紬「ここよ」ガチャン

唯「わ、わーっ!」キラキラ

唯「ト、トンちゃんがいっぱいだよう」

律「よく見ろ。スッポンモドキはいないって」

澪「こ、これだけいるとちょっと怖いかも・・・」

憂「本当にたくさんいますね」

梓「ほら。エサだよー」パラパラ

唯「あ!あずにゃんずるい!」

唯「たんとお食べー」パラパラ

カメ「」パクパク

唯「・・・か、かわいい!」

律「全部で何匹いるんだ?」

紬「14匹ね」

律「おおう。トンちゃん15号までいるのか・・・」

澪「・・・トンちゃんが15匹、15匹。私の背中に・・・」

澪「」ガクガクブルブル

純「だ、大丈夫ですか?」

唯「ふぅ。エサやり終わったよ」

紬「ありがとう。唯ちゃん」

澪「は、早く出よう!」

唯「えーっ。もうちょっと見てようよー」

律「まぁ次行ってみようぜ」

唯「うぅ・・・。バイバイ、トンちゃん2号・・・」

紬「部屋に戻りましょうか」

梓「はい!」


唯「さっきはゆっくり見れなかったけどかわいい部屋だね!」

紬「ありがとう」ニコッ

律「あ・・・」

澪「どうした、律?」

律「な、なんでもねぇぜ」

律「(あの時のぬいぐるみが枕元に・・・、なぜか恥ずかしい・・・)」///

紬「突然ですが、超人生ゲームをしたいと思います!」

和「人生ゲーム?」

紬「上位入賞者にはなんと!」

律「おぉ!」

唯「ご、豪華景品とか!」

紬「特にありません」

澪「ないんかい!」

梓「なくたっていいじゃないですか!やりましょうよ」

憂「うん。おもしろそうだよ」

純「そういえばボードゲームなんて何年もやってないかも・・・」

唯「でも、人数多いし大丈夫?」

紬「そ、そう言われてみれば・・・」

律「ならペアでいいじゃん。丁度偶数だしさ」

梓「あぁ。それは名案ですね」

憂「じゃあ4グループだね」

唯憂チーム
澪律チーム
紬梓チーム
和純チーム

和「よろしくね。純ちゃん」

純「はい!がんばりましょう!」


以下ダイジェスト

紬「やった。取引成功で所持金増えたわ」

梓「さすがムギちゃんです!」

律「・・・あの、さっきからBADマスにしか止まってない気が・・・」

澪「・・・借金地獄とはこの事か」

唯「おぉ。転職で先生だって!」

憂「よかったね。お姉ちゃん」

和「また土地が増えたわ」

純「大地主ですね。ふっふっふ」

一位 和純チーム
二位 紬梓チーム
三位 唯憂チーム
四位 澪律チーム

純「優勝ですよ!和さん!」

和「そうね。純ちゃんのおかげだわ」

梓「くっ。まさか純に負けるなんて・・・」

憂「おしかったね、お姉ちゃん」

紬「後半、唯ちゃん達の追い上げがすごかったわ・・・」

律「・・・ま、まぁ。たかがゲームだもんな」

梓「たかがゲーム、されどゲームですね」プッ

律「中野ー!」

澪「・・・借金34億、どうやって返せば・・・」ブツブツ

唯「お!外結構暗くなってる!」

紬「そろそろ夕ご飯にしましょうか」

律「待ってましたー!」

唯「ごはーん!」

純「勝利のあとの食事はおいしそうですね」

紬「ちょっと聞いてくるわね」

梓「お願いします。片付けは任せてください!」

唯「おしかったねー」

憂「うん。最後あのマスに止まれれば逆転できたのに」

澪「・・・なぁ。これって未来の暗示じゃないか?」ガクブル

律「澪は気にしすぎ。いや、無駄使いがなくならなければあるいは・・・」

澪「ヒイィィィ」

純「(無駄使い?澪さんって浪費癖あるのかな・・・)」

梓「早く片付けますよ!」

紬「おまたせ。準備できたって」

梓「はい。片付けも終わってます」

唯「お腹ペコペコだよー」

澪「そうだな。お昼は軽くだったからな」

和「どんな夕食か楽しみね」

憂「そうですね」

純「ちょっと。梓は内容知ってるの?」

梓「知らないよ。でも期待していいと思うよ」

純「ふむ。では期待します!」

