はじめに
  • ゆっくり自爆、自滅モノです。
  • 自分達で自滅した後、人間がトドメを刺してあげます。


ゆっくり自滅してくれ

<1日目>
バリン!ガッシャン!ガラスが派手に割れる音がする。
どうせ野良ゆっくりの襲撃だろう。最近多くてうんざりだ。
田舎町だし、近くに森があるから、そこら辺で繁殖してるんだろう。
「ゆっへっへ、まりささまにかかればこんなガラスなんてイチコロだぜ!」
あの脆弱な饅頭が石を使うとはいえ、どうやってガラスを割るほどの力を出せたのかは知らない。
ともかく、ゆっくりプレイス宣言だけは聞きに行こう。問題の部屋に入った俺が見たものは……
「ゆっ……ゆっ……ゆっ……」
自分の底部に割れたガラスが刺さり、破れた皮から餡子を出して悶絶しているゆっくりまりさだった。
意気揚々と部屋に侵入したものの、割れたガラスの上に着地したのだろう。
「ゆぐっ……じ、じじい……だずげろ……」
うん、無理。ガラスが刺さってて食べられないし、捨てよう。

<2日目>
バリン!ガッシャン!!ガラスが派手に割れる音がした。
「い゙だい゙よ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!!!!!!」
そして、同時に悲鳴が聞こえてきた。
おい野良ゆっくり、今日はどうした。
部屋に入ると、体中ガラスまみれになったゆっくりれいむが悶絶していた。
体当たりでガラスを割って、その勢いで着地したら割れたガラスが見事に刺さったのか。
体のあちこちが切り裂かれている。
「ゆぐっ……お、おじいさん……だずげでね!」
「あのな、撮影で使うガラスとかは飴細工だから怪我しないんだぞ」
俺は悶絶するれいむに優しく諭し、優しく捨てた。
ガラスが刺さったゆっくりが一番処分に困る。ガラスと一緒に捨てられないからね!

<3日目>
今日はガラスが割れる音がしない。
そりゃそうだ。換気のために戸を開けておいたから。
「いぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」
その代わり、入り口にびっしりと敷き詰めておいた画鋲の上で悶絶しているまりさと会うことが出来た。
「ゆっ……じ、じじい……たずげ」
「君は食べられそうだね」
「や゙め゙でえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙」
刺さった画鋲を全て取って、残っていないのを確認。
しかしこいつら、道中外敵に襲われないのかな?
聞いてみたら、れいむと子供達が野良猫やカラスに襲われたらしい。どうりで一匹なわけだ。
しかし焼く!
「あ゙づい゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙!!!」
食す!
「い゙だい゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙!!!」
美味い!!

<4日目>
今日は部屋の中に入ってこない。さすがに疲れたか。戸は開けてあるんだが。
……もしくは、別の家がターゲットになったのか。
そのまま夜まで待ったが、結局ゆっくりは来なかった。
眠いので寝よう。
おっと、その前に愛しのぱちゅりーとにゃんにゃんするぞー
「む、む、むちゅ、むちゅうううううううううう!!」
ちょっと嫌がってるけど愛情表現だろう。気にしない。
「お゙に゙い゙ざん゙はい゙づも゙ハードずぎる゙の゙お゙お゙お゙お゙お゙」

<5日目>
掃除のために、部屋の戸を開ける。
いつもゆっくりが侵入してくる部屋だ。どうもこの部屋は狙われやすい。
ゆっくりが侵入しやすい、一番目をつけやすい場所にあるんだろう。
戸を開けると、下からうめき声が聞こえてきた。
「「じじい!!たすけろ!!!ぢね!!」」
「ゆっ!!おじいさん、さっさとたすけてね!!」
そうだ、この部屋への入り口(いつもゆっくりがその位置からジャンプして部屋に飛び込んでくる)に
落とし穴を仕掛けたんだった。
3匹のゆっくりが仲良く入ってる。一番下は重さで潰れそうだ。
この寒い中、よく頑張ったね。ご褒美におはぎの材料になってもらうね。
「「「い゙や゙だあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」」」

