マサヒコ「ミサキも家庭教師頼んだのか?」

ミサキ「うん、夏休みの間だけだケドね」

マサヒコ「へー、どんな人?」

ミサキ「えーとね、女子大生の人で…」

マサヒコ「…へー…」

ミサキ「いや、ああいう人(中村)じゃないよ?」

マサヒコ「そ、そうか…」

マサヒコ「あれ…。てことは、ミサキは夏休みの間は家にはこないのか?」

ミサキ「あ…、そのことなんだケド…、私の先生もマサ君の家に行っちゃダメかな…?」

マサヒコ「え!?」

ミサキ「やっぱりダメ…?」

マサヒコ「う~ん…」

アイ「やー!」ヒョコ

リョーコ「なんの話してんの?逢引の相談?」ヒョコ

マサヒコ「違います」

ミサキ「実は…」カクカクシカジカ

アイ「へー!ミサキちゃんも?」

リョーコ「面白そうじゃん、遠慮しないで連れてきな」

ミサキ「本当ですか?」ワーイ

マサヒコ「あれ…。なんでオレを外して話がまとまってんの?」


~当日

マサヒコ「ミサキの先生遅いな…」

ミサキ「何か準備があるんだって」ヴーヴー

ミサキ「電話…。はい。あっ、はい、わかりました」

マサヒコ「誰?」

ミサキ「先生。いま着いたんだって。私でてくるね」

マサヒコ「ああ」



エ…ナンデスカソレ…

スゴイデショー!

マサヒコ「何話してんだ…?」

イヤ、デモ…

ダイジョーブダイジョーブ!


ガチャ

唯「こんにちは!」(だてめがね)

唯「私、ミサキちゃんの家庭教師の…」(無駄にエロいスーツ)

唯「平沢唯です!」(変に丈の短いスカート)

「…………」

唯「あ、あれ?」

マ・ア・リ(デジャブ…)

唯「そうなんですか~、いや~、私も何か変だと思ったんですよ~」

唯「年頃の男の子がいるんだったら絶対コレだって言われたもんで」

マサヒコ「どこにでも似たような人っているんですね」



さわ子「ヘックシッ!」



アヤナ「唯先生はどこの大学に行ってるんですか?」

唯「N女子大だよ」

リョーコ「けっこういいトコ行ってんのね」
唯「それほどでも~」

リン「このギターは何ですか?」

唯「私バンドやってるんだ~。今日は練習終わってから、そのまま来ちゃったんだ」

アイ「へー!」

アヤナ「何か全然そんなふうに見えない…」

リョーコ「確かにそうは見えないわね」

唯「そうですか?」

リョーコ「一見、天然なおっとりキャラと見せて、ウラではヤりまくり…」

マサヒコ「アンタは何を言ってるんだ」

リョーコ「え?バンドってそういうモンでしょう?」

マサヒコ「とんでもない偏見ですね」

アヤナ「主にどんな曲を演るんですか?」

唯「そりゃあもちろん、ロックだよ!」

唯「そういえば、今日スタジオで練習して録音してみたのがあるよ。聞いてみる?」

ミサキ「そういえば、私も聞いたことないな」

アイ「それじゃ、聞いてみようよ」

唯「どうぞ~」

マサヒコ「授業しないんですか?」

カチャ

(ふわふわ時間)

リョーコ(なんだこの歌…)

アイ(すごい歌…)

(カレーのちライス)

リン「かわいい歌だねー」

(ぴゅあぴゅあはーと)

ミサキ・アヤナ(すごく、いい…)

マサヒコ(ロックってよくわからないケド、こういうのなのか…)

カチャ

唯「どうだった?」

アイ「なんかすごかった」

リョーコ「こういうのが今の流行りなの?」
リン「かわいい歌でしたー」

ミサキ・アヤナ「すごくよかったです」

マサヒコ(よくわからないケド、ミサキや若田部がいいって言ってるからきっとそうなんだろう)

マサヒコ「オレも、すごくよかったです」

アイ・リョーコ「」

アイ・リョーコ(意外…)

