島のとある地域。家が建ち並ぶが、そのどれもが真っ当な状態ではない。
 ここは既に人が住むのを放棄された村。
 壁に穴が開き、屋根が朽ちた板葺きの家が続く。
 その中を我妻善逸は歩いていた。
 強い意志を鋭い目に宿し、凛とした顔で。

 善逸には、この場の殺し合いに乗る気は無いし、異形の人喰い――鬼がいるのなら討伐するのは当然と思い、弱い人がいるなら守る気でいる。
 だが、それらよりどうしても優先すべき事がある。
 例えこの場に始まりの鬼であり、全ての鬼を生み出した鬼舞辻無惨がいて、善逸がその鬼を討伐する鬼殺隊の一員であるとしても。
 他の鬼殺隊隊士、炭次郎達には人々を守り無惨を討つという彼らの為すべきことがあり、善逸には善逸自身のやるべきことがある。それは無惨の討伐より優先される事だ。
 それは兄弟子の獪岳に対し会い、為すべき事を為す事。名簿の中に名がなく、この場にいないのなら、必ず生き残って脱出する。
 覚悟は既に決めている。だが――

「俺はやるべきことがある……でもさ! やっぱり怖い物は怖いんだよ! なにあの婆さん、あっさり殺して生き返らせたり、変な馬鹿でかい手だしたり!」
 叫び、地面に四つん這いになってうずくまる善逸。鬼との戦いならまだしも、首輪といい、人の蘇生といい、虚空から現れた巨大な手といい未知の超常現象ばかりで善逸はすっかり普段通り自信の無い状態になっている。
 愛用の日輪刀も没収され、支給品は善逸の見る限り、武器に使えそうもない物ばかりだったのもそれを助長していた。
 救いは炭治郎たち鬼殺隊の仲間がいる事だが、近くにいない以上善逸の不安と恐怖が薄れる事も無い。
「せっかく禰豆子ちゃん日の光の下に出られるようになったのに、こんな事ってある!? ダメだきっと死ぬんだ俺死ぬ前に結婚したかった、夢であってくれよ、起きた時禰豆子ちゃんの膝枕だったりしたらもうすごい頑張るから! だから悪夢から覚めてくれーーッ!!」
 自身の叫び声が空しく消えていく最中、善逸の耳は後ろから歩いてくる人の音を聞き取った。
「ちょっと坊ず、うずくまって大丈夫か?」
 善逸が声の向きに振り向いた先には、後ろはふわりと量がある髪を首筋辺りまで切り揃え、こめかみの部位は肩まで長い、金髪碧眼の美女がいた。

◇ ◇ ◇

 カチュア・ラストルグエヴァは、ぼろぼろに朽ち果てた集落の道を、支給品である地図とコンパスを手に歩いていた。
 来ている服はオレンジ色の両胸部分にポケットがあるそっけないデザインのシャツに、同じ色でやはりそっけないデザインのズボン。
 一見、作業服に見えるが左胸元には『LB0006』と番号が振られたプレートがある。
 これは作業服ではない、囚人服だ。
 カチュアは無期懲役の囚人である。それもただの犯罪者ではない。マスコミから『ワンナイトキラー』と渾名された、出会い系であった男を殺し続けた『殺人鬼』である。

「これは新しい実験……ってわけでもなさそうやなぁ」
 カチュアは周囲を眺め呟いた。
 ここは以前、男の死刑囚たちと殺し合いをさせられた時の廃村より、さらに鄙びた村だ。

 実験。そう、カチュア・ラストルグエヴァはある実験の被検体である。
 それは、ミラーニューロンの共感性を応用し、後天的に実在した殺人鬼の人格を植え付けるというものだ。
 その実験が成功した人間は例外なく10代の女性であり、普通の女子が一晩で殺人鬼に豹変するその凄惨さからギリシャ神話の怪物に例えて変貌は『メデューサ症候群』、発症者は『メデューサ』と呼ばれる。
 カチュアもそのメデューサであり、性に奔放な『昼』の人格と、性欲とサディズムが融合した殺人鬼の『夜』の人格を合わせ持っている。

