすにごほうびだよ!」

まりさはおもむろにありすの唇に自分の唇を重ねる。
それから、頬を赤らめ、瞳を潤ませた色っぽい表情を浮かべてありすに頬ずりをした。

「「すーりすーり、しあわせ~♪」」

柔らかくて温かい頬の感触にゆっくりしながら、お礼とばかりにありすも頬ずりをする。
すると、まりさは幸せいっぱいといった様子で「ゆゆ~ん」と気持ちよさ沿おうな声を上げた。

「す~りす~り」
「ゆゆっ、やめてね!」

が、しばらく頬ずりをしているとまりさは突然すりすりの中断を要求してきた。
しかし、目を潤ませた彼女と目が合ったありすはその言葉の真意を即座に理解した。
きっと、気持ちよすぎて怖くなったのだろう。

「ゆふふっ!まりさはつんでれねぇ」
「ゆゆっ!?ま、まりさはつんでれなんかじゃ・・・ないよ!」

からかい半分にツンデレだと言ってみると、耳元まで真っ赤にしてまりさは反論を試みた。
ありすは彼女のあまりに可愛らしい態度を前にこれ以上我慢することが出来なくなり、すぐさますりすりを再開した。
まりさは最後までツンデレっぽいことを口にしていたが、赤ちゃんを見て喜んでいたので本当は嬉しいことが簡単に理解できた。

「ありす、まりさはありすのあかちゃんがいるからとってもゆっくりできるよ!だからほかのこもゆっくりさせてあげてね!」

言葉なんかなくても目と目でまりさと通じ合ったありすは彼女の心中を察して他のゆっくりを幸せにするためにまりさの下を離れた。



2.母思い

「んほおおおおおおおおおお!」
「や、やべでえええええ!?」
「いやがるふりなんて・・・まりさはつんでれねええええええ!」

1匹のレイパーありすが自分より少し小ぶりな成体まりさをレイプしていた。
まりさの底部を軽く枝で突いて動きを封じた上で、頬ずりや口付けを何度も何度も繰り返す。
まりさは必死に抵抗するが、ありすは一向にやめる気配を見せない。
何故なら幼い頃のありすもまた、母親によくそう言われたからだ。

『みゃみゃ、やめちぇね!ゆっくちいちゃいいちゃいちないでね!』
『ありすはつんでれなんだよ!だからもっとしてほしいんだね?!』

それは生まれて間もない頃、母親であるゆっくりまりさから毎日のように理不尽な暴力を受けた。
ご飯を食べ散らかしたと言っては体当たりをされ、しあわせ~をしたと言ってはのしかかられた。
まりさのほうが食べ方は汚かったし、彼女だって「うっめ!めっちゃうめぇ!」と言っていたにも関わらず。

「やべでね!ゆっぐぢでぎないよ!?」
「ゆっくりできないなんて、いなかものね!ありすがゆっくりさせてあげるわ!」

身をよじってありすの舌や頬を払いのけようとするまりさの頬に噛み付く。
すると「ゆびゅ!?」と短く悲鳴を上げたまりさは抵抗するのをやめてめそめそと泣き始めた。
が、そんな泣き脅しがありすの通用するはずもない。
何故ならありすは母まりさにこう言い聞かされていたからだ。

『ゆえーん、ゆっくちできにゃいいいいい!』
『それはありすがゆっくりできないこだからだよ!』

母まりさは『ゆっくりのれんしゅうだよ!』と言いながら、ゆっくりしたいと泣きじゃくるありすの頬を軽く噛んだ。
それはありすが泣き止むまで続けられ、泣く力もなくなって、息も絶え絶えになるまで続けられた。
けれど、母まりさはこうも言っていた。

『ありすはとかいはなんでしょ?』
『しょーだよ!ありしゅはときゃいはだよ!』
『だったらとかいはらしくゆっくりできないとだめだね!』

そう、都会派のありすはゆっくり出来ないといけないのだ。
そしてゆっくり出来ないのは誰のせいでもない自分のせいなのだ。
もちろん、それは自分に限ったことではない。
だからゆっくり出来るように都会派でゆっくりしたありすが鍛えてあげなくてはいけない。

