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メメントモリが当たる瞬間一瞬で上空へと移動したのだろうか

どんな機動をしている!敵部隊は唖然としている

刹那「やはりこの世界はあの時と同じなのかっ」

憂「みなさん・・・」

コンテナの中で人一倍冷や汗をかき、肩で息をする澪の姿がある、その顔は
焦りながらも口頭を上げていた


その少女の乗機アリオスは端末で艦と繋げられている

澪「トランザム・・・」キリッ

撃破したはずの艦が現れ焦ったのか、敵防衛部隊からプトレマイオスに向かって
砲撃が行われ、船体が揺れる


さわ子「アリオスのトランザムは全部船の推進力に回している、GNフィールドは使えない・・・
りっちゃん!」


律「おう!トランザム!」

プラグを伝ってケルディムのデコが赤く光り、新兵器シールドビットを展開し、オートで敵の砲撃に
ビットを合わせ、艦を守り、更に艦は進路をメメントモリへと向ける

しずか「メメントモリまで距離6000、アリオス、トランザム限界時間まで9,4セコンドです」

律「こっちももたないぞ!まだかよ!」

艦は線路の上を進む進む、だがこちらの防御とて無限ではない、律も焦りはじめていた

そして、シールドビットもほぼ破壊され、目標にかなり近づいた頃--

アリオスのトランザムの限界時間が訪れ、さわ子が叫ぶ

さわ子「梓ちゃん!」

梓「やってやるです!」

さわ子からの合図を確認し、赤のガンアーチャーはバズーカにチャージをはじめ、メメントモリに
狙いを定めた


梓「ハイパーバースト!むぎ先輩だけの専売特許じゃない!」

チャージ発射された球状のビームがメメントモリへと唸りをあげてむかう

耳を劈く音がし大爆発が起こる

だが破壊されたのはメメントモリの強芯部のみ、命となる電磁場光強芯部を露出させた
だけでメメントモリを破壊するには事足りない

そこに電磁場光強芯部に向かって赤を纏いスコープを覗き狙いをつけるスナイパーがいた

律「あれが・・・電磁場光強芯部・・・」

律「チャンスは一度」

心臓がうるさいほどなる、眼がかわく、口から心臓がとびでてきそうだ

さわ子「りっちゃん!」

梓「律先輩!」

澪「律!」

憂「律お姉ちゃん!」

みんなの想いを受け、その想いを弾丸に込め、心を落ち着かせる

律「ロックオン!ねらいうつぜぇえ!」


放たれた弾丸は音速を超え、まっすぐ、まっすぐに電磁場光強芯部を打ち抜き
メメントモリを沈黙させる


その横をプトレマイオスが通り、しばらくした後
メメントモリは爆発しその身を消すのだった

澪「さすがだな律!」


さわ子「ミッション完了!敵の追撃があるかもしれない、
憂ちゃん撤退するわ!一気に地上におりるわよ!」


憂「了解」

憂はクアンタをひきつけている間何度も撃墜されたと思った場面があった

だが、なぜかクアンタは絶好のタイミングでワンテンポ遅れて追撃をしてくるのだ

その為かわし続ける事ができた

憂(右手のせい・・・?)

