純ちゃんクエスト!
~誕生日生誕~
目覚めなさい……純……
純「ここは……?」
今から問う質問に答えるのです、いいですね?
純「……?」
いいですね?
純「まあいいけど」
名前は?
性別は?
純「♀死者蘇生!」
……真面目に答えなさい。
純「はーい(知らない人に怒られた)」
歳は?
純「今年で18!」
何座ですか?
純「情熱の牡羊座!」
では、最後の問いです。
あなたの誕生日はいつですか?
純「誕生日? そんなの決まってるじゃん。私の誕生日は……」
純……
純「え~と誕生日は……」
純……!
────
────
トゥトゥットゥルトゥ♪トゥトゥットゥルトゥ♪
トゥトゥトゥトゥットゥートゥトゥトゥットゥルトゥットゥルトゥ♪
純母「純! いつまで寝てるの! 早く起きなさい!」
純「ん……ん?」
純母「ほら、起きて起きて! 今日は王様に会うんでしょ!」
純「王様?」
純母「あんたはまだ寝ぼけて! 早く顔洗ってらっしゃい!」
純「ふぁ~い……」
ズッタタタ……
純「え? なにあの効果音。まあいっか」
洗面台がある、顔を洗いますか?
→はい
いいえ
純「ねぇ、これ誰が聞いてるの?」
顔を洗いますか?
→はい
いいえ
純「いやまあ洗うけど」
純「にしても上で流れてるこの軽快な音楽どこかで聞いたことあるような」
―――
純母「準備出来たわね」
純「なんで着替えが鎧一式なの? コスプレ? 学校は?」
純母「学校? まだあんたは寝ぼけてんのかい? 全く困った子だね。
途中まで一緒に行ってあげるから。早くついてきな」
純「ふぁーい」
ドゥンドゥン
おじさんΣ純
純「あ、ごめんなさい」
おじさん「東の塔には恐ろしい怪物がいるらしい。近づかん方がええ」
純「……あ、はい」
純母「早く来な」
純「ふぁーい」
純母「こっから先は一人で行くんだよ。王様に失礼がないようにね」
純「お母さん」
純母「なに?」
純「なんで町内に城があるの?」
純母「当たり前じゃない。城下町なんだから」
純「……そっか」
純母「そうよ」
純「(突っ込むと長くなりそうだからやめとこう)」
純「じゃあ行って来ます」
純母「行ってらっしゃい。頑張って良い誕生日を探すのよ」
純「え?」
純母「え?」
純「誕生日って今日でしょ?」
純母「ええ、誕生日(仮)ね」
純「(仮)?」
純母「そう、(仮)」
純「なんで(仮)? 今日産まれたんでしょ私?」
純母「さあ?」
純「えっ?」
純母「あなた捨て子だから」
純「今サラッと凄いダイナミックな発言したよ!?」
純母「牡羊座って言うことはわかってるんだけどね」
純「誕生日わからないのになんでわかったの!?」
純母「あなたが牡羊座~牡羊座~って言いながら捨てられてたか(ry」
純「それ絶対おぎゃーだよ! お母さんちょっと一緒に耳鼻科行こうよ!
すっごい心配になってきた~っ!」
純母「お母さんは大丈夫だから。早く行きなさい。
詳しい話は王様がしてくれるから」
純「本当かな~……」
ズッタタタ……。
ズッタタタ……。
ズッタタタ…。
ズッタタタ…。
純「(兵士の人が立ってるだけで私のこと思いっきりスルーしてるけどここの警備大丈夫なのかな……)」
王様「よく来た、誕生日(仮)の純」
純「あ、ども」
王様「お主もようやく18となり、旅立ちの時が来た!」
純「旅立ち?」
王様「そうじゃ! 誕生日を決める旅じゃ!」
純「誕生日を決める旅?」
王様「お主には誕生日がない。捨て子だからの」
純「王様でも言って良い事と悪い事があるよ!」
王様「そこでじゃ、誕生日を定める為に旅に出るのじゃ!」
純「はあ……」
王様「牡羊座と言うことは育ての親から聞いておる」
純「(まさかそれがお母さんの難聴が生んだ誤認だとは王様も思うまい)」
王様「つまり3月21~4月20日のどれかを選んで誕生日にするがよい」
純「決めていいんですか? じゃあ……」
王様「残念ながらここじゃ無理じゃ」
純「え? ここでポンと決めて市役所かなんかで紙書いて決まりじゃないんですか?」
王様「無理じゃ」
純「え~絶対ここでも決められ(ry」
王様「無理じゃ」
純「……。じゃあどうしたら決められるんですか?」
王様「仲間と旅に出て誕生日を探すのじゃ!
