部室!
唯「みんな遅いね~」
梓「そうですね。あ、そうだ唯先輩」
唯「なに?あずにゃん」
梓「二人きりですし、折り入ってご相談したい事があるんですが……」
唯「お、何だい?この唯先輩に何でも言ってごらん?」
梓「実はですね、律先輩の事なんですけど」
唯「りっちゃんがどうしたの?何か有った?」
梓「いえ、律先輩が可愛すぎるんですけどどうしたら良いですかね?」
唯「え?ちょっとゴメン……今何て?」
梓「考えた挙げ句再確認ですか。だから、律先輩が激烈プリティー過ぎて困ってるんです」
唯「さっきと変わってるけど。……うん、それで?」
梓「それで?って、唯先輩には律先輩の可愛さが分からないんですか!?」バン!
唯「ひぃ!いや、可愛いとは思うよ?」
梓「でしょ?抱きしめたいでしょ?」
唯「抱きしめ?うん、まぁ時々」
梓「あの笑顔、永久保存物でしょ?」
唯「りっちゃんの笑顔は可愛いもんね~」
梓「いつも澪先輩を弄ってるのに自分に回ってくるとテンパっちゃって顔赤くするとか萌えません?」
唯「そうだねぇ」
梓「いつも大雑把でだらけた恰好なのに胸の大きさとかしっかり気にしてる女の子らしさ、良くないですか?」
唯「確かにねぇ」
梓「演奏が終わった直後のあの汗、素晴らしくないですか?」
唯「うん。……うん?」
梓「普段から裾出しっ放しですから、夏服とかで演奏してると時折おへそが見えるんですよ。もうたまりませんね」
唯「あの……あずにゃん?」
梓「更には汗がシャツに染みてブラがうっすらと……おっと涎が」ジュルリ
唯「」
梓「ごくたま~にですけど、カチューシャ外してる時有りますよね?あのレア律先輩は取り敢えずキスしたくなりますよね?『おかしいし……』っておかしくねえし!」
梓「そうゆうのをからかうと締め上げられたりしますけど、あの慎ましやかな胸が押し付けられてると気付いてからはもう御褒美ですよね」
梓「最近はアレして欲しさについ律先輩をからかっちゃうんですよ」
梓「で、最中に褒めたりすると照れてそのまま固まっちゃって。あの普段の明るさとのギャップがもう最高で!……て、唯先輩聞いてます?」
唯「いや……聞きたくもなかったよそんな話」
梓「何でですか!?唯先輩、相談に乗ってくれるって言ったじゃないですか!?」
唯「言ったけどさぁ……結局あずにゃんはどうしたいのさ?」
梓「律先輩とベットインしたいです」
唯「ベットイン!?」
梓「いや、ソコまでは望み過ぎですかね。例えば抱き締めたり~」
唯「うん」
梓「キスしたり触れ合ったり~」
唯「うんうん」
梓「舐め合ったり~」
唯「そこがおかしい」
梓「私は主に律先輩のおでこを」
唯「いや、場所とか聞いてないよ!?」
梓「あ!うなじも捨てがたい……」
唯「悩むところソコ?」
梓「律先輩どんな声あげるのかな?」
唯「ベットインの方がまだマトモに思えるよ……」
梓「『梓止めろよ……そんなトコおかしいし……』っておかしくねえし!」
唯「あぁ、あずにゃんが壊れてく」
梓「ねぇ唯先輩?おかしくないですよね?」
唯「うん。おかしいのはあずにゃんだけだよ」
梓「ほら、おかしくないですよ。『でも、恥ずかしいって』」
唯「あぁ、それ続くの?」
梓「『う~、もう仕返しだ!』にゃっ!?律先輩、私のおでこは美味しくないですよぉ」テレテレ
