- 579. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/26(木) 00:41:19.72 ID:TAUeExTf0
- →D:「いつもとは違った道を歩いて行ってみようか?」
違う風景が見られて、楽しそうだよ!
唯「たまには違った朝! っていう感じでいいよね! いってきまーす!」
憂「あ、お姉ちゃん!?」
目も止まらぬ速さで家を出る唯を、呆然として見送る憂。
憂「……最近、お姉ちゃんと一緒にいられないなあ……」
憂「4月には一緒にギターも練習したのに……寂しい」
憂「ぐすん……」
憂の【楽しい】ステータスが 1/5 → 0/5 にダウンしてしまいました。
唯「はてさて、いつもとは違う朝の始まりだよー」
そんな妹の様子は露知らず、唯は外で大きく背伸びをした。
唯「そうだなあ……朝にはあんまり向かわない方の道を歩いてみるのが一番いいよね」
唯「よし! ここを通ろう!」
*選択肢*
A:川沿いに向かってすーっと歩いて行こうかな?
B:人が混雑している方に向かって歩いて行こうかな?
- 580. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 00:42:29.32 ID:fdIMt1GDO
- A
- 585. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/26(木) 01:46:24.50 ID:TAUeExTf0
- →A:川沿いに向かってすーっと歩いて行こうかな?
唯「うふふ。これはけっこう穴場の道なんだよねー」
言いながら、川の土手に沿ってゆったりと歩いて行く。
すると、前方の土手の草むらに、見慣れたふわふわな髪を見つけた。
唯「あ! あれ……純ちゃん?」
よく見ると、確かに純がうずくまって何かをしているようだった。
唯「どうしたんだろう?」
近寄って見ると、純は何やら段ボールの中を覗き込んでいた。
その中には……。
唯「うわあ〜!! この猫ちゃんかわいいっ!!」
純「うわあっ!? って、唯先輩!?」
突然後ろから声が聞こえて、驚いた純はすぐさま振り返る。
- 586. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/26(木) 01:46:56.88 ID:TAUeExTf0
-
唯「おはよー。なにしているの?」
純「あ……あ、おはようございます……早いですね」
唯「なんか急に早起きしちゃって!」
純「あ、分かります。そういうときありますよねー」
唯「ねー」
二人が会話していると、箱の中の猫が、みゃうんとかわいらしく泣いた。
茶色い癖のある毛で、小さめの猫だった。
唯「……ここにいたの?」
純「はい、そうなんですよ……。さっき見つけて、どうしようかなって思って」
唯「どうしようかなって?」
純「私の家、猫飼っているんですよ。だから、どうせだからこの子も飼っちゃおうかなー、と……」
唯「そうなんだ! うわあ、いいなあ!」
- 587. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/26(木) 01:47:28.52 ID:TAUeExTf0
-
純の手をとって喜び、そのまま「よかったねー」といいながら猫の頭を撫でる唯。
純「(ふふ。忙しい人だなー、もう)」
唯「それで? なんで困っているの?」
純「あ、はい……この子猫引き取りたいんですけど、今から学校だし、でも学校に行って帰ってきたあとじゃこの子がここにじっといるとも限らないですし……」
唯「うーん……よし、ちょっと待ってて!」
純「? はい」
この状況を打開するべく、唯は頭をフル回転させた。
*選択肢*
A:「餌とか買って箱の中に入れて、で、毛布をかけてあげれば安全じゃないかな?」
そうすれば逃げないだろうし安全だよね? 今からコンビニにちょっと行ってみよう!
B:「懐かせて、眠らせてあげれば、放課後までここにいるんじゃないのかな?」
それで純ちゃんが放課後に引き取りに来ればいいし。少し猫ちゃんと遊んであげよう。
C:「放課後まで、誰かの家で預かってもらうのはどう?」
面倒見てくれそうな人に預ければ安心。純ちゃんの家でもいいし。
D:「よし、分かった! 私がこっそり軽音部の部室に連れて行って、放課後まで面倒見ます!」
ばれたらまずいけど……可愛い後輩のため、ひと肌脱ぎますよ!
E:「純ちゃんに大分懐いたみたいだし、放課後まで待っていてくれるんじゃないかな?」
大丈夫だよ、純ちゃんは優しいなあ。 じゃあ二人で学校行こうか!
