感想22-02

ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-

点数:27P 票数:14票 (2022-07-29) きゃべつそふと




A-15■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+2 SC H2 1910
「だから――友達ってのは――喧嘩するもんなんだぜ!!」

能力バトル中心のダークファンタジー。
暗い展開がずっと続き、茅ヶ崎征士クラスの悪役がいたりするなどエグイ部分もあるが、不思議と鬱な気分にならない。
主人公パーティーは絶望的な展開でも決して諦めない。常に前向きに意思を貫き通していくので、暗い話でも不快感が無いのが素晴らしい。

悪落ちするキャラは11人以上!! 味方キャラはほぼ全員が悪落ちしたんじゃないかなあ?
クラスメートは最初はバラバラで仲が悪い。仲間割れや喧嘩は当たり前。何度も拳でぶつけて語り合って、そして友情を深めていく。
6人全員が同じことを言うわけではなく、それぞれ独自の答えを持っているのはポイント高い。
全キャラに出番があり。主人公、ヒロイン、クラスメート、敵キャラ、サブキャラ、そしてモブキャラまで全員に見せ場がある!!
前半と後半のキャラ印象がまるで違う。アリアンナは初期印象はよくなかったが、メアのシーンで評価が完全にひっくり返った。理想的な成長物語になっている。

本作最大の伏線トリックはただ驚きを与えてくれるだけではない。ここからが真のジュエハが始まる。
伏線回収で判明したジュエハの世界観が一気に広がり物語の核と融合していく。
味方サイドと敵サイドのぶつかり合う意思。ネタバレになるので詳しく書けないが、この世界観が最高に良かった。
そしてちゃんと決着まで持っていて物語を終わらせているのを評価したい。
セシリアのシーンはエロゲーやって久しぶりにボロボロに泣いた。ジュエハの世界観が本当に好きになったからこそだと思う。


発売日を守ってショップ・ユーザーに迷惑をかけていない。
続編・FD前提でなく1作で完結していて、過去作キャラに頼ることもなく、過去作ネタもない完全新作。過去作の欠点を直して新しい路線に挑戦している。
能力バトル系の中では難しい用語もなく、癖がなくとても読みやすく、とてもわかりやすい。
そしてめちゃくちゃ面白い。全てのエロゲーマーに自信をもって薦められる1本。

メアに発情獣シーンがあったのでエロ満足度は2に。メアは後期バージョンのほうが可愛い。

1-52■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■-- SC H2 1900
おのれ冬茜トム……!一体何度我々を騙しおおせるのか……!
異世界学園+スパイ+能力者というベッタベタな設定。だがゆるいのは序盤だけ。
中盤以降は民度は最低で出血量は最多、エグい展開もバンバン来る、冬茜作品でも群を抜いてハードな作風である。

今回は一本道でパーティ行動が基本となる。ペガサス組が主役の群像劇だと言ってもよい。
「強い意志を持つ者には力を持つ宝石が宿る」という設定の下、協調性皆無のワガママ小僧達が
全身全霊で維持を張り合いながら強大な敵に立ち向かい、無二の仲間達へとなっていくチームものだ。
面子も文系戦闘狂・毒舌ケモロリ・実は一番クレイジーなダイヤモンド等濃い奴揃いで、否応なく級生達への愛着は沸く。
お気に入りはメア。最初ツンツン、後からデレデレという元来の意味でのツンデレとか久々に見た。

……だからそれこそが罠だったなんて、気付けるはずもなかった。

今回も前提そのものをひっくり返す展開は健在である。だが今回それはクライマックスではなく、スタートライン。
それまで見てきたものの意味を理解することで初めて本作のテーマが浮き彫りになり、
それがどれだけ切実なものだったのか思い知らされるというショッキングな構成には打ちのめされた。
なにしろ神の視点を持つはずの俺までもが仲間達への向ける目が変わってしまい、最後まで引きずった程だ。
正直今でも完全に元通りにはなってない。あれを克服したソーマはすげぇよ……。
おトムさんに踊らされるのはいつものことだが、ここまで思惑に嵌ったのは初めてだからちくしょう!

