二次キャラ聖杯戦争@ ウィキ内検索 / 「No.5」で検索した結果

検索 :
  • No.5
    No.5 『この物語は皆がハッピーエンドを迎える王道なんだ』 『だから、誰も死なないし不幸になんてならないよ』 ### 大切な人を取り戻す。その願いはオレには何よりも代えがたい強いものだ。 例え、仲間を欺いても。 例え、友達が自分の吐いた嘘で死んでしまったとしても。 例え、心が軋みを上げてもう逃げ出したいと声を張り上げようとも。 オレには、諦めることなんてできやしない。 受け継いだ。こんなウソ吐きでしかないオレを助ける為に命を散らした洋兄からは力と命をもらった。 力と命は一方的に押し付けられたものだったけど、受け継がなければならかった。 そうしなければ、洋兄の意志が、犠牲が無駄になってしまうから。 手を差し伸べ、行くなと言ってくれた洋兄。誓った、オレは忘れない。 何が起ころうとも武部洋平という人間がオレのかけがえのない日常に...
  • No.6
    ... NEXT 005 No.5 投下順 007 No.7 005 No.5 時系列順 007 No.7 BACK 登場キャラ NEXT 聖杯戦争開幕 枢木スザク 034 騎士(奇死) 聖杯戦争開幕 バーサーカー 033 生きているのなら英雄だって殺してみせる
  • No.4
    ...3 投下順 005 No.5 003 No.3 時系列順 005 No.5 BACK 登場キャラ NEXT 聖杯戦争開幕 鳴上悠&ランサー 029 初期不良
  • No.22
    No.22 おや、私はまだ生きているようですね。 キメラに致命傷を負わされ、傲慢に喰われたのですが。 まったく不思議なことです。 紹介が遅れましたね。 私の名前は、ゾルフ・J・キンブリー。国家錬金術師です。 マスター? いえ、サーヴァントですよ。 「ククク‥‥目覚めたか‥‥我がしもべよ‥‥。」 オッドアイというのでしょうか、両目の色が違う。 この金髪の少女は私のマスターのようです。 ゴスロリと言われる、種類の服装に身を包んでいます。 私が言えないかも知れませんが、変わり者ですね。 「初めまして。私の名前は、ゾルフ・J・キンブリーと申します。」 「‥‥ククク‥‥我が真名は、レイシス・ヴィ・ヘルシティ・すめらぎと申す‥‥。」 変わった名前の方ですね。 口調も変わった方。 鋼の錬金術師より年下でしょうか? 【マスターNo.22 ...
  • No.3
    No.3 あの光景は俺の記憶に鮮烈に いつまでも焼きついて忘れる事など出来ない。 地獄の中で見た、一筋の光明。 掛け替えの無い思い出。 そして、別れ。 一月にも満たない短い時間。 だけど、その全てが今の俺を形作り、 そしてこれからの俺を支えてくれる。 そう、淡い月光の中で佇む彼女の姿、 あれが彼女との出会いだった。 ……………………………………… 「……ってぇ!!」 目の前に示された扉を開けた途端、 足の踏み場の無い空中に放り出されて 前のめりに思いっきり地面に転がる。 空間転移なんて高度な魔術をあの糞神父が 使える筈はないが、 俺に対する当て付けの様なこの行為は 間違いなくあいつの意向だと思う。 「てててっ……は? ここは家の土蔵?」 体に付いた埃を払いながら辺りを見回す。 見間違える筈が無い。 いつも魔術の鍛...
  • No.18
    No.18 「はぁ…はぁ…、桜ちゃん…」 道をボロボロの体で歩く男、間桐雁夜。 だがその肉体は蟲に食い尽くされ、生きているのが不思議なほどである。 先ほどまで契約していたバーサーカのサーヴァント、ランスロットの戦闘による負荷がその原因だ。 それでも今はバーサーカーの存在は感じられない。セイバーに負けでもしたのだろうか。 しかしその体の内のダメージはもはや生きることすら困難なほどに溜まっていた。 今、彼の脳内にあるのは、間桐、いや、遠坂桜のことのみ。 教会で己の想い人、葵の言葉に動揺し、首を絞め殺してしまったことで彼の精神すらも危うい状態にある。 今となっては、唯一残った、桜を救いたいというその思いだけが全てだった。 「待ってろ…、桜ちゃん、今…助け……」 そうして意識を失う直前、見えたのはボロボロの服を着た白髪の男だった。 ◇ ...
  • No.15
    No.15 ――――俺はただ、戻りたかったんだ。 何も知らず、平和に暮らしていたあの≪竜宮島≫での日々に。 衛が、いなくなった。咲良は、薬漬けにして生かされている。 他の皆も、明日にはいなくなっているかもしれない。 去ったもの、残るもの、それだけの区分しかない、歪な俺たち。 それでも何故空は蒼く在り続けるのだろう。 何故その下の俺たちが同じようにいられないんだろう。 これは単なる夢で、何もかもデタラメかもしれない。 それにあの神父みたいな奴は絶対何か企んでいる。 でも、確かな願いを前にしてはそういう細かい理屈は無視で、俺は、扉を進む方を選んだ。 ――――私には、戻りたい場所などない。 誰も、いなくなった。この世界にはこの島だけ。 唯一他の人間だったおじいちゃんももう死んでしまった。 空は赤く濁り、海は呑まれた者の怨嗟を投げ続ける。 それでも何...
