《式神・橙》
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻1600/守1400
「式神・橙」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
自分フィールド上に「八雲」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事が出来る。
1ターンに1度、自分のメインフェイズに自分フィールドに表側表示で存在するこのカード以外の
レベル5以上の獣戦士族モンスター1体を選択する事で、
このカードの攻撃力はエンドフェイズまで選択したモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする。
「ここに迷い込んだら最後! それはさておき、迷い家へようこそ」
- 12月第ニ週及び第三週パック「蒼天已死」実装時にフレーバーテキストが追加されたカードの1枚。
2011/10/1のエラッタで特殊召喚条件の『「式神」が存在する場合』が削除され、同名カードが1枚しか場に存在できなくなった。
自分フィールド上に式神と名の付いたモンスターが存在する時自身を特殊召喚する召喚ルール効果と上級獣戦士族の攻撃力の半分を加える起動効果を持ち、自身も式神の一体である。
召喚ルール効果は式神以外に八雲と名の付くカードにも対応しているが、八雲と名の付くモンスターは式神でもある
《式神・八雲藍》以外は
《幻想の境界 八雲紫》のみであり、《マジカルシルクハット》によってモンスターゾーンに
《召喚八雲式》が存在する間に効果を発動するタイミングも、そのタイミングまで
《召喚八雲式》を維持する方法も無いのでほぼ式神のための効果と考えてしまって差し支えない。
召喚ルール効果は、以前までは式神の大半が上級・最上級モンスターで構成されていたため発動することは少々難しかったが最近では
《式神・前鬼》《式神・後鬼》など下級モンスターの登場により使いやすくなったといえる。
《奇門遁甲》等を利用して1ターンでリリースを2体揃える利用法も可能。
攻撃力上昇効果は《神獣王バルバロス》《暗黒のマンティコア》等、展開に優れる上級獣戦士族も存在するため発動はそれほど難しくない。
妥協召喚した《神獣王バルバロス》を対象としてもほぼ全ての上級モンスターに対処できる攻撃力2550にまで攻撃力は高まる。
式神も増えてきている昨今では、容易な特殊召喚によるスピード+なかなかの攻撃力上昇率の二つによって
下級モンスターでありながらエースアタッカーとして活躍することが可能となっている。
2面ボスとは思えぬその速度はまさに原作を彷彿とさせる事だろう。
その真価は
《式神・八雲藍》と並ぶことで発揮される。
《式神・八雲藍》は召喚ルール効果、起動効果、両方に対応する唯一のモンスターでありその効果もこのカードのためのものである。そのため当然と言えば当然だが中々のシナジーを発揮する。
《式神・八雲藍》の攻撃力が3000に強化されたため、効果によりこのカードの攻撃力は3100となり《青眼の白龍》ほか大半の最上級モンスターを破壊できるようになったのは評価できる。
最上級モンスターのため展開に多少の難があるものの、
《召喚八雲式》《三國に渡り妖異をなすが》という召喚サポートも存在するためこれらを有効活用すればこのカードと同時展開するのもそこまで難しくない。
ただし
《召喚八雲式》は癖が強く、専用ギミックでスペースを消費し、
《三國に渡り妖異をなすが》は準制限カードなので戦略の主軸に据え辛い、とそれぞれ欠点も持つので、それなりに考えてデッキを構築する必要がある。
専用カードの豊富な最上級モンスターである
《式神・八雲藍》を下級モンスターのこのカードもサポートしているという典型的なサポートの関係のようだが、このカードが
《式神・八雲藍》を展開・強化の媒介とし、相手ターンは強化ができず弱いという弱点を
《式神・八雲藍》が守る、というように役割の観点で見ればこのカードを
《式神・八雲藍》がサポートしているようにも見えるという奇妙な関係にある。
どちらをサポートとするかは人によるだろう。
効果発動時メッセージ「妖怪の式の式が力を得る! 式神・橙の攻撃力が《上昇値》ポイントアップ!」
攻撃名は「翔符「飛翔韋駄天」!」
東方妖々夢2面ボス兼EXステージ中ボス。妖術を扱う程度の能力を持つ。
八雲紫の式である
八雲藍の式(
藍自身も式神だが式神を操る程度の能力を持つため橙という式を持つことができる)。
式神は水を浴びると憑依が剥がれてしまう為
藍共々水を苦手としているが、橙は妖獣としてランクの低い化け猫であることやその猫の習性が重なってさらに輪をかけて水に弱い。これは獣戦士族上級モンスターは水属性だけ一体も存在しないという形で再現されている(OCGでは風属性も存在しないのだが咲夜さんCGIには
《里の天狗 射命丸文》が存在する)。
八雲一家の数自体少ないので括りには含まれるものの、
紫のお眼鏡にかなっていないのか八雲性は授かっておらず、住処も
紫達の住む艮(うしとら)の境ではなく妖怪の山である。
このように設定的には成長途中のはずなのだが、文花帖では精神的にまだ未熟とされる
魂魄妖夢と共に半人前コンビとして難易度が段違いに上がるLEVEL6に抜擢され多くのプレイヤーを篩いにかけた(紅魔郷2ボスの
チルノが普通にLEVEL2だったことを考慮するとEX中ボス状態が彼女の本来の実力なのだろう)。
萃夢想では
紫のバーターである
藍のバーターというあんまりな扱いだったが上記の活躍もあってか続編に当たる緋想天では単独スペルとして独立し、紫のバーターとして一歩前進(?)を果たした。
関連カード
最終更新:2011年10月20日 22:59