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2機からライザーソードが創形され、中央できっさき同士が派手にぶつかる

ビームのように途切れないそれは押し合い相手のMSを貫こうと4大元素が全て
渦巻きあう


異常を感じ取った律達は光に導かれるように現れ、憂の名を呼び、救出しようと助太刀し
ビームを乱射する

澪「憂ちゃん!」

梓「憂!」

律「・・・」

だが当たらない、いや当たってはいるのだ、だがクアンタがまるでそこにいないかのように
量子化し、粒子と共に巨大なビームサーベルが出ているだけの状態


澪「なんだよこれ・・・夢でもみているのか・・・」


律達をそこにいないかのように無視し、憂にむかって吼える

刹那「なぜ平沢憂の想いを尊重し、立ち向かわない!」

刹那「お前が意識の正体だろう!引っ張り出してやる!」

刹那のモニターにクアンタムバーストの文字がうつりこんだ

憂「え?」

律(あいつまさか・・・)

ダブルオーライザーの中に今までにきいた事のないような警告がなり、出力と粒子が
下がっていく

クアンタの力に抗えないのだ、当然00ライザーのサーベルが消えクアンタのサーベルが伸びてくる

憂「うっ、わあぁぁ-------------ッ!」

刹那「答えろォォ-------------ッ!」

律「やめろッ-------------!」

刹那「平沢ゆいぃぃいい----------------------ッ!」

憂「!!」

粒子が二人を濃く包み名を聞くのと頭の髪留めが外れるのは一緒だった

00ライザーが量子化し、クアンタのサーベルをくぐると次に現れたのはクアンタに
すがるように掴みかかる00ライザーの姿だった


唯「仕方ないんだよぉ!憂が憂が消えちゃうから!!」

唯「和ちゃんとの戦闘が終わって純粋種に目覚め戦う事だけが全てじゃない、
人との相互理解をさせる為にも変わりたかった!」

唯「兵器としてじゃなく、破壊者でもなく、私とガンダムは!」

唯「でも私が変わったら世界を変えようとしたら憂を殺す事になるから!!!!」

雰囲気がまるで違う、この雰囲気は同じ容姿をしていても別人格

梓「うそ・・・唯・・・先輩?」

憂(お、お姉ちゃん・・・?)

唯(うい・・・)

律「くそっ結局こうなっちまうのか・・・」

唯「りっちゃん・・・?」

律「今いるのは唯なのか?なんで・・・そんな・・・」

澪「お前・・・知ってたのか?」

律「何いってんだよ・・・私はあいつの事を一度も名前で呼んだ事はねーよ・・・」

そういえばそうだそうだった思い返してみればこいつは一度も憂の名を口にだした事はない

刹那「自分なりに調べたつもりだが・・・詳しく説明してもらう」

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気持ちを落ち着かせた唯は自分が体験し分かった事をぽつぽつと話しはじめる

唯「私の中には和ちゃんと戦った時の憂の残留意識が残ってるんだぁ、ううん、私が離さなかった」

唯「最後の戦いで爆発に巻き込まれてせっちゃんに助けられて憂が目覚めた時に私も目覚めたんだ」

唯「なぜか表人格は憂だったけど・・・えへへ」

頬をかいた後、頬をプクっとふくらませ、冗談っぽく言った

唯「しかも私憂に呼びかけてるのに反応しないし、表にでれないし」プンプン

憂『ご、ごめんねお姉ちゃん』

唯はニッコリと笑って幸せそうな表情をする

唯「えへへ、でもそれでもいいなって思った、死んだはずの憂と一緒にいられるんだもん」

唯「そしてこの時代に送られて憂の残留意識から脳量子波を頼りに憂が生きてる事と目的を知ったよ」

唯「実際にあった時はビックリしたよ・・・本体は・・・本物はアルケーに乗ってるあの憂だもん」

さすがに大声がでる二人!!と意識一人

澪梓「あ、あれが!?」

憂『あれが私!?』

唯「残留意志の憂は気づいてないけど今まで私は憂に体を預けずっと心の中にいたんだよ」

憂『そうだったんだ・・・』

澪はふと思い出した、あれが憂ちゃんっていうのなら少しおかしい所がある

澪「ちょ、ちょっと待ってくれ!あれが憂ちゃんっていうならなんで眼が金色になってたんだ?」

その答えは意外な人物から返ってくる事になる

律「・・・唯より先に純粋種に覚醒したやつがいただろ・・・」

律「これを見てみろよ」

モニターに移されたのはデュナメスとスローネの戦闘の記録

デュナメスのビームをスローネが切裂いた時だった

ちらっと写るその憂の眼はまさしく金色に輝いていた

澪「これは・・・」

話しを続ける唯はちょっと悲しい顔をした

唯「私はずっと憂を通じて本体の憂に呼びかけてた」

唯「でも返事はないんだ・・・心を閉ざしちゃってるの」

律(純粋種でも相手がわかりあおうとしないと対話ができないのか?)

