ガチャ

梓「ただいまー」

シーン

梓「やっぱ泊まればよかったかなぁ・・・」

梓「だめだめ!なぁなぁでずるずるはよくないもんね!」

梓「もうお風呂に入って寝ちゃおう!」

梓「あ、冷蔵庫空なんだ・・・」

梓「朝食とお弁当どうしよう」

梓「まだスーパーやってるし行くかー」

梓「荷物だけ置いて、よし!」

梓「いってきまーす」


スーパー!

梓「卵とパンと・・・」

梓「こんなもんでいいかな」

店員「さーしゃーっ!」

テクテク

梓「さむっ」ブルブル

?「あーっ!」

梓「?」クルッ

唯「あずにゃん!」

梓「ゆ、唯先輩!?」

梓「どうしてここに?」

唯「私はおつかいだよー。お醤油買いにね」ガサッ

唯「あずにゃんもお買いもの?」

梓「はい。明日の朝ご飯とお弁当の材料を」

ビューッ

唯「うーっ。寒いねー」

梓「・・・ですねぇ」

唯「そうだ!よかったら家においでよ」

唯「お茶でも飲んで温まろう!」

梓「え?いいんですか?」

唯「うんうん!憂も隣のおばあちゃんのところに行ってて暇だったんだよ」

梓「・・・で、でしたら。お邪魔になります」

唯「じゃあ行くよ!」

唯「ただいまー」

梓「おじゃまします」

唯「んじゃお茶入れるからくつろいでて」

梓「はい」

梓「(任せて大丈夫かな・・・)」

・・・・・・

唯「はい、どうぞー」

梓「は、はい。ありがとうございます」

梓「いただきます」ズズッ

梓「!」

唯「ど、どうかな・・・」

梓「お、おいしいです。本当に唯先輩が淹れたんですか?」

唯「むー、失礼な」

唯「憂と特訓したからね。でもおいしいって言ってくれてうれしいよ」

梓「へーっ。あの唯先輩が・・・」ズズッ

唯「えへへっ」

唯「そういえばあずにゃんはムギちゃんと付き合ってるんだね」

梓「」ブッ

唯「うわっ!」

梓「ど、どうしてそれを・・・」

唯「えーっと実は昨日あのショッピングモールにみんなで行ったのです」

梓「」

梓「・・・えっ?」

梓「み、みんなって・・・」

唯「軽音部のみんなと憂だよ」

梓「」

唯「うふふっ。明日は覚悟しておいたほうがいいよ~」

梓「」

唯「でもね、あずにゃんが元気になってよかったよ」

梓「ゆ、唯先輩?」

唯「私のせいで落ち込んでるって思ってたからさ・・・」

梓「唯先輩・・・」

唯「そりゃ、その。ちょっと複雑な心境だけどさ・・・」

唯「でもあずにゃんも幸せになれて私はうれしいよ!」

梓「・・・その、すみません」ペコッ

唯「あずにゃん?」

梓「唯先輩のことは本当に好きでした・・・」

梓「いい加減な気持ちじゃないつもりです」

唯「・・・うん」

梓「でも、その。断られて落ち込んでるときに慰めてくれて」

梓「私のこと、好きって言ってくれて」

梓「すぐに心変わりする女でもいいの?って言ったら構わないって言ってくれて」グスッ

梓「こんな私でも抱きしめてくれて・・・」

唯「あずにゃん・・・」

唯「よしよし」ナデナデ

唯「あずにゃんは幸せ者だね」

唯「そんなに素敵な恋人ができてさ」

梓「・・・はい」グスッ

唯「じゃあもっとムギちゃんとイチャイチャしなきゃね」

唯「・・・私もね、憂と付き合ってるんだよ」

梓「え?」

唯「うーん。何と言ったらいいか・・・」

唯「あずにゃんのおかげって言うとまた複雑なんだけど・・・」

唯「とにかく憂が好きって言ったら憂も好きって言ってくれてね」

梓「そう、ですか」

唯「みんな幸せなんだもん。だから泣いちゃだめだよ!」

梓「・・・はい」グスッ

唯「よし。この話は終わり!」

唯「外暗いし、送って行こうか?」

梓「だ、大丈夫です」

梓「お茶、ごちそうさまでした」ペコリ

唯「いいって。それよりお話できてよかったよ」

梓「・・・はい」

梓「ではまた明日」

唯「うん。また明日ね」

ガチャン

梓「(ふうっ。なんだかんだで唯先輩は大人だな・・・)」


――――

梓「ただいまー」

梓「冷蔵庫に入れて」

梓「もうシャワーだけでいいや」

梓「ふう」シャーッ

梓「牛乳っと」ゴクゴク

梓「おやすみ」

梓「(やっぱ一人だとさみしいな・・・)」

梓「スゥスゥ」



琴吹家!

