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部室!!

唯律澪「仮想現実シミュレータ?」

紬「うん、試作品をみんなにモニターして貰おうと思って用意したの」

律「で、部室にカプセル状の物体が5つ、そしてそれを操作するスタッフ、という訳か」

唯「なんかカッコイい~!」ワクワク

澪「な、なあムギ、試作品って事は・・・・・・」ビクビク

紬「安全性なら完璧よ、事故や不具合で仮想空間から戻れなくなる、なんてことは絶対に無いから安心して」ニコッ

澪「そうか・・・・・・」ホッ

律「で、どんなシナリオなんだ?」ワクワク

純「それは、始まってからのお楽しみです」ガチャ

唯「純ちゃんちょりーっす!」ノシ

純「チョリッス!唯先輩」

唯「あれ、あずにゃんは?」

純「今日は風邪で休んでます」

唯「そっか~、これ終わったらみんなでお見舞い行こうよ」

澪「そうだな」

律「じゃあ梓の代理って訳だ」

純「いえ、私は開発スタッフとして来ました」

律「マジ?」

純「マジです」

紬「純ちゃんは今回のシナリオを担当して貰ったの」

純「と言っても大まかな部分と配役だけですけどね」

唯「純ちゃんスゴ~イ!」

純「いやぁ///」

紬「そろそろ始めてもいいかしら?」

唯「うん!」律「おう!」澪「ああ」純「はい!」



仮想空間!!

律「で、始まった訳だが・・・・・・」

唯「なんか、事務所みたいな場所だねぇ」キョロキョロ

澪「もしかしてここ、警察署じゃないか?」

紬「うん、今回みんなには刑事さんになって貰らうわ」

唯「あれ~純ちゃん居ないよ?」

純「私は外で皆さんのサポートに回ります」

純「と言ってもほとんど見てるだけですけどね」

唯「えぇ~純ちゃんも一緒にやろうよ~」

純「私が参加したらネタバレしそうなので遠慮しておきます」

唯「そっか~、じゃあ、次は一緒にやろうね!」

純「はい!」

澪「でも、私たちに刑事なんて勤まるのかな?」

律「ドラマみたいなノリでいいんじゃね?」

紬「そんな感じでいいって開発の人も言ってたから、大丈夫」

純「ムギ先輩、今からそっちに疑似人格プログラムを転送するそうです」

紬「うん、わかったわ」

唯「ぎじじんかくぷろぐらむ?」ほえ~

紬「役に入り易くする為の補助をしてくれる装置のことよ」

律「じゃあ、誰でも簡単に役に成り切れるって事か」

紬「うん!」

ピピッ

紬「あ、届いたわ」

純「じゃあ、早速」
紬「ちょっと待って」

純「どうかしました?ムギ先輩」

紬「まだ配役を発表して無かったわ」

律「そういやそうだったな」


紬「という訳でまずはりっちゃん!」

律「おう!」

紬「りっちゃんは射撃の得意な刑事さん、狙い撃ち刑事(デカ)」

律「ということは、決め台詞は、狙い撃つぜ!!だな」

唯「じゃあ殉職するときは……」

律「お前ら、こんな世界で満足か……あたしは、嫌だね」ドゴォォォォォォン!!

唯「リッツオォォォォン!!」

律「って感じだな」

紬「次は唯ちゃん」

唯「はい!」

紬「唯ちゃんは、うんたん刑事!」

唯「うん!たん!!」

紬「可愛いでしょ?」

唯「えぇ~もっとカッコイイ役がいい~」むぅ~

純「すいません唯先輩、今からじゃあ変更出来ないんですよ」

唯「わかったよ、純ちゃん・・・・・・」シュン

澪「ムギ、私は?」

紬「澪ちゃんは、秋山 澪刑事」

澪「私のあだ名は?」

紬「澪ちゃんの役にはあだ名が無いの」

澪「なんで?」

唯律紬純「さあ、何故かな?」ニヤッ

澪「?」

唯「ところでムギちゃんは~?」

紬「私はここの課長よ~♪」

律「じゃあボスで決まりだな」

紬「私はボスじゃないわ、団長よ、ほら」チラッ

澪「ムギ、その腕章は違う団長のだぞ」

紬「えっ!違うの?」

律「こっちの団長はコート姿にサングラスでショットガンだぞ」

紬「ど、どうしよう・・・・・・」オロオロ

純「大丈夫ですよムギ先輩、ちゃんとそっちも用意してますから」

紬「よかった~」ホッ

純「じゃあ今度こそ始めますよ、全員配置に着いて下さい」

唯律澪紬「はーい」



ジリリリリィン、ジリリリリィン!

