憂「え?」

純「だって料理は唯先輩のためでしょ?」

憂「う、うん…」

純「掃除も洗濯も家事一式唯先輩のためでしょ?」

憂「そ、そんなことない…よ?」

純「いやいやそんなことあるって。なんかこう…唯先輩とは一切関係の無い趣味ないの?」

憂「趣味…」ウーン

憂「あ、マンガとか結構好きだよ?」

純「唯先輩が読んでるからでしょ?」

憂「うっ…あ、ゲーム…」

純「唯先輩がやるからでしょ?」

憂「うっ…」

憂「えっと…えっと…」

憂「あ、楽器!お姉ちゃんのギー…あ…」

純「唯先輩のギターでしょ?」

憂「ううっ…」

純「憂もさぁ、自分だけの趣味見つけたほうがいいよ。唯先輩春には一人暮らしするんでしょ?」

憂「うん…」

純「ありがちなんだよねー手のかかる子供がやっと成人して旅立ったからようやくこれからは自分の趣味に没頭しよう…あれ?でも私の趣味って…あれ?みたいな」

憂「それお母さんとかの話でしょ?」

純「似たようなもんでしょ」

憂「そ、そんなことないもん」

純「まーいいからいいから。で、なんかやりたいこととかないの?」

憂「やりたいこと…?」

憂「んー…」

憂「……………」

純「……ないの?」

憂「……うん」

純「もったいないよー憂せっかく器用なんだから」

憂「うーん…」

純「じゃあなんか一緒に趣味探そっか」

憂「え?」

純「今度の日曜日出かけようよ。憂の趣味見つけるの手伝ってあげる!」

憂「え、でも…いいの?」

純「もっちろん!純ちゃんに任せなさい!」ドンッ


日曜日 駅前

憂(純ちゃん遅いなぁ…)

純「ういー!」たったっ

憂「あ、純ちゃん」

純「ごめんごめん、髪まとまんなくてさー」

憂「そっか」ニコッ

純「よしっ!じゃあ行こう!」

憂「どこ行くの?」

純「ふふふ…わたくし鈴木純は今日のために色々な人の趣味をリサーチしてきました!」

憂「わぁー」パチパチ

純「えっと、ゲーゲル先生によると…映画鑑賞を趣味にしてる人が多数居るそうです!」

憂(ゲーゲル先生?)

純「と、ゆーわけでまずは映画に行きます!」

憂「はい!」


映画館

純「どれにしよっか?」

憂「純ちゃん決めていいよ」

純「そう?じゃあ…」

純(憂が好きそうなのはこの犬が出てくる感動系だけど、今日は新規開拓だから…)

純「これ!(グロいって評判のスプラッター映画!)」

憂(な、なんか怖そう…)

純「よし!行こう!」グイッ

憂「あっちょっねぇやっぱりあの犬さんが出てくる…」

純「さぁさぁ!」グイグイッ

憂「純ちゃーん!」


上映中

グチャグチャ ビチャッ キャー!

憂「………」ビクッ

純(キャラメルポップコーンうま)ポリポリ

純(あ、メロンソーダもうない…)ズズー!