刹那「世界を変えるには平沢憂を殺すというのはどういう意味だ」

唯「世界を滅ぼすのを止めるには呼びかけにも応じない憂を倒さないと・・・」

唯「本体を倒すと残留意識まで消えちゃう、私にはそんな事できないよ」

憂『私が・・・消える?』

みんなさすがに驚いた顔をする

澪梓「えっ・・・」

梓「そ、そうだ、残留意志の憂に説得してもらうのは・・・」

憂「ごめん、無理みたい・・・」

梓「え?憂?おぉお、ういがでてきたぁー!」

憂「えへへ・・・」

唯「やっぱりだめかぁ・・・残留意識の憂は本物より力は弱いし・・・」

唯「元は憂、いつかは本体の考え方になっちゃう、私の精神と一緒に」

澪「そうか、それで未来では唯が精神汚染されて、世界を滅ぼしたって事に」

梓「つまり、唯先輩と憂は一心同体みたいな物ですか・・・」

憂(私がお姉ちゃんの足枷に・・・)

唯「でもいいんだぁ」

刹那「なら残留意識を手放せばいい」

この言葉には全員の顔がひきつる

唯「だ、だめだよ!もう憂と離れ離れになるのはいやだ!」

憂『・・・』

刹那「不完全な純粋種・・・そんな事の為に、自分を変えるのを止め、汚染され別人になっていくのを
待っているだけなのか」

いつもの唯とは全く違う表情になった

唯「せっちゃんは大事な人がいないからそんな事がいえるんだよ」

刹那「・・・俺だって大事な人がいないわけではない」

唯「・・・」

さすがにいきなりこんな話は困るどう声をかけていいか分からない

そこで澪は少し話題をそらしてみる事にした

澪「・・・なぁなんで律は憂ちゃんの事を唯って知ってたんだ?」

律「未来の刹那から聞いたからだよ」

澪「なっならなんで言わないんだ」

律「言ってどうするんだよ、憂ちゃんにそれを言ったら間違いなく自分を殺しにいくぜ」

律「私だって憂ちゃんを失いたいわけじゃない」



澪「そうか・・・」

憂『えへへ、やっぱり優しいなぁ律お姉ちゃんは』

刹那は思案するとなにやらコンソールをカチカチと叩き出した

刹那「・・・事情は分かった、俺はもう行く」

律「どこにだよ」

刹那「やるべき事がある、お前達を助けなければならない」

どういう心境の変化だろう、唯は意外な顔をして聞いてみる

唯「世界を滅ぼすのは・・・いいの?」

刹那「・・・俺も未来の俺を悪く言えないようだ」

刹那「さっきの戦闘の憂の言葉で俺は忘れていた事を思い出した」

刹那「そしてそんな憂がいるお前達の世界に興味をもった、この先はお前達がやらなくてはならない」

刹那「お前達はお前達の為に戦え」

ソードビットを環状にしそれをくぐるとクアンタは粒子の中へと消えていってしまった

沈黙が場を包み皆が何を思っているだろうか--

そこで梓が口を紡ぐ

梓「そ、そういえば過去って変えちゃっていいんですかね・・・」

律「ん?」

梓「ほらよく言うじゃないですか、過去は変えちゃいけないものって」

律「わかんねーよ、ただ今言えるのは変えなきゃ世界が滅ぶだろ・・・」

梓「はは・・・ですよね・・・」

頭では本物の私が世界を滅ぼす事はだめだってお姉ちゃんもわかってるはずだ

でも残留意識の私に縛られてる

憂『・・・だったら私は!』

憂は優しく唯に語り掛ける

憂「お姉ちゃん、私の事はいいからあっちの私を殺してほしいな?」

当然おもっていた反応が返ってくる

唯「憂・・・お姉ちゃんそんなの許さないからね・・・」

憂「でも・・・」

普段みせない怒りにとまどうもその気持ちが嬉しいと思う自分もいた

唯「お姉ちゃんのいう事が聞けないの!?」

憂『でも・・・だからこそ・・・』

憂は困ったように笑うとそれでも諭し続ける

憂「お姉ちゃんだって頭では分かってるはずでしょ?人が滅んでいいわけないって」

唯「そ、それは・・・」

憂「ね?ワガママいっちゃ、めっ!だよ?」

唯「やだっやだっ!!」

憂「・・・」

憂「ラーメンだけじゃ?」

唯「やだっ」

憂「私だけじゃ?」

唯「いいっ!」

憂「困ったさんだね・・・」

その言葉を聴くと憂は思った

可愛いな嬉しいな、私やっぱりお姉ちゃんの妹でよかった

澪(戦う者の覚悟としては別だけどやっぱり唯は優しいままだ、変わらないな)

唯と憂の強い絆を感じるが全員話しが突拍子すぎて何をしていいのか何を話したらいいのか分からなくなっていた

澪「・・・とりあえず戻ろう、ここにずっといても仕方ないだろ?」

唯「うん・・・」

律「だな」

梓「は、はい」


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---プトレマイオス---

事情を聞き、さわ子は驚いたがこう思った

さわ子(この子達クッッッッッラ!!!)