唯「誰のおでこも美味しくないと思うけどなぁ」
梓「ってな具合に成りたいんですよ!どうしたら良いでしょうか唯先輩?」
唯「えぇ~。もう言っちゃいなよ素直に」
梓「律先輩に『おでこ舐めさせて下さい!』って言うんですか?」
唯「それでOKが出たら私軽音部から当分離れる」
梓「『しょうがないなぁ、ちょっとだけだぞぉ?』とか言ってくれますかね?」
唯「にしてもあずにゃん、りっちゃんの物真似上手いね」
梓「そりゃ毎日の妄想の賜物ですよ」
唯「また一つ、聞きたくもない情報が」
梓「ねぇ唯先輩、真面目に考えて下さいよ~」グイグイ
唯「えぇ~。じゃあもう『付き合って下さい』で良いじゃん」ガクンガクン
梓「いや、付き合うとかそんなんじゃないんですよ」
唯「え!?じゃあ一体どうしたいの?」
梓「ん~……愛でたい。かな?」テヘ
唯「めでたいのはあずにゃんの頭の中だよ……」
ガチャ
律「うぃーす。あれ?二人だけか?」
唯「あぁりっちゃん、ちょうど良かった。あずにゃんの話聞いてあげて」
梓「にゃ!?唯先輩いきなりなにお」アセアセ
律「ん?梓どうかしたのか?」
唯「りっちゃんに言いたい事が有るんだってさ」
律「そうなのか。よし!このりっちゃん部長様に何でも言ってみな!」
梓「ああああああのですね、その~……」
律「何だ~?ひょっとして愛の告白か~?」
唯「だったらまだ良いんだけどね……」ボソリ
梓「りりりり律先輩!」
律「はい!」
梓「律先輩のその慎ましやかな胸とおでこを味合わせて欲しいので私とベットインして下さい!!」
律「」
唯「わお。合体して更にパワーアップだね」
梓「ど……どうでしょう?」
律「……どうでしょうもこうでしょうも有るかぁー!」ガツン!
梓「痛ったー!何でー!?」
律「何でじゃ無ぇ!ていうかだ~れが慎ましやかな胸だ!」ガシッ!
梓「だってソコが良いんじゃないですかー!」ギリギリ
律「良いとか言うな!てゆうか何だそれ!何だそれ!」ギリギリ
梓「後輩の細やかなお願いじゃないですか」ギリギリ
律「ちっとも細やかじゃ無ぇよ!お前の今までの発言の中で一番ビックリしたわ!」ギリギリ
梓「ていうか律先輩いつの間にコブラツイストなんて大技を痛い痛い痛い痛い!」ギリギリ
律「うるせえ!取り敢えずお仕置きだ!」ギリギリ
梓「痛い痛い、は!この形だと律先輩のパンティが見える位に足が開いてるんじゃ?」
梓「……しかし覗くには一度解かなきゃ。でも解いたら痛たたた!」ギリギリ
律「変!態!か!お前は!」ギリギリ
梓「ありがとうございます!そうだ唯先輩!」ギリギリ
唯「なに~?りっちゃんのパンツなら今日は水色だよ?」
律「覗くな見るな言うな馬鹿!」ギリギリ
梓「マジで!是非見たいんでココ替わって下さい!」ギリギリ
唯「やだよそんなの」
梓「えぇ~。じゃあ仕方ない。伝わる温もりと感触を楽しむ事にします」ギリギリ
律「それじゃお仕置きになってねぇ!」バッ
梓「はぁ……はぁ……まぁ良いじゃないですか、たまには舐めさせてくれても」ハァハァ
律「はぁ……はぁ……良くねぇ!ていうかなんでお前罵られて感謝してんだよ。それに……」
梓「それに?」
律「他の子とそんな事したら和に怒られちゃうだろ……」
梓「え?」
唯「え?」
律「え?」
* * *
次の日!