マサヒコ「オレ、何か変なコト言った…?」


――――

唯「これが、我らがリーダー、ドラムのりっちゃん」

マサヒコ「何やってんの?」

ミサキ「写真見せてもらってるんだよ」

アイ「どれどれ?」

マサヒコ「授業しないんですか?」

唯「こっちが、作詞とベースの澪ちゃん」

唯「こっちが、作曲とキーボードのムギちゃん」

アヤナ「あの、作詞と作曲の人がいるってコトは、もしかしてさっきの曲、全部オリジナルですか?」

唯「うん、そうだよ」

アイ「けっこう本格的なんだね!」

リョーコ「今、ある曲を演ったりはしないの?」

唯「はい、私達はオリジナル一本です!」

リョーコ「そう、確かにオリジナルに勝るモノはないからね」

リョーコ「コピーしたモノも、オリジナルにはない快楽が得られるケド、やっぱり最終的にはオリジナルが…」

唯「?」

マサヒコ「無視してください」


唯「最後のこの子が、私達のかわいい後輩、あずにゃん!」

アイ・リョーコ「アズニャン!?」

唯「うん、あだ名だけど、私がつけてあげたんだ。とってもかわいいでしょ~」

ミサキ「後輩ってコトは、一人だけ離れちゃったんですか?」

唯「うん、でもメールや電話でよく話すし、お休みの日とかにも会えるから大丈夫だよ」

アヤナ「唯先生とその中野さんってすごく仲がいいみたいですね」

唯「えっ!?わかる?」

アヤナ「だって、どの写真もくっついて写ってますから」

唯「いや~、照れますなあ~」

マサヒコ「こっちのリーダーの人と作詞の人もそうですね」

唯「うん、二人は幼なじみだからね。とっても仲良しでいつも一緒なんだよ」

ミサキ「そ、そうなんだ…」

唯「それに、この二人は、ただの仲良しじゃないしね」

リン「なんなんですか?」

唯「うん、実は、二人はコ…」ハッ

一同「コ?」

唯「…金色夜叉…」

一同(確かにスゴい…)


唯「ところで、ミサキちゃん、言ってたケドアヤナちゃんおっぱい大きいね~」

アヤナ「!? ちょっと、天野さん…」

ミサキ「ご、ごめん…」

唯「えいっ!」ムギュー

アヤナ「えっ!?」

唯「お~、やっぱり抱きごこちもばっちり~」モミモミ

アヤナ「ちょ、ちょっと唯先生!?」

マサヒコ「何だアレ」

ミサキ「唯先生、誰かに抱きつくのが好きらしくて…」

アヤナ「ひ~~!」

アヤナ「」

唯「リンちゃんはあずにゃんに似た感じだね~」ムギュー

リン「そうですか~//」

唯「あずにゃんね~、私がマッサージしてあげたら、おっぱい大きくなったんだよ」(AA→A)

唯「よかったら、リンちゃんもやってあげようか?」モミモミ

リン「ほ、本当ですか~。ぜひお願いします~」

マサヒコ「まて、コレはいいのか」

リン「//」~☆

唯「え~と、あとは…」

マサヒコ「ギクッ…!」

唯「…キミはやめとくね」

マサヒコ「そ、そうですか…」ホッ

リョーコ「なんで?ココは『ふふ…。気持ちイイ?アレ?…何か大きくなってきたよ…』的な流れでしょう!?」

マサヒコ「何、力説してるんだ」


カーカー

アイ「あ、いつの間にか、こんな時間」

リョーコ「そろそろ帰りましょう」

唯「今日はいい日だったね~」

ミサキ「それじゃ、マサ君またね」

バイバーイ サヨナラー

マサヒコ「…一日無駄にした…」


~数日後

マサヒコ「…何でオレはいきなり呼びだされて、荷物持ちやらされてるんですか…」フラフラ

マサヒコ「何でお前まで…」

ミサキ「ごめんね、一応止めたんだけど…」

リョーコ「そうやって、人に尽くしてればイイコトあるわよ」

アイ「そこのカフェで休憩しようか」

リョーコ「アンタはそこで休んでなさい。私達は入れるかどうか見てくるから」


リョーコ「どう?」

アイ「大丈夫みたいですね。あれ?」

アイ「あそこにいるのって、唯ちゃんじゃない?」

リョーコ「一緒にいるのは写真の後輩って子ね」

ミサキ「本当だ。お~い、唯せんせ…」


唯「あずにゃん、久しぶりのデートだねえ~!」ムギュー

梓「もうっ、こんなところで止めてくださいよぉ~//」

アイ・リョーコ・ミサキ「」

唯「あっ、ジュースきたよ。はい、ストロー」

梓「ありがとうございます//」チュー(一つのジュースを二本のストローで飲む)

アイ・リョーコ・ミサキ「」

唯「はい、ケーキ。あ~ん」

梓「あ~ん」


リョーコ「…行くわよ」

アイ「…そうですね」

ミサキ「」ズルズル

マサヒコ「どうでしたか?」

リョーコ「帰るわよ」

マサヒコ「な、なんで?」

アイ「ちょっとね…。それじゃ、また明日の授業で」

マサヒコ「え?え?」

ミサキ「」

マサヒコ「何があったんだ…」


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最終更新:2011年06月02日 21:44