きょうしつ!
和「唯、まだ自分のモンスター持ってないの!?」
唯「う、うん・・・まだ必要無いかなって・・・」
和「はぁ・・・ブリーダー科に入学したんだからモンスターが必要じゃないなんてことあるわけないでしょう・・・」
唯「で、でもまだ4月だし・・・」
和「来月からは実践の授業も始まるわよ・・・」
唯「あ、あわわ・・・」
和「早く再生室に行ってモンスター再生してもらいなさい」
唯「・・・・・・」
和「?どうしたの?」
唯「あのー・・・再生室には何も持っていかなくても良いのかな?」
和「再生室に持っていくのは円盤石だけよ」
唯「そっかー・・・」
和「・・・唯、まさか・・・」
唯「えへへー・・・円盤石持って無いやー・・・」
和「」
和「なんで円盤石も持って無いのにブリーダー科受けたのよ!?」
唯「だ、だって・・・和ちゃんと同じ学科がいいなって・・・」
和「・・・・・・///」
和「しょ、しょうがないわね・・・ほら私の円盤石、1枚余ってるからこれあげるわよ」
唯「ほ、ほんとに!?ありがとー和ちゃん!」
和「どういたしまして・・・ほら早く再生室に行ってきなさい」
唯「うん!」スタコラ
和「・・・・・・」
和「(私も甘いわね・・・)」
さいせいしつ!
唯「しつれいしまーす!」
先生「あら、こんにちわ。モンスターの再生ですか?」
唯「はい!これ円盤石です!」
先生「はい確かに・・・それでは再生いたしますので少々お待ちください」
唯「どんなモンスターが出てくるのかなぁ・・・」ワクワク
唯のモンスター>>6
※モノリス
モノリス「・・・・・・」デデーン
唯「・・・黒板?」
モノリス「!!」ガーン
先生「あらあら。この子はモノリスっていう名前のれっきとしてモンスターよ」
唯「ものりす!」
モノリス「!」フンス
唯「・・・動く黒板」
モノリス「!!!」ガーン
先生「良かったらこの子にニックネームを付けてあげると良いわ」
唯「ニックネームかぁ」
モノリス「・・・・・・」ワクワク
唯「こくば・・・」
モノリス「!!!」ガーン
唯「・・・「かべちゃん」とかどうかな?」
モノリス「おk」
唯「黒板がしゃべった!」
モノリス「!!!」ガーン
きょうしつ!
和「おかえり、唯・・・あら、あの円盤石はモノリスだったんだ」
唯「かべちゃんだよ!」
モノリス「!」フンス
和「唯らしいネーミングセンスね・・・」
和「モノリスはとても頑丈なのが特徴よ」
和「でも命中が低いからそこをカバーしてあげたいわね」
唯「和ちゃん物知り~」
和「入学試験問題であったでしょ!」
和「モノリスは初心者には難しいかもしれないけど上手く育てることが出来ればとても強くなるわ」
和「これから二人で頑張るのよ」
唯「うん!」
モノリス「!」フンス
唯「そーいえば和ちゃんのもんすたーはどんな子なの?」
和「あっ、私のモンスターは・・・」
和のモンスター>>20
※パルスコーン
パルスコーン「・・・・・・」ピョコ
唯「うわぁ!かっわいい~///」
パルスコーン「・・・///」
和「パルスコーンのパルモンよ。ハムとライガーの血筋だからとっても良い子なの」
唯「私、この子がいい~///」
モノリス「!!!」ガガーン
和「そんなこと言っちゃダメよ?モノリス傷ついてるじゃない」
和「モンスターはストレスが溜まったりすると寿命も縮むし脱走したりもしちゃうんだから、もっと愛情を持って接してあげないと」
唯「そ、そっか・・・ごめんね、かべちゃん・・・」シュン
モノリス「おk」
唯「・・・・・・」
唯「でも、かわいくないなぁ・・・」
モノリス「!!!」ガガーン
和「そうだ。せっかくだし放課後に練習試合でもしてみない?」
唯「れんしゅーじあい?」
和「うん。体育館裏の試合場で。ほら来月からは実践の授業もあるし予習がてらに」
唯「この子たちを戦わせるの?」
和「うん。大丈夫、私のパルモンもまだトレーニングとか不十分だし軽くやりましょ」
唯「ケンカはダメだよ!」
和「ええっ!?」
和「だ、だめって・・・」
唯「ケンカはよくないよ!怪我しちゃうよ!」
和「いや怪我しない為のテクニックとかも勉強して・・・」
唯「最初から戦わなきゃ良いじゃん!」
和「だからなんであんたはブリーダー科を受けたのよ!?」
パルスコーン「なんか凄いご主人様だね・・・」
モノリス「可愛いからおk」
さいせいしつ!
