フ[・・・ルールNo.1、車に敬意を払う]
律澪紬梓「シャベッタアアアアアアアアアア」
唯「声もかっこいいね!」
フ[・・・ルールNo.2、挨拶をする]
唯律澪梓「こんにちわん」
フ[こんにちは、5人のお嬢さん]
唯「ねえおじさn」
フ[フランク。フランク・マーティンだ。]
唯「ねぇフランク!私たちを好きな場所に連れていってくれるの?」
フ[その前にルールNo.3、シートベルト]
唯「はい!」カチャッ
律澪梓「」カチャッ
フ[・・・行き先は?]
唯律澪梓「私たちの世界へ!」
フ[無理な注文だ]
唯「え~なんで~?」
フ[ルールNo.4、できない約束はしない]
律「いや、あの・・・話すと長くなるんだが・・・」
フ[つまりそのチケットの力でこっちの世界に来た・・・ということか]
澪「嘘のような本当の話なんです・・・」
律「夢の可能性も0ではないんだけどなー、5人同時に同じ夢をみるなんて確立も限りなく低いからなー」
フ[仮に君たちの言ってることが本当だとしても私ではどうにもできないし、普段この手も仕事もしない]
唯「お金はあるよ~、ほい!」
律「そうだった!これ全部あげるからどうか私たちを無事に届けて!」
澪「どうかお願いします!悪い人たちに狙われるかもしれないんです」
フ[・・・・・]
梓「・・・任務遂行率100%じゃなくなりますよ?」
フ[・・・とりあえずここを離れる]
唯「やった~!ありがとうフランク~」
ブーン・・・
律「外はもうすっかり暗くなってきたなー」
唯「ねえフランク!この世界のこと教えてよ!」
梓「確かに色々知っておきたいですね」
フ[ここの世界のことなら色々ある。動物と会話ができる医者がいるとか海から恐竜が出てきただとか最近じゃあ夜に展示品が動き出す博物館があるだとか色々だ]
澪「それは・・・すごいな。でも・・・そうだな、何か最近の
ニュースとか聞きたいな」
フ[一番最近起こった事件なら、ついこの前に出来たばかりのホテル&カジノが大地震で潰れたことだ]
律「大地震?こっちの世界でもやっぱりあるのか・・・」
澪「(耐震しっかりしてなかったのが悪いな)」
澪「・・・まさか東d」
梓「おっとその先は言わせませんよ、澪先輩。第一ここは映画の世界ですよ」
澪「そう・・・だよな・・・。他にはどんなニュースがありますか?物騒な事件とか」
フ「若者が原因不明の死・・・というのが多発しているという事件を最近耳にしたが」
唯「原因不明?じゃあ自殺かもしれないし他殺かもしれないってこと?怖いね~あずにゃん」
梓「他殺なら犯人もまだ捕まってないってことだから一応私たちも気をつけておく必要がありそうですね・・・(大丈夫です!唯先輩は私が守りますから!)」
律「原因不明ってのが怖いな・・・(私が唯を守って唯は私にゾッコンか・・・フフフ・・・)」
澪「あぁ・・・聞くんじゃなっかった・・・いくらなんでも物騒すぎるだろ・・・(唯を危機から救ってお礼にあんなことやこんなk)
梓「他にも何かありませんか?もっとこう・・・私たちの身に危険が及ぶ可能性のある事件とか」
フ[誘拐事件・・・というよりも毒薬による大量殺人未遂ならつい最近]
澪「未遂・・・?」
律「ってことは誰かが阻止したのか?」
唯「すごいね!きっと筋肉モリモリな人だね!」
フ[・・・・・]
梓「でも解決したなら私たちにはあまり関係ありませんね」
唯「ああ!そういえばフランクもすごい筋肉だね」サワサワ
フ[!?]
律「うわああああフランク前!前みてええええええ!」
澪「前に!なんだあれ?ロボット!?ぶつかるううううううううう」
梓「ひっ」
ガツンッ
オ[このスーツは最高だ!]
唯「なんか大きなロボットに掴まれたね」
律「唯はなんでそんなに冷静なんだ!うわああああ投げられるのか!?」
ト[車をおろせ!ステイン!]
オ[ついに民間人に被害が及んだなトニー!]
ト[胸部にパワーを集中・・・]キューン
ちゅどおおおおおおおおおおおおん!
