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---プトレマイオスブリーフィングルーム---

さわ子「そう・・・唯ちゃんとむぎちゃんが・・・」

澪「分かったのは、アロウズのトップの唯とむぎが世界を滅ぼそうとしている事・・・か・・・」

梓「そんな・・・唯先輩、むぎ先輩・・・」

さわ子「理由も聞けなかったのね」

理由を聞けないのは失態であった、説得しようにも何を言えばいいのか
わからずじまい・・・

憂「すいません・・・でもきっとあの二人は何か勘違いをしてるだけだと思うんです、
なんとか理由を聞いて説得してみせますから!」


さわ子「そうね、あの子達がそんな事するなんて私も思わないわ、なんとか
二人の眼を覚ましてあげましょう!」


憂澪梓「はいっ」

そうだ、それでいい、今悩んでいても仕方ない、次こそ・・・次こそは・・・

そうだ、通信の時にいっていたあれは何だろう?何か重要な事だったのだろうか

律「それで新しく情報が入ったって?」

さわ子「そうよ!監視者からの情報と私の予想ではもうすぐ包囲網がしかれる、
逃げられないわ」


澪「それで宙のラグランジュスリーにあがろうって事になってるんだ」

律「わかった、準備する」

そこで空気と化していた小さな新人が遠慮がちに手を挙げ、言いづらそうに口を開いた

梓「あのっ私にも何か手伝える事はありませんか?」

憂「梓ちゃん・・・」

腕のいいパイロットが足りなかった、それに信用できる存在も・・・だがこの子なら2つの条件を
クリアしているが、しかし・・・長考したのちさわ子は答える


さわ子「そうね・・・梓ちゃんがいいなら、もう少し先で・・・手伝ってもらえないかしら」

それは澪には複雑な心境であった、できれば梓には戦いに関わってほしくないのだ

自分が一度梓を手にかけてからはそういう思いは強くなっていく

澪「・・・私は梓に戦ってほしくは・・・」

梓「大丈夫です、澪先輩、私がやりたいんですから」

澪「梓・・・」

梓の目線が自分にむいている事にきづくと言葉を吐き捨ててドアから出て行く

律「ふん・・・邪魔だけはするなよ」

梓「は、はい」

憂澪(・・・)

さわ子(困った子ね)

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---梓部屋---

突然憂が突拍子もない事を言い出した

梓「鬼ごっこ?」

憂「うん!この艦けっこう広いんだよ、やらない?」

そんな幼稚な事憂が言うであろうか?しかし少し考えるとすぐに答えはでた

梓(憂がこんな事いうなんて・・・そっか、私を元気づけようとさせてくれてるんだ)

梓「ううん、憂ありがとう、元気づけようとしてくれてるんだよね」

彼女は優しく笑いながら否定する

憂「え、えへへ~違うよぉ、楽しそうだもん!」

梓「ガンコなんだから・・・そういう所唯先輩にそっくり」

その言葉を受け取り、憂はなぜかクネクネと腰をふり頬を赤らめて手を両頬にそえた

そしてなぜか思っていた事を口にしてみた、いや口に出していた

梓「私律先輩に許してもらえるかな」

突然いわれた台詞に悲しい顔を見せるとまた同じ笑顔を見せ語りかける

憂「梓ちゃん知ってる?律さんね、梓ちゃんいない時に梓ちゃんどうしてるか?とか
すごい聞いてくるんだよ?」


梓「え?」

憂「許そうとしない人の事を気にかけたりしないよね、だから本当は
はやく仲良くなりたいんじゃないかな」


そっか律先輩気にしてくれてたんだ・・・

梓「うん・・・私もはやく前みたいな関係に戻りたいな・・・」

憂「なれるよきっと、想いは同じなんだから、ただ今はちょっと
すれ違ってるだけだよ」


梓「うん・・・うん・・・」

心が救われるとはこういうものなんだろう、誰かに話すだけでも気持ちが
落ち着く、これが人の暖かさなんだなと思った

憂「そうだ、思いきって律先輩に抱きついちゃえ!」

梓「な、なんで///」

憂「お姉ちゃんがそうしてくれたらなんでも許せるからだよ!」フンス

少し思い出すとなるほど、憂のいう事はこの姉妹に間柄に限っては的を得ている

梓「・・・納得」

憂「ほらほら早く行って!」

梓(嫌だけど・・・それで仲直りできるなら・・・やってみようかな)