律「しつれーしまーす!」
澪「し、失礼します」
先生「あら、モンスターの再生かしら?」
律「そうなんですよー。こいつったら「モンスターこわいっ」とか言って、まだ自分のモンスターを持って無いんですよ」
先生「あらあら」
澪「だって・・・こわいんだもん・・・」
律「モンスターが怖いのになんでブリーダー科受けたのかねぇ・・・」
澪「そ、それは・・・」
澪「(律がここを受けるっていうから・・・)」
律「まったく・・・私のモンスターはこんなにもかわいいのに」
律のモンスター>>33
※ゴーレム
律「なっ、リキイシ」
ゴーレム「リキイシ、コワクナイ」
澪「でっかいこわいでっかいこわい・・・」ブルブル
律「見た目で判断するのはよくないぞー!」
先生「そうよ。ゴーレムは確かに大柄で暴力的に見えるけどとても優しい心を持ったモンスターなのよ」
律「そうだぞー。うちのリキイシは毎日小鳥さんと遊んでるぐらい綺麗な心を持ってるぞ」
澪「で、でもぉ・・・」
律「あぁー!もうわからずやだなぁ!ほら円盤石貸せ!」
澪「あっ!?」
律「先生、これお願いします!」
先生「あらあら。良いのかしら。秋山さん大丈夫?」
澪「あっ・・・え、えっと・・・」
澪「(こ、このままモンスターを持たないまま5月を迎えたらもしかしたら退学なんてこともあるかもしれない・・・!)」
澪「お、お願いします!」
澪のモンスター>>38
※ジャンヌ(回避特化)
ジャンヌ「・・・・・・」デデーン
先生「あらあら珍しい。ジャンヌね」
律「おぉ!可愛いじゃんか!この子もモンスターなの!?」
澪「か・・・」
澪「かわいい~!!!」
澪「あっ、え、えっと・・・私、
秋山澪!よ、よろしく!」
ジャンヌ「気安く話しかけないで」
澪「」ガーン
先生「ジャンヌは少しキツめの性格なのよね・・・デュラハンの血筋だから・・・」
律「デュラハンの血筋ってことは戦い好きじゃん・・・もしかして澪とは相性良くないんじゃね・・・」
ジャンヌ「ふん」プイッ
澪「」ガーンガーン
先生「と、とりあえずニックネーム付けてあげたらどうかしら?距離が近くなるかもしれないわよ?」アセアセ
律「そ、そうだな!私のリキイシみたいにセンスある名前にすればきっとすぐに友達だ!」アセアセ
澪「に、ニックネーム・・・」グスッ
ジャンヌ「・・・・・・」ジロッ
澪「・・・ヒッ」ビクッ
律「女の子のモンスターにビビるなよ・・・」
ジャンヌ「・・・こんな腰抜けが私のマスターとはな・・・先が思いやられる」
律「!おいおい、それはちょっと言いすぎなんじゃないのか?」
ジャンヌ「なんだお前は?私に意見する気か?」
律「いやだってさ、お前のパラメーターだって・・・」
ライフ 90 ちから 90 かしこさ 100 めいちゅう 100 かい
ひ 250 じょうぶさ 90
律「回避特化の腰抜けじゃん」
ジャンヌ「なっ!?」
ジャンヌ「こ、これは再生されたばかりの初期パラメーターで仕方のないことで・・・」
律「ほほう。ジャンヌちゃんは強い意志を持ってそうに見えるけど屁理屈もこねるひねくれ者なんだなー」ニマニマ
ジャンヌ「き、貴様~!!おい秋山澪と言ったな!」
澪「は、はひっ!?」
ジャンヌ「私の援護をしろ!こいつと決闘をする!」
律「上等だぜ!リキイシで押しつぶしてやる!」
澪「えっ?えっ!?」
先生「あらあら。まぁまぁ」
きょうしつ!