唯「にしても、りっちゃんとのどかちゃんが付き合ってたなんてねぇ~」
梓「私も知りませんでしたよ。先に手を出されたなら仕方有りません、律先輩は諦めます」
唯「あれ?その辺は常識的なんだね」
梓「当たり前じゃないですか。私を何だと思ってるんですか」
唯「真面目な子だと思ってたよ……昨日まではね」ホロリ
梓「さて……唯先輩」
唯「え~、練習はみんなが来てからにしようよ」
梓「ムギ先輩のあの柔らかそうな二の腕に包まれたいんですけど、どうしたら良いと思います?」
END
第二話!
梓「嫌だとか言わないで下さいよ。後輩が真面目に相談してるっていうのに」
唯「それを真面目だって思ってるトコが嫌だよ」
梓「なっ!?」
唯「てゆうか、何で私にそんな事相談するのさ~昨日もだけど。何だっけ?門前払い?」
梓「お門違いですか?全然違いますね」
梓「……こんな事相談出来る相手なんて、唯先輩以外に思いつかなくて」ウルウル
唯「あずにゃん……泣いてる?」
梓「他の先輩方には私が皆さんに性的興奮を抱いてるなんて知られたくないし、憂や純だと先輩方の事知らないから相談しようもないし」
唯「性的興奮って……」
梓「さわ子先生にも相談しようとしたんですよ?でも、何か大変な事になりそうな予感がしちゃって」
唯「まぁ……多分澪ちゃん辺りが不登校になりそうだね」
梓「でしょう!ですから私の知る中で一番信頼出来る唯先輩に相談してる訳ですよ」
唯「一番の信頼っ!」
梓「はい!」
唯「あずにゃん!」
梓「はい!」
唯「私に対しては性的興奮は無いんだね?」
梓「そうですね」
唯「何だろう。嬉しいような悲しいような」
梓「ほら、唯先輩はアレですよ」
唯「アレ?」
梓「愛玩動物的な」
唯「先輩に対してそれは酷くない!?」
梓「可愛いって言ってるんですよー」
唯「そ……そぉ?」テレテレ
梓「そうですよ!子犬みたいな」
唯「やっぱり犬なんだ」ガクリ
梓「そんな事よりですね!」
唯「私のハートブレイクがそんな事って……」シクシク
梓「ムギ先輩ですよ!」
ガチャ
紬「呼んだ?」
梓「え!?」
唯「あ。ムギちゃんさっき振り~」
紬「さっき振り~。梓ちゃん何か用?」
梓「いいいいいいいえ!あのあのあのですね……」アセアセ
唯「あずにゃんから『ムギ先輩とスキンシップが取りたいんです!』って相談されてたんだよ」
梓「ちょ、ちょっと唯先輩!」
紬「まぁ!そうなの!」キラキラ
梓「いえ!あの……そう、です」カァ
紬「あらあらまぁまぁ。どうしようかしら」キラキラ
梓「あ……うぇ……えと……」
唯「ムギちゃん。ギュっと抱きしめてあげなよ」
紬「良いの唯ちゃん!?」
唯「今のあずにゃんなら何だってウエルカムだよ」
紬「じゃぁ、やっちゃおうかしら」
梓「え、えと」
紬「抱きしめても良いかしら?梓ちゃん」
梓「是非!正面からでお願いします!」バッ
紬「それじゃ……ぎゅー!」ギュー
梓「ふあぁぁぁ!」ギュー
梓(何この先輩スゴい良い匂い)
紬「ぎゅー!」ギュー
梓(左右からは二の腕!そして正面にはたわわに実った二つの果実が!)