「コンパスからすると……南に小高い山があるっちゅうことは、ここはB-2地区か」
 カチュアは次に名簿を取り出してチェックする。
「千歌と小夜子がおるな。うわ、あの変態組長もわざわざ生き返らせてまで呼んだんか」
 甘城千歌、鬼ヶ原小夜子。
 二人は自分と同じ殺人鬼の人格を植え付けられ罪を犯したメデューサだ。
 カチュアが名前を見て心底うんざりした名前。天童組組長、水野智己。
 自分達メデューサ全員を相手取った筋肉達磨の猛者であり、男女問わずアナルにこだわる変態である。
 変態組長は千歌によって船のポールに串刺しにされて死んだはずだが、あの神子柴のことだ。殺し合いにはうってつけと判断して、生き返らせてまで参戦させたのだろう。
 人の蘇生という超常現象は未だカチュアの身になじまないが、実際目撃した以上信じるしかない。
「とりあえず山沿いに歩いて、羽黒刑務所目指すか」
 行動方針を決めた所で、支給品のチェックに入る。
「お、ラッキー♪」
 支給品の一つは、苦無のセットだった。ナイフでの刺突や投擲を主な戦法とするカチュアにはうってつけの武器である。
 もっとも人格が変貌しなければ意味がないが、今のカチュアは自分の『夜』の人格を知っている。
 おあつらえ向きにそのための薬と衣装まで入っている。

 支給品のチェックを続けようとした途中で、変な高音の叫び声が聞こえてきた。
 叫びの方向に行くと、そこでは黄色の黄物を羽織った少年が崩れるように両手両膝をついていた。
「ちょっと坊ず、うずくまって大丈夫か?」

 ◇ ◇ ◇

 話しかけられた善逸は、カチュアに向かって突進した。
 カチュアは焦った。しまった、殺し合いの場だというのに不用意に近づいてしまった。
 善逸は慌てるカチュアの胴に抱き付き。
「お願いしますお姉さん! どうか俺と結婚してください!」
 顔を上げ、カチュアに対しそんな台詞を言った。
「ハァ?」
 カチュアは頭が真っ白になった。この状況で助けならともかく結婚という言葉は、発想が飛びすぎている。
「意味分からへん。イカレてんのか、この状況で?」
「俺いつ死ぬか分からないんですよ! いやきっと九分九厘死ぬんですよここで! だから結婚してくれれば救われるんですよ俺のこと好きだから心配して声かけてくれたんでしょ頼みますよ!!」
 カチュアは思った。ここで結婚と言い出す意味は分からないが、混乱している事は分かる。
 それに、この少年が童貞だという事も分かる。
「結婚は無理やけど、一発ヤルなら別にかまへんで」
 そこでカチュアはさらに突拍子もない事を言って少年の意表を突くことにした。元々カチュアは性に奔放だ。実際にやって落ち着いてくれるなら安いものだ。
「……あの、やる、って……床の方で?」
「せや。そこの家に入って5分もあれば十分やろ」
 カチュアは親指で近くの家を指した。
「本当に?」
「ホンマに」
 数秒間、互いの動きが止まる。辺りは風が木の葉を揺らす音のみになった。
「違うんだって!! いや、違くはないよ!! 本音を言えば俺も確かに床入りしたいよ!! でもそういうんじゃないんだよ!!」
 善逸はカチュアの腰に顔をこすりつけた。
「俺、捨て子だったからさ! 家族の団欒とか温かい家庭ってやつを知らないんだよ!
 だから、きちんと結婚して所帯を持ってそういうのを作りたいんだよ!」
「こないなとこで所帯持ってどないすんねん! 次はあれか、子供でも欲しいってか!? 5分でヤって5分で産めちゅうんか!?」
「出来るんですか!?」
「できるかボケェッ!!」
「平手打ち!?」

