二次キャラ聖杯戦争@ ウィキ内検索 / 「策士策に溺れる」で検索した結果

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  • 策士策に溺れる
    ...ポンの諺にはなぁ、『策士策に溺れる』って素晴らしい諺があるんだぜ?  まさにオマエにぴったりだよな、ぷっくくくく!!」 キンブリ—を欺くほどの頭脳は慎二にはない。 だが、彼の視界に入らないくらいのことは出来る。 本人が聞いたらまず間違いなく憤慨するだろうが、彼の小心者さは、知略に長けるキンブリ—でさえも侮ってしまうほどのものがあった。 その侮りがなければ、慎二はまだヤツの手の上だった。 まるで海の妖精クリオネが、食事の時には普段の愛らしさから想像もできないような獰猛な姿を見せるように。 見事なまでに、出し抜いた。 バ—サ—カ—は上でライダ—共—待機させている。 ある程度休ませたらNPCの魂を食わせていくとしよう。 とりあえず今は——休戦だ。 「……念には念だよな、やっぱり」 慎二が向かっているのは、地下の土蔵だ。 そこには策士のマスタ—がい...
  • 51~100話まで
    ...i6 No.052 策士策に溺れる 間桐慎二&ライダー羽瀬川小鳩&キャスターバーサーカー(ランスロット) 深山町・間桐邸 早朝 ◆HBgEtKlD2g No.053 Assault of Dreadnoughts(前編)Assault of Dreadnoughts(中編)Assault of Dreadnoughts(後編) アシュヒト=リヒター&セイバー園崎詩音&バーサーカー近藤剣司&セイバー金城優&セイバーゼフィール&ライダー 新都・ショッピングモール 黎明 ◆3vWdxvBXv No.054 教会組・行動開始! 花村陽介&ランサー名無鉄之介&キャスター 新都・冬木教会 早朝 ◆2shK8TpqBI No.055 絶望への反抗!柳洞寺に集う超頭脳派たち 衛宮士郎&セイバールルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー金田一一&ライダーキャスター(蘇妲己) 深山町・柳洞寺 午前 ◆3gG...
  • 本編目次時系列順
    ...i6 No.052 策士策に溺れる 間桐慎二&ライダー羽瀬川小鳩&キャスターバーサーカー(ランスロット) 深山町・間桐邸 早朝 ◆HBgEtKlD2g No.054 教会組・行動開始! 花村陽介&ランサー名無鉄之介&キャスター 新都・冬木教会 早朝 ◆2shK8TpqBI No.057 動き出す絆 花村陽介&ランサー名無鉄之介&キャスターゼフィール&ライダーアサシン(平行世界のヴァレンタイン) 田園地帯 早朝 ◆WMyP5RHbA6 No.060 ヒトクイフラグメント 匂宮出夢&アサシン枢木スザク 深山町・民家 早朝 ◆.aJ8cOqWj. No.061 さよなら、魔術師 天海陸&セイバー泉こなた&ライダー 深山町・商店街 早朝 ◆ThDqKkEfC6 ■朝(6~8時) 投下順 タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 No.056 BROKEN BLADE 鳴上悠&ラン...
  • エンジェロイド・タイプΔアストレア
    人物背景 空にある天上世界シナプスの技術者ダイダロスによって創造された局地戦闘用エンジェロイドタイプΔ(デルタ)「Astraea」(アストレア)。 近接戦闘に特化しており、その点については他のエンジェロイドの追随を許さない。 戦闘能力と感情制御が搭載されている反面、電算能力は必要が無いとされて搭載されなかった所為もあり、頭脳面では極度の低スペック。その影響もあってか漢字も一切読めない。 端的に言うと「バカ」。 武装はエンジェロイド一の加速性能を誇る最速の翼「超加速型の翼」、ピンポイントながら絶対的な防御力を持つ最強の盾「aegis=L」(長時間発動不可)。 そしてあらゆる防御壁をも切り裂く最強の剣の超振動光子剣「chrysaor」(クリュサオル)等を装備しており、 近接戦闘では最強を誇る半面、遠距離兵器やセンサー類は装備されていないので、距離を取られると一切の攻撃手段を失う...
  • 割れる円卓
    割れる円卓  深山町の一角にある交番で、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアはギアスを使う。  強面の警官が奥に消えて、戻ったときには二挺の拳銃を手にしていた。  その拳銃は当然のようにルルーシュに差し出される。 (やはり、ギアスの力は依然として俺の中にある。誤作動、あるいは不発という可能性は消えたか)  拳銃を受け取り、ルルーシュは悠然と交番を出た。警官は止めもしない。  遠からず彼らは拳銃の紛失に気付くだろうが、「いつ」「誰が」拳銃を持ち去ったかを知ることはない。  ギアスが脳に干渉した作用により、効果発動の前後数十秒の記憶は失われるからだ。  外で待っていたセイバーと合流し、十分ほど歩いて同行者が待つ公園へと入っていく。  拳銃と予備の弾丸を携えて戻ってきたルルーシュを、天海陸、泉こなたはそれぞれ複雑な面持ちで迎えた。 「便利なものだね、君の力は...
  • た行の用語
    た行の用語 【次があれば】 二次聖杯は俺ロワトキワ荘でも、トップクラスの進行速度を誇り(何度か停止した事はあったが)、完結編のシナリオ投下も残り最終話のみとなった。 しかし、同じ頃から二次聖杯の反省会が早くも始まっていた。一部陣営の無双、一部サーヴァントの宝具追加合戦・強引な弱体化及び補足による多くの後付け設定、後付け設定により生じた数々の矛盾、フラグ未回収のまま脱落した参加者達、参加作品把握度による進行度のズレ、ステータスについての論争、企画第一人者の失踪、一般的ロワと聖杯戦争の違いによる論争、ファンサイトへの飛び火及びそれによる荒らしの大量発生、書き手による参加者の原作設定無視とオリジナル設定及びそれによる誰も得しないオリジナル展開等が挙げられたが、その中で記事名にもなっている「次があれば」の発言が飛び出した。 この発言。捉え方によっては良くも悪くもなるが、発言主はどちらの意...
