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すてーじ!
\ヨ、マッテマシター!/
三花「お、早くも2組のみんな盛り上がってるねー♪」ピロロン
信代「でも、あの掛け声はないでしょ」ププッ
ドコドコチャァン!
三花「確かに古いよねー。ね、姫子」ププッ
姫子「う、うん、そうね。」ズキッ
ジャーンジャジャ
三花「姫子、冷や汗かいてるじゃん。緊張してるの?大丈夫、いつも通りすればいいんだから!」
姫子「大丈夫よ!ちょっと緊張してるけど歌詞もコードも全部頭の中に入ってるから」グッ
(・・・・ふー、なんとか演奏できるくらいまでに治まったわね)ズキズキ
(これなら3曲ギリギリいけるわ!)ジャンジャーン
いちご「・・・・」ヴゥンヴン
三花「みんな準備はいい?」
姫子「うん!」ズキッ
信代「いつでもいいよ!」
いちご「・・・」
三花「じゃいくよ!!私たちの初陣だぁぁ!!」
信代「1・2!」
ジャジャジャンジャジャーン! ジャジャジャンジャジャーン!
ドッドッド・・・・
姫子『I have a big gun! I took it from my Lord. Sick with Justice.I just wanna feel you!
I’m your angel Only a ring away. You make me violate you. No matter who you are!』
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カッケー!!!ヤバイ!ナンテバンドダ!?/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
姫子・いちご『Get down! on your knees. Get a good head on your shoulders.If it’s for your guys!
Go to the end of the earth!!』
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ヴォーカルノコカッコイ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!/
姫子『You made a mess!! For Christ sake, this rotten world. Shit out of luck. Go with my vision
Light up the fire. Right on the power. Weapon… I have it all!!!』
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ドラム、ベースウメェ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カッケー!!!ヤバイ!スゲー!!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
姫子「はじめまして!MOVSです!」
「今日はじめてライブってモノをしたんだけど、すっごく楽しい!こんな楽しいものが世の中にあったなんて・・・・
いちご(・・・・本当に大丈夫なのかしら?)
姫子「じゃあ、メンバー紹介!まずは私、ギターヴォーカルの姫子です!」ギュイィィン!
(アドレナリンのおかげでなんとかいけそうだ!)
\キャァァ!カッコイイ!!/
\ダイテー!サイコー!!/
\カッコイイ!!ワァァ!/
姫子「次、キーボードでバンドリーダーの三花!」
三花「やっほー!」ピロピロリン
\ミカー!カワイイー!/
\ヨッ!マッテマシタ!!/
姫子「次は、ドラム信代!」
信代「ふんっ!!」ッドガドン!
\ノブヨ、ドラムニアッテルヨー!/
\アノドラムマジウメーヨ!!/
姫子「そして最後にベースのいちご!」
いちご「・・・・」ヴンヴゥゥン!
\キャァァァ!チッチャクテカワイイ!!/
\ウマスギダロアノベース!!/
\カワイイ!コッチムイテー!/
\ウチノバンドハイッテヨー!/
姫子「この4人でMOVSです!じゃ次の曲!!」
信代「1・2・3・4!」
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァッァ!イチゴチャーン!!/
\カッケー!!!ヤバイ!スゲー!!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
姫子「最後の曲いくよーー!!!」
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァッァ!キャーステキー!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カッケー!!!ヤバイ!スゲー!!!/
\サイゴナンテヤダ!モットキキターイ!!/
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ズギンッ!!!
姫子(っつぁ!!!?ヤバイっ指が!!ギターがっ!!!)ズギズギズギッ!!
(っくぅ!!!いや!ヴォーカルだけでも!!)ズギズギズギズギズギッ!!!
信代(あれ?姫子ギター忘れてない??)
三花(!?ギターが・・・)
いちご(!?・・・やっぱりっ!!!)
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カッケー!!!MOVSヤバ!!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
姫子「今日はありがとう!またライブするから来てねー!!!」ズギズギッ!!
信代(ライブって楽しーっ!!)パァァ
三花(私の思いすごしかな?)
いちご(・・・・まずい)
\カッケー!!!マタライブシテネー!!/
\スゴカッタヨー!!ファンダイイチゴウ!!/
\ワァァァッァ!!! キャーアァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
姫子「・・・・っつ!」ズギッ!
