唯「次も私が作るからね!憂においしいって言ってもらいたいから!」

憂「ふふっ、がんばってね」

憂「洗いものは私がやるよ。お姉ちゃんは休んでてね」

唯「そっかー。ありがと、憂」

・・・

唯「憂ー、アイスー」ゴロゴロ

憂「お風呂に入ってからにしようよ」

唯「・・・そうだね」

唯「よし!今すぐ入ろう!」

唯「ほら、憂も行くよ!」

憂「お、お姉ちゃん。待ってよー」

・・・

唯「ふいー」ポカポカ

憂「もう、強引なんだから」ポカポカ

唯「えへへー。だって早く一緒にアイス食べたかったんだもん」

憂「・・・もう、はい。アイス」

唯「わーい」ペロペロ

唯「やっぱお風呂上がりはおいしいねぇ」

憂「そうだね」

憂「ほら、身体冷える前にお布団入ろう」

唯「そうだね。でも憂と一緒ならいつでもあったかだよ」

憂「・・・もう」///

唯「・・・」

唯「・・・あ、なんか寒気が」

憂「え?」

唯「憂ー、寒いよー」ダキッ

憂「・・・もう、そういう冗談はやめてよ」

唯「えへへっ」ギュ-ッ

唯「怒った?」

憂「ううん。ほら、ベットに行こう」

唯「うん!」

唯「んしょ」モゾモゾ

唯「ううっ、お布団冷たい・・・。憂ー、早くー」

憂「すぐにあったかくなるよ」モゾモゾ

唯「そうだね。じゃあおやすみ」

憂「うん。おやすみ、お姉ちゃん」

唯憂「スゥスゥ」


土曜日朝!

梓「そういえば何時に寮に行くんですか?」パクパク

紬「お昼過ぎよ。寮じゃお昼ご飯食べられないからって」モグモグ

梓「そうですか。なら午前中に家事終わらせましょう」

紬「うん。天気いいからお布団干しましょうか」

梓「ですね」

紬「ごちそうさま。洗いものしちゃうわね」

梓「はいです。では洗濯してきます」

紬「お願いね」

ゴウンゴウン

梓「今のうちにお布団を~♪」

梓「んしょ」グッ

ガラッ

梓「今日も桜が奇麗だなぁ・・・」

梓「でもいつか散っちゃうんだよね・・・」

梓「・・・」

梓「よし!明日はお花見をしよう!」

梓「・・・ムギちゃんと公園で、シート広げて。・・・えへへっ」

梓「ムギちゃんムギちゃん」

紬「なぁに?」ジャー、キュッ

梓「明日って予定ありますか?」

紬「・・・うーん。特にないわね」

梓「な、なら。一緒にお花見行きませんか!?」

紬「お花見!いいわね!」グッ

紬「早速みんなに連絡入れましょうか」

梓「・・・あの、・・・それなんですけど」

梓「・・・」ゴクッ

梓「ムギちゃんと二人きりで行きたいなぁ・・・、って」ボソッ

紬「えっ?」

梓「あ。い、いえ。なんでもないです」アセアセ

紬「・・・ふふっ」

紬「じゃあ二人っきりで行こうか」

梓「・・・いいんですか?」

紬「えぇ。確かにみんなとはしゃぐのも楽しいけど」

紬「あずにゃんと二人きりでのんびりするのもとても素敵だと思うの!」

紬「だからみんなに内緒で行こっか」

梓「・・・はい!」

梓「じゃあお弁当作らないといけないですね!」

紬「うん!」

梓「シートどこに仕舞ったかな?」

紬「帰ってきたら探そうか」

梓「どこでお花見しましょうか!?」

紬「あずにゃん歓迎会のときに行った公園はどうかな?」

梓「あ、いいですね!えっと、他には・・・」

紬「もう、少し落ち着きなさい」

梓「あ・・・。えへへ」

梓「すみません。つい興奮しちゃって」

紬「ふふっ。じゃあ明日一日遊べるように家事を片付けましょうか」

梓「はいです!宿題も寮に行く前に終わらせます!」

紬「うん。わからなかったら聞いてね」

梓「ではムギちゃんのお布団も干してきますね」

紬「重くない?大丈夫?」

梓「任せてください!」

紬「もう、あんなにはしゃいじゃって」

紬「お花見、楽しみなのね」クスッ


お昼!