<6日目>
今日はいるかな?部屋を覗き込むと、ゆっくりがいた。
「ゆぐうぐぐうぐぐぐう」
飼いゆっくりのぱちゅりーに手を出さないように、しっかりと躾けたふらんに食べられてる。
これだけゆっくりの襲撃が多いから、何か対策を…ということで、捕食種のふらんを飼っておいた。
値段は高かったけど、ふらんはよく動いてくれるからね。
「じ……じじ……ぃ」
ジジィとだけ言うと、まりさは息絶えたみたいだ。
「う~……お兄さん……これじゃたりないよ」
「ん、落とし穴は見てみたかい?」
念のため、昨日のゆっくりを処分した後再びセットしておいた落とし穴を確認させる。
「「「ゆ゙っぐり゙ざぜでい゙っ゙でね゙!!」」」
ほぅらごらん、こんなにおいしそうなゆっくりが。
「………………ニヤッ」
仲良くふらんの胃袋に収まってね!

<7日目>
「ゆっ!ここはゆっくりできそうだね!!」
「ここをゆっくりプレイスにしようね!!」
おお、今日は無事潜入できたみたいだ。
「ゆっ!!くそじじい、はやくたべものをもってくるんだぜ!!」
「ゆっくりいそいでね!!」
飼っているふらんは気紛れな子で、これだけゆっくりが騒いでるのに出てこない。寝てるのかな。
「それはそうと君達、そこから動けるかい?」
「ゆぅ?なにをいってるのくそじじい、ばかなの?」
「れいむたちがうごけないなんて、じじいはほんとうにばか……」
「「うごけないいいいいいいいい!!!!」」
落とし穴を避け、画鋲をクリアしたゆっくりに与えられる第3の試練『トリモチタイル地獄』。
普通の床にトリモチを敷くと後始末が大変だから、タイルを敷き詰めてその上にトリモチをつける。
見事にはまってくれたようだ。
「お~い、ふらん」
「「ふらんいやああああああああああああああああああああああああああああああああああ」」
ふらんがトリモチを踏んでは意味が無いので、ゆっくりが乗っている以外のタイルは全て除去。
「………………ニヤッ」
仲良くふらんの胃袋に収まってね!

<8日目>
ガン!!ガン!!!ガン!!!
今日は戸締りをしっかりしておいた。そろそろ本格的に寒いし。
そんな部屋の戸を叩く音がする。
ガラッ「ゆべっ!!」べしゃっ
タイミングを合わせて戸を開けると、体当たりしようとしたまりさが勢いそのままに顔から着地した。
ちなみに戸は体当たりでは壊せないように頑丈なタイプに変えた。
「ようこそまりさ君」
「ゆっ!!にんげんさん!!まりさにたべものをちょうだいね!!」
「何か見返りはあるのかい?」
「ゆっ!それじゃここをまりさのゆっくりプレイスにしてあげるね!!」
「オーケイ」
髪を左半分ほどそぎ落とし、左目を小麦粉で塗り固めて、底部左側も半分焼いて返してあげた。
帽子も奪っておいたので、多分生きていくことは出来ないだろうね。
逃げていくまりさが左側に大きく旋回しているが、気にしない。

<9日目>
夕方になったが、ゆっくりの襲撃はなかった。
さすがに懲りたのかも知れない。せっかく戸を開けて、お菓子も飲み物も用意しておいてあげたのに。
「とうちゃく~!」
そう思ってたら来た。噂をすれば何とやら、だな。しかし到着って何だ。
「ゆっ!たべものものみものもあるよ!」
「さすがばかでむのうなにんげんのおうちだね!!」
「さっそくたべるよ!!むーしゃ、むーしゃ……」
「さっそくのむよ!!ごくごくごく……」

「「ゆっぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ」」
言い忘れてたけど、お菓子は暴君ハバ○ロにハラペーニョソースをたっぷりかけたものだし、
飲み物はタバスコを一瓶そのままお皿に盛ったものだからね。
白目をむいて悶絶している2匹をふらんに与えてみた。
「……お兄さん、クソまずい」
「こら、言葉遣いがお下品だぞ」

<10日目>
しかしゆっくりってどうしてこんなに数が多いんだ。そろそろネタ切れだぞ。
と思ったら、今日は本当に襲撃してこなかった。
もしかしたらゆっくりは諦めてくれたのかもしれないね!


