「照英がバトルロワイアルに参加させられてる画像ください」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
照英がバトルロワイアルに参加させられてる画像ください - (2012/12/04 (火) 23:03:12) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
*照英がバトルロワイアルに参加させられてる画像ください ◆i7XcZU0oTM
----
「こ、ここは……?」
ぼんやりしていた意識がやっとはっきりしてきた。
「…………一体、何がどうなっているんだろうか?」
……分からない。何がなんだか、理解できない。
僕が、何故ここにいるのか、分からない。
「そうだ、殺し合い!」
分からない事だらけで混乱しかけていた頭が、はっと我に帰る。
そうだ、殺し合い。
僕は、殺し合う気なんて全くないから、そこは心配ないけれど。
僕の知り合いもいるのだろうか……?
そう思うと、急に不安になってくる。
もし、僕の知らない場所で、殺されてしまったら?
そう考えると、不安で胸が締め付けられる。
(……お、落ち付け。落ち着くんだ。まだ、知り合いがいると、決まった訳じゃない)
まだ、知り合いがいると決まった訳じゃない……。
裏を返せば、知り合いがいないと決まった訳でもない……。
「……負けちゃいけない、いけないんだ……」
それでも、やっぱり怖いし、心細い。
こんな、場所だからだろうか?
辺りを見回せば、闇に染まる樹木たちが、風でガヤガヤと揺れている。
まるで、「逃げ場なんてないぞ」と、囃し立てるように……。
「一体、何だっていうんだ……」
とにかく、ここにいても始まらない。
バッグを背負い、とぼとぼ歩き出した。
◆
「……あっ」
「おやおや、こんな所に人がおったとは……」
とぼとぼ歩き続けていると、向こうからお婆さんが歩いてきた。
いかにも柔和そうで、優しそうなお婆さんだ。
「あっ、お婆さんも参加させられているんですか……?」
「そういう事になるのう」
そう言うと、お婆さんは一瞬悲しそうな表情を浮かべる。
「お互い、運が無いですね…………」
「そうじゃな……じゃが、それでもまだ運は尽きておらんようじゃぞ」
「えっ?」
「君と出会えた事が、幸運じゃった。1人では、何をするにも心細いからの」
……やっぱり、お婆さんも心細かったんだ。
さっきの僕と、同じように。
誰だって、1人じゃやっぱり寂しいよね。
「……と言う訳じゃ、わしと一緒に行ってはくれぬか? 老いぼれ一人じゃ、不安じゃ」
「もちろんですよ! お婆さんを一人にしておく訳にはいかないですし」
「ふぉっふぉっふぉ、頼もしいの」
頼りにされるのは、素直に嬉しい。
でも、僕は……。
ただの、モデルだ。特別、優れている訳じゃない。
でも……もしも、何かあったら。
何かあったら、僕がこのお婆さんを守らなきゃならないんだ。
そう思っていた時……。
まるで、僕の心の中を読みとったかの様に、お婆さんが僕に問いかけた。
「この先、どうなるか分からん。私の鞄に入っていた物じゃ、役に立つかどうかは分からんがの……」
「…………金属バットですか」
「一応、武器の代わりにはなるじゃろうて。一応、お前さんのも確認してみてはどうじゃ。もしかして、
そのバットより役に立つ物があるかもしれんしの」
はっ、と気がつく。
僕も、あの鞄を持たされていたんだった。
それなら、僕の物にも、何か役に立つ物があるのかもしれない。
……確証はないけれど。
僕のには何が入ってるのかな…………。
ある種の期待を抱いて、中の物を取り出した。
……けど、中に入っていた物は、思っていたよりいい物じゃ無かった。
「サーフボードに…………冷蔵庫と水着!?」
一体、こんな大きな物をどうやって入れたんだろうか……。
気にはなるけれど、とにかく、入っていた物は仕方が無い。
……でも、この3つの物は、どう考えても役に立ちそうにないなあ。
半分落胆しながら、冷蔵庫の扉を開けると……。
一番、目立つ場所に紙が貼り付けてあった。
「えっと……『スク水姿の照英が冷蔵庫でパトカーを破壊している画像下さい』?」