 ◇ ◇ ◇

 互いに言い合い、抱き付く善逸をカチュアが突き放そうとし、それらを繰り返して数分後。
「すみません、ちょっと混乱してました……」
「混乱で結婚言い出すのもブッ飛びすぎてるけどな」
 ようやく落ち着いた、両頬が赤くなった善逸とカチュアが改めて向かいあった。
「俺には禰豆子ちゃんがいるのに、昔みたいにいきなり結婚を申し込むなんて禰豆子ちゃんに失礼な……」
「彼女おるんかい。それにどっちに対して失礼思うとるんや」
 はあ、とカチュアは息を吐いた。
「大体家族なんて、そんなええもんばかりちゃうで」
 そう言ってカチュアは苦い顔になった。
 その言葉が気になった善逸は、改めてカチュアの顔を見る。金髪碧眼のその容姿は日本人に見えない。
「そういえばお姉さん、異人さんみたいだけど日本語お上手ですね」
「ワタシはお母んがロシア人やけど、生まれも育ちも京都の外れやさかい。お母んはワタシを生んですぐロシアに帰ったけどな。
 そんでワタシは日本生まれの日本人なのにお母んゆずりのこのなりやろ? 子供の頃はよくいじめられてな、泣いて帰るとお父んが釣りに誘って慰めてくれたんや」
 人差し指で胸を刺し、カチュアは善逸の表情を見る。善逸は羨ましそうに微笑んでいた。
「で、中学に入るころになると、そのお父んに無理やり犯されてな。それはもう毎晩毎晩」
 あっけらかんと笑みさえ浮かべているカチュアに対し、善逸の表情は目に見えて変わった。
「結局耐え切れず、16の時に家を飛び出し、それ以降落ちに落ちて今ではこの通り、立派な無期懲役の囚人や」
 涼しい顔を変えず、カチュアは手首をひらひらと振った。

 カチュアはただで自分の身の上話を聞かせたかったわけではない。同情を寄せられることを期待していた。
 何しろカチュアは、ただの囚人ではない『殺人鬼』である。
 幸いなことに目の前の少年は知らなかったようだが、この状況で殺人鬼など信用されるはずもない。
 そのため、自分が犯罪者に堕ちた経歴で同情され、信用を買おうとした。

 カチュアが思う以上に同情されたのか、善逸は暗い表情になった。
 しばし話が止まった後。
「俺は悪い事ばかりじゃなかったですよ」
 呟くように善逸が言った。
「俺は女の人に騙されて借金作って、それを払ってもらえる代わりに……ある剣術の内弟子になったんです」
 善逸はあえて鬼についての説明は避けた。信じてもらえるとは思わなかったからだ。
「師匠の爺ちゃんは怒るしよく殴りすぎだったし、兄弟子の獪岳は俺を嫌ってやめろと責めてたけど、爺ちゃんは決して俺を見捨てはしなかったし、獪岳は誰よりもひたむきな努力を続けてきたのを見てきました。
 そんな二人と囲む膳は、笑いとかはなかったけど、それでも悪い雰囲気じゃなかったです」
 それは遠い、届かない思い出のような口調だった。
「だから、俺はどうしても獪岳に会わないといけない。会ってやるべきことがある。この名簿の中にいない以上必ず生き残って脱出する」
 その言葉で善逸は覚悟を思い出したのか、目は固い決意の込められた鋭い瞳に変わり、引き締まった表情は瞳と合わせ周囲にピリピリと電撃が発生したような雰囲気を作り出す。
 張りつめた表情で拳を強く握りしめ、腹の据わった様子の善逸を見て。
『こいつ、アホでヘタレやけど意外と使えるか?』
 そうカチュアは考えた。
「ワタシは多分同じ囚人の二人が向かうと思う羽黒刑務所へ行く気やけど、アンタはどないする?」
「俺も一緒についていきますよ。最初は仲間が全員知っている産屋敷邸に行こうと思ったけど、よく考えたら炭次郎は今頃人助けしてるだろうし、伊之助はそもそも漢字読めないんで二人とも行けないでしょうから」
 他の鬼殺隊隊士についても、善逸は考えていた。不死川玄弥は同期だけど、知っているのは炭治郎の方だし、時透無一郎は柱稽古で会ったきり。宇髄天元は強いけどあまり会いたくない。
 以上に加え、女性を一人には出来ないという考えから、善逸はカチュアと共に行くと決めた。
「いや、この地図だとワタシらがいるのはB-2地区やから、産屋敷邸を回ってから羽黒刑務所に向かった方がええんちゃう?」
 善逸が共に行くことに、カチュアは内心幸運に思いながら提案した。
「いいんですか? 俺はもし仲間と出会えるとしたら頼もしいですけど、お姉さんの方が遅れますよ?」
「まあ、大丈夫やろ。片方は身体能力高いし、もう片方は知恵が回るから二人とも強敵と出会ってもうまく逃げ続けるくらいできる思うで」
「結構知ってて信頼しているんですね。その人達って友達ですか?」
 丁度自分にとっての炭次郎と伊之助のように、と善逸は思って尋ねた。
「友達……? ……そうやね、うん、友達や」
 カチュアは意表を突かれたが、友達と言われればそうなのだろう、と思った。
 ここに呼ばれてはいない同じメデューサの槇村霧子のように大声で叫ぶ気は無いが、同じような経過を経て罪を負わされ、互いに殺し合い、殺しをさせられる。
 そんな同じ境遇を共有できる仲間だ。
「で、この名簿にある甘城千歌と鬼ヶ原小夜子がそうなんやけど……なんて言ったらええか……二重人格、というやつでな。
 おとなしい方が表に出てる間はええんやけど、凶暴な方やとアンタがどうなるかわからへんから、出会ったらワタシに話し任せてくれんか?」
「いいですよ。俺も仲間に会ったら先にいくつか話しします」