そこからはもう最後まで怒涛の伏線回収と、自身すら焼き尽くす程の魂の絶叫同士のガチンコバトル。
特に本作のテーマと密接に絡むソーマ戦、ルビイ戦、そして裏の主人公たる彼との戦いの熱量は2022年でも屈指である。も
戦闘シーンの演出がしょぼいのと、ラストが蛇足というか設定のための展開だと感じたのが難点かな。
局所の盛り上げに全振りした分、全体の完成度は過去作より落ちた印象は拭えないか。
あとメアはその名を冠しながらおもらしが無いのはどうなのさ。安堵と弛緩からくる幸せなおもらしがさぁ。

1-13■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+1 SG H2 1682
冬茜トムとかいう稀代のライターにまた分からされてしまった。今回も脳天カチ割ってくれてありがとう。
氏といえば特に伏線回収や筋運びの妙に定評のあるライターさんだと思いますが、今作でもその手腕は存分に発揮されていました。
序盤から大きな謎がバンバン出てきてかつそれに付随して細かい伏線もちりばめられ、あれもこれも怪しい気になるで掴みから凄いなと。
中盤以降も筋運びが上手すぎて、明らかに怪しい描写があるのにシナリオに夢中にさせられてそこから目をそらされ続けます。
そして終盤で背後からどんでん返しパンチを貰って無事KOですよ。
決して油断していたつもりはなかったのですが、後から思うとそう仕向けられていたんだなと。先の展開が気になりすぎて細かいところに目が行かなくなるんですよね。
過去作同様、いわゆる信頼できない語り手的な手法ですが、ノベルゲームである事を活かした上での使い方が如何せん上手すぎる。
自分が思いこまされていた世界の前提が一気にひっくり返されたときのカタルシスは何度味わっても堪らないものがあります。
設定周りも最高でした。
まずもって「輝く意志が宝石となり、強すぎる意志は死してなお遺志として残る」という設定がオシャレ過ぎて好き。
だからこそ各キャラクターたちの強い信念はより美しく、魅力的に感じました。
特にルビイ。彼女の見た地獄、感じた絶望から出ずる怒りはどうしようもない程に悲しく、心からの慟哭には胸が震えました。
上で書いたどんでん返しのシーンと合わせて、彼女関係のシーンは特に印象に残っています。
さて、全体的に要素が多かった本作ですが、広げた風呂敷を畳み切ったのは流石の一言。
むしろ序盤で想定していた風呂敷のサイズより実際は大きくて、またしても上がり切ったハードルを超えられてしまったなと。
一応謎、というかまだ作品として広げられる余地はあるので、CS版で語られたりするのだろうかと妄想してみたり。

1-61■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■-- SM H3 580
きゃべつそふとでのトムの新作ということで過去作同様、思考の斜め上から突き抜けるギミックに驚嘆しつつ、
それまでの異能力を介して絆を深め合う過程も面白く、まさに全体的に高水準、パワーアップしていた印象を受けました。
さくレットでもそうでしたが、主人公視点で見ていたが故に自己の中で固まっていた世界観が、
ある場面から180度変わっていく瞬間は他作品ではなかなか味わえない興奮を感じられ、それだけでもプレイして良かったなと思う作品です。
そして、女の子に虐められるHシーンが今作もしっかり入っており、その側面でも満足感がありました。
ありがとうルビイ。ありがとうトム。

1-28■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+2 SC H2 554
今までプレイしたエロゲの中でも、一番と言っていいほど楽しめた作品でした。
システム面や演出面、ラストの駆け足感等のマイナスポイントを差し引いても、圧倒的な面白さだったと思います。
感覚的には、中だるみの無い週刊少年ジャンプの作品を読んでいるような気分。
本作は本当に「見せ場」が多い作品で、他の作品であれば各ルートのエンディングにありそうな盛り上がりが、
ルートの途中に当たり前のように転がっていて、何度も度肝を抜かされました。
カップリング面では、ソーマとアリアンナは本当に尊かったですね。
最後に、「Rising Fomalhaut」は神!!

