・酷い扱いを受けるゆっくりがいます。
 ・一方、あまり酷い扱いを受けないゆっくりもいます。
 ・もしよろしければどうぞ、ご覧下さいますよう。





 さて皆様、このたびは当DVDをご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
 これよりお見せ致しますのは、野生のゆっくりに遭遇した際の注意事項となっております。
 ゆっくりは人の顔を模し、人語を操る不思議饅頭ではありますが、れっきとした自然のナマモノなのです。
 私達人間が興味本位でその生活に介入してしまうとどういうことになるのか。また、もし介入してしまったとき、
どのように対処すればいいのか。
 それらの代表的な例をご覧頂きますので、参考となさって下さい。
 それでは、さっそく一例目です。



 その1:もしも捕食種に襲われていたら

 「うー!うー!」

 「やべでえええぇぇ!でいぶのあがぢゃんだべないでえええぇぇ!」

 「まりさのいもうとがああぁぁぁ!」

 れいむの親子が胴無しれみりゃに襲われています。しかも、親れいむはにんっしん!しており、頭には茎が生え、
その先に計5匹の赤れいむと赤まりさが揺れております。おや、どうやら既に2匹ほど食べられているようですね。
 ああ、また一匹食べられましたね・・・それはそうと、胴無しのれみりゃ、かわいいですねえ・・・鼻血が出そうです。
 ・・・コホン、さて、ここでもしあなたが万が一、そう万が一あのれいむ親子がかわいそうだと思っても、れみりゃを
追い払うなどしてはいけません。通常種が捕食種に食べられるのは、自然の摂理なのです。

 「こら、あっちいけ!あっちいけ!」

 「う?うー!ううー!」

 さて、この男性はれみりゃを追い払ってしまいました(ちっ)。親れいむと子れいむ、子まりさはぽかーんと
間抜け面で男性を見ています。
 もしこの男性があなたならば、あなたは今どう思っているでしょう?
 この親子は感謝を述べるでしょうか?あるいはあなたを恐れ、一目散に逃げだすでしょうか?
 ところが、大抵はそうはならないのです。続きをご覧下さい。

 「ゆゆっ!おにいさんゆっくりしすぎだよ!れいむのかわいいあかちゃんがたべられちゃったでしょう!?」

 「そうだよ!れいむたちのかわいいいもうとをたすけてくれなかったなんて、おにいさんはぐずでのろまだね!」

 「ゆるしてあげるから、おにいさんははやくまりさたちにあまあまもってくるんだぜ!」

 「いや、そういうわけには・・・」

 「どぼじでそんなごどいうのおおぉぉ!れいむはしんぐるまざーで、そのうえあかちゃんたべられちゃったんだよ!
とってもとってもかわいそうなんだよおおぉぉ!」

 「しね!はくじょうなじじいは、ゆっくりしないでしね!」

 「ぐだぐだいわずばかなにんげんはさっさとあまあまもってくるんだぜえええぇぇ!」

 突然の変化に驚かれている方もいらっしゃるかと思いますが、これがゆっくりというナマモノの習性なのです。
 おまけにこのケースでは、親れいむがしんぐるまざー(笑)だったのも災いでした。
 ゆっくりというナマモノの多くは、現状をねじまげて、切り離して、つなぎ合わせて、可能な限り自分達に
都合のいいほうに、無意識のうちに解釈してしまいます。
 この親子にとってもはやこの男性は命の恩人などではなく、自分達の奴隷になったのです。
 従って、助けるのは当然であり、男性にはその義務があるものだと一瞬で解釈してしまったのです。

 もしこれが珍しく賢い個体であったり、人間の恐ろしさを知っている、あるいは身をもって体験したことのある
ゆっくりならば、泣いて礼を述べるか、あるいはさらに泣き叫んで逃げ出そうとすることでしょう。
 もし助けた個体がそうであるならば、幸運にも問題はありません。ですが、残念ながらそれはほんの一握りです。
ゆっくりの大半は程度の差こそあれ、この親子のような行動を取ります。

 そして人間を恐れず、逆に侮った個体はやがて人間を襲うか、人里の畑を荒らすようになります。
 ですので、ゆっくりが捕食種に襲われていても、決して助けてはいけません。
 通常種は捕食種に食べられる・・・繰り返しますが、それが自然の摂理なのです。
 もし、うっかり助けてしまったら、残念ですが責任を持って飼うか、これからお見せするようにしなくてはなりません。

 「ゆ?なにを・・・ゆぎゅやああああぁぁ!やべでええええええ!あんよざんやがないでえええええ!」

 「あづいいいいいいいい!」

 「なにするのぜええええ!」

 火を持っている方は、このように底部を念入りに焼いて下さい。持っていない方は底部を引き千切るなり、枝でその辺に
串刺しにしておくなどして、とにかくゆっくりが逃げられないようにして下さい。
 後はその場を立ち去ればOKです。今回は少し離れた場所から、あのゆっくり親子のその後を観察してみましょう。
 なお、ここでゆっくり親子が何か喚いていますが、聞くに堪えないのとテンプレな内容なので、編集でカットしております。
 ・・・おや、見つけたようですよ。