 カチュアは内心ほくそ笑む。殺人鬼と知られずに信用を得る作業はある程度うまくいった。一緒に行動するおまけつきだ。これで善逸の行動を多少はコントロールできる。
 これで『夜』の殺人鬼にならなくてもひとまずは上手くいくだろう。

 支給品の中には、殺人鬼の人格の『スイッチ』を入れるための服がペン型注射器の発火剤と共にあった。
 発火剤は3本。1回で5時間は『夜』の人格になれるとある。打ち方はキャップを外し、底面を身体に押し当て上部を音が鳴るまで半回転させ、頂点のスイッチを押す、というものだ。
 千歌の方はよほど追い詰められない限り、自分からは打たないだろうが、小夜子は千歌を探し守るため、ほぼ間違いなくすぐに打っているだろう。
 カチュア自身は、支給品のチェックが終わった時点で打とうかと思っていたが、善逸との出会いで考えを変え、危険が迫るまでは取っておく方針に切り替えた。
 元々殺人鬼の人格になっても、カチュアの戦法は罠を用意して、仕掛けて嵌める殺り方だ。近接戦でもナイフで戦えないことは無いがそれほど強くは無く、不意打ちが主だ。
 善逸が一緒についてくるなら、最低でも囮には使えるだろう。強いのなら万歳だ。

「じゃあ、ワタシちょっと着替えるで」
「あ、はい……え、ええ!?」
 カチュアは囚人服を善逸の目の前で脱ぎ、裸身をあらわにした。
 その姿のまま鞄から『スイッチ』であるケープコートのセットと薬、苦無を取り出し、薬を服の胸元に、苦無をレッグホルスターに仕込んでおく。
 続いてレッグホルスターを装着し、肌の上から直接コートを着込みベルトで止めて、ケープを羽織りブーツを履く。
 最後に毛皮の帽子、パパーハを被り着替えを終えた所で善逸を向き、そこで目を見開いた。
「ちょい待ち、何で泣いてるん!?」
 善逸は陶然とした表情のまま、はらはらと涙を流していた。
「……こんな夢のようなことが俺に起きるなんて……。
 ……そうか、俺はもうすぐ死ぬんだ……」
「ワタシのストリップ見て、なんでそないなネガティブ反応やねん!」
 善逸を利用するためのサービスのつもりだったのに、予想外の反応に驚いたカチュアは善逸の肩を掴んだ。
「さっきの決意はどないしたん!? もっと元気だしいや! う、あかん、余りのネガティブさで何かワタシまで泣けてきた!」
 泣き続ける善逸に対し、カチュアは目元を拭きながら善逸の肩を揺さぶった。