梓「うん・・・」

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梓「律先輩っ」

少しぶっきらぼうに反応される

律「梓か、何だよ」

梓(怒ってる・・・のかな・・・それにしても現状に立ち会ってみたら、恥ずかしい・・・できないよ・・・)

梓「あ・・・あ・・・の・・・」

律「あの?」

梓(言えないっ)

梓「そ・・・の・・・だ、抱き・・・・っぃ・・・・」

律「だき?」

律「ん?舵機?」

律(船のかじの事だよな・・ああ手伝いって・・・この艦の操縦士にでもなりたいのか?)

律「お前が本当にやりたいなら止めねーよ」

梓(えっ!?いいのかな)

梓(ううん、本人から許しがでたんだしいいんだよね)

これで仲直りできるなら梓としては願ったりかなったりだ、念の為もう一度確認する

梓「その・・・いいんですか///」

律「別にかまわないぞ」

梓(よ、よし行こう、頑張れ梓!)

そこに角から澪が姿を現し二人に気づく

澪(ん?あれ律と梓だ、一緒にいるって事は仲直りしたのか!?)

澪「おーい!り」

梓「失礼します!」ダキッ

律「え?」

梓「///」

澪「え?」

澪「おいこのクソデコーーーーーーーーーー!」ダッ


律「ち、ちが、梓はなれろって!」

梓「ごめんなさい律先輩!(許してくれるまで)離しません」

澪「でこおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

律「おま何言って、アッーやめて顔に平手打ちはやめて!ああああああああああああああああ」

バッチーン

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---コンテナ内部---

憂「律さん、その頬の手の跡どうしたんですか?」

律「うるせーやい・・・」

澪「じ、自業自得だ」

憂「?」

曜子「敵トリロバイト6機を確認、各員準備を行ってください」

澪「作戦開始だ」

律「へいへい」

憂「はいっ」

一方ブリッジでは作戦中特有の忙しい報告を行っている

曜子「敵はトレミーを包囲しつつ接近してきます」

さわ子「攻撃開始時間は?」

曜子「0024です」

さわ子「しずかちゃん!」

しずか「はい、トレミー海中から急速浮上体勢に入ります」

曜子「!大型魚雷接近してきます」

さわ子「爆風を利用して一気に宙へ駆け上がるわよ、引き付けてちょうだい!」

さわ子「00、アリオストランザム開始!」

そこに通信に耳を傾けていた二人に指示がとんでき、勢いよく返事を返す

憂澪「了解」

律「しっかしガンダムと艦の端末を繋げて艦をトランザムさせるなんてな」

憂「驚きだねっ」

さわ子が息をのみ、待ちに待ったその言葉を吐き出した

さわ子「今よトレミー緊急浮上!爆発の上!かっとばせー!」

しずか「よいしょーーーーーーーーーーーー!」

ぐんぐん爆発を利用し上へ上へと登っていく

海面にでる直前さわ子から指示が出る

さわ子「GNフィールド展開!トレミーを飛行モードへ」

艦が赤く染まり爆音爆速を出し、海から浮上、重力を無視させるその動きは
いかなるMSも追いつけない


---海上---

「艦がトランザムした!?」

聡「このスピードは・・・」

キミ子「慣性の速度じゃ!」

最大千速で追いかけビームを撃つが当たらない当たらない、それも当たり前だろう

機体全てが揺れ、それに加えてトレミーという細かい的を狙い打つようなものなのだ、誰にでも
できる物ではない

しかし--

紬「私なら当てれちゃうの」

本隊から離れた上空白いガンダムがバズーカ状の兵器を構え、爆速のプトレマイオスに狙いを定める

紬「上昇角度の変更、ほんのちょっと」

紬「セラヴィーなら余裕ね」

バズーカから粒子が吹き出し、極太のビームがプトレマイオスに向かって
発射される

それは角度、タイミング全てが完璧に艦へと向かっていた

憂「なっ」

憂はそれをモニターで見ガンダムとビームの正体を確信しどっと汗が吹きだす

