とある世界にて、ここと似たような殺し合いゲームが行われた。
その殺し合いの参加者は中学生42人だったのだが、この内12人を殺した恐るべき殺人鬼がいた。
その殺人鬼は、何故殺し合いに乗ったのか。
それは…


―そこで俺はコインを投げたんだ。表が出たら坂持と戦う、そして

―裏が出たら、このゲームに乗ると


コイントスである。
その男は、コインを投げて裏が出たというただそれだけの理由で殺し合いに乗り、12人もの参加者を殺してのけたのである。

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

さて、ここに一人の少女がいる。
その少女の名は、栗花落カナヲ。
彼女は、上記の男と似ていた。
両親の虐待を受けた末に苦しみから逃れるために心を閉ざし。
全てがどうでもいいから何も決められない。
故に、指示を受けた時以外で行動をする時は、義姉からもらったコインを投げて決める。
栗花落カナヲは、そんな少女だ。

そんな彼女は、デイバックの中に当然のごとく入っていたコインを取り出す。
殺人鬼と同じように殺し合いに乗るかどうかを決めるのか?
いや、そうではない。
彼女にとって、そんなことはコインなどで決めるものではないからだ。

栗花落カナヲ。
彼女は、鬼殺隊の一員である。
そして鬼殺隊の使命は、その名の通り鬼を殺し、人々を守ることであり、それは彼女の中にもしっかり根付いている。
それに、カナヲは義姉である胡蝶しのぶや今は亡き胡蝶カナエから温かな愛情と教育を受けており、上記の殺人鬼のように善悪や倫理観が崩壊しきっているわけではない。
そんな彼女が、殺し合いに乗って人を殺しまわるなどということを、そもそも選択肢に入れるはずがないのだ。
では、いったい彼女が何のためにコインを取り出したかと言えば、

「どっちに行くか、これで決める」

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

さて、現在カナヲがいるのはE-4北東部。
つまりはこの殺し合い会場のほぼ真ん中である。
ここから東西南北どちらに進むかを決める必要がある。
コインの裏表だけで決められるものなのか?と思うものもいるだろうが、問題ない。
これが3択とか5択なら難しかったかもしれないが、4択なら簡単な方法がある。
それは、「コインを2回投げる」ことである。
これならば、【2回とも表】、【2回とも裏】、【1回目表2回目裏】、【1回目裏2回目表】で4択になる。
今回カナヲは、下記のルールで行き先を決めることにした。

2回とも表→北
2回とも裏→南
1回目表2回目裏→西
1回目裏2回目表→東

そして、カナヲはコインを投げる。
指で弾かれ宙を舞い、そして彼女の手の中に戻ったコインが示した結果は…


「…西に行く」

【E-4北東/1日目・深夜】

【栗花落カナヲ@鬼滅の刃】
[状態]健康
[装備]不明
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2 カナヲのコイン@鬼滅の刃
[行動方針]
基本方針:コインで決める(殺し合いには乗らない)
1:西へ進む

※参戦時期は53話の炭治郎との会話より前です。



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