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---食堂---

皆が食堂につくと律がまってましたといわんばかりに出迎えた

律「さぁさぁ座ってくれ!!」

曜子「なーに、りっちゃん」

しずか「お、なんかいい匂いがするよ」

澪「やっぱりご飯か、憂ちゃんは新型のテスト先やってくるってさ」

律「あいよー」

みんなが着席すると律が奥からハンバーグを持って出てくる、それを
みんなの前に一つ一つ置いていった

律「私が腕によりをかけてつくったハンバーグ召し上がれ!」

しずか「今何ていった?」

曜子「わかんない・・・」

しずか「これ誰がつくったのかな?」

律「私だよ」

梓「おぉ・・・」

律「どういう意味だよ」

あの日以来律と梓はちょっとづつだが会話をするようになっていた、少しずつだが
二人の距離は縮まっているようだ

慌てて手を横にふり、顔をぶんぶんと振る

梓「いっいえっ!」

割と真面目な顔をしてさわ子は言う

さわ子「冗談はそれくらいにして」

律「冗談って何だよっ」

澪「それが冗談じゃない、律は料理がうまいんだ」

みんなの声が見事にはもり、それは声を重ねてオーケストラのように大音量へと変わる

全員「えーっ!?」

そこにキョロキョロしていたさわ子が何気なしに律に訴えた

さわ子「・・・なんか梓ちゃんと澪ちゃんのハンバーグだけでかくない?」

律「気、気のせいじゃないか?」

言われて自分のハンバーグと他のみんなのハンバーグを首を動かし見比べてみる

澪(あれ?本当だ・・・そして梓の私のよりでかいな・・・・・)

梓(ふにゃ・・・うれしいな・・・///)

机の下では誰にも気づかれないように梓は足を自分の足に絡み合わせた

さわ子「えーずるいずるいー」

律「子供かアンタ」

その様子を見てひとときの幸せを感じる全員、自然とここに笑顔が溢れていた

澪梓(ふふ・・・)

いきなりわずかだか誰にも気づかれない程度の粒子がラグランジェスリーを包む

梓澪「!?」

瞬間二人の脳裏になにやらざらつきを違和感を感じ頭を抱え始めた

梓澪(なんだこの感じ、死んでいく・・・人が?)

なぜ分かるのだろうか、自分でも分からない、だが分かってしまうこれは何だ?

律「ん?大丈夫か澪その・・・あずさ」

澪「大丈夫、大丈夫だから」

梓「私も・・・大丈夫・・・です・・・」

だが二人の様子は尋常ではない、さっきまでとはまるで違うからだ

律「でもお前ら様子が・・・」


大声が食堂に弾け飛ぶ

ミオ「だいじょうぶだっていってんだろうが!!」

ミオ「ったく、なんだぁ、おちおち寝てもしてられねぇ」

全員「!?」

食堂が静まり返り、律を覗く皆がきまずそうに押し黙った

その様子を見、面倒くさそうに乱暴にたちあがると舌うちをして部屋を出ようとする

ミオ「ちょっと散歩してきますっと」

梓(澪先輩・・・?うう・・・)

さわ子「ま、まぁまぁせっかくりっちゃんが作ってくれたんだし、食べましょ」

律(・・・)

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コンテナの一室そこにはトランザム状態の00の背中に新兵器オーライザーがドッキングしていた