憂「セラヴィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

誰もが撃墜されると思った、だがあり得ない芸当をやってみせる者がいる

律「狙い撃ちは私の十八番ってな」

ケルディムはライフルをビームへ向けるとトランザムを発動しビーム出力を上げ
極太ビームへ狙いをつけ発射される


結果ビーム同士がせめぎあい、相殺しその後にはいつもと変わらない青空が澄んでいる
だけであった

さすがのイノベイターもこれには驚く、ビームをビームで打ち消す?
どこの化け物だろうか


紬「・・・」

律「残念だったなむぎ」

紬「凄いわ・・・メッセージ送ってあげなきゃね」

ケルディムのモニターに呼び出し音が鳴り、ふと眼をむける

律「ん?なんだ?有線回線から通信?」

律「ヴァルハラ カラノ キカンニ ケイイヲ シメス」

律「どういたしまして・・・だな」

そこに新たなモニター回線が開き、意外な顔を覗かした

梓「律先輩凄かったです!」

律「お世辞はいいよ」

梓「そんなつもりじゃないんですけど・・・すいません」


『ごめんなさい律先輩、(許してくれるまで)離しません』


律(・・・)

モニターに写る梓は顔を伏せ、肩をおとし、明らかに落ち込んでいる

律「なぁなんでさっき抱きついてきたんだ?」

梓は眼を開き、少し恥ずかしそうにすると言いづらそうに理由を話す

梓「え・・・あの憂が・・・唯先輩に抱きついてもらったら・・・何でも許せちゃうからって・・・その・・・」

律(あぁなるほどね)

律(梓はこんなに私に謝ってくれてるのに、すこし意固地になりすぎたのかな)

律(こいつだって、わざとじゃなかったんだ、でも・・・)

澪「律!私からも頼む!梓を許してやってくれ!」

憂「私からもお願いします!律さん」

突然、土下座をする二人の姿がコックピットに映し出された、なんとMS毎だ、シュールな絵に
律も眼を丸くする

梓「う、憂、澪先輩・・・」

二人の瞳がまっすぐ自分を向き、その眼が自分を捉えて離そうとしない

律(全くお人よしのばかばっかだな)

律「なぁ梓・・・」」

梓「は、はい・・・」

律「・・・艦に戻ったら飯でもくうか」

梓「え?」

律「食わないのか?」

梓「た、たべます!」パァア

律「そっか」

艦が通りすぎた後には梓の心を表すようにキラキラと粒子がずっと輝いていた

そしてそのままトレミーは予定通り宙のCBのアジトラグランジュスリーへと向かう

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---ラグランジェスリ---

デブリ帯その中にひっそりとデブリに偽装した中規模の綺麗なアジトがあった

先に宙に上がっていた整備士が自分達に手を振る

アカネ「おーい!」

しずか「あ、アカネおいっす!」

アカネ「おいーっす!」

懐かしい顔にお互い抱き合い喜びを体全体を使って表す

憂「ここがラグランジュスリー・・・」

澪「久しぶりだなぁここ、CBに入って訓練の時によくきてたんだけどな」

さわ子「当時と場所は変わってるけどね」

場所を変えたのは得策であった、なぜなら唯と紬は何度もアジトへと足を
運んでいたからだ、もし前のままの場所であったら発見されていただろう

憂「わぁすごいすごい!!」

憂「ねー!」

梓「ねっ!」

後輩二人が眼を輝かせ子供のようにはしゃぎ騒いでる、騒がしいといえば--

澪「律のやつはどこにいったんだ?」

探している主の目撃情報がさわ子から寄せられる

さわ子「りっちゃんならここに着いた途端食堂に走っていったわよ」

澪「お腹すいてたのかな、そろそろご飯時だし・・・」

さわ子「そうね、憂ちゃんはアカネちゃんと一緒に先に新しい支援機のテストお願いね」

さわ子「みんなは部屋に行った後しばらくしたらご飯にしましょうか」

憂澪曜子しずかアカネ「はーい」


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最終更新:2011年05月02日 21:37