「……どう言う意味じゃろうか?」
「僕にも、さっぱり意味が分からないです……」
とにかく、この3つは役に立たないだろうな。
サーフボードなら、咄嗟の時に盾になるかもしれないけど、持ち歩くには不便すぎるし……。
いや、冷蔵庫も、一応は盾になるかな?でも、こんな重い物、持ち歩いてられないよ……。
結局、どれも「将来役に立つかもしれないけど、今は役に立たない」と言う事になった。
でも、早い段階で分かって良かった、かもしれない。
だって、早い内に知る事ができるなら、がっかり感も薄いかもしれないから。
「……ここにいても、埒があかぬ。とにかく、他の場所も見に行かんか?」
「そう、ですね。そうしましょう」
出来るだけお婆さんを心配させないように。
何ともないように装って返事をした。
こんなふざけた殺し合いなんて、間違ってる。
誰も、殺し合う必要なんてないんだ。
皆で力を合わせれば、きっと、誰も死なないで済むんだ……。
……複雑な思いを抱えたまま、僕たちは歩きだした。
【A-3・神社付近/1日目・深夜】
【照英@ニュー速VIP】
[状態]:健康、不安
[装備]:金属バット@現実
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、冷蔵庫とスク水@ニュー速VIP、サーフボード@寺生まれのTさん
[思考・状況]
基本:殺し合う気は無い。皆で生きて帰る
1:ここにいても、埒があかない。どこかへ行ってみよう
2:きっと、誰も死なないで済むんだ……
【麦茶ばあちゃん@ニュー速VIP】
[状態]:健康、不安
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品
[思考・状況]
基本:殺し合う気なんぞ無い
1:ここにいても埒があかぬから、他の場所へ行こうぞ
※2人がどこに向かったかは、次の書き手さんに任せます
≪支給品紹介≫
【サーフボード@寺生まれのTさん】
海水浴に行っていた人達を助けた時に乗っていた物。
結局、来ていた人達はTさんのお陰で助かった。寺生まれはスゴい。
【冷蔵庫とスク水@ニュー速VIP】
『スク水姿の照英が冷蔵庫でパトカーを破壊する画像』より。
電源があれば、冷蔵庫は普通に使える。
【金属バット@現実】
ただの金属バット。
あくまでスポーツ用品なので、武器として使い続けるのは厳しい。
|sm03:[[MSKK「不遇キャラってレベルじゃねぇぞ!」]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm05:[[一つ罪なき男女を殺し、二つ開いた殺し合い、三つ卑劣な管理人を、退治てくれよ鬼淑女]]|
|sm03:[[MSKK「不遇キャラってレベルじゃねぇぞ!」]]|[[投下順>00~50]]|sm05:[[一つ罪なき男女を殺し、二つ開いた殺し合い、三つ卑劣な管理人を、退治てくれよ鬼淑女]]|
||麦茶ばあちゃん|sm:[[]]|
||照英|sm:[[]]|
*照英がバトルロワイアルに参加させられてる画像ください ◆i7XcZU0oTM
----
「こ、ここは……?」
ぼんやりしていた意識がやっとはっきりしてきた。
「…………一体、何がどうなっているんだろうか?」
……分からない。何がなんだか、理解できない。
僕が、何故ここにいるのか、分からない。
「そうだ、殺し合い!」
分からない事だらけで混乱しかけていた頭が、はっと我に帰る。
そうだ、殺し合い。
僕は、殺し合う気なんて全くないから、そこは心配ないけれど。
僕の知り合いもいるのだろうか……?
そう思うと、急に不安になってくる。
もし、僕の知らない場所で、殺されてしまったら?
そう考えると、不安で胸が締め付けられる。
(……お、落ち付け。落ち着くんだ。まだ、知り合いがいると、決まった訳じゃない)
まだ、知り合いがいると決まった訳じゃない……。
裏を返せば、知り合いがいないと決まった訳でもない……。
「……負けちゃいけない、いけないんだ……」
それでも、やっぱり怖いし、心細い。
こんな、場所だからだろうか?