~~~~がくや!
信代「いやーライブって最高だねっ!!歓声が気持ちいいのなんのって!!!」グッ
三花「だよねーっ!!このままHTTのやっつけちゃおーっ!!!」グッ
信代「いいねーやっちゃおーっ!」
姫子(・・・・う、嘘でしょ?・・・痛みが激しすぎて指の感覚が無い・・・・・)ズギズギズギッ
(やだ・・・・・こ、このままじゃギター弾けなくなっちゃう・・・・・そ、それだけは、それだけは絶対やだよぉ・・・・)
いちご「姫子、左手見せて」
姫子「ぇえっ?ど、どうしたのいちご・・・?別になにもないよ?」
いちご「いいから早く」
姫子「ぃ、いや、だ、大丈夫だって!」
信代・三花「2人ともどうしたの?」キョトーン
いちご「いいから見せなさい!」グイ
姫子「ひっ!・・・や、やだ!絶対いやっ!!!」バシィ
タッタッタッ・・・
三花「あ、ちょっと姫子・・・・・」
信代「いくら、途中で演奏やめたからって厳しく言いすぎだよーいちご」
いちご「・・・・そうじゃないわ」
三花「・・・・もしかして姫子、途中で演奏忘れたんじゃなくて、できなくなったの?」
いちご「・・・・そうよ」
三花「やっぱり、そうだったのね・・・・」
信代「えっ?え?ちょっと2人ともどうしたの?姫子に何かあったの?わかるように説明してよぉ」
~~~~スタジオ前!
瀧エリ「すごかったねー!三花たちのバンド!!私、一瞬でファンになっちゃったよー」パァァ
ちか「まさか、姫子が英語で唄うなんてねーっ!あれは反則でしょっ!!かっこよすぎだよ~」キラキラ
冬美「姫子のファンクラブとかできそうなくらい、ほかの女の子たち盛り上がってたもんねぇ」アハハ
瀧エリ「信代はやっっぱり似合ってたよねー」ププッ
風子「いちごちゃんかわいかったぁ・・・」ポッ
アカネ「いちごもかわいかったねー!姫子とは付き合い長いけど、あんなに楽しそうの姫子見たことないよ!」
タッタッタッ・・・ドン!
和「いたっ!あ、すみませんだいじょ・・・って姫子じゃない。ライブおつかれさま」
姫子「あっ・・和、とみんな・・・」ズキズキッ
瀧エリ「あーっ!みんな本日の主役の登場だよ!!」
ちか「歌すっごく良かったよ姫子っ!」
アカネ「姫子すごいじゃん!見直したよっ!!」
冬美「今日でみんなファンになっちゃよ!」
風子「あっ、あのいちごちゃんは、ど、どこにいるかな?」
姫子「えっ、あ、ありがと・・・・えっと、・・他のみんなは後から出てくると思うから・・・・・わ、私用事あるから・・・ごめんねっ!!」ズキズキッ
瀧エリ「え?ちょ、ちょっとー!」
ちか「あー行っちゃったー・・・せっかくサインもらおうと思ったのにぃ」
アカネ「バイトでも入ったのかな?」
和「追いかけても迷惑だろうから、ひとまず三花たちを待ちましょう」
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姫子(はぁはぁはぁ・・ど、どうしよう・・・!?どうしようっ!!)ズキズキッ
(い、いちごは指のこと・・・気付いてたっ!・・・・・も、もしも、もしもっ治らなかったら・・・っ!)ポロポロ
(うぅわ、わたしっ・・・・バンドをっ・・・・みんなと!!!)ポロポロ
タッタッタッ
さわ子「あら?立花さんじゃない、こんな所でなにぉ・・・って行っちゃった」
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~~~すたじお!
信代「ねぇなにがあったの?ライブではあんなに盛り上げてたのに意味わかんないよ!」
三花「・・・・」
いちご「・・・・」
信代「2人とも黙ってないでちゃんと説明してよ!姫子はなんで途中で演奏できなくなったの?どこか怪我したの!?」
三花「・・・え、えっとその・・・・多分だけど、左手がね・・・」
いちご「待って三花。これは姫子から直接聞いた方がいいわ。私も詳しくは知らないから・・・・」
信代「もしかして、すごく悪いの?・・・せっかく初ライブ成功したのに・・・・」ウルッ
いちご「とにかく、外に出て姫子を探しましょう。スタジオ前で2組の子たちが待ってるだろうけど、姫子のことは悟られないようにね」
三花「わかった。私が上手く誤魔化すよ」
信代「姫子・・・」
~~~すたじお前!