さわ子「・・・というわけでジャガもどきは安いけどモンスターのストレスを増大させるので極力あげないようにしましょう」
キンコーンカーンコーン
さわ子「あら、ちょうど終わりね。あっ、平沢さん良かったらプリントの片づけを手伝ってもらってもいいかしら?」
唯「あっ、はーい。和ちゃん、ちょっと行ってくるね!お昼先に食べてていいから!」
和「いや待ってるわよ。帰ってくるまでパルモン達とお話してるわ」
パルスコーン「・・・///」
モノリス「!」フンス
唯「ありがと~!じゃあすぐ終わらせてくるね!」
しょくいんしつ!
唯「よいしょ・・・プリントこれで全部かな・・・」
さわ子「ありがとう平沢さん。ごめんなさいね、お昼休みに手伝わせたりしちゃって」
唯「あっ、いえ全然!えっと・・・先生?」
さわ子「ん?なにかしら?」
唯「あっ、そのブリーダー科の先生はどんなモンスターを使ってるのかなぁって・・・」
さわ子「私のモンスター?ん~・・・ホントは実践の授業以外で見せるのは禁止されてるんだけど・・・」
さわ子「手伝ってくれたしね。特別に見せてあげる!」
唯「ほ、ほんとですか!やったー!」
さわ子「ふふ。私のモンスターはこの子よ」
さわちゃんのモンスター>>49
※マグマハート
さわ子「ひゃっはー!!!出てきなさい!!マグマハート!!!!!」
マグマハート「ぎゃおー!!!」
唯「うわっ!?」ビクッ
職員達「ギャーワァーギャー」アタフタ
さわ子「マグマハート!!インフェルノ!!!!!」
マグマハート「ぎゃおー!!ゴォォォ!!!
唯「かいじゅうだぁ・・・」
さわ子「・・・!」ハッ
さわ子「マ、マグマハート!もうやめなさい!」
マグマハート「ぎゃおす」
さわ子「わ、私ったらつい昔を思い出して・・・」
唯「ほえー・・・」
唯「(さわちゃん先生って美人で優しいのに昔は不良さんだったのかな・・・)」
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校長「まぁ・・・君は我が校が誇る名ブリーダーであるから今回は目を瞑りますけどね・・・」
さわ子「すいませんすいません・・・」ペコペコ
校長「実践の授業以外で怪我人とか出たら私としても対処のしようが無いので今後は気を付けてくださいよ・・・」
さわ子「はい・・・本当に申し訳ありませんでした・・・」ペコペコ
さわ子「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
さわ子「平沢さん」
唯「は、はいっ!?」
さわ子「・・・クラスの子達には内緒ね?」ニコッ
唯「はっ、はいぃ!」
唯「(さわちゃん先生はとんでもないブリーダーさんだぁ!)」
唯「し、失礼しましたー!」
唯「(・・・あのモンスター凄かったなぁー!)」
唯「(私のかべちゃんも強くなったら火を吐けるようになるのかなぁ・・・)」
唯「(楽しみだなぁ~・・・)」
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唯「(あれ?どこからともなくピアノの音が・・・」
唯「・・・・・・」
唯「(綺麗な音色だなぁ)」
唯「(音楽室かな?)」
最終更新:2011年06月07日 02:36