ぽんこつヒーローアイリーン - 2巻乙ノススメ @ まんがタイムきらら

目次

作品情報

1巻	2巻

作品名	ぽんこつヒーローアイリーン
作者名	ぼや野 @twitter
掲載誌	まんがタイムきらら
掲載期間	2016年9月号～11月号（ゲスト） 2016年12月号～2018年8月号
単行本発売日	1巻：2017年11月27日 2巻：2018年9月27日
他作品
備考	キャラット出張ゲスト（2017年5月号） 番外編『高卒無職ヒーローラブリーメロン』がきららベースで連載 （2017年10月28日～2017年12月26日）

あらすじ

火星でヒーロー会社に勤めるアイリーンは、ヘマをして地球へ飛ばされる。 そこで出会ったのは、高卒無職でヒーローごっこをしているラブリーメロンで…？ 火星のヒーロー（本物）×地球のヒーロー（コスプレ）による痛快ギャグ4コマ!!

管理者レビュー

ジャンル

ファンタジー ブラックコメディ 感動

評価点

• 闇深いキャラ達。
  • ぽんこつすぎて火星から地球へ左遷されたヒーロー・アイリーンと、高卒無職コスプレの自称ヒーロー・ラブリーメロン本名・緑川枝織。闇深い二人が出会うところから物語が始まる。
  • ほかにも、妙に大人びた子供や、色々ヤバいアイリーンの同僚など、濃いキャラがたくさんいる。
• すれ違いから生まれる高度なギャグ。
  • アイリーンとラブリーメロンは互いの正体を誤解している。その勘違いから生まれるすれ違いギャグは非常に濃い。
  • 『放課後すとりっぷ』が空気系なら、こちらは勢い重視。
  • ほかにも、猪突猛進すぎるアイリーンや、二面性の強いラブリーメロンなど、ネタ要素は盛りだくさん。
• 実は熱い友情モノ？
  • ヒーローの在り方に悩むアイリーンと、高卒無職友達なしという現実を突き付けられているラブリーメロン、二人は互いにないものを補い合い、徐々に信頼を深めていく。
  • ギャグ濃いめで目立たないが、本作の根底は優しさである。

問題点

• かわいさ・萌えに欠ける。
  • 表紙とは裏腹にブラックジョーク濃いめ。『神様とクインテット』と異なり、表面上の萌え要素も少ない。
  • ただし上記の通り、濃いブラックジョークの裏には友情や優しさが存在する。萌えだけがきららではないことを表した一作。

総評

闇深い設定と濃いギャグが目立つ一作。しかしその裏には友情や優しさが存在し、感動できる作品でもある。