三花「やぁやぁ、皆さん出待ちご苦労様だよっ!」
瀧エリ「おっ!やっと出てきな主役め!よいライブであったぞコノヤロー」ウリウリ
ちか「おつかれ!待ちくたびれて帰るとこだったよ~」アハハ
三花「ははは、痛いよエリぃ。ちかはもうちょっと我慢ず良くならないとねー」アハハ
信代「・・・・」
冬美「早速、いちごと姫子のファンクラブができたみたいだよ!」フフフ
風子「い、いちごちゃんのファンクラブ入ったよ?」ウルウル
いちご「え゛?そ、それはありがとう・・・」タジ
和「みんなお疲れ様。ところで、さっき姫子が先に帰って行ったんだけど何かあったの?」
三花「あー・・あれはね。この後、反省会と練習兼ねて別のスタジオ行くんだよ!でも姫子、バイト先で用事入ったから先に帰ったんだ!」ハハ
和「そうだったの、慌ててたからどうしたのかと思ったわ」
信代「・・・・」
三花「う、うん。急ぎの用事だったみたいだからね」
いちご「・・・・」
ちか「えーこの後練習なのぉ!?みんなでご飯行こうと思ったのにー」ブーブー
瀧エリ「ちょっと頑張りすぎじゃなぁい?たまは息抜きしなよ」グッ
三花「ははは、ごめんねー。それじゃ、姫子待たしちゃうからそろそろ行くね!」
一同「うん、じゃーねー!またライブ誘ってね!」
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ジャーネー!
三花「よし!それじゃ姫子を探しに行きますか!」
信代「うん、さっさと探し出して事情を聞かないとね」
いちご「ひとまず、別れて探しましょ。見つけたら携帯に連絡して集まること」
三花・信代「了解!」
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三花「はぁはぁ、まったくどこ行ったのよ姫子は・・・これは見つけたらデコピンだね!」キョロキョロ
さわ子「あら、今度は佐伯さんじゃない。こんな所でどうしたの?」
三花「あ、さわ子先生!いや、そ、そのちょっと探し物を・・・あはは」
さわ子「?まぁいいわ。そういえばさっき、立花さんに会ったわよ。何かあったの?彼女泣いてたみたいだけど・・・・」
三花「!!姫子どっちに行きました!?」
さわ子「え?確か、向こうの方に走っていったけど・・・」
三花「ありがとうございます!あ、あとこのことは他言無用でお願いします!!」
さわ子「えぇ、わかってるわ」(・・・青春ねぇ)
タッタッタッ・・・
三花(はぁはぁ・・・・前言撤回!姫子を見つけたら私がデコピンよ!)
~~~こうえん!
姫子「・・・・」ズキズキッ
三花「はぁはぁ・・・っ!姫子みぃぃーっけっ!!」
姫子「み、三花っ!?」ビクッ
ズンズン!
姫子「ちょ、ちょっと待って・・・来ないで!」ズキズキ
ズンズンズン!!
三花「・・・はい姫子!まずは私にデコピンしてっ!!!」ドン!
姫子「・・・ぇえ!?って、ちょっ、どういうこと!?」
三花「仲間の怪我にも気付けないようなリーダーだからだよっ!!!」
姫子「っ!!・・・で、でも、それは・・・わたしが隠してた・・から・・・・・」ポロポロ
三花「いいからっ!!」
姫子「っは、はい」ビクッ
三花「思いっきりやってね」グッ
三花「っつぅぅ!!効いたぞぉぉっ姫子ぉ!!!」ガバァ
ぎゅー
姫子「ご、ごめん・・ごめんねぇ・・・三花ぁぁ・・・っ!」ポロポロ
ぎゅー
三花「うんうん・・・よしよし・・・・・それじゃ、みんなの前で話してくれる?」ギュー
姫子「・・・・・うん」
最終更新:2011年03月23日 03:56