梓「(チッ)どうかしましたか律先輩」
律「どうしたも何も、唯になにしてんだ?」
梓「目が覚めたらこんな体勢になってただけですよ」
律「(梓の奴、唯の胸を触ってたくせに・・・!なんてうらやまけしからん)そうか、じゃあとりあえずみんな起こそうか」
梓「そうですね、そうしたほうがよさそうです(まぁ唯先輩のフニフニ触れただけでもラッキーです)」
律「唯ー起きろー」
唯「・・・んにゃ?・・・あれ?あずにゃんなんで私の下にいるの?」
梓「それはこっちのセリフですよ。なんで私の上に覆い被さってるんですか」
唯「私のあずにゃんへの思いが無意識のうちに形となって現れたんだね!」
律「よし、冗談はそれくらいにしてさっさと起きろ、唯。澪とムギも起きろー!」
紬「・・・ぅん・・・?あれ?私・・・寝ちゃったの・・・?・・・モシャモシャ」
澪「・・・ん?律?なんでここに・・・じゃなくて映画!映画の途中に寝ちゃったのか私?」
律「いや私もよく覚えてなくて・・・」
唯「ん~何か映画のチケットが光ったことまでは覚えてるんだけど~」
梓「あ、私のチケットもなんか光ってました」
律「そういえば私のも光ってたな・・・」
澪「私も記憶の最後はそれだ・・・」
紬「モシャモシャ・・・そう言われてみれば私のチケットも・・・」
ジ[!?なんだお前ら!?]
唯律澪紬梓「!?」
ジ[なぜそこにいる!?]
唯「えっと・・・」
律「あれ?そういえば私たちがいるこの場所・・・車?(軽トラか?いや、でもちょっと違うな)」
澪「!・・・今頃気づくなんて私たちまだ寝ぼけてるんじゃ・・・」
梓「それであの・・・この人は・・・?」
紬「モシャモシャ・・・さっきまで観てた映画の人ね」
唯律澪梓「・・・!!筋肉モリモリマッチョマン!」
唯「じゃあここは・・・」
紬「チューチュー・・・映画の中って考えるのが普通だわ、唯ちゃん」
唯「なんと!」
律澪梓「またまた御冗談を」
唯「ん?・・・なんだろこの指輪・・・」カポン
フシュッ
律「あれ?・・・唯!?唯はどこいった!?」
澪「まさか落ちたんじゃ・・・!」
梓「いやいや、今さっきまで私たちの目の前にいましたよ!」
唯「?私はここにいるよー?」
紬「どこ?唯ちゃんどこにいるの?」
律「隠れてないででてこいよー」
澪「声は聞こえるのに・・・なんなんだこの感覚・・・」
唯「(指輪のせいかな・・・)」カポン
律澪紬梓「え!?」
唯「いやーなんかこの指輪はめるとみんなから見えなくなっちゃうみたいだね~」カポン
フシュッ
カポン
律「なんだそりゃあああ夢のアイテムじゃねえか!(これがあれば唯の風呂やトイレ覗き放題・・・)」
澪「信じられないが見てしまった以上信じるしかないな・・・(この指輪があれば!)」
梓「で、その指輪どうするんですか?いらないなら私g」
律澪紬「ちょぉぉぉっと待ったあああああああああああ」
梓「(ちっ)」
唯「む。私が拾ったんだから私のものだよ!(これがあれば授業中寝ててもばれない!)」
律澪紬梓「(ちっ)」
律「にしても信じられんことが起こっているぞ・・・」
澪「本当に映画の中に・・・」
梓「でも普通に考えてありえなくないですか?」
紬「モシャモシャ・・・そうね、もう1つの可能性としては夢ってとこかしら」
律「まぁそっちのほうが現実的だな・・・ん?夢なのに現実的・・・なんか頭が痛くなってきtってうわああああなんか飛んできたああ」
梓「ダイナマイト・・・ですね」
澪「ひいいなんでこんなもんが車の荷台にいいい」
紬「ポリポリ・・・後ろの車から飛んできたわ」
ジ[そいつをよこせ!はやく!]
唯「ほい」
律「うわああああああああ唯何普通に手で持ってんだああああ」
ジ[フンッ]
ボッカーーーーーン!