紬「ぎゅー!」ギュー
梓「ここに沈んでも……良いよね?」ボソリ
紬「え?」ギュー
梓「失礼します!」ガシッ
紬「きゃっ!ちょっと……梓ちゃん!?」
梓「」フニフニフニフニ
紬「梓ちゃん!そこは駄目よ……!」
唯「おぉ、あずにゃんがムギちゃんを逃げない様にロックしておっぱいに顔を埋めてる。もう救い様が無いね」
紬「ちょっと、唯ちゃんも見てないでなんとかっ……あっ!」
梓「ふほいふほいやわわはーい!」フニフニフニフニ
紬「もう!梓ちゃ!……んぅ!」
唯「はい。そろそろその辺にしときましょうね~」ガシ
梓「あ~、私の果実が~」ズルズル
唯「あずにゃんのでも誰のでもないからね~」ズルズル
紬「はぁ……はぁ……」ペタリ
* * *
梓「すみません、ムギ先輩。はしゃぎ過ぎました」
紬「いえ、良いのよもう」
梓「え?良いんですか!?」
唯「そっちの良いじゃ無いからね」
梓「だって、まだ二の腕と胸しか堪能していませんし」
唯「まだって、他にも何かしたいの?」
梓「太ももにお腹にほっぺたに、まだまだスキンシップしたりません!」
紬「……」ポカン
唯「そんな事豪語しないでよ。ムギちゃんが着いて来れてないよ?」
梓「あ!?すみませんムギ先輩。私ばっかり先走っちゃって」
紬「え?あぁ、いえ」
梓「先輩に比べれば貧相な体ですが、どうぞ!」バッ
紬「えぇ!?」
唯「はい、も一回落ち着こうね~」
紬「喜んで!」ガバッ
唯「あれぇ?」
紬「梓ちゃんのほっぺスベスベ~」スリスリ
梓「ムギ先輩のほっぺたもフニフニですよ~」スリスリ
イチャイチャラヴラブ
唯「……あれ?私がおかしいの?」
* * *
次の日!
梓「と、いうわけで昨日は一晩中ムギ先輩の家で堪能させていただきました」ツヤツヤ
唯「あぁ、そう。良かったね。ていうか何で他の皆が毎日遅いのかなぁ」ヤレヤレ
梓「唯先輩だけ掃除当番じゃ無いからでしょう?」
唯「あぁ、そうだったね。じゃあ明日からは皆を教室で待つ事にするよ」
梓「今日金曜日ですけどね」
唯「うぐ……」
梓「でね、ムギ先輩ったら凄いんですよ!」
唯「いや、後輩と友達が性的欲求を満たしあった話なんて聞かせないで」
梓「何か唯先輩冷たくないですか?」
唯「ただ冷めてるの」
梓「じゃあ熱くしてあげますよ私達の情熱的な」
唯「結構です!」ビシッ
梓「え~」ブーブー
唯「でもまぁ、これであずにゃんの相談も一件落着だよね」
梓「そうですね。ムギ先輩に関しては」
唯「……『は』?」
梓「律先輩は先を越されてたので諦めるとして、次は澪先輩ですか?」
唯「え?何で?」
梓「言ったじゃないですか。『他の先輩方には相談できない』って」
唯「もうムギちゃんで満足してよ……」
梓「……例えば唯先輩は、憂のご飯が有ればアイスは要りませんか?」
唯「それは別腹だよ~。ご飯の後にアイスを食べるのが……はっ!」
梓「そういう事です。ムギ先輩にはムギ先輩の、澪先輩には澪先輩の味が有るんです」
唯「味って。じゃあ後澪ちゃん攻めておしまい?でも難しそうだな~」
梓「いえ。その後に憂と純とさわ子先生と」
唯「え?え?え?っていうか憂に手出さないでよ!」
梓「あと、若王子先輩も」
唯「いちごちゃんまで!?何で!?」
梓「だってあのクールな先輩が『恥ずかしい……』とか顔真っ赤にしながら悶えてたら……素晴らしくないですか?」ジュルリ
唯「うん、わかんない」
梓「というわけで、信頼出来る唯先輩。ムギ先輩を堪能できたのも先輩のおかげです。本当にありがとうございます」
唯「感謝するなら解放してよ……」
梓「澪先輩のおっぱいとふともも辺りを揉みしだきたいのでよろしくお願いします」
唯「もう言葉が直接的だし」
梓「あ、でも誰に行くにも唯先輩の協力が必要ですし、誰から行くべきか決めてもらってもいいですよ?」
唯「やっぱ嫌だこの後輩」
END
最終更新:2011年05月25日 20:35