誕生日は至るところに存在しておる!
その誕生日を捕まえて、仲間に認めてもらえればその日が誕生日じゃ!」
純「(捕まえる?)」
王様「頑張るのじゃぞ!
少ないが旅の役に立ててくれ」
純「あ、ども」
純は500G手に入れた!
純「……王様も大変なんですね」
王様「ワシのヘソクリはどこへ旅立ったのかのぅ……」
城下町
純「さて、誕生日を決める為には誕生日を捕まえてそれを仲間に認めてもらわないといけないんだよね。
誕生日を捕まえるってのがよくわからないけど、とりあえずは仲間を集めなきゃだね!」
純「ん? あれは……」
梓「遅かったね、純」
憂「やっほー純ちゃん」
純「梓! 憂!」
梓「純が誕生日を探す旅に出るって聞いてさ。仲間、必要なんでしょ?」
憂「一緒に行くよ純ちゃん!」
純「梓……憂……」
純「持つべきものは友達だね!」
平原──
純「いっぱい買い物もしたし準備万端だね!」
憂「気をつけて純ちゃん! もう町の外だから誕生日が溢れてるよ!」
純「なんと! なら簡単に誕生日捕まえれそう……」
梓「来たよ!」
4月4日が現れた
4月4日が現れた
4月4日が現れた
純「なんか全部4月4日だよ!?」
梓「4月4日はやっぱり見た目がちょっとね……」
純「ああ……なんか不吉だもんね。4月4日の人には悪いけど」
憂「ちなみに4月4日は北大西洋条約が締結されたりアポロ6号が打ち上げられたりしたよ!」
純「確か月に行ったのは11号だよね……中途半端だなぁ」
憂「4月4日が誕生日な人はローマ皇帝カラカラ、画家のエドワード・ヒックス、詩人ロートレアモン伯爵……」
純「ちょ、ちょっと憂!」
憂「ふぅ?」
純「わかんないから! というかそんな偉そうな人達の誕生日バカにしてごめんなさい!」
梓「純でもわかる人言ってあげなよ」
純「そうそう」
憂「う~ん……」
憂「照英さん……かな」
純「……」
梓「……」
純「まっ、まあ見た目でちょっとパスかな!
照英さんがどうのじゃなくてだよ!? 本当だよ!?」
梓「じゃ、さっさと倒しちゃいますか」
純「あ、倒すんだ」
梓「今回はちょっとだけ手本見せてあげる」
純「一人で大丈夫?」
憂「純ちゃん、梓ちゃんは唯一のフォース誕生日の持ち主なんだよ!
これぐらい大丈夫だよ」
純「なに? フォース誕生日?」
憂「まあ見てて」
梓「我……11月11日を持つものなり……!」
純「おぉ! なんか魔法っぽい」
梓「きたれ! オール1!」
テレテレテレ♪
4月4日に1111ダメージ!
4月4日に1111ダメージ!
4月4日に1111ダメージ!
誕生日を倒した。
純「凄いね梓!」
憂「さすが梓ちゃん!」
梓「これぐらいはね」
純「さ~て次の誕生日を探しに……」
4月4日が誕生日にして欲しそうにこちらを見ている。
誕生日にしますか?