  • No.9
    No.9 聖杯より与えられたマイルーム、マンションの一室。 主の私室であるその部屋のベッドに二人の男女が存在した。 互いに会話はない。真名を除けば最低限の来歴、クラス名の交換程度は済ませた。 互いに抱きしめあうわけでもない。まだそのような仲ではないし、二人はあまりにも違いすぎる。 男はベッドに寝転がり、どこからか持ってきたのか美術書を読みふけり、 少女は膝を抱き、終わることなき苦悩に目を伏せていた。 アーチャーのサーヴァント、ディオ・ブランドー。そしてその主――鹿目まどか。 「――なぁ……マドカ。君はいつまで悩み続けるつもりだい?」 サーヴァント……アーチャーが美術書を閉じ、マスターである少女に語りかける。 「君の友達のことは、とても残念なことだったと思う。  マミ、サヤカ、キョウコ――彼女たち魔法少女の戦いは、私にはとても想像が...
  • No.10
    No.10 『 俺 は 世 界 を 壊 し 』 暗闇の中で意識が覚醒する。 いや、暗いのは瞼を閉じている所為か? 酷く身体が億劫でまるで自分のものではないかのようだ。 意識し、重い瞼を開けてみる。 「…ッ!」 差し込む光に目が眩む。 それほど長い間、自分は眠っていたのだろうか? ゆっくりと眼を光に慣らし、 周囲に眼を配る。 どうやら自分は玉座に座ったまま、 うたた寝してしまっていたらしい。 「お目覚めですか?」 声が聞こえる。 視線を声のした方へ向け、 そこに跪く一人の騎士を ぼんやりとした意識で眺める。 「俺は…」 先程からどうもおかしい。 何かを失念している。 「貴方はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア陛下。  私は貴方に仕えるべく召喚された、  ガウェインと言う者です」 金髪の騎士が丁寧...
  • No.12
    No.12 「ここが聖杯戦争の世界か」  と、その男は呟いた。  首から古めかしいカメラを吊り下げた細身の男だ。精悍な顔立ちからは落着きと自信が窺える。 「で、お前が俺のマスターか」  こちらを見やる。  マスターを値踏みするその眼光は、彼が歳若いとはいえ幾多の修羅場鉄火場を潜り抜けている貫録を伝えてくる。  今度はどんなサーヴァントが来るかと内心憂慮していたものの、『前の』サーヴァントよりは幾分使いやすそうだ。  少なくとも、言葉を交わす事が無価値だと断ずるほどではない。今はまだ、だが。 「そうだ。さて、まずは自己紹介といこうか」  お互いの来歴、戦力、思考を理解することが勝利への第一歩。  重々承知してはいるが、かつてのサーヴァントとはそれをする気にはならなかった。  今回それを自分から言うのは――『前の』ほど抵抗がないというのと...
  • No.24
    No.24 「ふ、聖杯戦争か……面白い」 彼――金城優は 魔導士(ウィザード) と呼ばれる存在である。 あまりに強く、まるで魔法のような強さからつけられた己の二つ名。 だが時折、誇らしく思うと同時にそれを疎ましく思うようにもなった。 彼はあまりにも強く、敵がいなかった。 かのオオカバマダラが引退してからはさらに敵はなくなった。 自身の後継と目される 氷結の魔女 もその成長著しいものの未だ自分に及んでいない。 そう、彼は退屈していた。 海外留学も間近と迫り少し彼は焦っていた。 ここを離れる前に何かが欲しい。何かがしたい。 何かを――自分を育ててくれたこの場所に残したい。 そんな時に聖杯戦争の噂を聞きつけた。 あらゆる願いがかなう万能の願望器。 それがあればこの胸に吹く虚無なる風を止ませることができるかと。 狼として彼を猛らせるこ...
  • No.13
    No.13 「あたしって、ほんとバカ」 一体どこで間違えたのだろう。 自分が自分でなくなる瞬間。 それを思ったところで何の意味もないことなんてわかりきってはいた。 だけど思ってしまった。 どこであたしは間違えてしまったのかを。 大切なものが何なのかが分からなくなった時なのか。 守ろうとしていたものが何なのかが分からなくなった時なのか。 自分の体が人間ではない『ゾンビ』にされてしまったと気づいた時なのか。 大切にしていた友達を傷つけてしまった時なのか。 ――そもそも、こんな運命を選んでしまった時からすでに間違いだったのか。 答えなど出ない。 出るはずがない。 何故ならそんなものが出る前に、あたしが消えてしまうのがわかっているから。 このまま私が私でなくなるまで、そんな意味のない疑問を考え続けるのか。 そう思って全てを諦め、自分で呪...
  • No.17
    No.17 ――――――『試練』には必ず「戦い」があり、「流される血」がある。 ―――――― ――――――『試練』は供え物。 立派であるほど良い。―――――― ◆ 「聖杯は我々が手に入れなくてはならない」 冬木市に建つホテルの一室。 椅子に腰掛けたサーヴァントは、小型のテーブルを隔てて向こう側の席に座る己のマスターに向けてそう言った。 宣言した彼の眼光は鋭く、そこからは彼のした覚悟が見て取れるだろう。 一方のマスターは、サーヴァントの言葉をさながらクラシックでも聞くかのような表情で聞いている。 「私は民の為に聖杯に願いを託す……"市長"、あなたもそうだろう?」 「当然だとも。ああいうものは、より多くの者に有益に働くように使わなくてはならない」 "市長"と呼ばれたマスターはそう言うと、...