1-63■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+1 SM H1 545
最後まで没頭してプレイできた名作。
中盤の「あのCG」はきちんと伏線もあったのに、全く気づかずにまんまと騙されたので気持ちよかった。
見た目の第一印象で一番可愛いと思ったヒロインはルビイだったが、
躊躇なく残虐な行為を繰り返す姿を恐ろしく感じていた。
だが、あのCGで全てをひっくり返され、最終的に大好きなキャラになった。
ボーカル曲は5曲とも素晴らしかった。
シナリオに特化した分エロを放棄してしまった点はエロゲーマーとしては残念。
あからさまに回収しなかった伏線もあるので、早く続編かイチャラブ強めのFDを出して欲しい。

1-21■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+1 SG H1 532
細かい所で伏線を置き、一枚のCGで世界観を一撃でひっくり返され歯車がかみ合う瞬間は本当に爽快だった。
ヒロイン・サブ・敵と魅力的なキャラクターも多く、特にセシリアの最期の願いのために戦い続けたギメルは本当に好きになった。
強大すぎる敵、あらゆる困難や絶望、時には主要キャラの死亡や裏切り等とにかく主人公サイドに不利な状況をこれでもかとぶつけてくるが、
ペガサス組の面々が力を合わせ乗り越えていく熱さもあるなど、種族を越えた友情も一つのテーマとなっている。
状況が一転二転する展開のせいで寝る間を惜しんでプレイした良作。

1-47■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+2 SC H2 334
騙されまい騙されまいと必死に集中して読み込んでもあっさりと盲点を突かれる、相変わらず見事な手腕である冬茜トム先生。
敵とのバトルは正直ダレましたが、味方同士のガチバトルは素直に面白かったです。
それとラスボスが黒ひげ危機一髪かと思うくらいブッ刺されててネタキャラとしか思えませんでした(笑)。
ルビィちゃんが可愛かったです。

1-31■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■-- -- -- 318
冬茜トムさん作品の中では一番厨ニ臭くもあり、一番エグい展開が多かった気がします。
フワフワした世界観をイメージしていただけに、良い意味でギャップがありました。
いままでの過去作と同じ長所も維持されていたので、とても面白かったです。
とある事実が判明するシーンは、今年のエロゲで個人的には一番の衝撃でしたね。

1-44■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■-- SM H2 240
シナリオ構成の魔術師冬茜トム健在
CG一枚で今までの話の根幹がひっくり返るのは見事としか言いようがない
ただ、今回は最終戦よりその前に全力過ぎて〆がうーんってなってしまったなぁ
あと体験版の頃から思ってたけどヴェオのが主人公だよね

1-41■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■-- S- -- 191
例のシーンの衝撃度は今年1でした。その後の主人公対ペガサス組の戦いがこのゲームで一番好きなシーンです。
色々とつっこみたい部分はあるのですが、それ以上に印象的なシーンが心に残る物語でした。

A-18■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+1 SC H1 166
冬茜トム氏の最新作。相変わらずの天地がひっくり返るかのような叙述トリックが炸裂。
ネタバレできないのでこれ以上はなんとも言えないですが自信をもってのオススメです。

1-20■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+1 SC -- 146
トム氏お得意の叙述トリックは本作も健在。終盤の展開と恋愛要素の扱いがやや残念だったが概ね期待に応えてくれた。しらたま絵のバトル作品も悪くないもんだ

1-46■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+2 SC H2 102
キャラの可愛さからは想像出来ないハードな内容だったけど面白かった。
カーラちゃんも攻略させてくれ。




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最終更新:2023年01月30日 01:22
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