2話 梓「はい、これ今回の分」純「ほいさー」
純「さんきゅーきりのー」
梓「だから、きりの言うなや」ポカッ
純「あて」
純「でも、梓よりも桐乃の方があってるよね?」スリスリ
梓「なんの話?」
純「なかの話」
梓「?」
純「まーまー、中野のはなし~なんちゃって~~」テヘッ
梓「まぁ、・・・いいか」ガサゴソ
純「スルーだけはやめないか?な?な?」
純「この『ぺろ』的な手の位置をこの後どうしたらいい?」
梓「はいこれ」かみっぺら
純「お!・・・・お?」
純「これはなんですか?」ワッツ?
梓「聞く前にちゃんと見ようよ・・・」ユビサシ
純「・・・歌詞?」
純「・・・きれいな字だね。みたことない字だなぁ」
梓「これ、今回の曲の歌詞。澪先輩に頼んだらくれたから」
純「・・・み、みみみみおせんぱぁああいぃの直筆!?」パネェ
梓「みたいだね。忙しそうだったからコピーでいいって言ったんだけど」
梓「・・・新しく書いてくれたみたい」
純「なんて優しいんだよ・・・優しすぎるだろうよ・・・」ウッ
梓「ほんとにね。こんな純ごときに」
純「うん、今、梓に純ブラスターツイストをおみまいしようなんていう
腐った感情なんて一瞬にして浄化してしまうくらいに
澪先輩への感謝の気持ちが溢れてるけど後でおぼえとけよ?」
梓「はいはい、わかったから」シッ、シッ
純「さて、さっそく歌詞を澪先輩の字で拝もうとしましょうか!!」
梓「・・・・・」
純「なになに~~ふむ・・・ふむ・・・・」
純「・・・・・」ムズッ
純「・・・・あずさ・・・・この歌詞ってさ・・・・」
梓「歌詞自体は、1学期ぐらいにできてたんだよね」
純「・・・・どうりで見覚えが・・・・澪ワールドのリミッター解除ですか・・・」ムズッムズッ
梓「今回、この曲の完成が遅れたのはムギ先輩がこの歌詞にあった曲をなかなか作れなくって・・・」
純「逆にこれにメロディーつけるってそうとう難しいと思うんだけど・・・」
梓「でも、それをムギ先輩はやってのけちゃったんだよね」
純「おぉ!ムギ先輩は本当にすごいなぁ~~」
梓「うん。正直、これはムギ先輩の功績としかいえないかもしれないような曲だよ」
梓「自信作の9曲目、入りのベースもかっこよくできてるよ」
純「OK!心して聴く!!感想はまたメールで!!!」
梓「うん、わかった。あ、聴き終わったら憂にまわしといて」
純「はーい」
=鈴木宅=
純「梓が『そんな990円のイヤホンで音楽なんてきかないで、
HTTの曲きくならこれかすから』って言って
私のお気に入りの990円イヤホンをののしったあげくに押し付けてきた
澪フォンそーちゃぁ~っく!」スチャ
純「でも、実際聞き比べると重低音の音の聞こえが全然違うくて
グゥの音もでないんですけどね!」グヘヘ
純「さてと」カシトリダシ
純「・・・それにしても字、きれいだなぁ~~」
純「ボールペン習字でも始めてみようかな」ムムム
純「いや、3日でどうせあきるだろうな、
そして梓にあきれられる未来が手に取るようにみえるよ」
再生ボタン「問題なのは結果じゃなくて、その過程だと思うのよ」ポチッ
♪~
純「おほほ~~~!!このベースはかっこいい!!!どれ!!!もう1回!!!!」
2回目
純「やっべーーー!!!!もっかい!!」ピャーー
・
・・
・・・
純「おおぅ!!??最初のベース聞いてるだけで10分経ってるよ!!曲1回も通して聴いてない!」ガビーン
純「いかんいかん!!あまりの見たままの歌詞の甘さに聴く前から私の本能が澪ワールドからの避難勧告っ!!」
純「でも、ベースしかり、イントロ聴くだけでもけっこう以外とそうとうかっこいい曲だよね?」
純「これにこの歌詞がつくのか・・・」カサッ
歌詞「ぜひともその髪をチョコレートまみれにしてみたいものですなっ!」
純「わ・・・・ざ・・・よめね」
純「ムギ先輩・・・私はあなたの作曲の才能と梓の、あの梓の、
あ の あ ず さ の『自信作』って言葉を信じてみますっ!!!」
右手・・・スッ
純「私のこの曲に対するくだらない先入観を」
純「ぶ ち こ わ る」カッ
再生ボタン「いいところで噛まないのっ!」ポチッ
♪~
純「ひてて・・・噛んじゃった・・・一人で居るときのボケはつらいものがあるね・・・」
純「お・・・歌・・・はじま・・・った・・・」
純「・・・・」
純「・・・・わざんぼんって読むのか・・・」
純「・・・・」