  • No.7
    No.7  無数の死を振り撒いた末に迎えた、最期の時。  いかなる物体をも焼き尽くす恒星じみた灼熱のなか。  自分自身のエネルギーを抑えきれず、身体が崩壊していく寸前。  己が積み上げた屍の山の頂で、魔獣の爪を受けた――あの瞬間。  戦いの神に、心残りなど存在しなかった。  地獄からの使者は、自らの意思で力を欲した。  急激すぎる進化と理解しながら、戦闘生命の生を全うしたのである。  ――ゆえに、死してなお胸に抱く願望なぞ、持ち合わせている道理がない。  たしかに、そうであったはずだ。  本人が、誰よりよく分かっている。  にもかかわらず、機会を与えられてしまった。  聖杯によって、『槍兵』のクラスをあてがわれたのである。  それがどうにも腑に落ちず、ランサーのサーヴァントは行動方針を決めかねていた。  サーヴァントとして招集されたということ...
  • No.8
    No.8 魔術師たちの闘争の終焉から半年間が過ぎた。 私が召喚した紅き弓兵、直向きすぎる所がたまにキズな正義の味方の男の子、そして血を別けたたった一人の妹。 様々なものを失ったけれど、それでも本当に大切なものを守ることができた。 ――だが再び聖杯戦争の幕は開く。 倒したはずの強敵たちが立ち塞がり、仮初の街で新たな死闘を繰り広げる。 あの時と同じく、遠坂凛は闘争への一歩を自らの意思で選びとる。 なぜ?どうして? 疑問は尽きない。 だが今度こそ私が終わらせる。あるはずのない戦いを。二度目の聖杯戦争を。 「ここは……私の家、か。」 気がつけばあの言峰教会から自宅へと転移していた。 空間転移の魔術はかなり高等な術なのだが、これも聖杯の力というやつだろうか? だがこれで嫌でも聖杯の存在を信じざるえなくなったわけだ。 そもそもあの教会にいた言峰綺礼は本物な...
  • No.2
    No.2 「王者の劫渦(バシリオス・ディーネー)!」 金髪の巨漢の手による大剣が、容赦なく木偶に振り落とされ、砕け散る。 ――人類の手により生み出され、はや千年。 もはや聖遺物といって良い“それ”は、宝具属性すら帯び。 加えて、担い手による暴風が如き一撃は。 “それ”本来の威力こそ損なわれているもの、 マスターの適性試験として配置されていた人形を 微塵に打ち砕くには、充分過ぎるものであった。 魔力を秘めた超常の人形が、無数の破片となり試練場の伽藍に舞い――。 それらも程なくして、空気に溶け入るように消える。 だが、それと入れ替わるように。 虚空より滲み出るように、一人の蒼き魔人が姿を見せた。 パン、パン、パン、パン――。 魔人は黒き竜を従え、巨漢の勝利に賞賛の拍手を贈る。 だが、その手の鳴り響きには。 喩えるなら召...
  • No.14
    No.14 「くそっ、一体どうなってんだ?  俺、さっきまでミス研の部室でパソコンいじってたはずだよな……」 少年、金田一一は「柳洞寺」と書かれた山門の前で頭を掻きながら この殺し合い、聖杯戦争とやらに呼ばれる直前の記憶を必死に手繰ろうとしていた。 「確か、ネットやってる最中にいきなり変なサイトに飛ばされて、  そしたら急に画面が光って……んで、あの教会にいたんだよな」 金田一は名探偵として知られた彼の祖父と同じように これまで多くの殺人事件を持ち前の推理力によって解決してきた。 その中で、殺人の罪を着せられそうになったり、背後から鈍器で殴られ雪山に 放り出されたり、猟銃で腹部を撃たれる等、多くの危機にも直面してきた。 しかし、今回は、どこか今までの事件とは性質が異なるように思える。 「とにかく、情報を集めない、と……?」 ふと、自...
  • No.21
    No.21 白い少女が嗤う。自分を嘲るように。 赤い少女が嗤う。自分を嘲笑するように。 怯えていたはずの少女が嗤う。不要なのは貴方なのだと。 迫る狂戦士の石斧。自分を取り巻く女たちの嗤い。 それが間桐慎二が見たはずの、最後の光景だった。 「っ……!はーっ、はーっ……!」 救いのないまま、目が覚めた。 荒い、乾いた息が漏れる。 目覚めた場所は寒風吹きさす新都センタービルの屋上。 慎二のサーヴァント、メドューサと衛宮士郎のサーヴァント、セイバーが死闘を繰り広げた地。 ……そして慎二は、敗北したはずだった。あの衛宮士郎に。 「違う…っ!違う違う違うッ!」 ありえない。間桐家の次期当主であるはずの自分が、衛宮士郎などに敗北するなどあってはならない。 (僕のせいじゃない!僕は悪くない!悪いのはライダーだ!あんなはずれサーヴァン...
  • No.19
    No.19 「運命とは、誠に数奇なものと思わぬか、愛しい蝶よ 紅世の徒の願望を叶える神より依頼を受け、かの神を護っていたこの俺が 今度は、願いを叶えるために他者を殺せと依頼を受けた いや依頼を受けたというのは過ちか 今一度お前に会うことを望んだのはこの俺の方 聖杯とやらはその願望を汲み取ったに過ぎぬ 言うなれば俺のほうが聖杯に依頼したということか であるなら最後の一組になるまで殺しあうというのは、俺にとっては願いを叶える条件ではなく、聖杯に手渡す報酬だ 俺にとっての刀剣類のように、聖杯は命を喰らう これも、我ら“紅世の徒”の生の因業か 人を殺して存在の力を奪い、それをもって我らが望むことをなす なるほどな、そう考えればこの地に俺が呼ばれたのも納得だというもの 願いを叶える聖杯とは正しく“祭礼の蛇”であり、願いを叶えるために殺しあう我らは皆等しくして“紅世の徒”と...