純(憂の余ってないかな)チラッ

憂「……」うぷっ

純「………憂?」

憂「…ご、ごめん純ちゃん…私もう無理…」

純「え?あ、えっと…出る?」

憂「うん…」

純「うん。じゃあ出よ(つまんなかったし、いっか)」


館外

憂「……」うぷっ

純「大丈夫?」

憂「う、うん…ごめんね…。純ちゃん観たかったら戻っていいよ?私ここで待ってるから…」

純「いやいやいいよ。つまんなかったし、憂も心配だし」

憂「ごめんね…」

純「こっちこそごめんね。変なの誘っちゃって」

憂「ううん…私が決めていいよって言ったんだもん。……純ちゃんああいうの平気なの?」

純「え?あぁ全然平気」ケロッ

憂「そ、そっか…」


律「あれ?憂ちゃんと…涼宮さん?」

憂「あ、律さん?」

純「ちょっと!バカキョ…鈴木です」

律「あーそうそう鈴木さん。二人もこの映画見てたの?」

憂「律さんもですか?」

律「うん」

純「あれ、でもまだやってますよね?」

律「あー澪と一緒だったんだけどあいつ気持ち悪くなっちゃってさ」

純「あ、うちと一緒ですね」

律「え?憂ちゃんもああいうのダメなんだ?」

純「なんで憂って決め付けるんですか?私が苦手かも知れないじゃないですか!」

律「えぇー?鈴木さんはそんなキャラじゃないだろー?」ニヤニヤ

純「ひどい!私の名字さえまともに覚えてないのに!」キィッ

律「あはは、でも当たりだろ?」

純「うっ…まぁ、そうですけど…ってあれ?澪先輩はどこに居るんですか?」

律「澪ならここに」

澪「」

憂「み、澪さん!?」

純「大丈夫ですか!?」

律「平気平気」はははっ

澪「勝手に…答えるな…バカ…り…つ…」ぐったり…

律「おぉう…こんなになってまで突っ込んでくれるなんて…愛を感じるよ…澪」キリッ

澪「うるさ…うぷっ…」

律「おいおい、まだダメなのか?」

澪「……」ぐったり

律「しょーがないな…」グイッ

憂「わっ…」カァッ

純(お、お姫様だっこした…)

澪「!?…は…はなせっ…りつっ…」カァッ

律「はいはい、大人しくしまちょうねー」

澪「はなせぇ…!」

律「じゃ、私ら帰るから」

憂「あ、は、はい…」

純「お疲れっした…」

律「じゃーなー」スタスタ

澪「…!……!」ぐいっぐいっ

律「くすぐったいよ澪しゃーん」

憂純「………」ほぁー


純「………」ゴクッ

純「…う、憂もお姫様抱っこしてあげようか?」

憂「えぇっ!?い、いいよぉ…」

純「い、いやでもほら…具合悪いんでしょ?」

憂「だ、大丈夫!もう大丈夫だから…」

純「そ、そっか…」

憂「う、うん…」


純「じゃあ…次行こっか?」

憂「うん」


純「次はスポーツです!」

憂「わぁー」パチパチ

純「唯先輩ってスポーツとか一切しないでしょ?」

憂「えっと…体育はちゃんと出てるよ?」

純「だよねー運動とは一切無縁っぽいもんねー」

憂「ううっ…(否定できないよお姉ちゃーん!)」

純「今日はテニスをします!」

憂「純ちゃんテニス得意なの?」

純「ううん。憂ってなんとなくテニスっぽいなと思って」

憂「えぇー?」

純「っぽいって!テニスっぽい!」

憂「うーん……あ、純ちゃんはバスケっぽい」

純「ほんと?なんかかっこいいイメージだね」

憂「うん、バスケ似合うよ」ニコッ

純「えへへー」テレッ

憂「律さんもバスケっぽいかも」

純「あーそうだねぇ。あの人はバスケっぽいね」

憂「うん。上手そう」

純「澪先輩は…あれ?澪先輩も意外とスポーツのイメージがない…」

憂「澪さんはどっちかって言うと文系だからじゃない?」

純「そうかなぁ…文系でも生徒会長は弓道っぽい」

憂「わぁー!和ちゃん袴似合いそう!」キラキラ

純「…梓と唯先輩はこたつだね」

憂「えぇー?そうかなぁ…」

純「そうだよ。紬先輩は…ピアノだね」

憂「うん。紬さんはピアノだね」

純「…ってもうスポーツじゃなくなってきてる」

憂「純ちゃんがこたつとか言うからだよぉ」

純「ふむ。よし!とにかくテニスやろう!」

憂「うん!」

憂「あ…」

純「うん?」

憂「純ちゃん私今日スカートだよ…」

純「テニスってミニスカじゃん」

憂「あれは下にスコートって言って見えてもいい下着穿いてるからスカートでもいいんだよ…」

純「えーじゃあテニスダメだね」

憂「って純ちゃんもスカートだよ?見えてもよかったの?」

純「え……なんにも考えてなかった…」

憂「純ちゃん…」

純「ごめん…」

純「…よし!釣りしよう!」

憂「釣り?」

純「釣り堀が近くにあるから!釣りもスポーツだしね!」

憂「釣りならスカートでも平気だね」

純「うん!行こう!」


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最終更新:2011年04月08日 02:22