→はい
いいえ
純「……」
はい
→いいえ ピロン
4月4日は悲しそうに去って行った。
純「ふぅ……」
4月4日Bが誕生日にして欲しそうに(ry
純「しつこいわっ!」
こうして私達は次々と誕生日(主に4月4日)をちぎっては投げちぎっては投げしました。
純「なかなかいいのが出ないね~」
梓「大体何月何日がいいとかって決めてるの?」
純「う~ん……。早生まれでお姉さんって言うのもいいんだけど~……やっぱり後々のことを考えたら遅生まれがいいかな~」
憂「でも純ちゃん今年18だよね?」
純「誕生日(仮)だけどね」
憂「年齢は変えられないから誕生日を3月にしちゃうと私達とは違う学年になっちゃうよ?」
純「なに?! それはやだな~」
純「ん? ってことは澪先輩達と同い年ってこと?」
梓「そうなるかな」
純「……悪くないかも!」
憂「いいな~純ちゃん。 私もお姉ちゃんと一緒が良かったよぉ」
純「憂も誕生日決め直したら?」
憂「私はその……捨て子じゃないから無理なの」
純「あ、やっぱりこれ捨て子限定クエストなんだ」
梓「……本当に3月にするつもりなの?」
純「澪先輩達と一緒に軽音部を立ち上げるのも悪くないな~。合宿に学園祭……楽しそうだな~」
梓「」ギリッ
梓「じゃあ勝手にすればいいよ! 純なんて知らないっ!」タタタッ
純「梓?」
憂「追いかけてあげて、純ちゃん」
純「でもさ……どれ選んでも私の勝手じゃんか」
憂「そうだね。けど誕生日が変わっても……私達の関係は変えたくない。それは梓ちゃんも一緒だと思うよ」
純「……」
憂「純ちゃんがもし一つ上になっても……私は先輩なんて呼ばない。呼びたくないよ、純ちゃん。
一緒のクラスがいい……」
純「あ~もうっ! わかったわかった! 4月にするから! それでいいんでしょ?」
憂「えへへ。純ちゃん大好き」
純「ま、憂と梓残して行くわけにもいかないしね」
塔──
梓「純なんて照英と同じ誕生日になっちゃえばいいんだ……!」
純「結局4月になって欲しいんでしょ?」
梓「……」
純「……梓、ごめんね」
梓「えっ」
純「私と梓と憂で軽音部再建するって約束したもんね」
梓「純……」
純「それにね……私も梓と一緒が……」
梓「ん? なんて?」
純「何でもないよっ!」
憂「ふふっ」
憂「まあ今更誕生日を3月にしてもお姉ちゃん達は大学なんだけどね……」
梓純「そうでした」
純「過去に戻れるわけじゃないもんね……」
純「さて、気を取り直してとっとと誕生日決めるとしますか!」
憂「塔には4月の誕生日がいっぱいいるらしいからちょうどいいね!」
純「ん、塔?(塔には恐ろしい怪物がとか言ってたような……)」
純「ま、いっか」
憂「あ! 純ちゃん! レア誕生日がいるよ!」
純「なにー!? どこだどこだー!?」
4月1日が現れた
純「おぉ! 4月1日! どうしよっかな~う~ん……」
4月1日はにげだした
純「はやっ! 逃げるのはやっ!」
梓「生まれるのが早いからね」
純「逃げるのも早いと……」
憂「ちなみに4月1日は広島平和記念公園が出来たりJRが発足したりだよっ!」
純「ふむふむ。なるほどねー」
憂「その日が誕生日の人は(ry」
純「それはもういいから! 申し訳なくなっちゃうから!」
憂「う~ん、後は……」
4月1日チラッ
純「あっ」
4月1日ジー
純「誕生日になりたいんじゃないのあれ!」
4月1日ジー
梓「……どうするの?」
純「何か行事の皮切りだし区切りでもあるから……4月1日にしよっと!
おいで! 4月1日!」
4月1日 だが断る
4月1日はにげだした
純「……は?」
最終更新:2011年04月24日 02:09