梓「ああっ、んあああっん」

唯は亀頭をバキュームのように吸引した。
まるで掃除機に吸い取られるかのような感触に、梓はだらしなく口を開けて涎を垂れ流すより他にない。

梓(あんっ、先輩、すごい……)

唯「じゅるるるるるるっじゅるるっじゅじゅるるるるる」

唯は顔全体を激しく上下させて梓のソレを吸い出す。
サオ深くまでもが唯の唇に飲み込まれ、一気に彼女の喉奥まで進入する。
その感触に、梓は遂に耐えられなくなった。

梓「ああっ、ダメダメっ、きちゃうきちゃうううっう、きちゃうぅうう」

唯「んっ、んっ、いいよだひて!」

梓「あ! あっ! ああああああああああっあっああああっ」

ブビュゥーッッッ! ビュルルゥゥッッ!

唯「んんんんんんんんんんんんーーーーっっ!」

梓のソレから噴出した熱いマグマが唯の口の中を蹂躙する。
その勢いと、初めて味わう精液の味に、唯は思わず口を離した。
すると、行き場の無くなった精液が唯の顔へ直撃する。

唯「あぅぅ……」

梓「はぁはぁはぁはぁ……」

唯の顔は精液まみれである。
口元からはタラリと一筋。
前髪はもちろん、顔に満遍なく精液が付着している。

唯「んうっ、おいしくない……」

唯は思わず精液を手のひらに吐き出した。
溢れた精液が湯船にポタリと落ちていった。

唯「はぁ、はぁ」

梓(先輩、すごくエッチな格好してる。っっ!)

普段見ることの出来ない唯の痴態に、射精を終えたばかりの梓のソレは再び反応した。
梓はこの高鳴りを抑えきれることを最早出来なかった。

梓(もう我慢できない!)

唯「ん、どうしたのあずにゃん?」

梓「浴槽の外へ出てください!」

梓は唯を強引に連れ出した。
豹変した梓の態度に、唯は戸惑っているように見える。

梓「先輩! 私もう我慢できません!」

唯「あ、あずにゃん……?」

梓「先輩が悪いんですっ! 私を誘惑してっ!」

梓は唯を押し倒して、馬乗りになった。
そして、唯の裸体を舐め回すように眺める。
小ぶりな胸、もちもちとした太もも。
恥丘には、薄く陰毛が生えており、当然ながら梓のように特異な物は存在しない。
そして、まだ幼さの残る愛くるしい顔。
少女から女へ、その短い間にのみ見ることのできる美しさがそこにあった。

梓「先輩っ!」

唯「あずにゃっ、んんっ」

梓は唯にキスをした。
唇に柔らかな感触が広がる。
梓の手は自然と唯の胸へ伸びていった。

唯「あんっ、おっぱい触っちゃ……」

梓「仕返しですっ」

唯「んっ!」

梓は唯の乳首をいじりながら、さらに唯にキスをする。

梓(ディープキス。やってみよう)

唯「んんんっ!」

梓は唯の口内に舌を差し込んだ。
唯の歯を一本ずつなぞり、歯茎を舐め回す。
梓の舌は、唯の口内を好き勝手に暴れまわっていた。

すると、突然唯の舌が梓の舌に絡んできた。
舌を絡め合って、互いの唾液を交換する。

唯「んっっ……、はぁはぁ。ひゃうっ!」

続いて、梓は唯の乳首を音を立てて吸い始める。
唯の顔は既に真っ赤だ。

唯「んっ、あああっ!」

梓が唯の秘所に手をのばして、刺激し始めた。
唯の喘ぎ声は一際大きくなる。
スジからは愛液が溢れ出している。

梓(ここ、すごい濡れてる……)

唯「ねえ、あずにゃん。もう我慢できないよ。来て」

梓「先輩……。あっあの、私初めてです」

唯「大丈夫、私も初めてだから。一緒にがんばろ?」

梓「っ!」

唯はゆっくりと両足を開いた。
股には未だ男を知らぬ可憐な蕾。
唯の姿を見て、梓に一つの感情が芽生えた。
征服欲、である。
男性特有の征服欲が梓に芽生えたのは、立派なソレのせいだったのかは分からない。
しかし、この時、梓は自分のソレを、唯の秘所に入れたくてたまらなくなっていた。
これだけは事実であった。

梓「できるだけ、優しくします。痛かったら言ってください」

唯「うん……」

梓はギンギンに猛るソレを唯の秘裂にあてがった。
既に、唯の膣は愛液で大洪水だった。
少し力を入れて、ずぶりと埋める。

唯「んっ!」

梓(すごい、入っていく……)