  • Imagine Bleaker
    Imagine Bleaker 羽瀬川小鳩は、夢を見ていた。 それはとても幸せな夢で、聖杯戦争という現実を忘れてしまいそうなくらいの、優しい夢。 ―――そもそも彼女は、あまりに不純な動機で聖杯に選ばれた稀有な存在である。 普段から吸血鬼を自称し、奇抜な衣装に身を包んで様々な設定を自らに課して生きている。 別にやらなければ誰かが死んでしまうとか、彼女が本当に吸血鬼だとか、そういった設定はない。 とあるアニメにどっぷり嵌まってしまい、それで思春期によくある病を発症してしまっただけである。 ……厨二病という、特効薬の存在しない病を。 それまでは馬鹿馬鹿しいことに情熱を燃やす、ちょっとばかし頭の足りない美少女だった。 それでも心まで吸血鬼になりきれてはおらず、内面はあくまで年相応の少女に過ぎない。 少々友達が少ない、ある少年の残念な妹。 それが、本来羽瀬川小鳩...
  • 相棒と変身と聖者様がみてる
    相棒と変身と聖者様がみてる 時刻は深夜を回った所。 わずかな街灯に照らされた深山町の一角を、ひとり歩く影。 今は死人のように眠りに落ちている男、間桐雁夜を背負い歩く彼のサーヴァント であるアサシンは周囲に視線を巡らせながら歩みを進めていた。 彼自身の持つ気配遮断のスキルを併用しつつ夜の闇に紛れれば他のマスターや サーヴァントに捕捉される心配は滅多な事ではまず無い。 だがこの状態をいつまでも続けている訳にはいかなかった。 自分を含めサーヴァントは例外なくマスターからの魔力供給によって存在を維持している。 そしてそれは実体化し続ける事でも微量ながら魔力を吸い上げるのだ。 今は落ち着いているが、自身のマスターはいつ命を落としてもおかしくない危険な 状態である事をアサシンは十分に承知していた。 だからこそこのまま自分が実体化し続ける状況を継続させる訳...
  • さ行の用語
    さ行の用語 【最優(笑)】 セイバークラスの事である。やたらと参加人数が多い割りに、全く活躍出来ていない事から 『最優(笑)のセイバークラスをディスらないでください!  幸運Eに2騎がかりで負けたとか、弁当食ってるだけとか、  主人ボコられるの見てただけとか、主人痛めつけただけで何もしてないとか、  主人から『情報持ってるハズなのに情弱過ぎて使えねぇ』呼ばわりとか  どうしてそんなひどいこというんですか!!!』 と散々にディスられた事から。およそ半数がスレ住人に忘れられているため、頑張って活躍しないと「大量処分」されてしまう危険がある。 しかし、48話にて最弱のセイバーと自負するイスラが嘘と騙し討ちを駆使してとあるキャラを討ち取る活躍を見せたのでマシになってきているはず… …と、思われたのも束の間。まぁ、その、何だ…53話にて、二次聖杯屈指の強マーダーことゼフィー...
  • 死亡者名鑑
    天野雪輝          / _.  ------  ._ _/      /. - ´          ヽ      /     ___      |    ろ 本    / _...- 7丁 下、 -...、/   く 当.   |/ _ム.'入 辷ュハ、 〈   で に    ノ 代「´  、 | ト、| __'_`マ |   も  ∠ィ' | ,r',ニヽ ヾ!\l '´ rニ`ヽム   な.   //| N〈. h_} |        込リ 〉|   い  /'´ | ヽ __二  j    _ '∠.   っ.     |∧ |                  |...
  • Blade of Scar
    未だ日の昇らぬ深夜。 冬木市、円蔵山中腹に建つ寺院。柳洞寺。 かつては大聖杯があった決戦の地でもあり、キャスターやアサシンと戦い、セイバーを失った場所。 その一角で、衛宮士郎は地面を見つめて拳を握り締めていた。 脳裏に浮かぶのは、一人の白い少女の姿。 「……イリヤ………」 かつて救いたかった少女、でも救えない、救うことを許されなかった少女。 もし、もしもだ。二度目というものがあるのであれば、救いたかった。 ――わたしよりシロウに、これからを生きてほしかったから。 気付いたのはいつだっただろうか。彼女と切嗣の関係に気付いたのは。 ――わたしはお姉ちゃんだもん。なら、弟を守らなくっちゃ。 かつて自分は、桜のためにセイバーすらも犠牲にして戦った。 そんな自分でも、イリヤには生きていて欲しかった。そう思ったのだ。 そしてこの...
  • Assault of Dreadnoughts(前編)
    何ともタイミングの悪い。 内心で悪態を吐くが、こうなってしまってはどうしようもない。 アシュヒト・リヒターに落ち度はない、あるとすれば相棒たるセイバーの方。 戦闘や能力の落ち度ではなく、ただ、彼女には『現代の知識』というこのチーム最大の難問をどうにもできなかった。 聖杯から必要な知識を与えていられたハズ———にも関わらず、彼女は全くそれを咀嚼できず、主人たるアシュヒトに伝えられない。 『アシュヒトの知識』は、『現代の知識』に比べて遥かに時代遅れである。 アシュヒトはこれが大きくチームの足を引っ張ると予測し、そして実際に引っ張った。 時を巻き戻す。    ◇ 見たこともない機械が街に溢れ、魔法と見紛う怪奇なものが人々の日常に溶け込んでいる。 道行く人達が、顔の側面に箱を当てて会話するように独り言を吹き込む。あの箱は何なのか? 推測で、あれは...
  • Anything Goes!
    Anything Goes! OOO 仮面ライダーオーズ、前回の三つの出来事! 一つ、泉こなたのサーヴァントとして聖杯戦争に呼ばれた火野映司! 一つ、オーズの姿が見たいと願うこなたの前で映司は変身する! 一つ、その姿を見つめるサーヴァントの姿が映司達の傍に! OOO 「ここは本当に冬木市なのかしら…」 遠坂凛は自宅を拠点として結界を張った後、周囲の散策に出ていた。 もちろん凛の張る結界ではキャスタークラスに通用しない可能性も高い。が、こっちのサーヴァントもキャスターだ。 変な結界を張らないよう凛が監修した上で陣地作成のスキルを活用させてもらった。 しかし出て感じたのは異常なまでの違和感だった。 もしかしたら何らかの魔術結界の中に囚われているのではないかと思うほどだ。 違和感の原因は分からない。 サーヴァントを問いただしもしてみた...
