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唯「……はっ!」

唯「暗い……」

唯「透けてる?」スカスカ

唯「よし、今日も成功!」

唯「じゃあ宣言通り澪ちゃんのところにいこっかなー」フワー

唯「澪ちゃんちわーっす」

澪「……」

唯「気付いてない気付いてない」

澪「……」カリカリ

唯「うお、作詞中かな? あんまりお取り込み中におじゃましたくないなー」

澪「……ん~、あー……」グシャグシャ

唯「大丈夫、スランプ中だね」

唯「じゃあ遠慮なくおじゃましまーす!」

澪「!」


唯「……と」

唯「お、澪ちゃんのパソコンの前!」

唯「昨日より簡単に入れるようになってる」

唯「澪ちゃんのおっぱい!」モミモミ

唯「へー、澪ちゃんから見ると世界ってこんな感じなんだー」スタッ

唯「澪ちゃん背高いし、いろんなものがちっちゃく見えるね!」

唯「髪も長くて綺麗だし」サワサワ

唯「胸も大きいし」モミモミ

唯「声もカッコいいし、あ~あ~♪」

唯「……あ、そうだった、証拠証拠」

唯「あ、このメモ可愛い~」ペリッ

唯「ゆ・い……」カリカリ

唯「あれ? なんか変」

唯「ペンが手に馴染まないような、右手が左手みたいなような……」

唯「うーん……あ、利き手が違うのか」

唯「じゃあ左で……」

唯「ゆ・い・さ・ん・じょー、っと」カリカリ

唯「書けた書けた、利き手は体が覚えてるのかな?」

唯「さーて、やることはやったし……」

唯「ここからが本番だよねぇ」ジュルリ

唯「澪ちゃんの服脱いじゃうぞー!」ヌギッ

唯「全身鏡!」クルッ

唯「ナイスバディナイススタイル!」

唯「オ、ナイスデザイン!」

唯「あ、折角だから澪ちゃんに変態的な台詞を言わせよう!」

唯「むふふ……」

唯「あー、あー、こほん」

唯「ゆ、唯に私のハダカ見られるの……なんか恥ずかしいな……」

唯「澪ちゃん、今は澪ちゃんの体は私の体でもあるんだよ? 私も恥ずかしいよ」

唯「こんな格好させられて……わ、私が一番……はっ恥ずかしい!」

唯「で、でも唯には……見てほしいんだ!」

唯「ひゃっほー! ドキがムネムネしてきたぁー!」

唯「じゃ、じゃあ……脱ぐよ! しっかり見ててね……!」パチッ


──


唯「……はっ!」

唯「まっくら……」

唯「まだ夜の3時だ」

唯「あっ! 澪ちゃんのハダカはどうなったの!?」プニプニ

唯「……私じゃん」

唯「もー、時間切れ早すぎだよー!」ブー


――――

律「起きろー、唯ー」

唯「……う~ん」

律「まーた寝不足かー?」

唯「まーた寝不足でーす」ボエー

律「ったく、今日は澪も調子悪いって言うし」

唯「え、澪ちゃんどうしたの!?」

律「ああ、澪風邪引いたんだよ、なんでも気がついたらパンツ1枚で寝てたらしいんだ」

唯「!」

律「風邪は大したことないんだけどな、それまでの記憶が無いとかで塞ぎ込んでるんだよ」

唯「それでムギちゃんがいないんだ、りっちゃんだけだから不思議だなーと思ってたよ」

律「なんだ、それは私が一人で起こしにくるのがおかしいってことかなー?」ゴゴゴ

唯「うん! だって一人で起きれな……」

律「ふん」キュッ

唯「……っ!」タップタップ


―――

唯「澪ちゃん?」

澪「ゆ、唯? 幽霊じゃないよね!?」ビクビク

唯「幽霊じゃないよー」

澪「わ、私、おかしいんだ……いつのまにかハダカになってて……きっと悪い霊の仕業なんだ……」ウルウル

紬「澪ちゃん、大丈夫、幽霊なんていないわ」

唯「そうだよ! 悪い幽霊は私が追い払ったから!」フンス

澪「ほ、ホント?」

唯「悪い霊が澪ちゃんをハダカにしたのを助けました!」

律「ん、なんだこれ、メモ? ……唯参上」ペラッ

唯「あ」

澪「……」ゴゴゴ

唯「あ、あのね澪ちゃん、話だけは、聞いて……」

澪「唯ぃーーーー!」ポカッ

唯「あうぇー……」

澪「唯のせいで風邪引いちゃうし、すっごい怖かったんだよ!」

唯「はい……」

澪「もう絶対こんな……ごほっごほっ!」

紬「大丈夫?」

澪「う、ん……」ゼーハー

律「澪は病人なんだから無理すんな、唯はちゃんと謝れ」

唯「本当にごめん! 代わりになんでもするから!」

澪「……じゃあ」

唯「……」ゴクリ

―――

唯「まさか澪ちゃんの分のノートを取るハメになるとは……」

律「自業自得だろー」

紬「でもまさか唯ちゃんが本当に幽体離脱できてるなんてねー」

唯「あー、やっぱり信じてなかったんだー」ブー

紬「ちょっとだけね♪」

律「次はムギか?」

唯「いや、もう痛い目みたから幽体離脱はいいやー」

紬「え!?」

唯「ん?」

紬「次は私の部屋にカメラを設置して、私に入った唯ちゃんのあんな行為やこんな行為を録画しようと思ってたのにっ!」

律「うわー、変態だー」

唯「そ、そんなことされたら思う存分ムギちゃんの体を愉しめないよ!」

律「はい、変態1人追加でーす」


――

律「食った食ったー」

唯「ふぁー、眠い……」

律「食べてすぐ寝ると牛になるぞー?」

