―――――
―――

『◎月◎日 今日からは2人で更新する事になりました!
 2人の出来事をいっぱい書いて、素敵なブログにしたいと思います♪
 これからもよろしくお願いします!』

梓「唯先輩のギー汰・・・この妹頼り具合・・・」

梓「これ唯先輩のブログだ・・・」

梓「しかもこの流れから言うと・・・」

梓「憂と・・・」

梓「憂は何となく好きだってわかってたけど・・・」

梓「まさか唯先輩まで・・・」

梓「でも実際に付き合ってるって考えると・・・」

梓「うぅん・・・想像できない」

梓「すっごく気になるし・・・」

梓「このブログは要チェック!」カチッ


~翌日、学校~

憂「あ、梓ちゃん!おはよー」ニコニコ

梓「あ・・・お、おはよ」

憂(あれ・・・ちょっと元気ないなぁ)

憂「純ちゃんもおはよー」

純「おはよー!」

純「今日は元気そうだねー憂」

純「さては仲直り?」

憂「えへへ・・・そんなとこだよ」ニコニコ

梓「あのさ、憂」

憂「ん?」

梓「えっと・・・」

キーンコーンカーンコーン

梓「あ・・・」

憂「あ、先生来ちゃうからまた後でね!」

梓「うん・・・」

梓「・・・はぁ」

梓(聞いてみたいけど聞いちゃダメな気もするし・・・)

純「梓元気ないなー・・・恋か!?」

ポコッ

純「ったぁ!・・・冗談だよー、梓が恋なんてするわけ」

ゲシッ

純「・・・ごめんなさい」


~休み時間~

純「ふぅ・・・やっと終わった・・・」

梓「純は寝てたじゃん」

純「もちろん!」フンス

憂「あははっ」

憂「やっぱり梓ちゃんと純ちゃんは面白いね♪」

梓「・・・そうかな」

純「そりゃそうだ!なんたって私と梓は夫婦まんざ」

ポカッ

純「・・・」

憂「あははっ」ケラケラ

梓「・・・えへへ」

純「私は笑えない・・・」

梓(そっか・・・憂は憂だよね、唯先輩と付き合ってても何も変わらない・・・よね)

梓(でも気になるから要チェック!)

憂(梓ちゃん今日は何だかぼーっとしてるなぁ・・・)

憂「あ、そういえば梓ちゃんさっき何か・・・」

梓「へっ?・・・あ、ううん!何でもないの!ごめんね」

憂「そっかぁ・・・わかった!」


~そのころ唯たちの教室~

唯「ふふー」ニコニコ

唯「えへへ」ニコニコ

律「おい・・・澪・・・」コソコソ

澪「あぁ・・・変だな」コソコソ

紬(朝からずっとニコニコしてる唯ちゃん・・・かわいいわぁ)

律「確か昨日は憂ちゃんと喧嘩したって・・・」コソコソ

澪「・・・あぁ!そういう事か!」コソコソ

律「ん?」コソコソ

澪「きっと仲直りしたんだよ、だからずっと笑ってるんじゃないかな?」コソコソ

律「かもしれないが・・・それにしても朝からずっとあの調子だぞ?仲直りぐらいで・・・」コソコソ

澪「唯と憂ちゃんは特別な姉妹って感じだし・・・あれで普通なんじゃないか?」コソコソ

律「うぅむ・・・ムギはどう思う?」クルッ

律「・・・あれ?」


唯「あ、ムギちゃんー」ニコニコ

律「ムギ・・・行動が早ぇ・・・」

紬「唯ちゃん何かいい事あった?」

唯「えへへ、実はそうなんだよ~」ニコニコ

唯「でもどうしてわかったの?」ニコニコ

紬「だって唯ちゃんずっとニコニコしてるんだもん!」

唯「えぇ~?そぉかなぁ?」ニコニコ

律「会話しながらでもずっと笑ってるぞ・・・」コソコソ

澪「すごいな・・・」コソコソ

唯「実はですねぇ、ういと仲直りしたんですよぉ」ニコニコテレテレ

紬「そういえば昨日は元気なかったものね・・・」

唯「えへへ、ご迷惑おかけしました!」ニコニコ

紬「でも唯ちゃんが元気になってよかったわぁ」

唯「えへへ」ニコニコ

澪「やっぱり仲直りしただけみたいだぞ?」コソコソ

律「うぅむ・・・何かあると思ったんだけどなぁ」コソコソ


~昼休み、憂たちの教室~

純「やっとご飯だぁぁ」

梓「ずっと寝てたくせに・・・」

純「そんなに寝てないよ!」

憂「あはっ」

憂「・・・あ、そうだ」

憂「お姉ちゃんがお弁当持って行くの忘れちゃってて・・・」

憂「ちょっと届けてくるね!」

梓(・・・これは観察のチャンス!)

梓「あ、私もついてくよー」

純「えー、1人にするな!」

梓「はいはい、すぐ戻ってくるから待ってようね」

純「ぶーぶー」

梓「いこ、憂」

憂「うんっ」


~そのころ唯たちの教室~

唯「・・・あ、お弁当忘れちゃったぁ」ニコニコ

律「おい・・・あの唯が弁当を忘れてるのに笑ってるぞ・・・」コソコソ

澪「やっぱり律の言うとおり、ただ事じゃないみたいだ・・・」コソコソ

紬(お弁当を忘れちゃう唯ちゃんもかわいいわぁ)

ガラッ

憂「ごめんくださぁい」

梓「お邪魔しまーす」

唯「あ!うい!!!」タタタッ

唯「うい~!」ダキッ

憂「お、お姉ちゃん・・・恥ずかしいよっ///」アセアセ

梓(・・・あれ?)