憂「撤退します」

刹那「まてっ逃がすかっ」

憂が撤退の挙動を見せ、追おうとした所で上空から真紅のビームが雨のようにふり
それを邪魔する

憂「なにっ?」

刹那「何だっ」

姫子「ふふっばいば~い」

予定外の援護により刹那が戸惑っている内に憂はその機に乗して一気に脱出したのであった

宙域に残されたクアンタ、悔しそうに顔を歪めるが、不可思議な事を思い出す

刹那「ダブルオーライザーのパイロット、俺の事を知っているのか?」

刹那「・・・ソードビット」

ソードビットと呼ばれるファング状のそれは輪を創ると粒子を発生させクアンタは
輪をくぐり姿をビットと一緒に姿を消す

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---地上クリオネ湖ほとり---

花はお互いよりそうように、湖は大地を潤すようにここは静かな自然を育んでいた

その湖のほとりで水着になっている乙女達の声が聞こえる

澪「おいあんまりその・・・見るなよ」

律「へ?なんでいつも見るどころか吸っ」

澪「わー!わー!わー!///」

梓「・・・///」

デリカシーがないというのはこういう事だろう

顔を真っ赤に染め必死に律の口に手をあてがい大声をあげる


梓「あはは・・ところで憂どうしたの?」

なぜか最近この子はいつも悩んでいる気がする、苦笑しながら梓は憂に問う

憂「あっ、えっと、うん・・・メメントモリで金属の男の人・・・
刹那さんと戦ったんだ」

梓「金属?」

律「金属ってあいつか!?」

口を閉じられていた律が澪の手をはらいのけ話に食いついてきた

憂「うん・・・」

律「そっか、あいつ・・・刹那がまた会うって言ってたのはこの事だったんだ」

律「それで何かいってたの?」

憂「それが話しが全然かみ合わなくて、私達をなんで助けてくれたか聞いたんですけど
本当に分からないみたいだったんです」

じっと黙ってきいていた澪が話しに加わる

澪「それって私を助けてくれた時に話してくれた不思議な話だろ?それじゃ聞いてた人と
まるで別人みたいだな」


話についていけない梓は腕を組み上体を揺らして必死に悩んでいた

梓「??」

澪「後は・・・なんかワープみたいな事もできるっていってたな・・・あと唯の事も・・・」

憂「別人・・・」

律「ワープ・・・」

猫が1匹ワープという単語に反応し、にやにやし始めた

梓「ワ、ワープできるんですか?いいな~へへ、ワープできたら過去にいってまたバンドしたいよ」

憂律「!!」

二人がいきなり大声をだし、澪と梓がビクッと体を振るわせた

憂律「そうか!」

澪「ビックリしたー!何?」

二人は興奮した様子でキャッキャッっと飛び回り、水が飛び散る


憂「刹那さんは刹那さんであって刹那さんじゃないんだよ」

梓「意味がわからないよ?」

憂「私がメメントモリで会った刹那さんは、私達を助けてくれた刹那さんとは別人って事だよ!」

澪「ん?」

律「つまり私達が言いたいのは、メメントモリであった刹那は私達を助ける前の過去の刹那、助けてくれたのは
未来の刹那なんだよ」

憂「多分、未来の刹那さんは、過去の刹那さんの未来の姿、未来刹那さんはお姉ちゃんに協力して
一度世界を滅ぼしたんだ」


憂「その証拠に過去の刹那さんはアロウズ側についてる」

律「だけど未来刹那はなんかの理由で私達を助け、なんかの理由で
世界が滅ぶ直前のこの世界に私達をワープで送った」


という事は--

梓「世界が滅ぶのを止めてほしいと思ったって事ですか?」

憂「目的は分からないけど・・・そうなのかなぁ?」

憂「多分本当は私と律さんはいなくてこの世界はこのままいけばソレスタルビーイングすら結成されずに、
お姉ちゃん達が世界を滅ぼしちゃうんだよ」

元々この世界にはいないはずの憂と律はイレギュラー分子、なるほど、さしずめこの二人がキーパーソンという事だろうか

澪「なるほどな、そこまでする理由ってなんだろな」

律「だな、後は会って聞いてみないとなぁ・・・未来の刹那会いにきてくれないかなー」

澪「過去の刹那さんに聞いてもらってくるとかは?」

律「聞いてくれんのかよ」

澪「・・・」

憂「あはは・・・どっちみち刹那さんに会えない事には・・・」

この人達は何をいってるんだろうか

梓「刹那さんには会えるんじゃない?」

憂律澪「え?」

遠くからダッシュで湖のほとりへ向かってくるおばさんが一人

さわ子「はぁはぁ、あんた達軌道エレベータ内で正規軍が!」

梓「ほら、事件あるとこにアロウズありです」

梓は舌をベッと出してウィンクしてみせた

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---ブリッジ---

さわ子「これを見て頂戴、情報規制されてて地上には声明されていないけど
、エージェントからの情報よ」

梓「正規軍の一部がクーデターを発生、数万の市民を人質にし軌道エレベーターの一つ
アフリカタワー、駐留軍、各声明施設、リニアトレイン、太陽光発電システムも反正規軍が掌握」


その大規模な数に思わず狼藉し唇をかみ締める

律「人質って!」

憂「軌道エレベータって地上と宙をつなぐ道・・・それに太陽光システムって連邦が所有する
エネルギーの心臓じゃないですか」


梓「彼らの目的は、アロウズの蛮行を世に知らしめる為、世論に問う為と確定」

澪「実際、数百万の命を奪ってるっていうしな、メメントモリでクーデター波の正規軍が気づいた、
いや、確証をもってアロウズのやり方に反発が抑えきれなくなったって所か」