澪「うわあああさっきのでっかいロボット吹っ飛んだあああああ」
律「おいいいいいい今度は小さなロボットに掴まれたぞおおおおお」
梓「ひっ」
唯「なんかかっこいいー!(あれ?あっちのほうになんか紐に掴まりながら写真撮ってる人がいる・・・)」
フ[みんな何かに捕まれ。アクセル踏み込むぞ]ギュイーン
澪「うわああああああああああああ」
梓「ひっ」
ト[くっ・・・おじさん!落ち着いて!]
キキキキューーーン
ト[まてまてまて!うぉぉ]
ガコンッ
唯「後ろに転げ落ちて行っちゃったね」
澪「助かった・・・のか」
律「やっぱり私たち狙われてるんじゃ・・・」
梓「(もうビショビショだよ・・・)」
律「う・・・ん・・・?いつの間にか寝てたのか・・・」
唯澪梓「zzzzzzz」
律「みんな起きてないな・・・(唯は助手席で寝てる・・・これは・・・行くしかない!)」
律「////」
フニッ
律「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
唯澪梓「!」
澪「・・・朝からうるさいぞ、律」
唯「みんなおはよ~」
梓「それより私たち寝ちゃってたんですね」
律「そ、そうだぞー。だから先に目が覚めた私が奇声を発して起こしてあげたんだぞー」
唯「ありがと~りっちゃん」
律「////(そんな純粋な目で私を見ないでくれ)」
澪「それでここは・・・」
梓「ガソリンスタンドみたいですね」
唯「おなかすいた~」
澪「私もちょっと・・・フランクさんもいないみたいだな」
律「とりあえず車から降りるか」
ガチャッ
唯「ん~いい天気だね~」
律「ああ快晴だなっ!」
ガコン
唯律澪梓「!?」
梓「トランクが・・・勝手に空きましたね」
澪「ひいいいい」
唯「なんだろう?」トコトコ
律「こら唯!危ないって!」
梓「危険です!唯先輩!私たちも一緒に」
唯「ん~じゃあみんなで見てみよう!」トコトコ
ゴクリ
!?
唯律澪梓「・・・ってムギ(ちゃん)(先輩)!?」
紬「おはようさぎ」
唯「おはよ~ムギちゃん。なんでトランクなんかにいたの?」
律「いったいいつからd・・・はっ」
澪「そういえば昨日から車の中にいなかったな・・・」
梓「5人乗りですからね・・・この車」
紬「それより何か食べましょ~」
唯「そうだった!もうお腹ペコペコだよ~」
律「フランクどこ行ったんだろ」
澪「あ!あの中にいるのフランクじゃないか?」
唯「ホントだ!フランク~!」
フ[ルールNo.2]
唯「おはよ~フランク」
フ[おはよう]
律澪紬梓「おはようさぎ」
フ[おはようさぎ]
唯「フランク~私たちお腹すいたよ~」
フ[ホットドッグならたくさんある]
唯「おお~、いただきま~す!」
梓「頂いちゃってもいいんでしょうか」
紬「映画の世界だしいいんじゃないかしら」
澪「・・・お腹減ったもんな」
律「よ~し食うぞおおおおお」
紬「ムシャムシャ」
梓「あ、新聞がありますね」
律「お、何か新情報が得られるかも・・・って全部英語じゃねえか!」
澪「高校生で理解するのはちょっと厳しいか・・・」
唯「りっちゃん隊員!私に任せて!」
律「いや、唯じゃ読めないだろ」
唯「もう!チャレンジしてみたいんだよ!えっと・・・WHO IS THE IRON MAN ?」
梓「あ、それくらいの英語なら読めるんですね」
律「(唯の奴読めるのか!?)」
唯「えっへん!」
澪「いやそれくらい読めて当然だぞ」
律「だ、だよなー。高校生なんだし」
フ[話の途中すまないが実は君たちを元の世界に返せるかもしれない]
唯律澪梓「ホント(ですか)!?」
紬「ムシャムシャ」
フ[この辺りに1つ古い映画館がある。そこは前にも変な噂があった。そこに行けばもしかしたら]
律「よーし!そうと決まれば今すぐレッツゴー!だ」
唯「みんなCome with Me!!」
梓「あ、そういえば車に鍵掛けてないけど大丈夫でしょうか」
フ[ここから車が見えるから問題ない]
澪「じゃあ車に戻って早いとこその映画館に向かおうか」
紬[ゴキュッゴキュッ]
トコトコ
どごおおおおおおおおおおおおおおおおん!!