  • 真実と憎悪の果てに
    柳洞寺。 冬木における聖杯降霊の候補地の一つとされ、第五次聖杯戦争の終結の場となる地。 並行世界の記録をも可能としたムーンセルはこの地における戦いの結末をも記録している。 正義の味方を目指す少年と「答え」を見出した騎士王がこの世全ての悪の生誕を望む神父と人類最古の英雄王を打ち倒し、永遠の別れを迎える世界。 自らの未来を見せつけられ、そして乗り越えた少年が英雄王を打ち破り、かつての理想を失っていた錬鉄の英雄が「答え」を得る世界。 かつて養父から受け継いだ理想を捨て去り、ただ一人の少女の味方になることを決めた少年と、少年の味方になることを決めた少女が真に聖杯戦争を終わらせる世界。 そして今、月のSE.RA.PHに再現されたこの柳洞寺にて、どの歴史とも異なる戦いが始まろうとしていた。 侍 今しがた降りてきた階段を一歩一歩と登っ...
  • 作戦会議をしよう
    「ここが、月海原学園…」 「シロウ、決して気を抜かないように」 「我々が護衛についていますが、既に敵地同然と思っていて下さい」 深夜の月海原学園。 衛宮士郎、アルトリア、ガウェインの三人は半ば臨戦態勢でそこに踏み入った。 ちなみに移動にはこなたや映司が乗っていた乗用車を使った。 目的の場所へ向かおうとしたところで士郎の携帯電話が鳴った。 『衛宮、学園に着いたか?』 「ああ、掲示板を確認したら図書室に行く。 …けどルルーシュ、いくら何でもここまで回りくどいやり方をする必要なんてあるのか? そりゃ泉を直接行かせるよりは安全かもしれないけどさ」 『馬鹿を言え、別行動中に衛宮切嗣に嵌められた事をもう忘れたのか。 あの時も最善を尽くしたはずが敵に上回られた、いくら慎重にしてもやりすぎということはない』 電話の相手はルルーシュである。 これから学園で調...
  • 開幕、聖杯大戦
    バーサーカーが駆ける。 無人の深山町の中心へと、凄まじい速度で侵入していく。 瞬間、狂戦士の目前の何もない空間が歪み、銀に輝くスフィア盤が出現。同時に外敵たるバーサーカーへと迎撃の魔法を叩き込む。 その砲撃の威力は決して侮れる物ではない。並のサーヴァントが無防備で受け続ければ深手も負うだろう。 だが、ここにいるのは円卓の騎士随一と呼ばれた騎士。 バーサーカーが両手に構えた剣を竜巻の如く旋回させると、四方から放たれた魔力砲撃はひとつ残らず弾き散らされた。 「……見えたか、アーチャー」 「フン、誰に言っているのだアサシン」 そこから遥か彼方、バーサーカーの侵攻を眺めていた三つの影――アーチャーとアサシン、そしてキャスター。 理性なきバーサーカーと歩調は合わせられないため、まずバーサーカーを先行させ敵の手の内を見る作戦だ。 「自動迎撃用のトラップを兼ねた結界...
  • Memento mori(前編)
    1 魔術師殺しは策謀を巡らせ蠢動する 「――――――っ!?」 新都をトラックで走り回っている最中、衛宮切嗣は突然訪れた痛覚に顔を顰めた。 マスターの些細な様子の変化を鋭敏に感じ取ったのであろう、傍らで霊体化しているライダーが怪訝そうな声音で声を掛けた。 「おい、どうしたマスター?何かあったのか?」 「…僕は大丈夫だ、それよりも一瞬で良い。ペガサスフォームを使ってくれ。 探る場所は深山町の大橋前だ、説明している時間が惜しい」 ライダーとしては今はディケイドライバーの修復に全力を注ぎたいのだが、切嗣は恐らくそれを踏まえた上で言っているのだろう。 ともかく指示に従ってペガサスフォームで索敵を行なったところ、今までは見られなかった異常を発見した。 「こいつは…何かが飛び回っているな。何かまでは分からないがどうも“見られている”、そんな気がするな。 ...
  • 情報交換をしよう
    「……何、で?」 「………」 呆然とした少女、泉こなたの呟きが漏れる。 横に立つライダーのサーヴァント、火野映司の表情は苦渋の色合いが強い。 それほどまでに、彼らの眼前に突き出された真実は無情で残酷だった。 図書館でサーヴァントのデータを一通り調べ、これから遠坂邸に向かおうとした矢先。 行く前に映司の提案でもう一度脱落者の名前が書かれた掲示板に目を通した。 そこには、二人にとって最も載っていてはいけない名前が新しく載っていた。 天海陸。つい先ほどお互いの無事を祈って衛宮士郎の援護に向かったこなたと同じ一般人。 勇気を振り絞って鉄火場に赴いた彼はもういないのだと、無機質な掲示板だけが雄弁に語っていた。 「…どうして?だって、だって柳洞寺には士郎君がいるのに…」 「…すまないこなたちゃん、今から俺が言うことを落ち着いて聞いてくれないか?」 ...
  • ルール
    ルール 仮想電脳世界で行われるルール無用(ただしペナルティは存在する)の殺し合い。 参加者には3回まで使用可能な令呪が刻まれる(マスターとしての証でもある)。 令呪は絶対命令権としても一時的なブースターとしても使用可能だが使い切った場合は失格。 一部非戦闘地域(冬木教会)があり、そこでの殺傷行為はペナルティ(能力低下、討伐令発令等)。 舞台となる冬木市にはNPCと呼ばれる一般人も配置される。 NPCは参加者の補佐や商売、特に意味も無く生活しているだけ等、多数存在する。 NPCを魔力炉に利用するのは問題ないが度を越した場合はペナルティ。 参加者には他の参加者の情報は一切知らされない。 サーヴァントに関する記録は大まかに月海原学園図書室にて閲覧可能(膨大な量になる為、大雑把な見当ではほぼ検索不可) アリーナは存在しない。 参加者には本人の希望で活動拠点を始めに選ぶ事ができる。アインツベルン城...