唯は拳を握りしめて、体を強張らせた。
梓は、ずぷぷと更に埋めていく。

唯「あうっ。痛っ」

梓「だ、大丈夫ですか!?」

唯「んっ。だいじょうぶっ。あずにゃんのしたいようにしてっ」

唯は目尻に涙を浮かべながら、気丈にそう言った。

梓(ああ、もう本当にかわいい)

梓の征服欲は更にその勢いを増した。
唯先輩を犯したい。
唯を自分のものにしたい。

梓はゆっくりと唯の性器を貫いた。

唯「あぅっ、ぐううぅ。んあっ」

梓(血、やっぱり出るんだ……)

処女の証しである鮮血が梓の怒張の根元から風呂場の床へと滴り落ちる。

梓「……全部入りました」

唯「えへへ、私の初めて、あずにゃんにあげちゃった」

梓「私なんかで、よかったんですか?」

唯「あずにゃんなら大歓迎だよ」

梓「先輩……」

唯「んっ、あずにゃん、動いていいよ」

梓「はっ、はい!」

正常位の体勢で、梓はゆっくりとピストン運動を開始した。

唯「ん……あっ……」

梓(すごい、絡みついてくる)

唯「はあ、はあ、はあっ」

唯は少しずつ痛みが和らいでいっているようだった。

梓「もうちょっと、激しくしてもいいですか?」

唯「うんっ」

梓は腰を引いて一気に突いた。
ビクッ、ビクン!
敏感に唯の体が跳ねた。

唯「んぁっ、ぁっあぁあっ!!」

梓「ん、あっ、すごい……きもちいい!」

梓は再び腰を引いて、さらに突き上げる。

梓(すごいよぉ……。溶けちゃいそう)

ピストン運動を続ける梓。
徐々に、徐々にペースが早くなっていく。

唯「ぁあっぁんッ! あずっ、んあっ、にゃんっ。キスっ、キ、んっ――」

唯が言い終わらないうちに、梓は唯の唇を奪った。
その瞬間、唯の膣内が締まる。
じゅぷじゅぷと唯の肉壁が絡んできて、梓を締め上げる。
その刺激に、梓は限界を迎えようとしていた。

梓「っっ……! あんっ、んん、ああああッ!」

唯「ぁあっぁんッ! あん、ああんっ! 」

梓は最後の理性を振り絞って、ソレを秘所から引き抜いた。
ドビュッ!ドビュッ!
快楽のシャワーが唯の体に降り注いだ。
胸を中心に、至る所に精液が降り注ぐ。

梓「はぁっ……はぁっ……!」

唯「はあ、はぁ……んっ」

2人はもう一度、ゆっくりと、長いキスをした。


脱衣所にて

梓「……」

先ほどの情事を思い出して、恥ずかしさがこみ上げてくる梓。
顔が真っ赤である。

唯「あずにゃん、気持ちよかったね」

梓「……先輩は、本当に私なんかでよかったんですか?」

唯「私、あずにゃんのこと大好きだから、あずにゃんとできて本当に嬉しいよ?」

梓(それって……)

唯「よーし、喉乾いたしジュース飲もっと」

唯は脱衣所から出ていった。

憂「随分長かったね」

唯「洗いっこしてたんだー」

憂「そうなんだー」

梓は一人脱衣所に取り残されていた。
「私、あずにゃんのこと大好きだから」
先ほどの唯の言葉、これはつまり告白と受け取って良いのだろうか。

ある筈の無いものが突然生えたこと、唯とセックスをしたこと、その時自分もノリノリであったこと。
そして、告白のようなものをされたこと。
今日起きた怒涛のような出来事の連続に、梓の思考回路は遂にショートした。

梓(もうわけわかんないよ……)

梓は憂に借りたパジャマを着て、脱衣所の外に出た。
二度も射精したために、ソレとショーツが擦れて少し痛い。

梓「はぁ……」

気持ちの整理のつけようのない梓であった。

梓たちはそろそろ寝ようかと話をしていた。

唯「ねね、リビングにお布団ひいて、3人で寝ようよ!」

憂「梓ちゃんがいいなら賛成かな」

梓「うん、いいよ」

梓は断っても意味がないと痛感していたので、反論はしなかった。

梓(せめて憂にだけはばれないようにしないと)


憂にソレの存在をばらしたくない梓の提案で、唯を中心に川の字になって寝る3人。
布団に入ると、唯はすぐ寝付いてしまった。

唯「うーん、それはダメぇ。むにゃむにゃ」

梓「……」

梓はいざ寝ようとして目を閉じると、先ほどの情事が思い起こされる。
その上、唯の寝息を聞くと、ドキドキが止まらず寝付くことが出来ない。

梓(唯先輩、私のことが本当に? でも女の子同士だし……)

梓(あ、でも私にはアレが生えてるから大丈夫なのかな……)

梓(うーん、うーん)