澪「あ・・・あ・・・爆発・・・した・・・」
唯「すごーい!おじさんやっぱりすごい人だよ!」
梓「生で体験するとすごい爆発音ですね(もうどれだけ漏らしても同じだからいいや)」
ジ[君たちは一体なんなんだ。いつから車に乗っていた]
律「いやー私たちもちょっとよくわかってないのが現状でして・・・」
紬「ポリポリ・・・とりあえず落ち着ける場所に行きましょう。話はそこで」
ジ[つまり私がいる世界が映画の世界で君たちがいた世界が現実と言いたいのか]
律「まぁ本当のことだしな」
ジ[で、君たちはそのチケットを使ってこっち(映画)の世界に来たと言うんだな]
唯「ん~でも使ったっていうより勝手に連れてこられたって感じかな~」
澪「そうだな。そんなことが起こるなんて知らなかったし、私たちの意思でもないからな」
梓「ですね(漏らしたのも私の意思じゃないし)」
紬「パキパキ(やっぱりポッキーよりトッポね)」
ジ[ではその魔法のようなチケットを使えば私もそっちの世界に行けるのか?]
唯「それはどうだろう?」
梓「そもそも夢の可能性もありますからね」
唯「私たち5人全員が同じ夢を見ているってこと?」
律「そう言われるとその可能性は低いな」
紬「パキパキ・・・そうね。やっぱり映画の世界に入った線が濃厚ね」
澪「私たちの世界に来たいんですか?その・・・」
ジ[ジャック・スレイターだ。ジャックでいい。行ってみたいとも勿論思うがやることが山ほどあるからな]
唯「え~残念。憂と戦って欲しかったのに・・・ジャック・スレイターVS
平沢憂!って感じで」
ジ[うい?誰だそれは?]
唯「私の妹なんだけどすっごく強いんだよ~」
律「おいおいそんなこと言って本当に来たらマズイだろ」ヒソヒソ
唯「そうかな~」
ジ[大丈夫だ。私よりも他の奴らに注意したほうがいい。そんな物があると知ったら狙われる可能性が高いぞ]ピッピッ
唯「?どこかに電話?」
ジ[ちょっと友人にな]
唯「なんか私おなかすいてきた~」
澪「狙われる・・・私たちが・・・(唯は私が守らないと)」
律「そんな大げさな・・・(唯は私が必ず守る)」
梓「そうですよ。さすがにそんなことには・・・(唯先輩を危険なやつらから守ってみせる!)」
紬「モグモグ・・・(やっぱりたけのこの里の限るわ・・・きのこの山(笑))」
ジ[とりあえず空港まで送っていくからそこで○4つをシンボルにした黒の車が来るからそれに乗って行き先を告げろ]
唯「○4つの黒い車?」
ジ[そう。彼は君たちが望む場所に必ず送り届けてくれる]
律「なんかすごい人みたいだな・・・」
ジ[彼の任務遂行率は100%だ]
梓「すごい人の友はすごい人ってお決まりですね」
澪「類友・・・か」
唯「それって私たちもかな?」
律澪梓「/////////////」
紬「そうね、唯ちゃん。私たちは似たもの同士よ!」
唯「わ~い」
ジ[それじゃあ行くぞ!]
唯「しゅっぱ~つ!」
~とある空港~
唯「とうちゃ~く!」
ジ[じゃあ後は彼を頼りなさい]
唯「うん!ありがとね~」
律澪紬梓「さようならいおん」
ジ[サヨウナライオン]
ブーン・・・
律「まだ来てないみたいだから中をブラブラするか~」
澪「考えてみれば私空港来たの初めてかも・・・」
梓「初の空港がどこかわからない英語だらけの空港だとは・・・」
唯「そういえばなんでみんな日本語喋れるんだろうね~」
律澪梓「(確 か に)」
紬「唯ちゃん。ここは映画の世界なんだからなんでもありえるのよ~」
唯「そっか~。そうだよね~。吹き替え版とかもあるしね~」
律「そんなんで納得するのか・・・さすが唯だな(カワイイ)」
唯「あ、なんかあっちにスロットみたいなゲームあるよ~」ダダダッ
律「こら唯、勝手に移動して迷子になったらどうすんだー!」ダッ
唯「わ~すごーい!カジノみたい!(行ったことないけど)」
ラ[もうフライトだから行かないと。お嬢さん、この台出るぞ]
唯「わ~ありがとう!やってみるよ!(背高~い。でもどこかでみたことあるような・・・)」
律「おーい唯!勝手に1人で行動しちゃダメじゃないか」