粒子の発生源はここである

憂「なんなのこれ・・・出力がどんどん上がっていく・・・」

憂「これがオーライザー・・・ダブルオーライザー」

アカネ「校長がトランザムと一緒に送ってきたツインドライヴシステム・・・これほどなんて・・・」

あり得ない、いままでの00とは計り知れない数値を打ち出していく

あまりの出力に太陽炉から粒子の丸いリングが2つ形状されそれは尚現在も巨大化していく

憂「世界を変える力・・・これならお姉ちゃんを・・・」

突然・・・突然だ、憂はいくつもの不思議な人の声を聞く事になる

全ての隔たりがなくなり、心から心へと感情が溢れてくる

憂「なに・・・これ・・・」

しばらく耳を傾けていると、トランザムの限界時間を突破し、出力が下がる

それを機にぱったりと人の声は聞こえなくなったのであった


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「・・・ダブルオーの声が聞こえる・・・俺は・・・」



---ブリッジ---

皆がご飯をたべた後思い思いに行動していた時、突然呼び出されここに集まる

梓「澪先輩、大丈夫ですか?」

澪「ん?何がだ?」

梓「さっきの・・・」

澪「?」

あの事は澪も言いたくないだろう、律は軽くフォローをいれてやる事にした

律「まぁいいじゃ~ん、それで私達をここに集めたわけは?」

さわ子もそれに感づいてか、さっさと用件を話し始めた

さわ子「ええ、さっき情報が流れてきたわ、連邦に反抗的だった
アフリカ中東のスイールが文字通り無くなった」


憂「なくなった?」

町がなくなる?そんな表現あるだろうか、一夜そこらで突拍子に町が
なくなるわけがない、憂がそう聞いたのも当然である


さわ子「衛星兵器メメントモリによって宙から攻撃、いえ、具体的にいうと
大質量のレーザーで焼ききったというべきね」


憂「な、国をやききるって!そんなばかげた兵器が・・・」

さわ子「カタロンが動き出したという情報も出ているわ、私達もメメントモリを破壊する為に
出撃する事になる」

皆顔を俯き、眉間に皺をよせている、罪のない人達が何人も死んだのだ

梓「それを指示しているのも・・・唯先輩達なんですか・・・?」

さわ子「・・・でしょうね、憂ちゃんの報告であったヴェーダを掌握し
実質アロウズを動かしているのはイノベイターである彼女達・・・」


憂は思うなんでこうなっちゃたのだろうと

憂(あの優しいお姉ちゃんの心はどこにいっちゃったの?)

澪は顔を上げて、みんなの同意をえるために言った

澪「なら止めなきゃな?」

律もそうだと思う、だが一つだけ心残りがある

ヴェーダをあちらが掌握しているという事は--

律「なぁヴェーダってむぎが言ってなかったか?人の道標だって」

確かにそうだ、戦術予報士の自分がむぎとは付き合いが長い、
それは痛い程聞かされていた、でもだとすると--

さわ子「道標の邪魔になっているのは唯ちゃん達を邪魔する私達だっていうの・・・?」

困惑するソレスタルビーイング、だがそこに全員を見て凛と響く声がする

憂「破壊します」

梓「う、うい?」

憂「例えヴェーダがそういってもお姉ちゃん達は間違ってる、破壊します」

憂「私の意志で」

それはヴェーダから道標からはずれ兵器を破壊しようという事だ

もともとソレスタルビーイングは
ヴェーダの推奨に乗っ取って動いていた、それを跳ね除けようというのだ


そうだ、これが間違ってるかあってるか分からない、けど自分達の意志で
唯達を止めよう、罪のない人達が一方的に死んでいいはずがない憂の顔をみて全員がそう思えた

梓「唯先輩達を止めて、説得しましょう!」

律「そうだな!」

梓「は、はい!」

合いの手を掛け合う二人を見て憂と澪は優しげに見守る、だが普通に梓と会話していた自分に気づき
律は恥ずかしそうにそっぽを向いたのであった

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すでに機体がボロボロでところどころに花が咲いている機体の中で右手を失った
男はカタロンのMS隊を相手に獅子奮迅の活躍をしていた