~ゆっくりの会話~
「ゆっ!きょうこそはなかまたちのかたきうちもふくめて、ここをうばうんだぜ!!」
「まりさぁ、もうやめようよ!このいえはゆっくりできないよ!!」
「……ゆぅ……やっぱりやめようか…だぜ…」
「ここよりほかのおうちにいこうよ!ゆっくりできそうなおうちはおおいよ!!」
「そうだぜ!おちびちゃんたちもいるし、ここはゆっくりできないからあきらめるぜ!」
「「「「まりしゃおきゃーしゃん、こんぢょはどきょにいきゅの?」」」」
「ゆっ!ここからちかい、あのおうちにいくんだぜ!」
「「「「ゆっくちできちょう?」」」」
「まりささまのめにくるいはないぜ!さあ、ゆっくりいそいでうばいにいくんだぜ!」
「ゆっ!まりさについていくよ!!」
「「「「まりしゃおきゃーしゃん、まっちぇ~!」」」」
~会話終了~


……数刻後。
ガシャン!!バリン!!
「ゆっ!ここならゆっくりできそうだぜ!!」
「ここをゆっくりプレイスにしようね!!」
「ばかでむのうなにんげんなんてまりさにかかればイチコロだね!」
「「「「ゆきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!」」」」
「さ~て、さんざんわらったところで、こうれいのアレ、いくんだぜ!」
「ゆっ!!おちびちゃんたち、せーの」
「「「「ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」」」」
声高らかにゆっくりプレイス宣言。

『いらっしゃ~い♪』
「ゆっ?」
そこに現れたのは、一人のお兄さん。
「ゆっ!くそじじい、ここはまりさたちのおうちだよ!!」
「ごはんをよういしたら、さっさとでていってしんでね!!」
「「「「しゃっしゃちょちんでね!!!」」」」
『んふふふふぅう~、これはとてもイジメ甲斐のありそうなゆっくりだねぇうふふうふふ♪』
まりさたちの背筋(?)に悪寒が走った。
卑屈な笑みを浮かべ、口から涎を出し(目は光っててよくわからない)、下半身むき出しのお兄さん。
手をワキワキと鳴らしながらまりさ達に近づいてきた。

「ゆっ……ゆっ……くり…………にげるよ!!!!!」
「ばりざああああ!!でいぶとこどもだぢをおいでがないでええええええ!!!」
「「「「まりしゃおきゃーしゃん、まっちぇええええええええ!!!」」」」
再び割れたガラスから逃げようとするまりさ一家。
しかし、
『ん~ふふふふぅふうぅ~どこへ行くのお兄さんから逃げられると思うの馬鹿なの死ぬの』
あっさりと捕まった。光の速さで用意された<透明な箱>に入れられるまりさ一家。
『ん~ふふうふふふ、今夜はオールナイトで楽しみましょうねぇ♪』
パチン、と指を鳴らしたお兄さん。その背後から、ニュッと虐待道具が姿を現す。
ありとあらゆる道具が揃ってるみたい。よかったね、まりさ一家。


「だずげでええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
のどかな田舎町に、一家の悲鳴がこだました。



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終わりです。読んでくださった方々、ありがとうございます。
こういうネタだと筆が進むのも早いです。
次の機会がありましたら、また読んで頂ければ幸いです。
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  • すっきり魔ありすの調査?
  • ゆっくりぱちぇ
  • 必殺……?1~3
  • ゆっくり現代を生きるよ!

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最終更新:2022年05月21日 23:30