梓「寮ってここから近いんですか?」チュルチュル

紬「大学から近いから少し歩くわね」チュルチュル

梓「そうですか。軽いお蕎麦にしてよかったです」

紬「今日はいい天気だからお散歩に最適ね」

梓「私、大学に行く途中の桜並木大好きです!」

紬「うん。私も好きよ」

紬「ごちそうさま」

梓「ごちそうさま!」

テクテク

梓「桜、奇麗ですねぇ」

紬「うん。でもあずにゃんの方がもっと奇麗よ」

梓「な、なに言ってるんですか!」///

紬「ふふっ」

紬「・・・でも奇麗よりかわいい、かしらね」

梓「も、もう!ムギちゃんは置いていきます!」テクテク

紬「あらあら、照れちゃって」ニコニコ


学生寮!

恵「きょ、今日は梓ちゃんが来る日・・・」ドキドキ

恵「えっと、みんなの分のお茶とお菓子もあるし。いかがわしい物は隠したし」

恵「記念撮影するからカメラの準備も大丈夫だし」

恵「お部屋の掃除も済んでるし」

恵「・・・」

恵「これで私の第一印象は奇麗でかっこいい先輩ね!」キラン

恵「あぁ。早く来ないかしら」

恵「きっとすごくかわいいんでしょうねぇ」ポワポワ

ワイワイ

恵「!」

恵「この声は澪たんね!」

澪『よう、まぁあがってくれ』

律『少ししたら恵さんの部屋に行こうか』

恵「最終チェックよ!」キョロキョロ

恵「・・・」

恵「さすが私、完璧」

恵「あとは私の演技ね」

恵「・・・澪ちゃんにはちょっと避けられちゃってるけど、梓ちゃんとは仲良くした

いわ」

恵「そして警戒心を解いてあわよくば」

恵「・・・」ジュルリ

恵「おっと」フキフキ

律『んじゃ行くか』

梓『正面なんですね』

恵「来たわ!」

恵「」ドキドキ

コンコン

恵「はーい。どなた?」キリッ

律「こんにちわー」

恵「あら、りっちゃん。こんにちわ」

律「この前言ってた後輩を連れてきました」

梓「は、はじめまして。中野梓と申します」ペコリ

恵「!」

恵「(イイ!)」

恵「曽我部恵です。よろしくね」キリッ

梓「は、はい。曽我部先輩」

恵「ふふっ、中にどうぞ。お茶でも飲んでいって」

・・・

梓「(かっこいい先輩だなぁ)」

恵「・・・どうぞ。あまりいいお茶じゃないけど」

梓「ありがとうございます」

恵「みんなもどうぞ」

律「どうもです」

紬「ありがとうございます」

澪「ど、どうも・・・」

梓「おいしいです。淹れるのお上手ですね」

恵「本当?ありがとう(練習してよかった)」

律「そういや唯達は?」

澪「さっき携帯見たら遅れるってメール来てたぞ」

律「そうか。憂ちゃんもいるのに珍しいな」

恵「お菓子もどうぞ」

梓「あ、ありがとうございます」モグモグ

恵「ふふっ、りっちゃん達が言ってた通りかわいいわね」

梓「えっ」///

恵「あ、赤くなった」

紬「・・・」

梓「か、からかわないでください!」

恵「怒っちゃった?ごめんね」

梓「もう・・・」

梓「・・・その、先輩方の為に動いていただきありがとうございます」ペコリ

恵「いいのよ。私が好きでやったんだもの」

梓「私からもお礼を言いたかったので」

恵「いい子なのね。ますます気にいったわ」

梓「はい?」

恵「な、なんでもないわ!」アセアセ