キッ

紬「ありがとう」

斎藤「はっ」

紬「(ふぅ。今日は一人か・・・)」

紬「(寂しいわね・・・)」

紬「お風呂の用意をお願い」

メイド「はい」

紬「はぁ」チャプン

紬「昨日はあんなに楽しかったのに・・・」

紬「今日はやけに広く感じるわ・・・」

紬「」パチャパチャ

紬「落ち込んじゃ駄目よ!きっとあずにゃんも同じ思いをしているはず!」

紬「私のほうがお姉さんなんだからしっかりしないと!」フンス!

紬「」ポツーン

紬「あずにゃん・・・」

紬「明日の準備は大丈夫だし」

紬「もう寝ちゃいましょう」ボフッ

紬「」スンスン

紬「ふふっ。さっきのあずにゃんの匂いが残ってる」

紬「そういえば昨日はあずにゃんが一人で・・・」

紬「」

紬「・・・んっ」ゴソッ

紬「・・・はぁ、ん」クチュ

紬「あずにゃん、寂しいよぉ・・・」

紬「んぁ・・・んっ!」クリッ

紬「はぁはぁ・・・っつ」

紬「んはぁ!あずにゃん上手ね・・・はぁはぁ・・」

紬「はぁ、あずにゃん・・・もっと・・・」クリュ

紬「あ・・ダメっ・・んはぁ!」ビクン

紬「はぁはぁ・・・、・・・しちゃった」

紬「はぁ・・・。もうあずにゃんを叱れないわね・・・」

紬「まさかこんなに興奮するなんて・・・」

紬「きっとあの時のあずにゃんも・・・」

紬「」

紬「」カアァ

紬「ひ、人それぞれよね!」///

紬「明日は学校なんだから!」

紬「お、おやすみ!」ガバッ

紬「」

紬「・・・」クンクン

紬「・・・も、もう一回だけ・・・」

紬「・・・んっ。・・・はぁ」

・・・

・・


チュンチュン

紬「・・・」ムクッ

紬「ふわーっ・・・」

紬「(完全に寝不足だわ・・・)」

紬「(あんなに溜まってたなんて・・・)」

紬「(みんなあずにゃんがかわいいせいよ!)」

紬「」

紬「えへっ」デレッ

紬「しゃんとしなきゃ」パチン



3年教室!

紬「おはよう」

唯「おはよー。あれ?なんか元気ない気が・・・」

紬「ちょっと寝不足でね。ふあーっ」

澪「おはよう!ムギ!」テカテカ

紬「おはよう。澪ちゃん」

律「お、おはよう・・・」ゲッソリ

紬「・・・」

紬「り、りっちゃん?」

律「・・・おう。授業中は、寝かせてくれ・・・」

紬「う、うん」

律「ノ、ノート・・・お願い・・・」バタッ

澪「まったく、律のやつめ。鍛え方が足りないぞ」テカテカ

唯「りっちゃんに一体何が・・・」

紬「あまり深く考えないでおきましょう」

唯「へ?う、うん」


2年教室!

梓「おはよー」

憂「おはよう。梓ちゃん」

梓「おはよう。憂」

純「」ジーッ

梓「なによ?純」

純「納得のできる説明を要求します!」

梓「・・・」

梓「あ!」

憂「?」

純「」ジーッ

梓「え、えーっと。あとででいい?」

純「だめです!今すぐにお願いします!」

憂「なんのこと?純ちゃん」

純「実はねー。土曜日に梓の家に行ったら超高そうな車止まっててさぁ」

憂「あぁ。その話」

純「えっ?憂は知ってるの?」

憂「うーんと」チラッ

梓「(そうか、あの場にいたから車も目撃されてたのか・・・)」

梓「・・・はぁ」

梓「わかったわよ。簡単に説明するわ」

純「うむ」

梓「私はムギちゃんと付き合ってて、土曜日はデートの帰りに送ってもらったの」

梓「」カアァ

純「」

憂「梓ちゃん」///

純「・・・はい?」

純「え?ムギちゃんってムギ先輩のこと?」

梓「うん」

純「デートの帰りって・・・え?」

梓「二人であのショッピングモール行ってたんだよ」

梓「そしたらムギちゃんが車用意してくれて」

梓「そのままムギちゃんの家にお泊まりに行ったの」

純「」

梓「わかった?」

純「」

憂「純ちゃーん」フリフリ

梓「じゃあ説明もしたし席に戻ろうか、憂」

憂「え、あ。うん」

純「」

梓「もっと順を追って説明すればよかったかな・・・」

憂「純ちゃん、衝撃で固まっちゃったね・・・」



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最終更新:2011年06月14日 20:44