ガチャッ

紬「はい、こちら、桜ヶ丘署捜査一課・・・・・・」

紬「白百合町公園で強姦未遂!!」デデレデーン!!

紬「ええ、わかったわ」ガチャッ

律「出番ですか、団長?」

紬「白百合町公園よ、現場に向かって、狙い撃ち」

律「分かりました、団長」

紬「うんたん!」

唯「うんっ、たん!」

紬「狙い撃ちと一緒に現場に向かって」

唯「うん、たん!」

澪「団長、私はどうしたら?」

紬「ついさっき、泥酔したバストの大きな女の人が路上で暴れたみたいで、署の留置場に入れられたらしいわ、根気よくその人の愚痴を聞いてあげて」

紬「因みに、そのシーンはカットするそうよ」

澪「あぁ、世界の悪意が見えるよ・・・・・・」

憂「団長、お茶を淹れて来ました」

澪「あれ、何で憂ちゃんが?」

純「その憂はNPCです」

澪「そうか、でも、何で憂ちゃんなんだ?」

純「知り合いの方が感情移入しやすいかなって」

澪「なるほど」

紬「ありがとう円ちゃん、あなたが居てくれてよかったわ」ウフフ

澪「って言うかそのあだ名中の人の」

紬「円ちゃんの淹れてくれるお茶は、我が署の名物よ」

紬「熱っ!!」バチャ

憂「大丈夫ですか?、はいハンカチ」

紬「ごめんね、折角淹れてくれたのに・・・・・・」フキフキ

憂「いえ、気にしないで下さい」

紬「円ちゃんにはかなわないわ~」ウフフ

憂「そんなこと無いですよー」ウフフ

澪「なんで和んでるんですか!」

紬「早く行きなさい!」

澪「了解、秋山 澪、目標に飛翔します!」

紬「飛ばなくていいのよ、澪ちゃん」


―――

律「桜ヶ丘署、捜査一課だ」

「ああぁ~これはこれは~どうもご苦労様です、白百合公園前派出所の鈴木 純巡査です」

唯「あれ、純ちゃん来たの?」

純「その私はNPCとして配置しておいた、架空の存在です」

唯「そうなんだ」

純「ここから私と会話する時は、そこの私に話し掛けて下さい」

律「なるほど、それで参加出来なかったんだな?」

純「はい」

律「それで、ガイ者?」

純「こちらです」

律「姫子にいちご!どうしてお前らが!?」

姫子「非番だからって油断してたわ、お陰でこのザマよ・・・・・・」

いちご「不覚・・・・・・」

唯「えっ?確かホシは1人って聞いたでうんたん?」

唯「いくらなんでも1人で2人を襲うなんて無謀じゃうんたん?」

いちご「狙われたのは姫子」

いちご「姫子が待ち合わせの時間に遅れた、今まで遅れそうな時は必ず連絡してくれたのに今日は来なかった」

いちご「それに、なんとなく嫌な予感がした・・・・・・」

姫子「それで、不審に思ったいちごが助けに来てくれたって訳」ナデナデ

いちご「///」

律「ホシの顔は?」

姫子「ごめん、よく見えなかった」

姫子「でも、声は聞いたわ、女よ、年は私たちとあまり変わらないと思う」

律「そりゃまたレアな」

唯「何で顔が見えなかったでうんたん?」

姫子「うん、それはね」

姫子「私は待ち合わせ場所を目指しててこの公園を通り抜けようとしてたの」


~~~

姫子「よし!この調子なら余裕で間に合うわね」タッタッタ

ドン!

姫子「痛っ!」ドテッ


犯人「すいません、大丈夫ですか?」スッ

姫子「はい、こちらこそすいません」

姫子「相手の手を取り立ち上がって顔を見ようとしたら」

姫子「相手の顔が光ったのよ!」

ピカッ

姫子「うわっ!!まぶし」

姫子「そしてその隙を付かれてそこの茂みに連れ込まれて」

ドサッ!

