8300番台(LKG-LV234N2・QPG-LV234N3)は、2011年と2013年にかけて導入された大型ワンステップバスである。
8200番台の後継として、2011年と2013年に17両がさいたま東へ導入された。2011年に導入された3両は当初から希望ナンバーで登場し、尿素水を使用したことでNOxを低減させる新機能を搭載した環境対応車両である。
2013年に増備された車両の一部は、7000番台・7500番台などで使用された濃い緑色の旧塗装として導入されたほか、同じく2013年に導入された8304は、同年9月20日に新設された快速バス専用車として専用ラッピングが施工された。
8200番台と同じように国際興業の標準全長より50cm長く、定員は82名と国際興業最大である。フロント正面には「ISUZU」のロゴが貼られており、国際興業においては5400番台(LKG-LV234L3・QPG-LV234L3)と同番台だけに見られる仕様である。タイヤホイールは8300番台から新規制となったことで、10スタッドのホイールが採用された。
8305〜8308は、白地に濃淡の緑を鋭角的に配した旧塗装で登場したが、2025年に行われた車体更生によって通常塗装に変更されている。
車椅子スペースが座席一つ分に減少されたことで着席定員が若干増えている。中扉以降は先に導入された3台が1人掛けが2列、2人掛けが2列の後に最後部座席(5人掛け)となっており、従来車に準じた仕様となっている。2013年に増備された車両は、中扉直後の1列が1人掛けの他は2人掛けが並び、最後部は5人掛けとなっている。
また、2013年以降に増備された車両は、最前列左側をデッドスペースとして座席を配置していない。
当初は大宮駅周辺の最混雑路線に限定投入していたが、後に浦和地区や武蔵野線・宇都宮線沿線の路線にも拡大したために目撃機会が少なかった。その後、増備車が登場したことで現在はさいたま東営業所の管内全域で運用される。旧塗装で導入された8305~8308は、国際興業バス公式ホームページにて運用が公開されていたが、現在は公開を終了している。
快速バス専用ラッピングが施工された8304は、2019年3月に系統廃止になるまで、岩101(岩槻駅-目白大学-浦和美園駅)に専属で充当されていた。
全車がさいたま東に配置されていたが、2017年1月に8317が戸田へ転属し、初めて戸田に配置された。
社番 | 所属 | 登録番号 |
転属履歴 (最終配置) |
摘要 | 出入口表示 | 登録月 |
8301 | さいたま東 | 大宮230あ8301 | SPG | 9 | ||
8302 | さいたま東 | 大宮230あ8302 | SPG | 9 | ||
8303 | さいたま東 | 大宮230あ8303 | SPG | 9 |
社番 | 所属 | 登録番号 |
転属履歴 (最終配置) |
摘要 | 出入口表示 | 登録月 |
8304 | さいたま東 | 大宮200か2263 | SPG | 8 | ||
8305 | さいたま東 | 大宮200か2272 | SPG | 8 | ||
8306 | さいたま東 | 大宮200か2273 | SPG | 8 | ||
8307 | さいたま東 | 大宮200か2274 | SPG | 8 | ||
8308 | さいたま東 | 大宮200か2275 | SPG | 8 | ||
8309 | さいたま東 | 大宮200か2277 | SPG | 9 | ||
8310 | さいたま東 | 大宮200か2278 | SPG | 9 | ||
8311 | さいたま東 | 大宮200か2279 | SPG | 9 | ||
8312 | さいたま東 | 大宮200か2280 | SPG | 9 | ||
8313 | さいたま東 | 大宮200か2281 | SPG | 9 | ||
8314 | さいたま東 | 大宮200か2289 | SPG | 9 | ||
8315 | さいたま東 | 大宮200か2290 | SPG | 9 | ||
8316 | さいたま東 | 大宮200か2291 | SPG | 9 | ||
8317 | 戸田 | 大宮200か2292 | ←さ | SPG | 9 |