  • No.11
    No.11 「美少女へいへーい! ビビってないで出ておいでー!」 とある世界の片隅で少年は叫ぶ。 美少女最高と! 「大丈夫だよ、俺は紳士だから怖くないよー! ぐへへ……何も悪いことはしないよ! ちょっと触るだけだから!」 口から漏れ出す汚らしい笑い声。面構えは欲望にまみれ、笑みはだらしなく歪んでいる。 どうみても不審者です、本当にありがとうございました。 「うはははははっ! 願いが叶うってやべーじゃん! サイコーじゃん!!   つーことはモテないヤロー共の世界を変えることが出来るってことじゃね!? ひゃっはーーーーーーー!」 ちなみに少年は説明をまともに聞いていない。 最初の眠りから目が覚めたばっかりという点に加えて『願いを叶える』という部分しか彼の都合のいい耳は聞き取ることが出来なかったのだ。 そして、勢いに任せて扉を開けてしまった。...
  • No.23
    No.23 「……本当に、どういう事なのかしら」 新都オフィス街の中心部に位置する超高層ビル・冬木センタービル。 その屋上に佇む一人の小さな影。 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、ここに送られるまでに見た展開に いまだ納得できず、思案を続けていた。 聖杯戦争。 自身もかつてアインツベルンの代表としてバーサーカーのサーヴァントと共に参加していた 願望機を巡る魔術師達の生死をかけた争い。 その戦いの果てに自身は敗北し、様々な顛末の末に聖杯は破壊され全ては終結したと 思われていた。 だが自分は再び同じ名を持つ戦いに呼ばれる事となってしまった。 しかし腑に落ちない事も多々ある。 この聖杯戦争は自身が知る聖杯戦争とは明らかに何かが違っていた。 かつて自分を聖杯の器として利用しようとした監督役の神父・言峰綺礼。 あの男はシロウに倒され...
  • No.1
    扉を潜った先は幻想的な世界だった。 まるで深海にでも居る様な気にさせる不思議な光景。 巨大な魚類と思われる生物の骸が辺りには散乱し、 回遊する深海魚はただその場を泳いでいるだけ。 「うわっぷ!?」 少年、天野雪輝は思わず口を塞いで息を止める。 自分が海の中に放り込まれたと勘違いしたからである。 すぐにそれが間違いだったとは気づくのではあるが。 「…ぷはぁ~!!  あ、あれ? 息が出来る?」 辺りをきょろきょろと慌ただしく見回し、 自分が巨大なガラスのような物の内部に居るのだと理解する。 「な、何であそこからこんな所に?」 近くのガラス壁を叩いてみながら状況を整理する。 自分がいつの間にこんなところに 連れてこられたのかは憶えてはいない。 気づいた時には先ほどの教会の様な場所に居た。 そしてあの神父としては怖すぎる印象の男...
  • No.25
    No.25 そこは何もない空間。 巨大なステンドグラスと人形の他は何もない、ガラスで囲われた深海の様な空間。 そこで我妻由乃は死にかけていた。 止めを刺そうと、人形は仰向けに倒れた由乃に近づく。 天野雪輝を追い扉を潜った先で人形に襲われ、朦朧とする意識の中で由乃が考えていたのは、自分の心配ではなく、雪輝の安否だけだった。 「大丈夫かな、ユッキーもこいつに襲われてないかな……。  私、絶対ユッキーを守るよ。何を犠牲にしても……」 混濁した意識は、これから自分の命が失われることにも気付けない。 傍から見れば滑稽極まる姿だ。その呟きは狂人の様な、だが聖人の様な矛盾する声色だった。 『それは自分も含めてか?』 「うん……。私はユッキーが生き残ればそれでいい」 『誰を殺そうともか?』 「そうよ……。ユッキーは私を利用し...
  • No.20
    No.20 一人の少女が死んだとき、彼の心もまた死んだ。 彼の家は人造人間(フランケンシュタイン)創造の名門だった。 フランケンシュタイン。最初の創造主と最初に生み出された怪物の名前が混同されたその存在は、死体と電気の力を用いて創造される。 だが、人造人間は本人の死体を全て使って創造しても、生前とは必ず異なる。 記憶の障害か人格の変貌、またはその両方を起こし、生前とは別の存在になる。 人造人間として蘇った少女も例に漏れなかった。 彼は少女を人間に戻すと誓い、人造人間の研究を続け、欧州を駆け回り十年。 だが、いまだに解決の糸口さえ見えなかった。 そんな折、唐突に召喚された先での神父の言葉は、彼には新しい希望に思えた。 人造人間創造の技術では、もしかしたら死者蘇生は不可能かもしれない。 ならば、人造人間創造以外の技術なら? 自分をこの場に召喚した力なら? 死し...