  • 忘我郷-さまよえる心
    忘我郷-さまよえる心 多くの仲間達がいた。 自分には確かな絆があった。 思えば、あの事件が全てのきっかけだった。 仲間と共に事件を追って、苦難を乗り越え続け。 そして、気付かされた。 自分は空っぽなんかじゃない。 自分には仲間がいる。 自分と仲間達には、真実の絆がある。 そう信じていた。ずっとそう思っていた。 だが、違った。俺は、あの時――『選択を誤った』。 手に取るべき未来を間違えてしまった。 あの事件が全てのきっかけだった。同時に―――あの事件で、罪を背負った。 殺してしまった。殺してしまった。 ――――殺してしまった!奈々子を奪われた怒りで、殺してしまった。 『テレビの中に入れてしまった』。 殺人犯に制裁を加えた?いいや、俺は殺人犯を、生田目を『殺した』んだ。 あいつを憎んでしまったんだ。本気で殺してやりたいと思ってしまったんだ。...
  • 完結編の死亡者名鑑
    トワイス・H・ピースマン              ooooo            oooooooooo             oooooooooooooooo           oooooooooooooooooo          ooooooo         o        ooooooo     °    i        ooooo   ̄ ̄    ̄ ̄ i        oooo   ━┳   ━┳ 7       7 -、o    ‐‐‐  l ‐‐‐ l.)       | λ           〉   |,l       ヽ          __    i |        i          <二   i l         i  i、        --   イ"         '-"l `゙...
  • 天海陸
    人物詳細 私立八坂台高校に通う16歳の少年(冒頭では1年生)。 養母の静流と2人暮らし。 ウソを吐くことで人と一定の距離を保ちながら生活している。 中学時代は剣道部に所属。 小学生の頃、風間病院に入院していたことがある。 棺守に襲われて窮地に陥った際にネーネによって自我のある棺守となり、 後に右掌に洋平の刃旗核を受け継いで刃旗使いとなる。 2年生に進級してからは学級副委員長を務めている。 八坂台高校で棺守と戦っている姿を撮影されてしまい、 それがネット上に掲載され“スラガ”という名で世間に大きく知られる。 刃旗はチェーンソーのような補助刃を周囲に持つ大剣型(名前は未定)。 トリガーを引くことで補助刃が回転する。 パワー、スピード共に申し分ないが、自身の技術が未熟なため、使いこなせていない。 棺守化した影響が残っており、顕醒時は髪が白くなり、一部が赤くなる。また、...
  • イスラ・レヴィノス
    人物背景 魔剣「紅の暴君」(キルスレス)に適合した伐剣者(セイバー)。 豊富な魔法力(マナ)に満ち、「召喚術」が発達した異世界「リィンバウム」出身。 帝国の軍人一家に生まれ、召喚術による破壊活動を行う者を取り締まる部隊の長を父に持つ。 それゆえに原理主義的な過激派召喚師の集団「無色の派閥」の恨みを買い、 病魔を憑依させ永遠に絶息の苦しみを与え続ける(=決して死ねない)召喚呪詛を生まれた時から受け続けていた。 その苦しみから逃れるために魔剣の恩恵を欲し、仇である無色の派閥に近づいた。 もう一人の抜剣者(セイバー)である主人公達に対して記憶喪失と嘘を吐いて接触したが、 正体は帝国軍諜報部の特務軍人で、魔剣「紅の暴君」の適格者。 しかしその帝国軍(イスラの実姉アズリアが率いていた)すらも 無色の派閥側に付いて裏切り、さらに最終的にはその無色の派閥に対しても牙を剥い...
  • アシュナード
    人物背景 【狂王】の異名を持つデイン王国13代国王。 デイン王族として妾腹の王子として生まれる。 ただし、王子とはいってもその出征は王位継承から程遠い位存在であった為、 謀略により当時の国王、妃、二十人近くいた王子・王女を悉く殺戮して 王位簒奪をなした、狂気の王。 テリウスの歴史に名を轟かせる程の凄惨極まる所業故に、 ライダーの他にバーサーカーの資格をも持ち合わせる。 「――デインに猛将あり。王子アシュナードの前では、聖騎士一兵団でも霞む」 と、一人で軍隊を凌駕する戦闘力を示し、王子の頃から戦場で名を馳せていた。 デイン史上最も才能に溢れた猛将ではあったが、王子の頃から 「如何に能力に秀でようと、生まれが悪ければ王には成り得ない」という 世の不平等な在り方を憂いており、手に入れたメダリオンの“邪神” (負の女神ユンヌ)を解放する事によって既存社会...
  • 太公望
    人物背景 呂 尚(りょ しょう)は、紀元前11世紀ごろに活躍した周の軍師、後に斉の始祖。 姓は姜、氏は呂、名は尚または望、字は子牙または牙。謚は太公。 斉太公、姜太公とも呼ばれる。一般的には、太公望(たいこうぼう)という呼び名でも知られる。 歴史上重要な人物にも拘らず、数々の伝説に包まれて実態がつかめない存在である。 周に仕えるようになった経緯については、伝承における呂尚像の節で後述するもの以外にも諸説ある。 また羌の出身とも言われているが、実際のところは不明である。 周の軍師となり、文王の子武王を補佐し、殷の帝辛(受王)を牧野の戦いで打ち破る。 後に斉に封ぜられる。兵法書『六韜』の著者とされたがこれは全くの創作(後代の戦略家による著作)である。 唐の粛宗からは武成王がおくられ、文宣王孔子とともに文武廟に祭祀された。 太公望という別名は、一般的には渭水で釣りをしていたと...