唯「あ、りっちゃん。ごめんね、なんか楽しそうなゲームがあったからつい」
律「だからってスロット・・・お金持ってるのかよ唯」
唯「ないよ!でもなんか飛行機に乗る時間が来ちゃったーっていう人から1枚貰ったんだよ!」
律「1枚って・・・まあいい、早く終わらせてみんなのとこに戻るぞ」
唯「うん!」
コイーン
唯「当たるかな・・・wktk」
律「(まあ無理だろ・・・)」
7 7 7
唯律「え」
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ
律「おいいいい!当たっちゃったぞ!唯!おいいいいいいいいいいい」
唯「やったね!りっちゃん!みんなで何か美味しいもの食べられるね!」
律「でもこれ私たちのお金でやったわけじゃ・・・いや、貰ったんだからいいのか!でかした!唯!(やっぱり・・・かわいいって正義!)」
唯「お金結構いっぱいだね」
律「まぁお金はあっても困るもんじゃないからいいんじゃないか。じゃあそろそろみんなを探して・・・ん?」
唯「どったの?りっちゃん」
律「いや・・・なんかさっきそこにいた人が消えたというか・・・」
唯「?」
律「おい、唯ちゃんと前見て歩け!人にぶつかるぞ」
唯「え?・・・うぉっと!危なかった・・・ごめんなさい」
律「(唯に顔近付けすぎだぞ・・・なんだこいつ唯に何かする気か?まさか唯のファーストキスを奪う気か!?)」
グ[・・・・・・ボウゥ!]ヒュイン
律「!!・・・消えた?こいつも消えたぞ!?どうなってんだ・・・」
唯「消えたね。きっとテレポートだよ!りっちゃん!」
律「どこのジャッジメントだよ」
澪「おーいどうしたんだ2人で盛り上がって」
梓「何か面白いことでもあったんですか?」
唯「人が目の前で消えたんだよ、あずにゃん!」
紬「ジャッジメントですの?」
澪「いやまさか」
梓「まだ寝ぼけてるんですか?」
唯「本当だよ!私の目の前で跡形もなく消えたんだよ!」
律「まぁこっちの世界に来てる時点で何が起きてもおかしくないからな」
澪「まあ確かにな・・・それより唯、その手に持ってる袋はなんだ?」
唯「これ?お金だよ澪ちゃん!」
律「唯がスロットで大当たり出したんだよ」
澪「ああ、なるほど・・・ってええええええええ!?」
梓「そんなものに使うお金持ってたんですか?唯先輩」
唯「背の高い男の人に貰ったんだよ!」
紬「さすがね唯ちゃん」
澪梓「(かわいいは正義・・・!)」
律「じゃあそろそろ車の人探すか」
唯「そうだね!○が5つの・・・」
紬「唯ちゃんそれオリンピック」
唯「あれ?そうだっけ?色は黒だったよね!」
梓「あ、あれじゃないですか?」
澪「○が4つの黒・・・あれっぽいな」
律「よし、行ってるみるか」
梓「なんかちょっと怖い気がするんですけど・・・」
唯「大丈夫だよあずにゃん!あずにゃんは私が守るから!」ギュッ
梓「//////////」
律澪「(くそっ・・・梓の奴ズルイないつも)」
紬「やっぱり車のナンバーは細長いほうがかっこいいわね~」
澪「ああ、当たり前に日本のナンバーじゃないのか・・・・うおっ」
律「どした?」
澪「今ナンバーが・・・」
紬「変わったわね」
唯「おぉ~なんかかっこいい!」
梓「(普通に違法なんじゃ・・・)」
律「・・・と、とりあえず乗るか!」
唯「うん!」
澪「そうだな」
紬「ええ!」
梓「ですね」
ガチャッ
律「あの~・・・」
律澪梓「!!」
唯「おぉ~頭つるつる~」
律澪「おい唯!」
唯「でもかっこいいね~」
梓「確かにすごくかっこいいですね。私も禿げてきたらこんな風になりたいです」
澪「・・・ん?なんだ梓?私に何かついてるか?」
梓「いや、なんでもないですよ?」
唯「憂も歳とったらこんな風になってくれるかな~」
律「・・・唯はそれでいいのか?」
澪「というか本当にかっこいいな」
唯「だね~。髪がなくてもかっこいい人はかっこいいってことが証明されたね!」
梓「※ただしイケメンに限る」
最終更新:2011年05月04日 20:48