  • 没No.25
    No.25 白地の青のラインが入ったワンピースにタブリエを被せ、ベルトで止めた特徴的な制服を着た少女は、この聖杯戦争に対し怒っていた。 ハンマーとノギスを組み合わせた外見の万能工具「スプレンディッド・インパクト」を振り上げ、高らかに叫ぶ。 「う~、ハートに火がつきましたよ。絶対許せません、こんなこと!」 彼女の名前は「ナノカ・フランカ」。 百年か千年に一人の天才児と謳われながら、驕り高ぶることなく努力を続け、人並み以上に豊富な感情と元気と体力と正義感を持ち合わせた少女である。 結果、大いに成功し、大いに失敗する。具体的には発明で爆発を起こす。 親友が陰謀に巻き込まれ、監禁されれば自ら救出に行き、街をドラゴンが襲えば発明品で倒そうとする。 そんな彼女が目の前で殺し合いを始めると言われて、黙っているはずが無かった。 「絶対この戦いを止めて見せますからね!」 ナノカは参...
  • 没No.9
    No.9 扉を潜り抜けた先は大海原でした。 潮風が頬を撫で、ウミネコの鳴き声が微かに聞こえる。 「う~ん、良い気持ち…  って、んな訳あるかぁ~!!  何処だ、ここわぁ~!?」 協会から扉を開けたら、2秒で海。 なんということでしょう。 流石にテロリスト雨流みねねも絶叫してしまう。 彼女も似たような場所は知っているが あれは意識のみで飛ばされる場所であり、 肉体ごと別な場所に跳ばされるなど 初めての経験である事に変わりはない。 意味が分からず手当たり次第に 甲板に散らばる物に当り散らす。 「…五月蝿いねぇ~、アタシの船で何騒いでんだい?」 「あ゛ぁん?」 声が聞こえた方にギロリと振り返る。 船室の扉に寄りかかり、 手には酒の瓶を持った大柄な女が 酒気で紅く染まった顔でみねねを睨みつけていた。 「何だい、どんな奴...
  • 没No.23
    No.23  Hello People! 緊急リポートです。  とうとう聖杯戦争が始まったわ。  しかも、ピュアアムドライバーからも参加者が出ているらしいの。  ピュアアムドライバーはピープルの為に戦うアムドライバーなのに……  これからどうなってしまうのかしら。 ――ああ、みんな笑ってるぜ。 ――誰を憎むことも、誰かが憎まれることもなく……これが、平和って奴か。 ――悪くないぜ……そう、悪くない…… ロシェに刺された。 キャシーを止めに行って、その結果が二人まとめて刺されての死。 あまりにも笑えない終わり方だ。結局死ぬ以外の終わり方をさせてやれなかったんだからな。 俺は死ぬ。胸を刺された以上、もう助からない。 ジェナ、俺よりもっとでっかくなれ。約束だ。 セラ、すまねえ。お前の未来を守れなくなっちまった。 みんな、俺はここでリタイヤだ。後の...
  • 参加者名簿
    ...tay night No.5 天海陸 ワールドエンブリオ セイバー イスラ・レヴィノス サモンナイト3 No.6 枢木スザク コードギアス 反逆のルルーシュ バーサーカー ランスロット Fate/Zero No.7 花村陽介 ペルソナ4 ランサー アレックス ARMS No.8 遠坂凛 Fate/stay night キャスター 蘇 妲己 藤崎竜版 封神演義 No.9 鹿目まどか 魔法少女まどか☆マギカ アーチャー DIO ジョジョの奇妙な冒険 No.10 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア コードギアス 反逆のルルーシュ セイバー ガウェイン Fate/EXTRA N0.11 名無鉄之介 私の救世主さま キャスター リインフォース 魔法少女リリカルなのはA s No.12 衛宮切嗣 Fate/Zero ライダー 門矢士 仮面ライダーディケイド No.13 園崎詩音 ひぐらしのなく頃に バ...
  • 没No.2
    「お前が俺のマスターか」 と、俺は問われた。 必要なものは、覚悟だ。 殺す覚悟。殺される覚悟じゃない。 俺はこの手で人を殺す。 縁もゆかりも恨みもない、顔も名前も知らない24人……いや、48人を全て殺し尽くす。 望みを叶えるために。大切なものを取り戻すために。 勝手だと、横暴だと。 いいや、それが吐き気を催すほどのゲスな考えだとわかってはいる。 だが構わない。 一度この手からこぼれ落ちた大切なもの……「  」を、もう一度取り戻せるなら。 だから俺は、自分の意志で、ここにいる。 自分の意志で――人を殺す。 「そうだ」 だから、そう応えた。 だが応える前からわかっていた。 こいつの眼を見た瞬間から。 こいつは、俺の同類だ――     ◆ 「お前が俺のマスターか」 ...
  • 没No.8
    「……う~~ん…う~~ん……」 目の前の少年は先程からただ頭を抱えて呻り続けている。 『……ふむ』 それを眺めながらアーチャーのサーヴァントは考える。 彼は召喚された時点でマスターについての知識を ある程度聖杯から提供されている。 つまり、少年が悩む理由も彼には既に分かっているのである。 「……う~~ん…う~~ん……」 だが、それでも彼が少年に手を差し伸べる事はしない。 少年が悩むのなら、それは少年が自分で答えを導き出そうとしているという事。 ならば彼はそれを黙って見守るだけである。 「……う~~ん…う~~ん…ハッ!?  こ、ここは何処?  僕は何でここに居るの!?」 周囲の変化にすら気づかないほどに少年は思考に埋没していたようだ。 そこまで来て初めて彼は少年に手を差し伸べる。 それは答えとは無縁の現状の把握を求めた...