姫子(な、何なのコイツ!?)

犯人「ふふっ・・・・・・」ニヤッ

姫子(まだ目がチカチカする・・・・・・)

犯人「さあ、見なさい」スッ

姫子(何か外した、眼鏡?)

姫子「私はまだ視界が殆ど回復してなかったけど、ホシの顔を見逃すまいと注視したわ、でもそれが、向こうの狙いだった」

姫子(その顔、絶対に)

姫子「!!」ビクッ!

犯人「ふふっ」

姫子「ううっ///」(何なの!?コイツの顔を見てると・・・・・・)ハアハア

犯人「さあ、いらっしゃい・・・・・・」

姫子「嫌っ!た、助けて・・・・・・///」(助けていちごっっ!)

いちご「姫子?」ガサガサ

犯人「くっ!」サッ

~~~


姫子「という訳よ」


律「自分の顔を見た女を虜にする能力か・・・・・・」

いちご「多分、普段は眼鏡かサングラスで封印してるんだと思う・・・・・・」

律「よし、犯行時刻周辺に眼鏡を掛けた若い女がこの辺りに居なかったか聞き込みだ!」

唯「うん、たん!」



桜ヶ丘署!!

ガチャ

律「団長、ただ今戻りました」

唯「うん、たん」

紬「おかえなさい、犯人の手掛かりは見つかった?」

律「ガイ者の証言により、ホシは眼鏡かサングラスを着用している事が判明したぞ」

律「後、鑑識が犯人の物とおぼしき毛髪を採取した」

純「はい、かなり濃い茶色でそれほど長くはありません、髪質から判断して女性の物と見て間違い無いでしょう」

律「眼鏡でショートヘアーか、だったら、犯人は和か?」

純(ギクッ)

紬「いくらなんでも安直過ぎない?」

律「NPCは私たちに近しい人物が設定されてんだろ?」

紬「そうね、捜査に先入観は禁物だけど、他に手掛かりも無いし、とりあえず、その線で捜査を進めて行きましょう」

律「はい」唯「うんたん!」


カチャ

澪「も、戻りました・・・・・・」ヨレヨレ

紬「どうしたの?澪ちゃん、そんなにやつれて」

澪「泥酔したさわ・・・・・・いや、女性の愚痴を延々聞かされてたんです」

澪「どうやら同級生が自分より先に結婚したのがかなりショックだったみたいです」

澪「ちゃんとしていればグラマラスで優しい先生で通るのに・・・・・・」

澪「終いには私に襲い掛かって来るし・・・・・・」

紬「今後の捜査についでだけど」

澪「私の話を聞いて下さい!」

紬「断る!!」

澪「ムギィ!!」

憂「ブーっ、役に成り切ってないので澪さんは減点1です」

澪「そんな、憂ちゃん!!」

憂「ブーブーっ!!私は円です、澪さん減点2です」

澪「世界の悪意が見えるよ・・・・・・」アハハ

紬「今日の捜査はここまでにしましょう」

紬「狙い撃ち、この後飲みに行かない?」

律「いいですね、お供しますよ」

紬「うんたんも、うんたん?」

唯「うんっ、たんたん!」ワーイ

紬「それから」

澪「いいです、もうなんとなくオチは分かってますから、私は家に帰って新曲の歌詞でも悶々と考えて」

憂「ブーブーブー!そんなんじゃ社会では通用しませんよ!減点3だブー」

澪「そんな!ちゃんと空気を読んだじゃないか円ちゃん!!」

純「まあまあ、そんなことじゃ解決する事件も解決しませんよ」

澪「なんで鈴木さんがここに!?」

律「ハカセだよ」

紬「ええ、ハカセよ」

澪「っ、どうして私だけあだ名が無いんだ・・・・・・」グスッ

律「何故かな?」ニヤッ


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最終更新:2011年03月30日 20:31