辺りを見回せば、闇に染まる樹木たちが、風でガヤガヤと揺れている。
まるで、「逃げ場なんてないぞ」と、囃し立てるように……。
「一体、何だっていうんだ……」
とにかく、ここにいても始まらない。
バッグを背負い、とぼとぼ歩き出した。
◆
「……あっ」
「おやおや、こんな所に人がおったとは……」
とぼとぼ歩き続けていると、向こうからお婆さんが歩いてきた。
いかにも柔和そうで、優しそうなお婆さんだ。
「あっ、お婆さんも参加させられているんですか……?」
「そういう事になるのう」
そう言うと、お婆さんは一瞬悲しそうな表情を浮かべる。
「お互い、運が無いですね…………」
「そうじゃな……じゃが、それでもまだ運は尽きておらんようじゃぞ」
「えっ?」
「君と出会えた事が、幸運じゃった。1人では、何をするにも心細いからの」
……やっぱり、お婆さんも心細かったんだ。
さっきの僕と、同じように。
誰だって、1人じゃやっぱり寂しいよね。
「……と言う訳じゃ、わしと一緒に行ってはくれぬか? 老いぼれ一人じゃ、不安じゃ」
「もちろんですよ! お婆さんを一人にしておく訳にはいかないですし」
「ふぉっふぉっふぉ、頼もしいの」
頼りにされるのは、素直に嬉しい。
でも、僕は……。
ただの、モデルだ。特別、優れている訳じゃない。
でも……もしも、何かあったら。
何かあったら、僕がこのお婆さんを守らなきゃならないんだ。
そう思っていた時……。
まるで、僕の心の中を読みとったかの様に、お婆さんが僕に問いかけた。
「この先、どうなるか分からん。私の鞄に入っていた物じゃ、役に立つかどうかは分からんがの……」
「…………金属バットですか」
「一応、武器の代わりにはなるじゃろうて。一応、お前さんのも確認してみてはどうじゃ。もしかして、
そのバットより役に立つ物があるかもしれんしの」
はっ、と気がつく。
僕も、あの鞄を持たされていたんだった。
それなら、僕の物にも、何か役に立つ物があるのかもしれない。
……確証はないけれど。
僕のには何が入ってるのかな…………。
ある種の期待を抱いて、中の物を取り出した。
……けど、中に入っていた物は、思っていたよりいい物じゃ無かった。
「サーフボードに…………冷蔵庫と水着!?」
一体、こんな大きな物をどうやって入れたんだろうか……。
気にはなるけれど、とにかく、入っていた物は仕方が無い。
……でも、この3つの物は、どう考えても役に立ちそうにないなあ。
半分落胆しながら、冷蔵庫の扉を開けると……。
一番、目立つ場所に紙が貼り付けてあった。
「えっと……『スク水姿の照英が冷蔵庫でパトカーを破壊している画像下さい』?」
「……どう言う意味じゃろうか?」
「僕にも、さっぱり意味が分からないです……」
とにかく、この3つは役に立たないだろうな。
サーフボードなら、咄嗟の時に盾になるかもしれないけど、持ち歩くには不便すぎるし……。
いや、冷蔵庫も、一応は盾になるかな?でも、こんな重い物、持ち歩いてられないよ……。
結局、どれも「将来役に立つかもしれないけど、今は役に立たない」と言う事になった。
でも、早い段階で分かって良かった、かもしれない。
だって、早い内に知る事ができるなら、がっかり感も薄いかもしれないから。
「……ここにいても、埒があかぬ。とにかく、他の場所も見に行かんか?」
「そう、ですね。そうしましょう」
出来るだけお婆さんを心配させないように。
何ともないように装って返事をした。
こんなふざけた殺し合いなんて、間違ってる。
誰も、殺し合う必要なんてないんだ。
皆で力を合わせれば、きっと、誰も死なないで済むんだ……。
……複雑な思いを抱えたまま、僕たちは歩きだした。
【A-3・神社付近/1日目・深夜】
【照英@ニュー速VIP】
[状態]:健康、不安
[装備]:金属バット@現実
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、冷蔵庫とスク水@ニュー速VIP、サーフボード@寺生まれのTさん
[思考・状況]
基本:殺し合う気は無い。皆で生きて帰る
1:ここにいても、埒があかない。どこかへ行ってみよう
2:きっと、誰も死なないで済むんだ……
【麦茶ばあちゃん@ニュー速VIP】
[状態]:健康、不安
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品
[思考・状況]
基本:殺し合う気なんぞ無い
1:ここにいても埒があかぬから、他の場所へ行こうぞ
※2人がどこに向かったかは、次の書き手さんに任せます
≪支給品紹介≫
【サーフボード@寺生まれのTさん】
海水浴に行っていた人達を助けた時に乗っていた物。
結局、来ていた人達はTさんのお陰で助かった。寺生まれはスゴい。
【冷蔵庫とスク水@ニュー速VIP】
『スク水姿の照英が冷蔵庫でパトカーを破壊する画像』より。
電源があれば、冷蔵庫は普通に使える。
【金属バット@現実】
ただの金属バット。
あくまでスポーツ用品なので、武器として使い続けるのは厳しい。
|sm03:[[MSKK「不遇キャラってレベルじゃねぇぞ!」]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm05:[[一つ罪なき男女を殺し、二つ開いた殺し合い、三つ卑劣な管理人を、退治てくれよ鬼淑女]]|
|sm03:[[MSKK「不遇キャラってレベルじゃねぇぞ!」]]|[[投下順>00~50]]|sm05:[[一つ罪なき男女を殺し、二つ開いた殺し合い、三つ卑劣な管理人を、退治てくれよ鬼淑女]]|
||麦茶ばあちゃん|sm31:[[8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム]]|
||照英|sm31:[[8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム]]|
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: