黒魔族復活の棺
通常罠 (TF3オリジナル)
相手がモンスターの召喚に成功した時に発動する事ができる。
そのモンスター1体と自分フィールド上に存在するモンスター1体を墓地へ送り、
自分の墓地に存在する魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。
TF3でオリジナルカードとして登場した、通常罠カード。
武藤遊戯が幾度となく使用した、魔法使い族専用サポートカードである。
発動条件は「自分フィールド上にモンスターが存在」し、「相手がモンスターの召喚に成功した」時。
自分はこのカードとモンスター1体、相手はモンスター1体を失い、自分は魔法使い族モンスター1体を蘇生するので、2:2交換が成立している。
ディメンション・マジックとは異なりリリースではないので、
召喚僧サモンプリーストを使用することも可能。
一方、墓地に送る効果なので
次元の裂け目や
マクロコスモスなどカードを除外する効果を持つカードがあると発動できない。
このカードの最大のネックは、通常召喚にしか対応していないという点だろう。
昨今の環境では強力なモンスターは大抵特殊召喚されるため、それを除去できないというのは痛い。
さらに、自分フィールド上にモンスターが存在しないと発動できないため、こちらのモンスターを除去してから一気に展開されたりすると全く対応できない。
モンスター除去として見た場合は、
奈落の落とし穴や
神の警告の方が強力である。
しかし、このカードの効果自体は決して弱くない。
相手がシンクロ召喚する場合も、その前のシンクロ素材を通常召喚するタイミングでこのカードを発動すれば、相手の思惑を妨害することができる。
魔法使い族には数少ない汎用蘇生カードなので、魔法使い族統一
デッキならば採用する価値は十分にある。
- 一応輪廻独断で魔法使い族を宣言すれば、蘇生制限を満たしているどのモンスターも特殊召喚可能。
オシリスの天空竜を蘇生するというアニメ再現も可能だが、エンドフェイズに墓地に送られてしまうのであまり意味がない。
一方、アンデットワールドには要注意。
- アニメGX由来のオリジナルカードが並ぶTFシリーズにおいて、唯一の原作遊戯王由来のオリジナルカード。
(アニメDMまで含めれば狂戦士の魂が存在する)
アニメGXのラストデュエルで武藤遊戯が使用した縁で、GXベースのTFに収録されたのだろう。
- 以上の事から遊戯のカードという印象が強いが、このカードを最初に使ったのはブラック・マジシャン使いのレア・ハンター、パンドラである。
最終更新:2012年05月27日 14:12