  • 鳴上悠
    人物詳細 両親が海外出張の為、1年間、母方の叔父が住む田舎町である稲羽市八十稲羽(いなばしやそいなば)に越してきた。 引越し早々発生した連続殺人事件に身近な人達が巻き込まれるのを防ぐために、陽介と特別捜査隊を結成し、事件解決に挑んでゆく。 P4Uでの煽り文句は「可愛い菜々子は誰にも渡さん!!鋼のシスコン番長!!」。 性格に関しては、陽介に「呆れるほど冷静」と言われるシーンがある。 クールな風貌と、時折見せるくだけた言動から人気を集めていくカリスマ性を持つ。 料理ができる描写がされている。仲間達に高く評価される多様な弁当の製作が可能である。 彼のみ、自分の”影”との対峙を経ずにペルソナを覚醒させた。 ワイルドという能力によって複数のペルソナを使いこなすことができ、冒険中に戦闘を通じて獲得したり、 複数のペルソナを素材とする「ペルソナ合体」で生み出したりして収集したペルソナを...
  • Power Age
    夏の土用の丑の日にはうなぎ、とは平賀源内のセールスによるものと伝えられているが、実際の夏場のウナギは一年で一番不味い時期に当たるという。 だが、脂ののった身と栄養素は夏場のスタミナ食としては十分である。ムーンセルが舞台として用意した「SE.RA.PH」に季節感は無いが。 そのうな重をバックスは3杯も食べていた。 どうやらこの聖杯戦争では、魔術回路が無い一般人には体力を魔力に変換するエミュレータが、アバターに備わっているらしい。 本来摂食を必要としない仮初の肉体ではあるが、食事によって体力、ひいては魔力を回復できるようだ。 バックスは栄養ドリンクの摂取、及び昼食でその事を突き止めた。 空になった重箱を片付けさせ、さらに栄養ドリンクのキャップを開けようとした時、アサシンが音もなく表れた。 なぜか巨大な大剣、もしくは槍を肩に担いで。 「まだ疲労はとれていないよう...
  • ま行の用語
    ま行の用語 【魔改造死超】 魔力供給に悶え苦しんだ市長ことジョン・バックスの成れの果て。 中盤から過労死と揶揄される程に魔力不足に苦しんでいた市長だったが、終盤にて限界まで魔力を消耗したことにより瀕死の状態と化していた。 足取りを追跡されることを恐れていた為にNPCからの保護も受けられず、そのまま待つことと考えることをやめた… と思われていたが、主催側の言峰綺礼の肩入れによって一先ず一命を取り留めた。 しかし、体力・魔力の完全回復と引き換えに神父が施したのは「数時間後に市長の心臓が爆発する」という細工。 そう、これまで安全地帯からの傍観に徹していた市長に時間制限を設けることで否応無しに決戦の時を迎えさせたのだ。 因みに心臓への細工により市長の心臓が目に見えて肥大化するという異様な変化を遂げてしまっている。 しかし完全回復と命の危機を同時に迎えた結果、市長は覚醒。何故か上...
  • No.10
    No.10 『 俺 は 世 界 を 壊 し 』 暗闇の中で意識が覚醒する。 いや、暗いのは瞼を閉じている所為か? 酷く身体が億劫でまるで自分のものではないかのようだ。 意識し、重い瞼を開けてみる。 「…ッ!」 差し込む光に目が眩む。 それほど長い間、自分は眠っていたのだろうか? ゆっくりと眼を光に慣らし、 周囲に眼を配る。 どうやら自分は玉座に座ったまま、 うたた寝してしまっていたらしい。 「お目覚めですか?」 声が聞こえる。 視線を声のした方へ向け、 そこに跪く一人の騎士を ぼんやりとした意識で眺める。 「俺は…」 先程からどうもおかしい。 何かを失念している。 「貴方はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア陛下。  私は貴方に仕えるべく召喚された、  ガウェインと言う者です」 金髪の騎士が丁寧...
  • No.25
    No.25 そこは何もない空間。 巨大なステンドグラスと人形の他は何もない、ガラスで囲われた深海の様な空間。 そこで我妻由乃は死にかけていた。 止めを刺そうと、人形は仰向けに倒れた由乃に近づく。 天野雪輝を追い扉を潜った先で人形に襲われ、朦朧とする意識の中で由乃が考えていたのは、自分の心配ではなく、雪輝の安否だけだった。 「大丈夫かな、ユッキーもこいつに襲われてないかな……。  私、絶対ユッキーを守るよ。何を犠牲にしても……」 混濁した意識は、これから自分の命が失われることにも気付けない。 傍から見れば滑稽極まる姿だ。その呟きは狂人の様な、だが聖人の様な矛盾する声色だった。 『それは自分も含めてか?』 「うん……。私はユッキーが生き残ればそれでいい」 『誰を殺そうともか?』 「そうよ……。ユッキーは私を利用し...
  • 衛宮切嗣
    人物詳細 「正義の味方」に憧れた理想主義者。聖杯に託す望みは「戦いの根絶」「恒久的な平和の実現」。 かつて「魔術師殺し」と徒名された殺し屋。 六代を数える魔道の血筋ではあるものの、魔術を目的を遂行するための手段としてしか見なしておらず、 本来なら忌避される近代兵器も使用する外道の魔術師。聖杯戦争の切り札としてアインツベルン家の婿養子に迎えられた。 少年期に父親の研究が引き金となって起きた惨劇を繰り返さぬため、自らの手で父親を殺害。 以後、そのとき行った多数を救う為に少数を切り捨てることを絶対の信条として徹し続けている。 愛情や友情を尊び、他者の喜びや悲嘆に共感するという人間としてごく当たり前の感性を備えながらも、 心を切り離すことで躊躇なく相手に手を下すことが出来る天性を持ち合わせたために、己の信条に従って人を救う度に罪の意識と喪失の痛みに苛まれていた。 戦いの醜さ、悪性...