純「これは・・・やばいわ・・・」
純「なんというか・・・・うん・・・・・」
純「・・・・・・・・・」
サビ
純「澪先輩かわぇええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
純「い、いじらいしいっ!!いじらしいよっ!!」
純「なんかもう。。。あぁ~~~キュンキュンするよ!!!キュンキュンする!!!」
純「そいでもって頭と腕がむずむずする!!!かゆいかゆい!!!」ガシガシガシガシ
純「しかも、サビの歌詞なんかエロイな・・・これ、澪先輩、わざとなのかな?」カミボサッ
純「いや、あの先輩のことだ・・・これ、素で書いたんだろうなぁ~~」
純「ってことは、この歌詞を『エロイ』と思ってしまう自分の脳みそのほうがやばいってことなのかなぁ・・・」
純「いや、でも・・・これは・・・・ムギ先輩・・・律先輩あたり意味わかってそうだけど・・・唯先輩・・・は、まぁ、いいか」
純「味見したくなったらいってとか・・・言っても味見とかさせてくれないくせに」
純「むしろムギ先輩とか、知っててあえてこの歌詞のままにしてるような意思を感じ取れるような・・・」
純「そう考えると、ムギ先輩がすんごいこの曲の作曲をがんばったの、すんごいうなずけちゃうな、わたし」ウンウン
純「2番は・・・ちょっと・・・歌詞の意味がわかりませんな・・・」
純「マヌカハニーってなんだろう・・・」
純「・・・・あ、はにー・・・・」
純「今、つい最近の黒歴史が頭をよぎったけどそのまま通り過ぎたことにしよう」
純「今のとこ声かけるよていはないのかー」
純「澪先輩の歌詞ってたまにストーカーっぽいなぁ・・・大丈夫かなぁ・・・・」
純「今夜もシアワセだって」クハァ!!!
純「聴いてるこっちの耳がシアワセだっつーーの!!!」ジタバタジタバタ
トッダッナッノオックノ~
純「」
純「はぁ~~~もうやばいやばいやばい」
純「生きてることを後悔しそうなくらいかわいい・・・」
純「澪ワールドを殺さずにこんなに生かすなんて・・・・ちょっと本当にこの曲はムギ先輩乙!としかいいようがないな」
純「この曲として聴けば、というかもうこの歌詞のためのこのメロディーとしか考えられないな、これは」ウンウン
純「ベースラインもかっこいいし・・・するならこの曲したいなぁ・・・」
純「でも、私こんな甘ったるい歌詞歌えないし、梓も歌わないだろうから」
純「この曲するとしたら、ボーカルは憂かな・・・」イメージイメージ
憂『ほっぺがオチルヨ~♪』
純「あ、余裕でかわいいわ」
純「これはもうはなぢもんだね!!誰も文句言わないでしょ!!はい、決定決定」
純「よし・・・えっと・・・メモ紙・・・メモ紙・・・」
純「ねぇな・・・」
純「しかたない・・・歌詞の紙の下にちっさくうすーーーく、書いておくか」
純「ういへ、この曲を・・・するなら・・・ボーカルはういで!!」カキカキ
純「よし!!おk!!よく、目をこらさないとこれはさすがの憂でも見えないだろう!!!」
純「さて、あとは梓にめるめるめ~」カチカチ
=中野宅=
ケータイ「純ジュワ~~」
梓「ん?今日ははやいな・・・ダメだったかな?」ポチポチ
From 純
sub けいおん部の澪先輩がこんなにかわいいわけがない!
ムギ先輩ってもうプロでいいと思うてかプロ
ほっぺってか、むしろ目からうろこが落ちた気分だよ!!!
この曲するならボーカルは憂以外認めん!
梓「・・・歌詞が甘いってことかな?てか、気に入ったってことでいいんだよね?これは・・・」
梓「ムギ先輩のすごさはたしかにプロなのはうなずける」
梓「・・・憂がこの曲を歌う・・・いいかもしんない・・・」
梓「たまに純はいいこというなぁ」ポチポチ
=鈴木宅=
ケータイ「は~~~ぴぃにゅうにゃぁ~~♪」
純「お、きたきた」カチカチ
From あwずwにゃんwww
sub もぐよ?
憂への説得はまかせたよ
私は憂に勝てる気がまるでしない
言いだしっぺは純ってことで
純「なにこれこわい」
純「梓は一体なんの話をしているんだろう・・・」
純「え?憂ってなにかあるの・・・・?てか、もぐよ?って・・・なにをもぐ気なの・・・?」
純「まぁ、いいや、深く考えないで今日はもう、ねちゃおう!!寝てしまおう!!!」
純「・・・・・」
純「こわいから、曲ききながら耳がシアワセのままに寝よう」
最終更新:2011年04月05日 18:39