唯律澪梓「・・・」ズーン

そこには今にもしにそうな四人が亡霊のようにつったち、空気と化す

さわ子「ねぇ唯ちゃん、あなた本物の憂ちゃんに呼びかけてたっていってたけど
実際には会って話したのかしら?」

唯「ううん・・・」

澪「じゃあ会って説得してみたらどうだ?」

唯「クアンタのクアンタムバーストで心の対話を試みてもダメだったんだよ・・・?」

憂『あの時そんな事してたんだ』

梓「実際に会ってみないとわからない事もあるかもしれません!」

心の対話を使ってもダメだったのだ、無駄かもしれない、でも無駄だって諦めてたら
もっと何もできない


澪のほうを向きながら胸をはって言い放つ

梓「だってほら、私もそうでしたから!」

澪「梓・・・」

それでもだめだ・・・負の感情がぐるぐると胸をまわり思考までネガティブになっていくのが分かる

唯「無理だよ・・・」

憂『お姉ちゃん・・・』

澪「唯・・・」

梓「唯先輩・・・」

律「唯・・・」

憂「お姉ちゃんがそれも無理っていうならやっぱり私を倒さないと・・・」

唯「・・・憂なんで分かってくれないの・・・憂のわからずや・・・」

そういうと唯は逃げるように心の奥にひきこもっていってしまった

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それから4ヶ月が過ぎ修理によりアフリカタワーのエネルギー供給も再開され
幾度となくアロウズに襲われては逃げ、プトレマイオスはジリ貧の状態になっていた


---ブリッジ---

曜子「最近先手うたれてばっかりですね・・・」

しずか「戦力を整える為とはいえ・・・はぁ・・・ジリ貧だよ・・・」

そこに扉がカシャっと開き皆がそちらをむく

梓「みなさんお疲れ様です!」

アカネ「梓ちゃんお疲れ様~!」

挨拶を終えてこちらへ向かってくる梓の胸ポケットになにやら花が刺さっていた

さわ子「あら、その花かわいいわね?」

梓「なんか憂がくれたんですよ、えへへ」

さわ子「花を・・・?」

曜子「似合ってるよ!」

梓「ありがとうございます!」

また扉がカシャっと開き憂と律と澪が入室してくる

曜子「お疲れ様~」

澪「お疲れ様っ!」

律「憂ちゃん唯は?」

憂「それがそのすいません、あれからあんまり出てきてくれなくて・・・」

澪「そっか・・・」

律と澪と梓はとりあえずの手段として唯の為にイノベイターの憂を説得する機会を与えようと戦う覚悟を決めていた

だがそれが無理な場合は憂を殺すとも・・・

最初は否定していたが3人はイノベイターの憂を殺すと誓いあった

なぜなら・・・

それを哀願するように頼んできたのは唯の中の憂自身だったから・・・

律(私達はソレスタルビーイングだ、甘えは許されない)

澪(人ごとだから?私は今の唯と意識の憂ちゃんの気持ちは完全に分かってあげられてないかもしれない)

梓(でもあれだけ何度も泣いて頼んできた憂を見たら・・・)

皆の想いは辛くとも一緒だった

だが現実は甘くないという事も思い知った3人

そんな暗い雰囲気を払うようにさわ子は気になっている事を話し出す

さわ子「・・・そういえばさっきの話しの続きなんだけど、ここ最近こんな先手をうたれるなんて
おかしいわ」


憂「そうですね・・・こちらの居場所が分かっているような?」

それもそうだ、だったら・・・

澪「さわ子先生この前いってたあの作戦を実行しませんか?」


律「あの作戦?」

澪「お前、あの時いただろ!聞いてなかったのか?」

律「てへっ」

澪「」ゴツン

律「」

さわ子「ふふ、ヴェーダを奪還する作戦よ」

さわ子「むぎちゃん達はヴェーダを使って情報統制をしてるとみて間違いないと思うの」

梓「でも場所が・・・」

憂「なら・・・聞けばいいんじゃないかな?」

聞く?そんな事しってるのなんて・・・

梓「えっ!てまさか・・・」

憂「うんっ紬さんかあっちの私に・・・だよっ」

さわ子「ふっふっふ!説得もできちゃうかもしれない1度で2度おいしい!」

さわ子「名づけて憂むぎ捕獲作戦よ!」

梓「なんか憂に失礼ですっ」

憂「あはは」


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最終更新:2011年05月02日 21:47