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純「ふふふーん」

純「今日は機嫌がいいのです、何故でしょう」

純「実は今日は私の誕生日! その上友達が今日遊ぶ約束を取りつけてきた!」

純「これが何を意味するか……」

純母「じゅーん、お友達のところ行くんでしょー? 早く準備しちゃいなさーい!」

純「はーい」

純「ふふふ、二人とも私が来たらどんな反応をするやら……」ニシシ

~~~

憂「純ちゃん! お誕生日おめでとー!」

梓「おめでとー」

憂「ケーキは梓ちゃんが買ってきてくれたんだよねー♪」

梓「べ、別に純のために買ってきた訳じゃないんだからっ! 私が食べたくて買ってきたの!」テレテレ

憂「またまた~」ニヤニヤ

梓「もー///」

~~~

純「ふふふ~ん、アリだね!」

純「ここが梓のハウスね!」

ピンポーン、ガチャ

純「おじゃましまーす!」

梓「……私が出てから開けなさいよ」トテトテ

純「あはは、ごっめんごめん!」

梓「友達失くすよ」

純「肝に銘じまっす!」

梓「……なんか今日の純テンションたっかいなー」

純「憂、おはよー」

憂「純ちゃんおはよー」

梓「二人とも来たし、早速今日の本題に入りますか」

純「おー! いっちゃおー!」

憂(純ちゃんテンション高いなぁ)

梓「純もやる気だね、じゃあ早速新歓の計画を立てます」

純「……え?」

憂「私はU&Iがいいです!」ビシッ

梓「アンタは唯先輩の曲がいいだけでしょうが……」

憂「えへへー」ニコー

純「…………」

純(これは……そう、多分ドッキリだ、そうに違いない)

純(きっとこういう流れから「練習しよっか」ってなったらハッピーバースデイが流れるシステムなのよ)

純(そしてクラッカーにケーキ出現の流れ……ふふふ)ニヤニヤ

梓「純、アンタなにニヤニヤしてんの?」

純「おうふ! な、何でもないよ!」アセアセ

純(ふっ……折角向こうがドッキリを仕掛けてるんだ、掛かった振りでもしてあげないとね☆)

梓「で、純はどの曲がいいの?」

純「え、あー、私あんまり放課後ティータイムの曲とか分かんないからさ! 前やった奴、あれがいいな!」

憂「ふわふわ時間だね」

純「そう、それ!」

梓「うん、確かにいいかもしれない」

純(そうだ、そしてここから曲練習の……)

憂「ふわふわ時間なら練習いらないかなぁ」

梓「そうだね、1週間くらい前からでも……」

純「!?」

純「あー! ふわふわ?じかん……だっけ……あーもう記憶があいまいだー!」テヘペロー

梓憂「……」

純「…………」ゴクリ

梓憂「……」

純(……ダメかっ!)

梓「……全く、純は仕方ないなー」

憂「じゃあ練習しよっか、備えあれば憂いなし、だしね♪」

純「超ありがとー! 恩にきるよー!」

梓「何もそこまで喜ばなくても……」

梓「じゃあボーカルとかどうしようか」

憂「そこは梓ちゃんじゃない?」

梓「私は歌ってないから自信ないな……純は?」

純「ん? 私? 別にいいよー」

憂「じゃあ純ちゃんボーカルお願いします」

純(……って、何普通に会議再開してんのよ! しかもボーカル私だったらもはやハッピーバースデイトゥーミーだよ!)

純「あ、やっぱ私ダメ!」

梓「え?」

純「歌詞とかよくわかんないし、ホラ、歌詞分かってる人が歌ったほうがいいでしょ?」

憂「確かに、それで結局お姉ちゃんが歌えなくなった時に澪さんが歌うことになったんだったね」

純(よし! 軌道修正!)ビシッ

梓「でも純、カラオケで歌詞覚えるのが上手いことが自慢って言ってたよね

憂「あー、言ってた言ってた」

純「!?」

梓「確か3回聞いたらもう歌詞覚えてるし歌える~、って言ってた」

純「……はい、言ってました」

憂「じゃあやっぱり純ちゃん歌う?」

純(何やってんのよ昔の私ー!)

純(もうタイムマシンが欲しい、そしてカラオケ行った時に自慢した私を殴ってやるんだ!)

純(……あれ? 殴る意味あるかそれ……?)

梓「純?」

純「ん! な、何でもないよっ!」

憂「?」

純(結局ボーカルになってしまった……)

梓「憂はこの間はオルガンだったけど、キーボードのほうがいいかな?」

憂「でもキーボード持ってないよ?」

純(もはや意図が理解不能だよ……)

梓「ムギ先輩に頼めば……」

憂「それも悪い気がするよー」

純(いや、きっとこれもドッキリの一環に過ぎないハズ!)

梓「まぁいいや、じゃあ練習始めよっか」

憂「うん」

純(……ここですべてが決まる、果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか……!)

梓「~♪」ジャカジャカ

憂「~♪」ポロロン

純「~♪」ベンベン

純「……」ベンベン

純(……はじまんねー! 勝利の女神が私を嘲笑してるよ!)


純「キミを見てるといつもハートDOKI☆DOKI♪」

純(ハッピバースデイトゥーミー!)

純「揺れる思いはマシュマロみたいにふわ☆ふわ♪」

純(ハッピバースデイトーミー!!)

純「いつも頑張るキミの横顔 ずっと見てても気付かないよね♪」

純(ハッピバースデイディア私ー!!!)

純「夢の中なら二人の距離縮められるのになー♪」

純(ハッピバースデイトゥーミー!!!!)


