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#contents **作品概要 舞台は宇宙戦艦・巨大ロボット・アンドロイドが蔓延する超未来的な世界。 人類は「グノーシス」と呼ばれる正体不明の怪物の襲来に苦しんでいた… 三部作で構成される濃密なSFロールプレイングゲームシリーズ。 シリーズ作品は2002年から2006年まで断続的に発売された。原作ゲームのストーリーはすでに完結している。 コマンド入力タイプのシンプルなRPGながら、本編ストーリーに加え必殺技等でも キャラクターがムービーで動き回り、映像で“魅せる”作品作りが特徴。 生身の戦闘に加え、A.G.W.S.(エイグス)、E.S(イーエス)といった人型ロボットに搭乗して戦うなど スペースオペラである本編ストーリーを活かしたシステムが豊富。 **登場キャラクター ***・KOS-MOS コスモス。正式名称は「対グノーシス用人型掃討兵器 KOS-MOS」。 その名が示す通り、通常兵器では全く攻撃の通じないグノーシスに対する攻撃手段と、 ミサイル、ガトリングガン、相転移砲その他諸々など異常とも言える程の火力を備えている。 疑似人格OSを搭載し、人並みの態度は取れるが感情の起伏は乏しい。 性格としては機械故プログラムされた「役割」に忠実で、冷静で判断力に長けるが時に頑固で聞き分けの無い人物として映る。 しかし、時々たまに人格が変わったかの様な謎の変化が現れる。 ちなみに、PXZの彼女の身体は「ver.4」で、&s(){色々な意味で変態じみた}技術の粋が集められたシリーズ最強の身体である。また本作の彼女の攻撃には同作品の登場人物の技を模したものが多い。 #region(躯体のバージョンについて) -アーキタイプ --最初期にケビン・ウィニコットにより作成された機体。外観はほぼver.1と同じ。実験時に暴走を起こし、近くにいたケビン他数名を殺害し、シオンに破壊された。 ---しかし後にこの暴走事故は意図的に仕組まれたものであったことが判明する。 -ver.1 --恐らくは最も有名であろう、EP1~EP2序盤までの躯体。バイザーがチャームポイント。 --模擬戦用の仮の躯体ではあるが、この状態でも数百天文単位に渡る範囲にヒルベルト・エフェクトを使用できるなど非常に高性能。 ---なお、たまに語尾で小さく「ニャ」と言うことがあるが、これは『ゼノサーガフリークス』で起きたとある事件の名残である。その時の形態はこのVer.1。 -ver.2 --別の意味で最も有名かもしれない、EP2中盤からの躯体。シオン達とは別口である、ヴェクターインダストリーの兵器開発部門・第二開発局の技術者たちが制作した実戦用躯体。 --KOS-MOSに対して娘のような愛情を注ぐシオンとは対照的に、ヴェクターの技術者達は効率を重視しており装飾的なディテールには拘っていないため、全身が耐衝撃吸収用ジェルで覆われている、バイザーが頭部に埋め込まれている等、両者のコンセプトの違いが分かり易く表れている。 --そしてこの躯体を語るのに外せないのが''「邪神モッコス」''ネタである。EP2でグラフィックスの方向性が大幅に変更された事、そしてゲームに付属していたフィギュアの出来がお世辞にも良いものではない、というかもういっそ不気味という領域の代物であったため、「これはKOS-MOSではなく邪神像か何かに違いない」というネタへと発展した。 ---なお現在ではKOS-MOS自体の&s(){蔑称}愛称としても一部で使われている……かも知れない。 -ver.1.1 --外伝的な存在であるmissing yearに登場した局地戦仕様の躯体。が、躯体の構造的な弱点を知りつくしていたドクトゥスによって大破させられてしまった -ver.3 --missing year最終盤からEP3中盤までの躯体。基本的なコンセプトとしてはver.2の躯体を大企業の力でギンギンにチューンナップしたマイナーアップデート版。 --神の遺産と呼ばれる存在の一つである特殊な巨大機動兵器「オメガ」にも単独で善戦する等、大企業の技術の結晶らしく高い性能を持っている。 ---しかし戦闘パターンを完全に解析されてしまっていたため、T-erosに惨敗し、完膚なきまでに破壊されてしまう。 -ver.4 --本作に登場するバージョンの躯体。T-erosに破壊された後、とある方法で入手したケビンの基礎理論を応用して新たに組み上げられた最後の躯体。 --基礎理論を応用して制作されたため外見がver.1に近くなっている。チャームポイントのバイザーも復活する等、シオン制作のため装飾性にも気を使われており、''ぱんつ履いてる。'' --また、パーツに「エルデカイザー」というロボットの物が流用されているのも特徴の一つ。 ---エルデカイザーとは、ハカセ(本名:ハクシーヌ・ホワイト)と助手のスコットクンが愛・勇気・友情・正義・その他諸々というコンセプトの下に設計したスーパーロボットである。例えるなら、ガ○ダムの世界に空気ガン無視で何故か居るグレ○ラ○ンとでも言おうか……。 ---一応EP1から彼等はサブイベントにおいて登場しており、エルデカイザーを戦闘で呼びだす事も出来た。その威力は果たしてラスボスの体力を一撃で半分以上削ってしまうという凄まじいもの……ではあるが、あくまでサブイベントであり本筋に絡むものではなかった。が、EP3において''まさかのハカセ&スコットクン本編登場''が果たされてしまった。しかも破壊されたKOS-MOSの修復と言う''超大事なシリアスシーンで。'' ---そのため、ver.4のKOS-MOSは描写以前の設定段階から、人間サイズのスーパーロボットとでも言うべき存在と化している。''どうしてこうなった。'' #endregion cv:鈴木麻里子 ***・T-elos テロス。最新型のグノーシス用兵器。 KOS-MOSの姉妹機とも言える存在で、その名は「終わり」「完成」といった意味を持っている KOS-MOSとは違い、激しい感情を露わにしながらKOS-MOSの破壊を執拗に狙ってくる。 「また異世界か~」という公式サイトの台詞の通り、彼女は以前にも [[「無限のフロンティア」「無限のフロンティアEXCEED」>解説/無限のフロンティアシリーズ]]といったゲームに登場し、 KOS-MOSと対立ないし共闘を臨む事態に陥った事がある。 #region(以下ネタバレ注意) 彼女の身体は実は殆どが生身で、ある人物の「肉体」が流用されている。&s(){テラエロス} その人物の「魂」はKOS-MOSの中で眠っており、KOS-MOSを破壊・回収しある目的のために「完全な存在」となるのが彼女の存在理由であり、 彼女もKOS-MOS同様プログラムされた「役割」には忠実で有るが故に本来ならば和解の道は存在し得ない。 #endregion cv:鈴木麻里子 **その他 -PXZを開発している「モノリスソフト」が製作を手がけていたため、同社が開発する様々なゲームにキャラクターがゲスト出演することが多い。 -特にKOS-MOSはクロスオーバー系のゲームに複数回登場し、その度に設定の変化が生まれている。「[[ナムコクロスカプコン>解説/ナムコクロスカプコン]]」では姿と武器が段階に応じ変わるはずのKOS-MOSがその段階を無視して武器を操ったり、「[[無限のフロンティア>解説/無限のフロンティアシリーズ]]」では原作ゲームにおいて彼女の仲間が使うはずの技(例:STORM・WALTZなど)を使える様になっている。 -現スクウェア・エニックスの知る人ぞ知る名作「ゼノギアス」との関連を匂わせる点が多数存在している --諸事情により3部作の予定だったが一作で完結となってしまった同タイトルの事実上の続編(時系列的には遥か過去だが)となっているが、設定などは再構築され、可能な限りぼかされている。 **シリーズ一覧 -ゲーム --本編シリーズ ---ゼノサーガ エピソードi 力への意志 (2002 PS2) ---ゼノサーガ エピソードi リローデッド (2003 PS2) ---ゼノサーガ エピソードii 善悪の彼岸 (2004 PS2) ---ゼノサーガ フリークス (2004 PS2) ---ゼノサーガI・II (2006 DS) ---ゼノサーガ エピソードiii ツァラトゥストラはかく語りき (2006 PS2) --キャラ出演作品 ---ヴィーナス&ブレイブス 魔女と女神と破滅の予言 (2003 PS2/PSP) -アニメ --Xenosaga THE ANIMATION (2005 TVシリーズ) -その他 --Xenosaga Pied Piper(携帯電話アプリ) --X II to III a missing year ~U.M.N.に封印されし真実の断片~ Flash版(ゼノサーガ公式HP 期間限定公開) --X II to III a missing year ~U.M.N.に封印されし真実の断片~ 小説版(ゼノサーガEp3公式攻略本掲載)