  • OP~50話まで
    ...Z2 No.005 No.5 天海陸&セイバー 不明 不明 ◆2TIcBhEgoU No.006 No.6 枢木スザク&バーサーカー 不明 不明 ◆gsySw7SywU No.007 No.7 花村陽介&ランサー 不明 不明 ◆GIjwvg4JCY No.008 No.8 遠坂凛&キャスター 不明 不明 ◆BKUvL3qgtY No.009 No.9 鹿目まどか&アーチャー 不明 不明 ◆BKUvL3qgtY No.010 No.10 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー 不明 不明 ◆.OpF6wOgZ2 No.011 No.11 名無鉄之介&キャスター 不明 不明 ◆2TIcBhEgoU No.012 No.12 衛宮切嗣&ライダー 不明 不明 ◆gsySw7SywU No.013 No.13 園崎詩音&バーサーカー 不明 不明 ◆3Yo9gNrp3A No.014 No.14...
  • 本編目次時系列順
    ...Z2 No.005 No.5 天海陸&セイバー 不明 不明 ◆2TIcBhEgoU No.006 No.6 枢木スザク&バーサーカー 不明 不明 ◆gsySw7SywU No.007 No.7 花村陽介&ランサー 不明 不明 ◆GIjwvg4JCY No.008 No.8 遠坂凛&キャスター 不明 不明 ◆BKUvL3qgtY No.009 No.9 鹿目まどか&アーチャー 不明 不明 ◆BKUvL3qgtY No.010 No.10 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー 不明 不明 ◆.OpF6wOgZ2 No.011 No.11 名無鉄之介&キャスター 不明 不明 ◆2TIcBhEgoU No.012 No.12 衛宮切嗣&ライダー 不明 不明 ◆gsySw7SywU No.013 No.13 園崎詩音&バーサーカー 不明 不明 ◆3Yo9gNrp3A No.014 No.14...
  • 没SS置き場
    諸々の理由でお蔵入りとなったSSの置き場です。 決して劣っていたとか言うわけではないのであしからず。 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 No.002 没No.2 安藤潤也&アサシン 不明 不明 ◆gsySw7SywU No.008 没No.8 クマ&アーチャー 不明 不明 ◆.OpF6wOgZ2 No.008 没No.9 雨流みねね&ライダー 不明 不明 ◆.OpF6wOgZ2 No.023 没No.23 ラグナ・ラウレリア&アーチャー 不明 不明 ◆YHOZlJfLqE No.025 没No.25 ナノカ・フランカ&アーチャー 不明 不明 ◆Mti19lYchg No.048 断罪アウターレッド 匂宮出夢&アサシン、間桐雁夜&アサシン、キャスター(蘇 妲己) 深山町・間桐邸 黎明 ◆4Yn0m.Fyhs
  • 51~100話まで
    小見出し 敬称略 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 No.051 It s just like OVER HEAVEN アーチャー(DIO)鳴上悠&ランサー 新都・冬木ハイアットホテル新都・地下街 早朝 ◆wYNGIse9i6 No.052 策士策に溺れる 間桐慎二&ライダー羽瀬川小鳩&キャスターバーサーカー(ランスロット) 深山町・間桐邸 早朝 ◆HBgEtKlD2g No.053 Assault of Dreadnoughts(前編)Assault of Dreadnoughts(中編)Assault of Dreadnoughts(後編) アシュヒト=リヒター&セイバー園崎詩音&バーサーカー近藤剣司&セイバー金城優&セイバーゼフィール&ライダー 新都・ショッピングモール 黎明 ◆3vWdxvBXv No.054 教会組・行動開始! 花村陽介&ランサー名無...
  • ◆.OpF6wOgZ2
    ◆.OpF6wOgZ2氏 氏が手がけた作品 話数 タイトル 登場人物 000 OP~導入 言峰綺礼 001 No.1 003 No.3 004 No.4 010 No.10 Interlude Cannibal Corpse 043 Interlude 026 Night of The Round 029 初期不良 031 I m a liar 035 父と娘もしくは仇か宝 037 La Danse Macabre(前編)La Danse Macabre(後編)
  • 101~最終話まで
    小見出し 敬称略 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 No.101 over soul ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー泉こなた&ライダー花村陽介 精神世界深山町・柳洞寺 日中2巡目 ◆2shK8TpqBI No.102 裏側の真実 魔王ゼロ言峰綺礼&ギルガメッシュ 月の裏新都・冬月教会地下 日中2巡目 ◆XL.nOGsA4g No.103 Shadow of Memories ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー泉こなた&ライダー花村陽介魔王ゼロ言峰綺礼&ギルガメッシュ 深山町・柳洞寺新都・冬月教会地下月の裏 夕方2巡目 ◆wYNGIse9i6 No.104 終わりに向かう物語 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー泉こなた&ライダー花村陽介魔王ゼロ言峰綺礼&ギルガメッシュ 冬木大橋月の裏 ??? ◆l3N27G/bJU THE FINAL Re;Ze...