  • 蘇 妲己
    人物背景 金鰲島出身の仙女であり、中国殷王朝末期の殷の皇后。 義理の妹に胡喜媚、王貴人が存在する。 紂王に寵愛され、妲己のいうことなら、紂王は何でも聞いたという。 男女を裸にして互いに追いかけさせ、長夜の飲をなし。 酒をそそいで池とし、肉を掛けて林とするなど贅沢三昧の生活を送り紂王を堕落させた。 それを咎める者は炮烙、蟇盆を持って処刑し民を苦しめ、最終的には殷王朝を滅ぼす原因となった。 殷王朝崩壊と共に捕らえられたとあるが、処刑される直前まで処刑執行人や諸侯、 仙人であるナタクや楊ゼンまでもがその美貌に参って首を落とすことが出来なかったという。 伝承は諸説あるが、この妲己はそのいずれとも異なる結末を辿ったらしい。 【ステータス】 筋力D 耐久D 敏捷E 魔力A+ 幸運A+ 【属性】 混沌・悪 【クラス別スキル】 陣地作成:A  魔術...
  • No.4
    No.4 霧の中。 思考、記憶、絆。 全てがあの霧に飲まれた。 俺はきっと選択を間違えた。 今はもう戻れない。 だが、もしも、 戻れるというのならば、 あの日、 あの時に、 皆との輝かしい日々に、 あの娘の笑顔の元へ。 「まぁ~だ、悩んでんのかよ?」 男が声をかける。 朱槍を肩に担ぎ、 気だるそうに座り込んだ姿勢で 男は何処を見るともなく 視線を宙に彷徨わせている。 「…ランサー、だったよな?」 サーヴァントと呼ばれるこの男は この手に刻まれた令呪と呼ばれるものがある限りは どうやら俺に無条件で手を貸してくれるらしい。 「おぉよ、つか考えは決まったのか?  やるのか? やらねぇのか?」 一切の躊躇い無く、この男は話の本題に切り込んでくる。 この男の言いたい事は つまり俺に、 『他の...
  • It's just like OVER HEAVEN
    アーチャーのサーヴァントが夜の街を駆けていく。 その真名を“DIO”——悪の帝王とも評される吸血鬼にして最強のスタンド使い。 DIOは高層ビルの屋上に降り立ち、東の空を仰ぎ見る。 「日の出まであと二時間といったところか——」 DIOは呟く。 サーヴァントになったとはいえDIOの本質は吸血鬼だ。 といっても、それは便宜上の呼称であり世間一般のそれとはやや性質が異なる。 ニンニクや十字架は苦ではない。 心臓に杭を打たれても痛手にはならない。 首だけになってもしばらくは生きていられる。 招かれなくても他人の家に押し入ることができる。 聖書や銀の弾丸にも怯まない。 流れる水の上だって歩みを止めることはない。 世間に知られている吸血鬼の弱点 をすべて克服したようなDIOだが一つだけ——乗り越えられなかったものがある。 吸血鬼とはおしなべて朝日を浴びれば灰になる運命を...
  • 鹿目まどか
    人物詳細 見滝原中学校に通う中学2年生の少女で、クラスでは保健委員を務めている。 桃色の髪を母親の勧めの赤いリボンで2つに結っている。 10月3日生まれ、血液型はA型、身長は150cm未満で小柄。 家族構成は母・父・弟の4人で、母が働き父が家事をするという家庭環境で育つ。 心優しく友達想いだが、自分を何の取り柄もない人間だと考えるやや卑屈な面があり、 「誰かの役に立てるようになりたい」という夢を抱いている。 その平々凡々な人格とは裏腹に、魔法少女としては途方もない素質を持っており、執拗にキュゥべえから契約を迫られることになる。 当初は一見華やかではある魔法少女に夢を見ていたものの、マミの死やソウルジェムの真実に直面するたびにその認識を改めていき、 魔法少女としての契約に踏み出せない自分の臆病さに迷いながらも、「当事者になれない傍観者」という立場で他の魔法少女に干渉していく...
  • クー・フーリン
    クー・フーリン 人物背景 アイルランドの大英雄。 アルスター神話で登場する。 光の神ルーとアルスターの王コノールの娘デヒテラとの間に 産まれた半神半人の英雄。 幼名をセタンタと言い、幼い頃から 「この子は英雄として生きる」と予言されていた。 ある日のこと、クー・フーリンはドルイドのカスバドが、今日騎士になるものはエリンに長く伝えられる英雄となるが、 その生涯は短いものとなるという予言をしたのを聞き、騎士となるべく王の元へと向かった。 騎士になるにはまだ早いと渋る王に対して、クー・フーリンは槍をへし折り、剣をへし曲げ、チャリオットを踏み壊して自身の力を見せつける。 観念した王はクー・フーリンが騎士になるのを許し、彼の力にも耐えられる武器とチャリオットを与えた。 クー・フーリンは、フォルガルの娘エメルに求婚するが断られたため、影の国を訪れ女王スカアハの下で修行を行う。...
  • 美樹さやか
    人物背景 本来は見滝原中学校に通うごく普通の女子中学生。 幼馴染の上条恭介に恋心を抱いている。 友達の鹿目まどかと共にキュゥべえや巴マミと出会ったことで 魔法少女の世界へと足を踏み入れることとなる。 マミの死後、自身も『上条恭介の手の怪我を治したい』という願いでキュゥべえと契約、魔法少女となる。 魔法少女になった後はマミと同じように他者のためだけに魔法を使うことを正義と信じて行動していたが 魔法少女の真実を知ることからその道が揺らぎ始めることとなる。 自分の体が人間でなくなってしまったという事実 さらに上条恭介と親友の志筑仁美との三角関係に直面したことをきっかけに 自分が上条恭介に対して見返りを求めていたことに気づいてしまった。 自分は結ばれることができないと思い詰め無謀な戦いを続けた結果 ソウルジェムに穢れを溜め込み、信念も見失った末に『魔女』へと転化すると...
