2900番台

2900番台 (全車引退)

2900番台(KC-LR333J)は、1997年に導入された中型ワンステップバス。

車両

帝京大学病院や北区役所への輸送のバリアフリー化を目的として、増備が続いていた2000番台(前期)(KC-LR333J)にリフトを装備した車両で、1997年に2901・2902が赤羽に配置された。赤50(赤羽駅西口-王子駅)に限定して運行していたが、ノンステップバス導入後は他路線に運用を広げ、2010年に2両揃って廃車となった。廃車後は2台とも岩手県交通へ移籍している。

外観

正面は通常の2000番台にリフト付き車両特有の行灯が設置されているが、表記は9900番台と異なり「国際興業バス」となっている。中扉にリフトを装備していることから2枚折戸となり、戸袋窓が設置されていない分、側面行先幕が扉側に寄っている。中扉右側はかつて存在した車掌窓と呼ばれる引き違い窓が設置されている。

内装

中扉正面の座席は進行方向直角のロングシートとなっており、それを折りたたむことで車椅子スペースを確保できる。この内装は国際興業バスにおけるリフト車の標準仕様となっている。

運用

導入当初は赤50に専属で充当されていたが、ノンステップバスの増備によって赤27(赤羽駅東口-西新井駅)などの他路線へ運用を広げた。

平成9年式 KC-LR333J

社番 最終配置 登録番号 転属履歴 摘要 出入口表示 車検月 移籍先
2901 赤羽 練馬22か7120 S 8←9 岩手県交通
2902 赤羽 練馬22か7121 S 9 岩手県交通

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最終更新:2023年01月22日 10:12