  • Cannibal Corpse
    宴の準備は整った。 塗り固められた理想郷。 彼の地へ主従は集う。 ある者は根を張り、 ある者は飛び、 ある者は惑う。 全ての願いは集った。 さぁ、血の祝祭を始めよう。 BACK NEXT 025 No.25 投下順 026 Night of The Round 025 No.25 時系列順 043 Interlude
  • OP~導入
    OP~導入 聖堂の様な場所で『貴方』は目を覚ます。 見覚えが有る様な無い様な、 そんな印象をくらくらとする頭で感じ取る。 辺りには似たような人間が何人も倒れており、 『彼』、『彼女』らは『貴方』と同じ様に 頭を抱えながら起き上がり始めている。 不意にコツコツと靴音が響き渡り、 『貴方』を含む全ての人間がそちらに目を向ける。 其処には聖堂ならば居ても当然の者、 だが妙に似つかわしくない雰囲気を醸し出す 神父が厳かに立っていた。 「ようこそ、新たな召喚者達よ。  お前達は聖杯によって選ばれた。  己の願望を叶えたいと欲する者は  己の右腕を見てみろ」 静かに告げる神父の言葉に『貴方』は 思わず自分の右手に視線を遣る。 覚えの無い刻印が手の甲に刻まれている。 「それは令呪。  それを刻みし者は聖杯の力の一端である  サーヴァントを使役...
  • №.16
    No.16 あ……ありのまま、今起こった事を話すぜ!! 私は「いつものようにネトゲをしている途中で寝落ちしてしまい 目が覚めたと思ったらバトルロワイアルに参加させられていた」!! 何を言ってるのか分からないと思うけど、私にも何を言ってるのかわからねー…… 頭がどうにかなりそうだった…… 明晰夢だとかドッキリカメラだとか、そんなチャチなもんじゃ断じてない… もっと恐ろしいものの片鱗を味わったよ…… まるで吸血鬼に時間停止を仕掛けられたフランス人のような台詞を漏らしながら、 少女――――泉こなたは自分の身に起きた状況を整理していた。 先の独白の通りPCを前にして眠りに落ちてしまい、気が付いてみればこの有様。 はっきり言って普通ではありえない状況である。 自他ともに認める生粋のオタクであるこなたにとってもこのようなシチュエーションはアニ...
  • I'm a liar
    ... NEXT 005 No.5 天海陸&セイバー [[]]
  • 騎士(奇死)
    騎士(奇死) 空は、未だ漆黒。 既に幾つかの戦乱が行われているこの街―――その、商店街に、枢木スザクは潜伏していた。 騎士である彼がこんな盗人のような真似をするのは非常に似つかわしくないものがあったが、勝つためには隠れ潜むことも重要。 彼の親友『だった』男のように、奇策謀術で攻めてくる者だって、居るかもしれないのだから。 サーヴァント・バーサーカーことサー・ランスロットは、現在徘徊に向かわせている。 狂戦士の性質上令呪を用いない命令で縛りつけることは容易ではないだろう。 確かに彼が戦う傍らで敵のマスターを襲撃することも出来なくはないが、呪いに等しいとある『命令』に縛られているスザクであっても、サーヴァントのような超常の存在相手では厳しいものがある。 考えた末で出した結論が、『バーサーカーを先行させて自分は潜伏する』、お世辞にも騎士らしいとは言えぬ選択だったのだ。 ...
  • Cyclone
    「さて、と。これからどうしましょうか」  新都の一角、蝉菜マンション付近のビル街。そこに一組の少女がいた。  一人は緑の髪をしたポニーテールの少女。名を園崎詩音。この聖杯戦争のマスターの一人。  もう一人は狂気に満ち、歪み切った表情をした少女。名を美樹さやか。詩音に付き従うバーサーカーのサーヴァント。  この聖杯戦争で勝ち残るため、願いを叶えるために契約した者達である。  聖杯戦争に乗り、他の参加者を全滅させて願いを叶える。それ自体は決定事項だ。  だが、これからどう動くかはまだ決まっていない。  他の参加者を積極的に駆逐するか、一時的に手を結んで戦力を増やすか。それともある程度減るまで待つか。 「あなたはどうしたい? バーサーカー……って、答えるわけないか」  バーサーカーに問いかけるも、真っ当な返事など返って来るはずもない。  そうなれば、ど...
  • Night of The Round
    Night of The Round ガウェインとの契約を交わし、今後の行動を決めようと思案していた時、 ルルーシュは不意に眩暈を覚える。 「……ッ!?」 不意に襲われた不快感に頭を抱え、 もう一度頭を上げた時、 そこには思いもよらない光景が目に入る。 「なっ…!?」 先程までの宮殿のような光景は消滅し、 窓から月の光が差し込む長い廊下の真ん中に いつの間にか自分は立っている。 『ムーンセルによる移動が行われたようですね』 傍から白銀の騎士の声だけが響く。 「ガウェインか? 何処にいる?」 ルルーシュの声に反応するように光が集約し、 人の形を成していく。 ものの数秒で始めからそこに居たかのように ルルーシュの傍らに白銀の騎士が現れる。 「常にお傍に」 サーヴァントの霊体からの実体化を初めて目...
  • 初期不良
    初期不良 「…………ハッ!?」 勢い良くベッドから上半身を起こす。 魘された所為か、身体は冷や汗を掻いている。 その所為か、少し冷える。 「あ、あれ? ゆ、夢……だったの?」 先程の出来事も夢だったのなら可笑しなものを見たものだと自嘲し、 もう一度ベッドに潜ろうとして、 「……って、ここ何処!?」 今度はハッキリと目を覚ます。 「僕の部屋? いや、でも……」 周囲に目をやり、自分の置かれている環境を理解しようとして、 逆に意味が分からなくなる。 今、自分が居る場所は間違いなく自分の家の自分の部屋だ。 でも、細部が異なる。 『物が多すぎる』のである。 「……このジャケット?」 ハンガーに架けられたジャケット。 「こっちにはシャフトとフライト」 ダーツの道具。 「飼いたかった九官...