フ律澪梓「!?」
律「おいいいいいいいい爆発したぞ!?おいいいいいい」
澪「私たちが乗ってるときだったら・・・」gkbr
梓「」
唯「なんかかっこいいー!」
紬「私のジュースが・・・(もう1本買ってこよう・・・)」ダッ
梓「・・・・・!!(その手があったか!)」
梓「あーしまったー私のジュースがー」
律「・・・棒読みでどうした梓」
梓「いやー爆発の衝撃でジュースこぼしちゃってパンツまで染みちゃったのでちょっと服着替えてきます」
唯「えー大丈夫?でもあずにゃん代えの服なんて持ってるの?」
梓「あ、えっと・・・(あぁそう言えばそんなの持ってないや・・・)」
唯「大丈夫だよあずにゃん!濡れたのは下だけだよね?・・・あれ?でもスカートあんまり濡れてないね?」
梓「あ!な、なんか乾いてきちゃったみたいです!さすが通気性のいいスカートだなあああああ!さすがMADE IN JAPAN」
律澪「(梓の奴まさか・・・)」
唯「おぉ~日本の技術は世界一だね!でもあずにゃん、パンツは大丈夫なの?」
梓「(いい方向に話が転がった!)ああ、パンツはまだグジュグジュで気持ち悪いです・・・(唯先輩はやっぱり私の天使!)」
唯「じゃあこれ!私のタイツ貸してあげる!」
律澪梓「!?」
梓「うっはあああああ唯先輩のタイツゲットオオオオオオオオ!(あ、ありがとうございます唯先輩)」
律澪「ちょぉぉぉぉっと待ったあああああああああああ」
唯「?」
梓「・・・どうかしましたか律先輩と澪先輩」
律「いやいやおかしいだろ!唯が履いてるものを梓が履くなんて!パンツが濡れてるからなんだ!そもそも梓はジュースこぼしたわけじゃなk」
梓「おっとそこまでですよ律先輩。たかがタイツ1つで何をそんなにムキになって」
澪「それは違うぞ梓。"タイツ"が重要なんじゃない。"唯が"履いたものだからこんなことになってるんだろうがあああああああああ」
唯「りっちゃんも澪ちゃんもちょっと落ち着いて!その・・・私が履いたタイツが・・・汚・・・い・・・こと・・・ぐらい・・・グスッ」ウルウル
梓「律先輩も澪先輩も最低です!私は唯先輩のものなら何だって平気ですから!」
唯「あずにゃん・・・うわあああん」ギュッ
梓「泣いてる唯先輩カワイイ!(大丈夫ですよ、唯先輩は天使のように綺麗ですから)」
律「違うんだ唯!私は別に汚いとかそんなこと言ってるんじゃなくて・・・(梓の奴心の声が口に出てないか)」
澪「そ、そうだぞ唯!私は寧ろ唯が履いたタイツなら頭から被りたいくらいだ!」
律「わ、私もだぞ!でもな、唯がタイツ脱いだらその・・・寒いだろ?だかr」
梓「それくらい大丈夫です!」
律澪「(なんでお前が言うんだよ)」
唯「ウッ・・・グスッ・・・ごめんね2人とも・・・私が1人で勘違いを・・・でもあずにゃんがビショビショのパンツ履いてるの可哀そうだし、ノーパンってわけにもいかないし」
梓「というか友達のタイツ履くなんて日常茶飯事じゃないですか」
律「・・・・・日常的に?」
梓「え?しますよね普通」
律澪「しないだろ普通」
唯「とりあえず着替えに行ってきなよ、あずにゃん。早くしないと風邪ひいちゃうよ?」
梓「あ、そうですね、じゃあ行ってきまうす」
フ[(俺の車・・・)]ダッ
唯「?フランク走ってどっか行っちゃったね」
澪「ん~爆弾しかけた奴らを成敗しにでも行ったんじゃないか?」
律「まぁそうなるわな・・・って私らは!?」
唯「ど~しよ~ね?」
最終更新:2011年05月04日 20:49