  • タマモ
    玉藻の前 人物背景 平安時代初期、 鳥羽上皇に仕えた絶世の美女。 白面金毛九尾の狐が化けた姿とも言われている。 幼名は藻名(みずくめ)。 十八歳で宮中に仕え、のちに鳥羽上皇に仕える女官となり、 玉藻の前と名乗った。 その美貌と博識から次第に鳥羽上皇に寵愛されたという。 諸説様々だが、その後、鳥羽上皇は病に伏し、 その原因を調べた陰陽師によって狐の正体を暴かれ、 宮中から追い払われた。 宮中から追い払われた後は那須野で悪名を重ね、 上皇からの命によって八万もの討伐軍を派遣されるもこれを撃退。 二度目の戦いにおいて人間に敗北するも、 その骸は毒を放つ石になったと言われている。 属性 中立・中庸 パラメーター 筋力E 耐久E 敏捷C 魔力A+ 幸運E 陣地作成C…魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。         が、どうも...
  • No.6
    No.6 間違ったやり方で得た結果に意味はない――そう、思っていた。 大事なのは結果ではない。 それを得るための過程、プロセスこそを誤ってはならない。 一つ一つでも、正しいと思える行動を取り続けていけば、必ず望む場所へ辿りつける――そう、思っていた。 そんなはずはなかった。 甘かった。何もかもが。 この手はすでに血に濡れている。なのに、理想だけが綺麗なままでいられるはずはない。 覚悟はしていたつもりだった。 だがそんなものは、目前に迫った死の恐怖の前では紙クズも同然だった。 それを友の仕業だと責める事は出来ない。 彼の言葉が、呪いがなければ、己は無為に朽ちていただけだろう。 守るべき民をこの手で消し去った罪は重い。 一瞬で、砂城が波に崩されるように、彼らの命は摘み取られた。他ならぬ、己が引いた引き金によって。 敵が予想以上に...
  • FINAL DEAD LANCER(中編)
    「シロウはどこに行ったのー!?」 時間は士郎とルルーシュが柳洞寺に到着したところまで遡る。 謎のサーヴァントとの戦闘の後、イリヤスフィールとランサーは、再度の襲撃を警戒して大きく回り道をしてから衛宮邸に向かった。 あの正体不明のサーヴァントを士郎に近づけたくなかったが故の行動だったが、そのためにまっすぐ柳洞寺へ向かった士郎らと入れ違いになってしまった。 セイバー二人もランサーもサーヴァントとしては索敵範囲が狭いため、お互いの接近に気付けなかったのだ。 士郎の不在に一度は憤慨したイリヤスフィールだったが、深呼吸して落ち着くと、すぐに士郎が向いそうな場所を導き出した。 「多分柳洞寺ね。前もキャスターが居座ってたし、リンを探してから行くなんて回りくどいことをシロウがするとも思えないし」 あの場に遠坂凛がいたかどうかは覚えていないが、彼女はこの冬木のセカンドオーナー...
  • テレサ
    人物背景 人間に擬態し人を食う妖魔と、それに対抗するべく妖魔の血肉を取り入れて人外の身体能力を手に入れた、半人半妖の戦士が戦う世界。 その世界でテレサは全現役戦士のナンバー1、さらに歴代ナンバー1の中でも最強とまで謳われる存在だった。 力、素速さ、剣技の全てが並の戦士をはるかに上回り、特に相手の妖気を感知する能力が極めて優れ、妖気の流れ、強弱から動きを予測する先読みを得意とし、いかなる相手、人数であっても微笑みを絶やさず敵を殲滅すること、そしてそれ以外に特に目のつく戦い方をしないことから「微笑のテレサ」の異名を持つ。 人間にも同僚の戦士にも何も期待することなく、生き甲斐を感じる訳でもなく淡々と妖魔退治をしていたが、ある依頼で偶然妖魔に連れ回されていたクレアを助けたことで、運命が変わることになる。 最初は勝手についてくるクレアを疎ましく思っていた。しかし、クレアの追う理由がテレサ...
  • OP~導入
    OP~導入 聖堂の様な場所で『貴方』は目を覚ます。 見覚えが有る様な無い様な、 そんな印象をくらくらとする頭で感じ取る。 辺りには似たような人間が何人も倒れており、 『彼』、『彼女』らは『貴方』と同じ様に 頭を抱えながら起き上がり始めている。 不意にコツコツと靴音が響き渡り、 『貴方』を含む全ての人間がそちらに目を向ける。 其処には聖堂ならば居ても当然の者、 だが妙に似つかわしくない雰囲気を醸し出す 神父が厳かに立っていた。 「ようこそ、新たな召喚者達よ。  お前達は聖杯によって選ばれた。  己の願望を叶えたいと欲する者は  己の右腕を見てみろ」 静かに告げる神父の言葉に『貴方』は 思わず自分の右手に視線を遣る。 覚えの無い刻印が手の甲に刻まれている。 「それは令呪。  それを刻みし者は聖杯の力の一端である  サーヴァントを使役...
  • Yes,I Can.
    「知ってるか? 缶ビールの一気飲みの方法」 ジョン・バックスの元に戻ってきたアサシンのサーヴァント、ファニー・ヴァレンタインは開口一番、そう言った。 アサシンはバックスの返答を待たず、右手に缶ビール、左手に万年筆を持ち、ペン先で缶ビールの下部に穴を開けた。 中身がこぼれないよう穴に口を当て、その体勢を保ったまま上部のプルタブを引っ張り開口する。 すると大気圧の作用でビールが一気に穴から噴出した。 アサシンはビールを一滴もこぼさぬよう喉へ流し込んでいく。うめき声をあげて飲み込む必死な形相。 その姿を眺めるバックスは、きちんと味わえているか疑問に思った。 「ブハァーーーッ!! イエスッ、イエスッ!」 ビール缶を一気に空にして、満足そうに何度も腕を上下に振るアサシン。バックスの脳裏に幾つもの思考が浮かぶ。 彼は一体何をしているんだ? いや、何をしているかは分か...
  • No.14
    No.14 「くそっ、一体どうなってんだ?  俺、さっきまでミス研の部室でパソコンいじってたはずだよな……」 少年、金田一一は「柳洞寺」と書かれた山門の前で頭を掻きながら この殺し合い、聖杯戦争とやらに呼ばれる直前の記憶を必死に手繰ろうとしていた。 「確か、ネットやってる最中にいきなり変なサイトに飛ばされて、  そしたら急に画面が光って……んで、あの教会にいたんだよな」 金田一は名探偵として知られた彼の祖父と同じように これまで多くの殺人事件を持ち前の推理力によって解決してきた。 その中で、殺人の罪を着せられそうになったり、背後から鈍器で殴られ雪山に 放り出されたり、猟銃で腹部を撃たれる等、多くの危機にも直面してきた。 しかし、今回は、どこか今までの事件とは性質が異なるように思える。 「とにかく、情報を集めない、と……?」 ふと、自...