恵「そうだわ。この前誰かが言ってたわね」

律「なんです?」

恵「梓ちゃんと澪たんが似てるって。ちょっと並んでみてくれる?」

律「あー、そんな話しましたね。ほれ、並んでみ?」

澪「・・・」

梓「え、えっと・・・」ススッ

恵「確かに似てるかも。梓ちゃん、よかったら髪解いてみてくれるかしら?」

梓「ええっ!?」

恵「おねがい!」

梓「(先輩達の恩人だから断っちゃダメだよね・・・)」

梓「うぅ・・・。と、特別ですよ・・・」ホドキホドキ

紬「(あずにゃん・・・)」

恵「いいわね。姉妹みたい!」

梓「そ、そうですかね?」

澪「・・・ちょっとお姉ちゃんって呼んでみて」

紬「!!!」

梓「え、えと・・・」

恵「私からもお願い!」

梓「・・・一回だけですよ」

恵澪「」ドキドキ

梓「・・・お、お姉ちゃん」///

恵澪「キマシタワー」

律「・・・なんだろ。なんか複雑な気分」

紬「(うぅ・・・。私もまだ呼ばれたことないのに・・・)」

恵「も、もう一回!」

梓「だ、ダメです!一回の約束です!」

澪「遠慮しなくてもいいんだぞ」

紬「そ、それより唯ちゃん達にもう一度連絡した方がいいんじゃないかしら?」アセアセ

律「あー、そうだな。ちょっと電話してくるよ」

恵「二人の写真を撮りましょう!」

梓「ええっ!」

澪「・・・それはさすがに」

恵「あとで焼き増ししてあげる」

澪「よし撮ろうか。あとでたい焼き奢るからさ」

梓「」

梓「・・・もう、しょうがないですね」

紬「あずにゃん・・・」グスッ

紬「(・・・嫉妬しちゃダメよ。写真くらい普通よ・・・)」

紬「(・・・でも)」

梓「も、もう。一枚だけですからね」

澪「一枚につきたい焼き上乗せでどうだ?」

梓「」

梓「・・・少しだけですよ?」ニコニコ

紬「(あずにゃあん・・・)」ウルウル

紬「うぅ・・・、りっちゃん・・・」

律「よしよし。お前も大変だな」ナデナデ

梓「」ドキドキ

恵「じゃあいくわよー」パシャ

恵「か、かわいい・・・」

恵「じゃあ次はポーズを変えて」

恵「お互いもっと近づいて。そうそう、梓ちゃんは上目使いな感じで」

紬「(むぐぐぐぐ)」プルプル

律「もう何も言わん」

恵「はいもう一枚」パシャ

恵「じゃあ次はー」

紬「(・・・自分の彼女を人にかわいいって言われるのは正直うれしいし)」

紬「(・・・でも、あずにゃんは私をほったらかしてその人にデレデレしてるし)」

紬「(うぅ・・・。すごく複雑な心境・・・)」

澪「恵さん。梓はネコミミが似合うんですよ」

紬「!」

恵「そうなの?確かに似合いそうねぇ」キラン

梓「そ、それは・・・」

澪「さっそく取ってきますね」

紬「それはだめーーーーー!!!」

梓「ム、ムギちゃん!?」

紬「え・・・、あ・・・。その・・・」

律「ムギの言う通りだ。澪、また暴れる気か?」

澪「・・・むぅ」

恵「???」

恵「暴れる?」

律「えっと、すみませんが今日はここまででお願いします」

律「ほれ、みんなお茶のお礼言って。私達の部屋に戻るぞ」

梓「え?えっと。ご、ごちそうさまでした」

バタン

恵「・・・えっ?」


2
最終更新:2011年06月14日 20:53