律「唯が・・・梓を差し置いて・・・」コソコソ

澪「いつもなら『あずにゃーん』って真っ先に飛びつくのに・・・」コソコソ

紬「憂ちゃんも梓ちゃんもどうしたの?」

憂「あ、お姉ちゃんのお弁当届けに・・・」

梓「3年生にもなってお弁当忘れないでください!」

唯「てへへ、ごめんねうい~・・・あずにゃんもありがとぉ」ペコッ

憂「ううん、大丈夫だよ!はいこれ、お弁当」

唯「ありがとぉうい」スリスリ

憂「お姉ちゃん恥ずかしいからダメだってばぁ///」アセアセ

紬「あらあら」

梓(なんかいつもと・・・)

律「なんかいつもと違うな」コソコソ

澪「あぁ、梓と憂ちゃんが逆転してるみたいだ」コソコソ

梓「ところで律先輩も澪先輩もそんなすみっこで何やってるんですか?」

澪「え、あ、バカ律がさっきの授業内容教えてくれって・・・」

律「おい、バカとはなんだ!」

澪「いいから合わせろこのバカッ!」コソッ

律「またバカって・・・」

梓「・・・どうしたんですか?」

澪「い、いや何でもない!な?」

律「そうそう、何でもない何でもない」

梓(唯先輩と憂の関係も気になるけどあの2人も怪しい・・・)

律「とりあえず弁当が来てよかったな、唯」

唯「うん!」

澪「せっかくだし梓も憂ちゃんも一緒に食べないか?」

憂「いいんですか?」

澪「もちろん」

梓「そういえば慌てて来たからお弁当持ったままだったね」

憂「じゃぁお言葉に甘えて・・・」

律「みんなで食べるほうがうまいしな!」

紬「私、大勢でお弁当食べるのが夢だったの~」

唯「ういとおべんとっ♪おべんとっ♪」

律「それでは皆さん!」

全員「いっただっきまーす」


~その頃、純は~

純「遅いなぁ・・・」

純「何かあったのかなぁ・・・」


~唯たちの教室~

全員「ごちそーさまでしたっ」

律「あー、うまかった」

唯「律先輩、何かお父さんみたいです」

律「なにをー!」

紬「りっちゃんりっちゃん、『お前に娘はやらん!』って言ってみて!」キラキラ

律「お前に娘はやらん!」

澪「そのセリフ似合ってるぞ律」

律「嬉しくないよ・・・」

唯「うい~、今日もおいしかったよぉ」

憂「えへへ」

唯「ういのお弁当が世界一だよ!」

憂「言いすぎだよぉー」

律&澪&梓「・・・」

紬「仲良しねぇ」

律「唯がノリに入って来ないぞ・・・」コソコソ

澪「あぁ・・・何か憂ちゃんと2人だけの世界って感じだな」コソコソ

梓「先輩たち、何話してるんですか?」

律「え、いやっ、唯と憂ちゃんの事なんて話してないぞ」

梓「!」

澪「バカ律・・・」ボソッ

律「あ・・・なんでもないぞ、いいか梓この事は・・・」コソコソ

梓「先輩たちもですか・・・」コソッ

律「・・・も?」

梓「お話するので放課後ちょっとはやめに部室に集まってください」コソコソ

律「お、おう・・・」

キーンコーンカーンコーン

憂「あ、予鈴だ・・・そろそろ行くね、お姉ちゃん」

唯「あ、うん・・・またあとでね!」

梓「それじゃ先輩たち、お願いしますね」コソッ

澪「あぁ」コソッ

梓「かえろ、憂」

憂「うんっ」


~その頃、純は~

純「結局帰って来なかった・・・」

純「待ってたから食べてないし・・・」

純「10分で食べれるかな、コレ」

純「・・・」モグモグ

ガラッ

純「あ・・・!」

梓「あ、純」

憂「ただいまっ」

純「『あ』じゃないよ!『ただいま』じゃないよ!」

純「すぐ戻ってくるって言ったから待ってたのに・・・待ってたのに・・・」ウルウル

梓「あ・・・えっと・・・」

憂「ご、ごめんね純ちゃん・・・」

純「梓のばかぁぁぁ」ウルウル

梓「なんで私だけ・・・」

憂「純ちゃん・・・ほんとにごめんね」

純「うぅ・・・憂~」ダキッ

純「梓が・・・梓がぁ」ウルウル

梓「だからなんで私だけ・・・」

憂「明日は絶対一緒に食べよ、ね?」

純「・・・ほんと?」

憂「もちろん!ね、梓ちゃん」

梓「うん・・・」

純「じゃぁ憂のお弁当が食べたい!」

憂「わかった、今日のお詫びに作ってくるね!」

梓「よかったね、純」

純「梓からのお詫びは・・・?」

梓「う・・・」

純「お詫びは・・・?」

梓「・・・んもぉ、今度アイスおごる!」

純「やった!」パァァ

キーンコーンカーンコーン

憂「あ、授業始まっちゃうね」

梓「次は移動教室だし、急がないと!」スタスタ

純「・・・結局全部食べれなかった・・・」

純「まぁいっか、明日は憂のお弁当だ!」

梓「ほらぁ、行くよー」

純&憂「はーい」

―――――
―――

~そして放課後~

純「ふぅっ、やっと終わったか」

憂「今日の授業は長く感じちゃったね」

梓「あ、私部活行ってくるね」

純「なに!?梓は掃除当番でしょ!」

梓(忘れてた・・・)

梓「えっと・・・」

梓「あのね・・・」

梓「純、任せる!」ダダッ

純「ちょ・・・もういない・・・」

憂「・・・私も手伝うから・・・ね?」

純「うん・・・」


2
最終更新:2011年05月11日 23:56