唯「あれ、あっちじゃないの?」

紬「ふふっ。こっちよ」

バタン

唯「うわーっ。すごーい!」

律「おぉ!」

紬「立食パーティー風にしてみました!」

澪「ひ、広い部屋だな・・・」

和「まるで、結婚式場ね」

律「和洋中・・・、なんでもあるな・・・」

唯「あの天ぷら、おいしそう!」キラキラ

紬「シェフがその場で揚げてるからサクサクよ」

澪「また借金が増えた気が・・・」

純「?」

和「車の時点でわかってたけどムギの家はすごいわね・・・」

憂「そうですね・・・」

梓「(全員静かにフルコースよりいいかも。さすがムギちゃんです!)」グッ

シェフ「お飲物をどうぞ」

唯「は、はい!」

律「あ、ありがとうございます」

紬「みんな飲み物はもらったかしら?」

純「はーい」

紬「遠慮はいらないわ!好きなだけ食べてね!」

紬「全員合格おめでとう!かんぱーい!」

みんな「かんぱーい!」

唯「なにから食べようか?りっちゃん!」

律「こういう場合は炭水化物系を食べないほうがたくさん食べれるって聞いたことあるな」

唯「ほう。じゃあ炒飯はNGだね!」

律「まずはサラダで胃をマイルドにだな・・・」

唯「サラダだね!りっちゃん!」モシャモシャ

律「キャベツうめー!」モシャモシャ

澪「おぉ。ローストビーフ・・・」

シェフ「足りなければお切りします」

澪「へ?い、いえ!大丈夫です」

純「唐揚げおいしい!」

憂「うん!でも太っちゃいそうだね」

梓「なに言ってるの。気にしなくても大丈夫だよ」

憂「そ、そうかな?」

純「私はたとえ太ってでもこのごちそうを堪能するよ!」

梓「まぁ純らしいね」

和「なんか適当な服装で申し訳ないわね」

紬「身内しかいないんだもの。気にしないの」

・・・・・・

唯「・・・お、お腹一杯・・・」

律「もう食えん・・・」

澪「・・・あぁ。でもあのフォアグラ、おいしかったな・・・」

紬「では最後にデザートを用意しました!」

唯「デザート!」ガバッ

梓「お腹一杯なんじゃ・・・」

唯「デザートは別腹だよ!」

紬「えっと、デザートですがせっかくなので人生ゲームの結果を影響させたいと思いまーす!」

律「へ?」

紬「一位の和純チームには私のお気に入りのケーキを!」

純「おぉ!おいしそう!」

紬「二位の紬梓チームにはお気に入りのアイスを!」

梓「これもおいしそうですね」

・・・

紬「最下位の律澪チームにはプッチンプリンを!」

澪「・・・」

律「」プッチン

律「」プルルン

律「・・・うまいな。澪」

澪「そうだな。律」

純「お、おいしいです!こんなケーキ食べたことないです!」

紬「そう?気にいってくれてうれしいわ」

唯「このタルトもおいいしいねぇ」

憂「うん!」

律「・・・ふぅ」

律「ここに再戦を申し込みます!」

梓「見苦しいですよ。アイスおいしい!」パクパク

律「やかましい!」

律「私もおいしいケーキ食べたい!」

紬「うーん。デザートの予備はあるけど・・・」

唯「私は賛成!もっと遊ぼうよ!」

和「私も別にいいわよ。ケーキのおかわりの可能性もあるし」

紬「じゃあ2回戦しましょうか!」

律「そうこなくっちゃ!」

澪「どうせ・・・、また借金地獄・・・」

唯「今度はケーキ食べようね!」

憂「うん!がんばろうね」

和「返り討ちにしてあげるわ」

純「ふっふっふ。またあのケーキが食べれるチャンスがくるとは」

律「なに落ち込んでるんだ澪!次は絶対勝つ!」


以下ダイジェスト

律「お、今回は結構いいんじゃないか?」

澪「そ、そうだな。でも油断したらまた借金になるぞ」

紬「あぁ・・・、ごめんなさい。BADマスに・・・」

梓「ドンマイです!ムギちゃん!」

唯「転職してニートだって!」

憂「(・・・転職?)」

和「ふむ。ライバルは律澪チームね」

純「僅差ですね。このまま逃げ切りましょう!」


結果発表!