そう、彼らは腐った軍隊に愛想をつかし、自分達の手で軍を改めようと思ったのであろう
さしずめ人々の為に立ち上がったヒーローといった所か

梓「と、いってもさすがにあそこはアロウズも手が出しにくいのでは・・・人質を取って、ましてや
軌道エレベーターを攻撃なんて」


さわ子「そうかしら?情報規制がされている中そんな事をしても無駄だと思うけど・・・」

さわ子「それに私には彼らが無駄だと分かっててもやっている様に見えるわ」


マイスター達には意味が分からなかった、これだけ大規模な事をすれば、いくらアロウズでも
隠し切れないし攻撃できないではないだろうか


憂律澪梓「?」

梓「続いて続報、アロウズは対人兵器オートマトンを出撃させ、人質の市民にも被害が続出!?」

律「ひどいな・・・」

梓「しかし反正規軍は人質をリニアトレインに乗せ、脱出を優先させた模様」

憂「え?せっかく人質をとったのに逃がすんですか?」

憂澪梓「そうか!」

最初からこれが狙いだったのだ、なるほど、これならより、多くの人に
アロウズの現状を伝えられる事になる


それが多少の痛手だったとしても・・・

律「?」ポェーン


さわ子「ええ、最初からそのつもりだったようね」

さわ子「人質にアロウズのやり方をみせ人を渡って世にしらしめる・・・だけどそんな事をしたら・・・」

曜子「さわ子先生!連邦の公式発表の映像が!」

その映像には反正規軍が、市民を撃ち殺し、無差別テロのような風景が写っていた

さわ子「こうなるでしょうね」

澪「事実を捻じ曲げるなんて・・・でも脱出した市民達が真実を!」

さわ子「その市民達はアロウズの攻撃によって軌道エレベーター毎破壊されるわ」

さわ子「そしてその次は・・・地上アフリカタワー下へ急ぐわよ」

マイスター達は自分達が甘いと思い知らされた、これが人のする事なのだろうか

人でなしとはこういう事なのだろうか

律「そこまでするのかよアロウズ・・・」

ピピッ
悪い事は続くと昔の事はいったものだ、アラートがなり敵機の接近を知らせる音がする

さわ子「こんな時に・・・1機!?なにあれ侍?」

憂「私が相手をします、みなさんは先にいってください!」

梓「で、でも」

憂「多分さわ子先生が予測している事は必ずおきます、だから急いで!」

律「わ、わかった」

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プトレマイオスが先行し、荒野の上空に佇むのは二刀流のフラッグに似た侍のようなMSと00ライザー

憂「このMSはフラッグ?うーん違うかな?」

「アフリカタワーの出来事を知ればここで会えるって信じてたよ」

憂「引いて!今はあなたに構っている暇はないよ!」

「邪険にしないでよ、ならあんたの視線を釘付けにしてあげよう」

憂「え・・・?」

「特とみるがいい、私の先輩がつくった私とマスラオの名妓を!」

二刀流を構え粒子を大きく出すと、その身を赤く染めはじめたマスラオ

憂「あ、あれは・・・」

あり得なかった、ガンダムしかできなかったそれをフラッグがするというのか

そしてそれが意味するのは姉達からのそのシステムの情報流出をも意味するのか--

憂「トランザム!?」

分身を出したマスラオは踊るように00ライザーの周りを回ると次々に連撃を放ち
00ライザーを圧倒する


「スキあり!」

防御一辺倒に回っていた00ライザーはスキをつかれ二刀流の餌食になる寸前

「切捨てごめん!」

憂「きゃっ」

たまらず00ライザーのトランザムを発動するが間に合わない

もう憂の眼の前にはビームサーベルが5mmにも満たない程接近している

スローモーションに見える世界の中で憂は比喩等ではなくそこで姿を消した

「な、なに?」

マスラオは辺りを粒子がふわふわと遊んでるだけで見回すが何もいない、何もないのだ

そこに右側面に粒子と共にいきなり赤く染まった00ライザーが姿を現し、切裂かんと剣をふるってきた

「冗談っ」

殺られると思った、だが体が勝手に動き、自分でも意識していなかった

火事場のバカ力だろうか偶然その剣撃を受け止める事に成功する

「りょ、量子化した!?」

憂「い、今のは?」

それと同時に自分の体でない感覚を味わい、他人の声が聞こえ
自分が自分ではないなと思った、この感じはあの時の--

「ははっはははは、面白い面白いよ!私はただ純粋にあんたとの戦いを望む!」

その数多ある声の中で懐かしい感じのひとつの声を聞き代弁してみた

憂「戦うのが人生?」
「ガンダムとの戦いを!」
憂「私もそうだ」
「そしてガンダムを超えるっ!」
「それが私のっ」
憂「だけど今は」

「生きる証だ!」

憂「そうでない自分がいる!!でも!」

そこで憂の記憶はプッツリと途切れ、気づいたらプトレマイオスで横になる自分に初めて
気づいた


憂「あ、あれ?ここは・・・」

さわ子「憂ちゃん!起きたわね、今すぐアフリカタワーの下へ向かってちょうだい!」

さわ子「皆も先に行ってる!エレベータが世界の資源がおちてくるわよ!」


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最終更新:2011年05月02日 21:43