紬「唯ちゃん、澪ちゃんの分まで頑張ったものね」

律「それでやっと一人分だけどな」

唯「ちょっとお昼寝るー……」

律「と、おっしゃってますが?」

紬「時間になったら起こしてあげるから、ゆっくり寝てもいいよ♪」

唯「うわーい、ムギちゃん……マジ……天s……」

唯「ぐー……」Zzz

律「寝るの早っ!」

──


唯「う~ん……」

唯「あー、よく寝たー」

律「唯! 唯! 起きろ!」

唯「騒がしいなぁりっちゃんはー……起きてるよー」

紬「大変! きゅ、救急車呼ばないとっ!」

律「頼んだ、ムギ!」

唯「私幽体離脱してる!?」

唯「あわわ、このままじゃイシキフメイの重体で病院に搬送されちゃう!」

唯「もどれーもどれー! 元の体にもどれー!」

唯「あれ……戻れない?」

唯「仕方ないね、りっちゃん、体借りるよ!」

律「!」

紬「どうしたの!? りっちゃん!」

律(唯)「やほームギちゃん!」

紬「……りっちゃん?」

律(唯)「私だよん!」ピース

紬「……唯ちゃん?」

律(唯)「そのとーり!」

紬「……」ジー

律(唯)「な、なに? ムギちゃん……?」

紬「嘘をついてる目じゃない……みたいね」

律(唯)「ホントだよー」

紬「りっちゃんの悪い冗談かもしれないと思って」

律(唯)「あーりっちゃんならやりかねない」

律(唯)「実は自然に幽体離脱しちゃっただけで、起きないのはそのせいなんだよね」

紬「じゃあ、別に命に別状はないのね?」

律(唯)「そうだよー」

紬「でもそれなら唯ちゃんの体に直接もどればいいのに」

律(唯)「それが、なぜか戻れないんだよねー」

紬「!?」

律(唯)「考えてみれば自分から私の体に戻ったことってないんだよねー」

紬「そう……」

律(唯)「でもまぁ今までも大丈夫だったんだから、きっと戻れるよ!」

紬「そうよね」

律(唯)「じゃあ私はそろそろりっちゃんから離れようかな? 急に体使っちゃって可哀想だし」

紬「りっちゃんには唯ちゃんは大丈夫だ、って伝えておくわね」

律(唯)「ありがとームギちゃん!」

──


唯「……と」

唯「出るのは簡単だね」

律「……んあ?」

紬「りっちゃんおはよう♪」

律「え? 私……?」


唯「りっちゃんと私の体のことはムギちゃんに任せよう」

唯「私は……戻るまでヒマだからブラブラしてよーっと」フワー


唯「そうだ! あずにゃん達の様子でも見て来よう!」

唯「幽体だと移動が便利ー」フワー

唯「もう着いた」

唯「あずにゃん達は……」

唯「いた! あずにゃんも3年生かー、大きくなったねぇ」

唯「体はどこも大きくなってないけど」

唯「なんて感傷に浸ってる場合じゃない! 行こうっと!」

純「梓、またイメチェン?」

梓「今日はサイドポニーにしてみたの」

純「やっと軽音部シリーズからは開放されたか」

梓「なによ軽音部シリーズって!」

純「初めは髪をおろして澪先輩、次は髪に軽くパーマかけてムギ先輩」

純「その次はヘアピンして唯先輩、そして昨日はカチューシャ着けて律先輩だったのは誰ですかー?」

梓「……もはや言葉もありません」

憂「純ちゃんもその辺にしておいてあげなよー、梓ちゃん、似合ってるよ!」

梓「ありがとう憂!」

純「憂は甘いなー」

憂「うーん、私もイメチェンしようかなー」

梓「嫌な予感!」

憂「あずにゃーん!」ダキッ

梓「やっぱりデジャブ……」

憂「んもー、あずにゃんのいけずー」クネクネ

梓「もうやめてよそのネタ……」

純「相変わらず似すぎだよね」

憂(唯)「実は私唯なのです」

梓純「また?」

憂(唯)「また?」

純「もー、憂は梓からかうのホント好きだね」

梓「実は今度こそ本当に唯先輩!?」

純「ないって」

憂(唯)「よくぞ見抜いた! 流石あずにゃんだね!」

純「憂もいつまでもやってないで……」

梓「せ、先生を呼んで! でないと区別が……」ワタワタ

純「梓も返ってこーい」

唯(なんでだろう、思ったより純ちゃんの反応が薄い……)

唯(だいたい何故か憂のポケットにヘアピン常備されてたし、もしかしたら憂の持ちネタになってたのかな?)

憂(唯)「実は今日は私の幽体だけが憂に取りついてるんだよー」

純「はぁ? 新設定」

梓「つ、つまりそれは憂が唯先輩で唯先輩が憂で憂先輩だから唯ってことだよね? ですよね?」グルグル

純「梓ぁーーーー!」

憂(唯)「まぁ細かいことはいいじゃん! さぁ私の抱擁を受け止めたまえ!」バーン

梓「ゆ、ゆいせんぱぁーい……」フラフラ

純「ああ! 梓がSSだと説明しにくい、いわゆるレイプ目ってやつになって唯先輩を求めている!」

憂(唯)「さぁ、さぁ!」

梓「あーーーーうーーーーーー」フラフラ

憂(唯)「はい、ぎゅー」ギュー

梓「ほわーん……」

純「もうダメだこの子!」

憂(唯)「よしよーし」

梓「ふにゃあ……」

──



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最終更新:2011年05月31日 01:34