「やべでえええええええええええ!あがぢゃんでぎぢゃうううううう!?」
「ありずのとかいはなあがぢゃんをうんでねええええええええええ!」

ありすは知っていた。母まりさが『あかちゃんはすごくゆっくりできるんだよ!』と言っていた事を。
もっとも、その後に『なのにありすはぜんぜんゆっくりできないこだよ!』とも言われてしまったのだが。
けれど、それはありすを母まりさがどんな時でもゆっくり出来る都会派に育てるために言ったことだと信じている。
群れの長のぱちゅりーがまりさを尋ねて来たとき、「まりさなりにゆっくりさせてあげてるんだよ!」と言っていた。

「んほおおおおおおおおおおおお!すっきりー!」
「やべでえええええええええ!ず、ずっぎぢー!」

母親はこうも言っていた。あれは確か、たまにしかご飯をくれないことに抗議した時のこと。
『おまえのごはんはこれだけだよ!おかあさんのいうことをきけないこはじぶんかってなゆっくりできないこだよ!?』
母まりさはありすの髪を咥えて彼女をぶんぶんと振り回して、田舎モノの彼女を折檻した。
その日以来、ありすは母まりさに認めてもらえるようなゆっくりした都会派になるために、彼女の教えをすべて守ろうと誓った。

「ゆっぐ・・・あがぢゃんでぎぢゃっだよぉ・・・」
「ゆふふっ、ありすのとかいは~なあかちゃん、ゆっくりそだててね!」

すっきりーを済ませたありすは意気揚々とまりさの巣を後にした。
さて、次はどのゆっくりをゆっくりさせてあげようか?
『じぶんかってなゆっくりできないこ』にならないよう、母まりさの教えを守ってみんなに尽くすありす。
ありすはありすなりのやり方でゆっくりさせてあげているのだから、ゆっくり出来ないのは相手の責任。
でも、ありすはそんなゆっくり出来ないかわいそうな子だって平等に愛してあげるのだ。
どんなにゆっくり出来ない子でも頑張ればきっとありすと一緒にゆっくり出来る都会派になれるはず。
素直になれなくて口では「ゆっくりできない」と言うかも知れないが、そこは都会派のありすが真意を汲み取ってあげればいい。

「ゆゆっ!なかなかとかいはなれいむね!ゆっくりしていってね!」

そんなことを思いながら、ありすは目の前を通りかかったれいむを都会派のゆっくりを教えてあげるべく全力で彼女を押し倒した。
もちろん、頑張ったご褒美にゆっくりした可愛い赤ちゃんをプレゼントすることも忘れずに。


3.通りすがりの人間さん

「んほおおおおおおおおおおお!」
「やべでえええええええええ!?」

のんびり森を歩いていると茂みの中から声が聞こえてきた。
それだけでレイパーありすだと察知できたので、そそくさとその場を後にした。
あいつらは生理的に受け付けないんだよなぁ・・・。

「んほおおおおおおおおおおお!」
「やべでええええええええええ!」

さらに森を歩いていると、今度は近くにあるゆっくりの巣からレイパーありすとその被害者の声が聞こえてきた。
助ける理由なんて微塵もないのでこれまたそそくさとその場を後にした。


---あとがき---
今週のジャンプのいぬまるだしっで噴いてしまったよ・・・

レイパーつってもレイプする動機には個体差があるんじゃなかろうか?
おめでたい妄想と現実の区別がつかないお花畑レイパー
種の保存のためだけにレイプを繰り返す種付けマシーン
快楽を貪るためだけにレイプを繰り返す下種なレイパー
ある種の使命感に囚われて犯行を重ねる確信犯レイパー
などなど、いろんな可能性を想像しながら書いてみた結果がこれだよ!
もっとも、傍から見ればどんな理由でもレイパーはレイパーにしか見えんのだろうけど

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最終更新:2022年04月15日 23:39