 ◇ ◇ ◇

「すみません、ちょっと混乱してました……」
「それ、さっきも聞いたなぁ」
 数分後、ようやく泣き止んだ善逸に対し、カチュアはあきれ顔になった。
「まあ、落ち着いたなら次はアンタの武器に使えそうなもの、探してみよか」
 苦無を見た善逸によると、善逸には支給された武器が無いというので、家に入り何かを物色してみる事にした。
 剣士というならば、中に箒とか、囲炉裏の灰掻き棒でもあれば善逸も戦えるのでは、という理由だ。
 二人はまず入口の近くに傘立てがないかと思い、探してみると目当てのものはすぐ見つかった。竹で編んだ深い籠だ。
 ただし、それには傘ではなく一振りの日本刀が差さっていた。
「……刀ですよね、これ」
 善逸があまりにも想定外の物に確認を取るよう、カチュアに話しかける。
「……刀やな」
 それに対しカチュアは善逸の言葉を繰り返した。
「いやいや、ちょい待ち。何で家の入口に傘みたいに刀が差さってるんや。おかしいやろどう考えても」
 カチュアは家を出て、隣の家に入る。すぐ善逸にカチュアの声が聞こえた。
「こっちにもあったで。あの婆、本気で殺し合いさせる気なんやな」
 ここに来れば、まともな武器を支給されたかった参加者でも問題ないという事か。二人は同じ結論に達した。

『千歌と小夜子の為に二本持ってくか』
 カチュアはそう考え、籠から刀を取り出した。

 二本は重いな、一本にしとこか。と、カチュアが独り言をつぶやいている間、善逸は刀身を確認しながらカチュアのいる方を見て思った。

 彼女が俺に話す時に聞こえる『音』は、今まで俺を騙してきた女の人たちと同じ音がした。自分を利用しようとする音だった。
 だけど、彼女が『友達』と言った時は、少し寂しくて、そして楽しくて、それでいて悲しい音がした。
 彼女が生き残るために俺を利用するとしても、俺はその友達に会いたいという思いだけでいい。それだけで彼女を信じられる。

 探索を終えた二人は、腰に刀を差した状態で並んだ。
「ほな行こか。ええと……」
「はい、あ……そういえば、名前まだ聞いてませんでしたね」
「ああ、そやな。初対面の女に名前聞く前に結婚申し込むなんてどういう神経しとんねん」
 カチュアは善逸に向かって右手を差し出した。
「ワタシはカチュア・ラストルグエヴァや。カチュアでええで」
「俺は我妻善逸です」
 善逸が遅れて右手を上げたところ、カチュアはぐいと善逸の手を引き寄せ、両手で包んで笑顔を見せた。
「あんじょうよろしゅうな、善逸」
 善逸は見る見るうちに顔が真っ赤になり、カチュアの手を上から握り返した。
「ハ、ハイ―ッ!! よろしくお願いします、カチュアさん!!」
 カチュアは善逸の女好きにつけこむための行動とはいえ、予想以上の反応に思わずため息をついた。
「善逸、自分その童貞臭何とかせんと結婚できへんで。折角顔は悪うないのにその態度だと女から騙されるのも分かるし、好きな子からも押し強すぎて嫌われるやろ、絶対」
「グハッ!」
 カチュアの言葉のナイフが善逸の胸に突き刺さり、善逸は思い切りのけぞった。

【B-2北・集落/1日目・深夜】

【カチュア・ラストルグエヴァ@サタノファニ】
[状態]健康、『昼』の人格
[装備]日本刀、藤の花の毒苦無×20@鬼滅の刃、発火薬@サタノファニ
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2、発火薬×2
[行動方針]
基本方針:ゲームから脱出する。
1:千歌、小夜子との合流。
2:そのために産屋敷邸を経由して羽黒刑務所を目指す。
3:生き残るため、そして殺人鬼の話を広められないよう、善逸を利用する。

※参戦時期は対天童組戦終了後の行動で懲罰房に入れられ、復帰した後です。

【我妻善逸@鬼滅の刃】
[状態]健康
[装備]日本刀
[道具]基本支給品、ランダム支給品1~3(善逸が見る限り武器に使えそうなものは無い)
[行動方針]
基本方針:ゲームから脱出する。鬼を倒し、人を守る。
0:脱出し、獪岳に必ず会う。
1:カチュアを守る。
2:炭治郎、伊之助を含めた隊士達との合流。
3:鬼を斬るための日輪刀を探す。

※参戦時期は柱稽古の最中です。

※B-2地区北部の集落は彼岸島の村なので、刀が一軒ごとに置いてあります。



前話 名前 次話
START カチュア・ラストルグエヴァ [[]]
START 我妻善逸 [[]]
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