  • ファニー・ヴァレンタイン
    人物背景 第23代アメリカ合衆国大統領。 元々はただの下院議員だったが一枚の「地図」が指し示す場所の一つ、サンディエゴを捜索した清教徒達のグループに同行した際に「悪魔の手のひら」に遭遇。 この際に「聖人の遺体の心臓部」と、スタンド能力「D4C」を得て、グループで唯一生還。 その後頭角を表し事件の一年後には大統領にまで上り詰め、その地位を利用してスティール・ボール・ランレースを残りの遺体を集める為のレースに作り替えた。 愛国心を絶対の価値観としており、遺体を集めるのもアメリカ国民の安全を保障するため。彼は自身の行いを、「全てが正義だ」と語る。 夫人であるスカーレット曰く「どこを歩いても足音を立てない」 パラメーター 筋力E 耐久D 敏捷D 魔力C 幸運B 宝具A 属性 秩序・悪 スキル 気配遮断:A  サーヴァントとしての気配を絶つ。 ...
  • No.1
    扉を潜った先は幻想的な世界だった。 まるで深海にでも居る様な気にさせる不思議な光景。 巨大な魚類と思われる生物の骸が辺りには散乱し、 回遊する深海魚はただその場を泳いでいるだけ。 「うわっぷ!?」 少年、天野雪輝は思わず口を塞いで息を止める。 自分が海の中に放り込まれたと勘違いしたからである。 すぐにそれが間違いだったとは気づくのではあるが。 「…ぷはぁ~!!  あ、あれ? 息が出来る?」 辺りをきょろきょろと慌ただしく見回し、 自分が巨大なガラスのような物の内部に居るのだと理解する。 「な、何であそこからこんな所に?」 近くのガラス壁を叩いてみながら状況を整理する。 自分がいつの間にこんなところに 連れてこられたのかは憶えてはいない。 気づいた時には先ほどの教会の様な場所に居た。 そしてあの神父としては怖すぎる印象の男...
  • 衛宮士郎
    人物詳細 穂群原(ほむらばら)学園2年C組に在籍。口癖は「なんでさ」。 10年前に冬木市で起きた大火災の唯一の生存者。 その際、魔術師である衛宮切嗣に助け出され、養子として引き取られる。 切嗣に命を救われたこと、そして助かったのが自分一人であることが非常に強烈な心象として残っており、 切嗣への憧れから、正義の味方となってみんなを救い、幸せにするという理想を本気で追いかけている。 養父からの「借り物の理想」を追いかけて正義の味方を目指し、人助けのためなら自らを省みないその生き方は、 シナリオ原作者の表現によれば「一生懸命人間のふりをしているロボット」あるいは「人間になろうとしているロボット」。 彼は冬木大火災が元で人生が狂った後天的異常者である。 元弓道部員(現在は退部)であり、その腕は文字通り百発百中であったという。 人助けが生き甲斐であり、他人から頼まれたことに対して...
  • ランスロット
    人物背景 フランスの一地方を治めていたバンという王(通称:ベンウィックのバン王、w en King Ban)の息子で両親は共に早くに他界している。 彼は湖の乙女という妖精に育てられたため、「湖の騎士(Lancelot du Lac)」とも呼ばれる。 その後、成人になった彼は武者修行のためブリタンニア(ブリテン島)に渡り、そこでアーサーと運命的に出会った。 そして彼に惚れ、のちに円卓の騎士として名を馳せることになる。 馬上槍試合では、槍、剣術、乗馬のどれも彼の右に出るものはいなかった。騎士としての行動や振る舞いもまた素晴らしいものだった。 ランスロットは武勇でも騎士道を守る心でも、円卓の騎士の中で並ぶ者がなく、 その人気は、主君アーサー王を凌ぐほどであった。 キャメロンの王者はアーサー王だが、騎士としてはランスロットが一等、ガウェインが二、アーサー王は三と評される。 し...
  • No.3
    No.3 あの光景は俺の記憶に鮮烈に いつまでも焼きついて忘れる事など出来ない。 地獄の中で見た、一筋の光明。 掛け替えの無い思い出。 そして、別れ。 一月にも満たない短い時間。 だけど、その全てが今の俺を形作り、 そしてこれからの俺を支えてくれる。 そう、淡い月光の中で佇む彼女の姿、 あれが彼女との出会いだった。 ……………………………………… 「……ってぇ!!」 目の前に示された扉を開けた途端、 足の踏み場の無い空中に放り出されて 前のめりに思いっきり地面に転がる。 空間転移なんて高度な魔術をあの糞神父が 使える筈はないが、 俺に対する当て付けの様なこの行為は 間違いなくあいつの意向だと思う。 「てててっ……は? ここは家の土蔵?」 体に付いた埃を払いながら辺りを見回す。 見間違える筈が無い。 いつも魔術の鍛...
  • 初期不良
    初期不良 「…………ハッ!?」 勢い良くベッドから上半身を起こす。 魘された所為か、身体は冷や汗を掻いている。 その所為か、少し冷える。 「あ、あれ? ゆ、夢……だったの?」 先程の出来事も夢だったのなら可笑しなものを見たものだと自嘲し、 もう一度ベッドに潜ろうとして、 「……って、ここ何処!?」 今度はハッキリと目を覚ます。 「僕の部屋? いや、でも……」 周囲に目をやり、自分の置かれている環境を理解しようとして、 逆に意味が分からなくなる。 今、自分が居る場所は間違いなく自分の家の自分の部屋だ。 でも、細部が異なる。 『物が多すぎる』のである。 「……このジャケット?」 ハンガーに架けられたジャケット。 「こっちにはシャフトとフライト」 ダーツの道具。 「飼いたかった九官...
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