「・・・カタロン・・・あの時と同じ・・・くるか・・・」

オービタルリングの先にあるメメントモリ周辺ではカタロン艦隊が戦闘を繰り広げていた、が

カタロン艦隊は砲身を変えられる衛星兵器メメントモリ、敵の抵抗により
苦戦をしいられていた、それは一方的な暴力といってもいい


今も沈みそうな艦が一隻

しかしダブルオーライザーが駆けつけその艦を救ってみせた

憂「カタロン艦隊へ、こちらソレスタルビーイング、衛星兵器破壊ミッションは
私達が行います」

思わぬ援護に艦長と思しき男は頭を下げる

カタロン艦長「感謝する・・・」

憂「衛星兵器の詳しい情報があれば回線HTTで転送を」

部下に激を飛ばし回線HTTを開く

カタロン艦長「すぐに転送しろ」

電子音がなり00のモニターに情報が表示され、すぐに母艦へと送る

憂「転送を確認、衛星兵器の次弾発射の可能性があります、艦隊をオービタルリングの
下側に」

カタロン艦長「了解・・・」

通信を終わらせ鈴をなり合わせたような音を出し、宙域に留まった00ライザー

太陽路から巨大な粒子のリングを2つ出すと敵を引き付け次々と敵を撃破するが
エクシアに似た、いや滅んだ世界でみたMSガンダムからの攻撃に驚き一瞬足が止まる


憂「あのガンダムは!」

「かわしたか」

憂「あなたは・・・あの時の・・・あなたは誰ですか!?」

男は意外そうな顔をし、事務的に答えてみせる


「俺は刹那・F・セイエイ」

刹那「元ソレスタルビーイングのガンダムマイスター、現在はアロウズのパイロットだ」

憂「刹那・・・ガンダムマイスター・・・なんでアロウズに・・・」

刹那「・・・彼女達がいっていた・・・お前が俺と同じか・・・」

憂「彼女・・・同じ・・・?」

刹那「・・・あれを壊させるわけにはいかない」

刹那「ダブルオークアンタ目標を駆逐する」

エクシアを思わせるボロボロの機体は剣を構えると、
ダブルオーと同じ鈴の音をすり合わせたような音を出しオービタルリングを平面移動してくる


憂「!」

こいつはやばい、イレギュラーすぎる、威圧感が今まで戦った敵とはダンチであった


そこに、さわ子からの通信が入る

さわ子「憂ちゃん今からミッションを開始するわ」

憂「りょ、了解、1機不安要素の特別機がいます」

さわ子「そう・・・なら・・・」

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憂はあれからなるべく戦わないように逃げに徹し、刹那の攻撃から
身を守っていた


刹那「逃げてばかりか」

憂「刹那さん!教えてください、あの時なんで私達を助けてくれたんですか!?」

突然行われる通信に眉をピクリと動かせ、不思議そうな口調でいう

刹那「助ける?何を言っている」

憂「ッ?」

おかしい、話が噛みあっていない、だが機体、容姿はほとんど一緒だといっていいだろう

機体が大破しているか、していないかの違いだけ、どういう事だ

ハッとしミッションプランスタートの合図を母艦に文字として送る

さわ子「きたっ」

プトレマイオスのモニターに表示された言葉は--

「目標の誘導に成功」

それを見た途端、遠方にメメントモリがあるオービタルリング沿いに艦を這わせ一気にメメントモリ
へと突撃をしかけるプトレマイオスの姿が出現


正面のハッチがあく

そこにはバズーカを担いだ梓の新型機体ガンアーチャー、律のケルディムがメメントモリ
方面にむかって銃を構える

刹那「そうか、しまった!」

刹那は思い出したかのように追いかけようとするが、00オーライザーに牽制され
それを許してくれようとはしない

憂「あなたの相手はこの私!」

刹那「くっ」

憂はこのクアンタを倒せるとは思ってはいなかった

なぜなら熟練された憂と00ライザーですら動きが
全く読めないのだ


だが、回避に特化し、避け牽制だけならなんとかできそうだった、いわば
自身を囮にする作戦


憂「お願いします!律さん澪さん!梓ちゃん!」


梓「うん!一気に本丸を狙い打ちますよ!」

律「おーらい!」

そのままGNフィールド張りメメントモリに向かうプトレマイオス

メメントモリが手の出せない場所にも入り、このまま行けば一気に撃破できるはずであった

だが敵もさるもの、左側面から砲撃をし
プトレマイオスをメメントモリの射線上へと押しだそうとする


曜子「船体がじょじょに右側に押し出されて・・・メメントモリの射線軸上に入ろうとしています!」

しずか「衛星兵器の射線軸上まで残り14!」

さわ子「・・・・・・・」

報告が行われている間もじょじょにじょじょに軸にはいっていくプトレマイオス

皆額に汗をにじわす、そして墜に・・・

曜子「トレミー敵衛星兵器の射線軸上に進入しました!」

遠眼に衛星兵器に光が集まりエネルギーをためているのが目視できる

地獄への道は開きはじめていた・・・

アカネ「さ、さわ子先生!」

さわ子「まだよ・・・まだ!」

しずか「で、でもっ」

さわ子「まだよ!」

普段物腰の優しいさわ子の怒号が響く

そこにチャージを終えたメメントモリが今正に発射せんと砲身をきらめかせた

さわ子「今よ!澪ちゃん!」

その言葉を皮切りに高出力ビームがメメントモリから発射されプトレマイオスを光の中へと
葬りさる、全員の眼にその光が差し込んだ


刹那「やったか」

憂「・・・・」

刹那「く・・・」

消えたはずだった、直撃したはずだった、だが敵艦反応がある

そちらを見ると、上空から艦を赤く光らせ、あの爆音爆速の直滑降で再びリング上へと艦を這わせるプトレマイオス
の姿があった


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最終更新:2011年05月02日 21:41