一位 和純チーム
二位 律澪チーム
三位 紬梓チーム
四位 唯憂チーム

純「ふっふっふ。不動の一位です!」

律「ちくしょう!あと一歩だったのに!」

和「危ないところだったわ」

澪「借金しなくて済んだ・・・」パアァ

唯「ごべんね゙ー。ういー」シクシク

和「ふふっ。そんなにケーキ食べたかったのね」

律「そりゃあな。どうだ?アイスと交換しないか?」

和「いいわよ」

澪「え?いいのか?」

純「はい。さっきもケーキ食べましたし、また一位になったら交換しようって和さんと話してたんです」

和「そういうこと、遠慮しなくていいわよ。私達もそのアイスを食べてみたかったし」

律「おぉ・・・。あんた達!ええ人や!」ウルウル

純「澪先輩!どうか私のケーキと交換してください!」

澪「・・・なんか立場が違う気がするけど、ありがとう。鈴木さん」

紬「うん。タルトもおいしい」

梓「はい!」

唯「」プッチン

唯「」プルルン

唯「・・・」

憂「お姉ちゃん?」

唯「はい、憂。あーん」スッ

憂「お、お姉ちゃん?」///

唯「ほら、早くしないと落ちちゃうよ!」プルプル

憂「う、うん!」パクッ

憂「ありがとう。お姉ちゃん、おいしいよ」

唯「えへへーっ」

憂「ほら、お姉ちゃんも」スッ

唯「ありがとー。憂」パクッ

唯「んーっ!おいしいねー」

憂「えへへーっ」

和「ふふっ。いいペアね、あの二人は」

純「ですね。私も澪先輩見たいなかっこいい彼氏が欲しいです!」

澪「ほら、クリームついてるぞ」フキフキ

律「んあー」

澪「まったく」

紬「みんな楽しんでくれてそうでうれしいわ」

梓「はい!」

紬「デザート食べ終わったらお風呂に行きましょうか!」

唯「お風呂って誰から?ムギちゃんからかな?」

紬「なに言ってるの。みんなでよ!」

梓「みんな・・・」

梓「(あのお風呂でみんなでは・・・)」

梓「(あ!この前言ってたお客様用お風呂かな?)」

澪「みんなでって、この人数で入れるのか?」

紬「大丈夫よー。さぁ準備しましょう!」

和「(8人でも大丈夫なお風呂・・・。銭湯?)」

紬「準備はできたかしら?」

唯「大丈夫です!」

律「問題ないであります!」

紬「じゃあ行くわよー!」

唯「おおぅ!広い脱衣所だね!」

澪「だな。銭湯みたいだ」

憂「一体どんなお風呂なんだろう・・・」

梓「(ここに来るのは初めてです)」キョロキョロ

紬「入るわよー」ガラッ

唯「わーっ。マーライオンだよ!マーライオンがいるよ!」

律「湯船にバラが浮いてる!」

澪「なんて豪華なんだ・・・」

純「こ、これって美肌効果ってやつですか!?」

梓「髪下した純っておもしろい」

憂「梓ちゃんシーッ!」

和「・・・すごいわね」

紬「あら?もう、余計なことはしなくていいって言ったのに・・・」

梓「もしかして・・・」

紬「ごめんなさいね」

梓「い、いえ。ほら唯先輩たちも喜んでますし」

紬「・・・ならいいんだけど」

唯「いい匂いだよ!りっちゃん!」

律「あぁ!これでお肌ピカピカだな!」

澪「ちゃんと身体流してから入れよー」

唯「よっと」バシャッ

律「ほっ」バシャ

唯「では!」

律「入るか!」

唯「それー!」ザパーン

律「っしゃー!」ザパーン

澪「こらーっ!」

梓「こんな状況でもいつも通りの唯先輩たちに安心です」

憂「あ、あはは」

紬「・・・ふぅ」

梓「いい匂いですね」

紬「そうね」

憂「とてもリラックスしますね」

和「トラウマが消えていくわぁ・・・」

唯「ふははーっ!追いつけまい!」バシャバシャ

律「なにをー!」バシャバシャ

澪「泳ぐな!」


13
最終更新:2011年06月14日 18:00