憂「ねえ、梓ちゃん起きてる?」

梓「えっ、うん。起きてるけど」

憂「あの……。ごめん、何でもない。おやすみ」

梓「? おやすみ、憂」

何か言いたげだったが、結局憂は何も言わずに寝てしまった。
結局、梓は眠ることができずに次の朝を迎えることになる。


翌日、軽音部部室

梓は珍しく部活を欠席していた。
結局寝付けないまま学校で授業を受け、終わった途端強烈な眠気に襲われたのである。
あまりの眠気にふらふらになった梓は、そのまま帰宅してしまった。
根が真面目な梓には、授業中に爆睡するなんてできなかった。

その梓と職員会議に出ているさわ子以外のメンバーが、音楽室でティータイムを楽しんでいた。

律「おぉ、このチョコレートケーキおいしいなぁ。こんなの食べたことないよ」

澪「ほんとだ。甘ったるすぎず、かといって苦すぎずって感じだな」

紬「うふふ、これ大好物なの」


唯は大好物のケーキを前にしても、惚けたように宙を眺めている。
昨日梓の股についているアレを発見したとき、自制が効かなくなった。
暴走して無理矢理に梓と関係を結んだことに対し、少し罪悪感を抱いていたのだ

唯(昨日は、勢いに任せてあずにゃんとエッチしちゃったけど、あずにゃんに嫌われちゃったかな……)

唯(私は、私はあずにゃんが好き。……これからどうしたらいいんだろう?)

律「ん? 唯食べないのか? 食べないなら私が――」

澪「やめんか!」

澪は律のでこを中指で弾いた。

律「痛ってぇ。じょ、冗談だって……」

紬「そういえば授業中もずっとこんな感じだったわ」

澪「唯、具合でも悪いのか?」

唯「えっ。何? どうしたのみんな?」

律「どうしたはお前だよ。何かあったのか?」

唯「あー、うん。ちょっと考え事」

律「唯が考え事? 珍しいなぁ」

唯「りっちゃんひどーい」

澪「で、何考えてたんだ?」

唯「うん、あのね……」

唯は赤くなってもじもじしている。

紬「言いたくないことだったら無理して言わなくてもいいのよ?」

唯「ううん、ちょっと聞いてみたい。みんな好きな人居る?」

紬「!!」

澪「こ、恋の悩みか?」

唯「……うん」

律「わっはっは。恋愛ならお姉さんが相談に乗ってあげよう!」

唯「おぉ、りっちゃん、大人!」

律「澪じゃ頼りになりそうにないもんな! 何でも聞いてくれ!」

唯「うん、じゃあ恥ずかしいけど言うね。告白する前にセックスしちゃったんだけど、いやらしい子だと思われて嫌われてないかな?」

律「は?」 澪「え?」 紬「はい?」

律「ごめん、よく聞こえなかった。もう1回頼む。告白する前に、何したって?」

律は冷や汗を垂らして唯に尋ね返した。
澪と紬は固唾をのんで見守っている。

唯「だーかーらー、セックスだってセックス。」

紬「ブーッ!」

その言葉を聞いてよほどショックを受けたのか、紬が泡をふいて倒れた。

澪「ムギが倒れたぞ!」

律「大丈夫かムギ!? ムギぃぃッ!」

唯「でも、あずにゃん意外に積極的だった……」

唯のこの言葉は、律と澪に届くことはなかった。


数十分後

律と澪は協力して、倒れた紬を保健室に運んだ。
今部室には、唯、律、澪の3人だけである。

澪「唯、その、な。セセセ、セックス……なんて人前で言うもんじゃない!」

律「そ、そうだぞ!」

唯「ごめんごめん。でね、りっちゃん先生はどう思う?」

律「あー、えーと、その……。澪パス」

澪「さっきは偉そうなこと言っときながら。 ……あー、そのだな」

唯「……」

澪「そうだ、向こうが体目当てとかなら止めといた方が無難だと思うぞ」

唯「私から強引に迫ったんだから、それはないよー」

澪「ご、強引にって……」

澪は律の方を向いて助け船を求めたが、律は知らんぷりをした。

澪「うーん、うーん」

澪「そっ、そうだ。告白だ、告白をしちゃえ! 相手がどう思ってるかなんて、いくら考えても分からないんだし。な、律?」

律「あー、そうだな。うじうじ悩んでるのは唯らしくない。試しに告白してみろよ」

唯「そっか、そうだよね! 当たって砕けてみる!」

後押しされた唯は部室から勢いよく駆け出していった。
後に残される2人は疲れたような表情を浮かべている。

律「なぁ、澪。まともな恋愛したことあるか?」

澪「……ない」

律「だよな。……あたしもだ」

2人のため息が、がらんとした部室に響いた。


3
最終更新:2010年01月18日 02:54