  • 魔王ゼロ
    魔王ゼロ@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー 詳細  別世界のルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが“ブリタニアの魔女”魔王C.C.と契約し、エデンバイタルの力を得た姿。  軍略・策謀を得意としていたゼロとは違い、筋骨隆々の堂々たる体躯を有し、KMFとすら生身で渡り合う。  別世界の自らと同様に黒の騎士団を率いて神聖ブリタニア帝国と戦うが、絶対皇帝シャルルが聖エデンバイタル教国を建国すると、  ゼロは異母妹であるユーフェミア・リ・ブリタニア率いる新生ブリタニア帝国と連合しシャルルを討伐、聖エデンバイタル教国を滅ぼした。  戦後はルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの名を捨て、“ザ・ゼロ”で死を得て滅んだC.C.から魔王の役割を引き継ぐ。  魔王として世界にギアスをばら撒き、世界を混沌で活性化させるために。  彼はいずれ最愛の妹であるナナリーや無二の親友であるスザクと敵対する事になる。...
  • 父と娘もしくは仇か宝
    父と娘もしくは仇か宝 夜空を翔る一陣の光。 それは小型の飛行機か、 はたまた一瞬の輝きを魅せる流れ星か、 それともUFO? しかし、その実態は!! 「キャハハハ!! イケイケ~、ランサー!!」 空飛ぶ機動武者with幼女である。 事実だから仕方が無い。 最初こそランサーの規格外ぶりに驚かされてばかりいたイリヤだが、 そこは子供特有の順応性ですぐに受けいれた。 それに加え、寡黙ではあるがランサーも決して無感情と言う訳ではなく、 むしろイリヤに対して好意的な印象を与えさせる。 イリヤの指示に眉一つ変えずに素直に従い、 口元には穏やかな笑みすら浮かべる。 それはバーサーカーとのやり取りの中では存在しなかった感情を伴ったやり取り。 彼女の中での一番がバーサーカーである事は変わりはないのだが、 この大英雄に負けず劣らずの無骨な鉄巨人に心を許す...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 終末のアーカーシャ(終アカ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】最強パー...
  • 全てを呑み込んで熱を帯びていく(後編)
    全てを呑み込んで熱を帯びていく(後編) こちらを挑発するかのような言葉とともに、これまで防御と回避に徹していたアレックスが反撃を開始した。 「ハッ!全然攻撃してこねえから、ただの木偶かと思ったぜ!」 不敵な笑みを浮かべ、挑発を返してアレックスを迎撃するアーチャーだったが、その余裕はすぐに崩れ去ることになった。 アレックスはアーチャーの予想を大きく上回る速さで金属を纏った拳を叩きつけてきた。 無論、アーチャーも全身の血液を筋力と敏捷の向上に回し、同じく徒手空拳で応戦するのだが、その悉くが躱され、いなされる。逆に、アレックスの攻撃は面白いようにアーチャーを打ちのめす。それは最早、戦闘ではなくアレックスによる一方的な蹂躙となっていた。 単純なステータスだけならば両者の間にさほど決定的な差はない。むしろ、パワーだけなら宝具「化外の心臓」によるステータス向上と、蛮勇のスキ...
  • 相棒と変身と聖者様がみてる
    相棒と変身と聖者様がみてる 時刻は深夜を回った所。 わずかな街灯に照らされた深山町の一角を、ひとり歩く影。 今は死人のように眠りに落ちている男、間桐雁夜を背負い歩く彼のサーヴァント であるアサシンは周囲に視線を巡らせながら歩みを進めていた。 彼自身の持つ気配遮断のスキルを併用しつつ夜の闇に紛れれば他のマスターや サーヴァントに捕捉される心配は滅多な事ではまず無い。 だがこの状態をいつまでも続けている訳にはいかなかった。 自分を含めサーヴァントは例外なくマスターからの魔力供給によって存在を維持している。 そしてそれは実体化し続ける事でも微量ながら魔力を吸い上げるのだ。 今は落ち着いているが、自身のマスターはいつ命を落としてもおかしくない危険な 状態である事をアサシンは十分に承知していた。 だからこそこのまま自分が実体化し続ける状況を継続させる訳...
  • 和風唐揚げ弁当390円
    近藤剣司が引き当てたサーヴァントは、セイバー。聖杯戦争に召喚されるサーヴァントの中でも最優とされるクラスである。 真名をセリスというそのセイバーは、今まで出会った中でも最上位にランクインするほどの美人だった。 が、平時なら鼻の下が伸びたであろうその美貌も今は正直それはどうでもいい事だ。 重要なのは、強いかどうか。この戦いに勝ち残れるかという一点のみ。 剣司は対フェストゥム兵器――ファフナーのパイロットだ。 マンガやゲームではない、命があっけなく散る本物の戦場に身を置いていた経験がある。 殺し殺されする戦場の空気も知っているし、普通の、毎日を平和に過ごすただの民間人よりは多少度胸は据わっているだろう。 だが、それだけだ。 近藤剣司の強さとは、前提としてファフナーあってこそ発揮できるもの。 腕っ節にさほど自信などなく、生身では同級の少年どころか少女にまで歯が立たない。そ...
  • @wiki全体から「No.5」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

目安箱バナー