憂「すごーい! 純ちゃん完璧に歌えてた!」

梓「ホント、流石歌詞覚えマスターだね」

純「ありがと……」シクシク

憂「?」

純(……練習中ドッキリの夢は潰えた、しかし諦めるのはまだ早い)フルフル

純(練習終わってやったー休憩、の流れではいケーキ、と来るハズ!)グッ

純(ふふふ、私はあきらめが悪いのだけが取り柄なのだ!)ニヤリ

憂「じゃあ練習も終わったし、帰ろうかな」

純「ズコー!」

憂「!?」

純「ほらさ、もっと遊んでこうよ! 折角集まったんだしさ! 何もないところですが!」

梓「ここ私の家なんだけど……」

憂「でも……」

純「憂も唯先輩いないんだからがっつり遊んじゃえばいいんだよ!」

憂「……」

純「あ……」

憂「……」ジワッ

純「あ、いや、ね、ホラ……その空虚感を埋める、的な? あはは、あははは……」

憂「……うん、ありがとう、純ちゃんは優しいね♪」グスン

純「あー、いやー、あはは……」

梓「今のは全面的に純が悪いじゃん」

純(しかしこれはとことんヤバイ状態になってきたぞ……)

純(梓はまだわかんないけど、憂は私の誕生日に気付いていないようだ……)

純(こうなったらアレをやるしかない!)

純「いやー、最近暖かいよねー!」

梓憂「!」

純「春だよねー春、生命の"誕生"の季節だよねー!」

梓憂「……!」

純「季節ってか月? って言うかむしろ日ってゆーか?」

梓憂「……」

純(どうだ!)チラッ

梓「話しは変わるけど、もうちょっといるならおやつにバナナあるよ?」

純「ズコー!」

憂「あー、食べる食べるー」

梓「おばあちゃんからたくさん送られてきてね、余してたんだ」

純(バナナなんてそんなのどうでもいいよ……!)

純(そんな……バナナだよ!)ギリリ

憂「おいしー!」モグモグ

梓「純、食べないの?」

純「食べるけど」モグモグ

純(バナナうめー!)

純(……チクショー、バナナなんかに負けるわけにはいかない! 私大なりバナナだ、ということを見せつけてやる!)

純「バナナおいしーなー! このバナナ、ケーキにも合いそうだなー!」

梓「!」

純「ケーキ、ケーキと言えばー……なんか引っかかるんだよなー、何かあったかなー!」

純(どうだ!)チラッ

梓「……」モグモグ

憂「……」モグモグ

純(そんなバナナっ!)

純(この子たちさっきまで談笑してたのに一心不乱にバナナ頬張ってるよ!)

梓憂「……」モグモグ

純(あとバナナ多すぎだよ!)ビシッ

梓「……そういえばさ純」

純「な、何!?」

梓「バナナっておやつに入るのかな?」

純(このバナナ脳がっ!)

純(開口一番なにテンプレートの質問してんの!)

純(正直……知らねーよ!)

梓「私は丸ごと入ってたらおやつ、切られてたらデザート派なんだけど」

純(その情報はいらないよ! トリビア未満だよ!)

純「へ、へえー、そうなんだー……」

純(ちっ、これは作戦2に移るしかなさそうね……)

純(ククク、しかしこの作戦を使うと絶対祝ってもらえちゃうからなー、やりたくなかったんだけど☆)ニシシ

憂「?」

純「いやー暑いね、この部屋暑いね!」

梓憂「!」

純「むしろ熱いね! 情熱的な熱帯夜だね!」

梓憂「……」

純「まるで牡羊座だね!」チラッ

梓「ま、窓開ける?」

純「あきらめちゃダメだよ! もっと熱くなろうよ!」

憂「……」オロオロ

純(……やば、ちょっと熱くなりすぎた)

純(ま、でも私のそんなところも、情熱的な牡羊座らしいのかな!)テヘペロッ

純「あはは、ちょっと熱くなりすぎちゃったかなー、私そういうところあるよねー!」

梓「あ、バナナ黒くなってる」

憂「黒い所のほうが栄養あるんだよー」

純(なんてバナナ!)

純(どういう流れでバナナなんだよ! まだ食ってたのかよ!)

純(もう……バナナ星人だよ!)

梓「あ、バナナ無くなった」

純(食いすぎバナナ!)

梓「朝から食べてるからね」

純(朝バナナ!)

梓「冷やしてるの取ってこなくちゃ」

純(冷やしバナナ!)

憂「あ、私の分も取ってきてー」

純(ダブルバナナ!)シクシク

梓「じゃあ取ってくバナナ」

純(語尾バナナ!)ウワーン

純(……もういいよ、期待した私が馬鹿だった)

純(馬鹿バナナだよ!)ブスー

憂「……純ちゃん? お腹痛いの? バナナで食物繊維取ろ?」

純「……心配してくれてありがとー」

純(憂までバナナバナナバナナ……そんなにバナナが好きかっ)

梓「持ってきたよー」

純(ふん、もうバナナなんて見たくもない……)

梓「私達お手製のバナナケーキ、純誕生日おめでとう!」

憂「おめでとう!」パチパチ

純「……え」

梓「べ、別にバナナが余ったからついでに作っただけなんだけどっ!」

憂「梓ちゃんったら純ちゃんのためにバナナ買いすぎちゃったんだよねー」ニコニコ

純「……」ポカーン

梓「そ、そんなことないもん!///」

憂「またまた~」ニヤニヤ

純「……」

純「ありがとバナナ!」


おわり



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最終更新:2011年04月24日 01:48