 「うー!うー!」

 「まままままままたれみりゃだああああぁぁ!」

 このように、動けないゆっくりなど、本当にただの饅頭でしかありません。あっという間に捕食種なり他の野生動物に
見つかってしまうのです。
 おや、これは先ほどのれみりゃのようですね。どうやらまだあまり遠くには行っていなかったようで、罵声を聞いて
戻ってきたのでしょう。

 「あまあまー!うー!」

 「ああああああああ!まりさあああああああ!にげてえええええ!」

 「あんよさんがうごかないんだぜえええぇぇ!・・・あああああやべでえええ!ばりざのあんござんずわないでえええぇぇ!」

 「おねえじゃんがああああああ!」 

 「うー!うー!」

 「ゆぎゃあぁぁぁぁ!れみりゃがもういっぴきいいいいぃぃ!?」

 ああ、悲鳴を聞きつけてもう一匹来てしまったようですね。こうなればものの数分で赤ゆ共々、親子は全滅でしょう。
 それにしても・・・れみりゃはかわいいですねえ・・・ふふふふふ。

 ・・・えー、とはいえ、情が出るのが人間というものです。特に、人間の設置した獣取り用の罠などにゆっくりが掛かっていた
というような場合、思わず助けてしまう、ということもあるでしょう。
 万が一助けてしまった場合、どのようにすればいいのでしょう。これから、その対処法の一例をご覧頂きます。


 その2;罠から助けたゆっくりへの対処法

 「ゆにゃああああ!わがらないよおおお!いだいよおおお!」

 「むきゅー!ちぇんしっかりするのよ!」

 ちぇんがトラバサミに捕まってしまったようですね。心配しているぱちゅりーは番でしょうか。必死にちぇんを宥めています。
 おやおや、こちらの男性、思わずちぇんを助けてしまいました。
 先ほどご覧頂いた通り、野生のゆっくりを助けることは極力避けるべきなのに、この男性は助けてしまいました。
 ですがまあ、かわいいので許すとしましょう・・・ちぇええええええぇぇぇん!

 ・・・あー、念のため申し上げますが、このケースの場合ですと、あくまでも人間の罠に捕まっているわけですから、
自然の摂理というわけではないのです。先ほどとは状況が違う、ということは、まずご理解下さい。
 とはいえ、このままではこのちぇんとぱちゅりーも人間を侮る危険があります。大事なことはすぐに行動に移すことです。

「ゆにゃあああ・・・たすけてくれたんだねー、わかるよー」

 ちぇんがにこにこ顔で、しっぽを振りながら男性を見ています。
 かわいらしいですねえ・・・ああ、ちぇん。ちぇええん。ちぇえええぇぇ・・・(プツッ)
 ・・・おっと、男性がちぇんを持ち上げましたね。どうするのでしょう。
 そのまま、振りかぶって・・・

 「ゆぎにゃあああああ!わからないよおおおおぉぉぉ・・・」

 「むぎゅうううぅぅ!ちぇんがああああぁぁ!」

 なんと、ちぇんを放り投げてしまいました。さらに足元で絶叫しているぱちゅりーも掴んで・・・

 「むぎゅうううううぅぅぅぅ!はなじでええええぇぇ!」

 ちぇんと同じ方角へこちらも放り投げてしまいました。

 「むきゅううううううぅぅ・・・」

 酷いことをする、と思われるかもしれません。ですが、こうすればあの二匹の頭には人間が助けたということよりも、
人間に放り投げられた、という恐怖が強く残るのです。
 これにより、人間を侮ることなく、人間を恐れさせておくことが出来る、というわけなのです。
 ちなみに、ゆっくりは思ったよりは頑丈なナマモノです。少し加減さえしてやれば、中身を多少吐く程度で死ぬような
ことには滅多になりません。ぱちゅりー種だけは、少し手加減する必要がありますが・・・

 ここで肝心なことは、助けてしまってからすぐにこのような処置を行うことです。
 さらに可能であるならば、このとき、
 ヒャッハァー!虐待だあぁー!
 などと叫んでおくのもいいでしょう。より恐れさせ、ついでにあなたの気分も少しスカッとするかもしれません。 



 いかがでしたでしょうか。今挙げた例は、ゆっくりとの接し方のほんの一例でしかありません。
 場所、状況などによって、対処法は細かく変わっていきます。
 ですが、基本的に覚えておくべき大切なことは一つです。
 それは、ゆっくりもまた、自然の中で、自然のルールに従って生きている、ということです。
 そのルールを極力壊さないようにさえすれば、どのように接するかはあなたの自由です。

 最後に、映像中のゆっくり達の処遇に何か意図的なものを感じられたとしましても、断じて編者達の好みなどでは
ございませんので、予めご了承下さい。
 また、ノイズや周囲の雑音の影響で、何か不適切な発言をしているかのように聞こえる場面があるかもしれません。
そのような発言は断じてしてはおりませんが、この場を借りてお詫び申し上げます。

 それでは皆様、最後まで当DVDをご覧頂きまして、誠にありがとうございました。
 またお会いできるのを、楽しみにしております。ごきげんよう、さようなら。



 ※前作『契約を結ぼう』を読んでくださった方、感想を下さった方、ご指摘下さった方、誠にありがとうございました。
 ※ちぇええええええぇぇぇん、って書きたかっただけです。申し訳ありません・・・
 ※最後に、このような駄作をご覧下さいまして、ありがとうございました。




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最終更新:2022年05月22日 10:52