- 588. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 01:50:02.41 ID:E9J1UdkXo
- C
- 600. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/27(金) 01:15:04.59 ID:6IDRZnx70
-
→C:「放課後まで、誰かの家で預かってもらうのはどう?」
面倒見てくれそうな人に預ければ安心。純ちゃんの家でもいいし。
純「な、なるほど……! それ、いいですね!」
唯「ね。飼ってもらうんじゃなくて預かってもらうだけだから、結構引き受けてくれそうだし」
純「思いつかなかったです……あの、唯先輩って……」
唯「ふっふっふ、何だね?」
純「なんだかんだいいつつ、年上なんですね……」
唯「失礼な! 私はれっきとした最上級生だよ!」
純「へえー、そうですかー? 知らなかったー」
唯「むうう! ひどいよ純ちゃん!」
純「あはは。ほめてるんですよー?」
唯「もーう!!」
- 601. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/27(金) 01:15:30.28 ID:6IDRZnx70
-
そんなやりとりが続いた後で、子猫の話しに戻る。
純「じゃあ、どうしましょうか? 子猫の行き先。預けたら、放課後私が勝手に引き取りに行きますけど」
唯「そうだねー。でもあんまりここから遠いと遅刻しちゃうし……」
純「そういえば、ここ中学の近くの道ですしね」
唯「そっか! そういえばそうだね」
そこで唯は、何人かに選択肢を絞った。
*選択肢*
A:「いっそのこと、大急ぎで純ちゃんちまで行こうよ!」
その方が手間もかからないしね、あーんしん♪
B:「そうだ! 困ったときの和ちゃん!」
和ちゃんちなら安心してまかせられるよね!
C:「よし、うちの家にしよう!」
その方が純ちゃんも気楽じゃない? ゲージあったかなー?
D:「あんまり学校から遠くてもね……他に誰かいたかな?」
同じ中学校の卒業生以外の選択肢を考えようか?
- 602. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 01:16:56.57 ID:MJ6tJlA8o
- C
- 609. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/27(金) 02:25:34.72 ID:6IDRZnx70
-
→C:「よし、うちの家にしよう!」
その方が純ちゃんも気楽じゃない? ゲージあったかなー?
純「へっ!? 唯先輩の家!?」
唯「うん! 私さっき家を出たばかりで、ここからならまだ引き返しても遅刻にはならないし」
純「で、でも……」
唯「安心してよ、確かゲージあったと思うし」
純「でも、大変じゃないですか?」
唯「預かるだけだから大丈夫だよ? その代わり、私も憂も学校に行かなくちゃいけないから、ゲージの中に入れっぱなしってことになっちゃうけど」
純「た、確かに私の家に引き返すよりは早いんでしょうけど……」
唯「遠慮しないで! ……といっても、私が頑張れることはないけどね」
純「いえ、助かります! それじゃあ、お願いしちゃいます」
唯「あいあいさー。じゃあ急いで平沢家にゴー!」
- 610. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/27(金) 02:26:05.56 ID:6IDRZnx70
-
二人は、そのまま踵を返していったん唯の家へと向かった。
数分もせずにたどり着き、インターホンを鳴らす。
すると、間もなく憂が顔をのぞかせた。
唯と純という珍しい組み合わせに驚いたのか、目を大きくしていた。
憂「お姉ちゃん!? 学校いったんじゃ……それに純ちゃんまで」
純「あ、あはは……」
唯「ごめんねー憂。出るところだった?」
憂「う、うん……って、なあに、その猫!?」
唯「実は――」
唯と純が、つっかえながらも何とか事の成り行きを話すと、憂は納得したように頷いた。
それから素早く押し入れからゲージを取り出し、純が子猫をその中に入れる。
唯もそれを手伝い、手頃な皿に牛乳を入れ、そっと子猫の足もとに置く。
唯「わあ! 飲んでる飲んでる!」
憂「よかったー」
純「うん、唯先輩、憂、ありがとう」
憂「どういたしまして。でも、お姉ちゃんが提案したからだよ?」
純「……うん」
純は、そこでそっと唯を盗み見る。
唯「あー! かわいいよお、うちの子になればいいのに!」
純「な! だめですー! 私が引き取るんですから」
唯「えー? ケチー」
純「預かるだけっていったじゃないですか!」
憂「猫と遊んでるお姉ちゃんかわいい!」
- 611. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/27(金) 02:26:31.16 ID:6IDRZnx70
-
子猫の頭を撫でたがり、家を出ようとしない唯をやっとこさなだめ、三人で学校に向かった。
なんとか時間には間に合ったようだ。
唯「じゃあ、二人ともまたね! 純ちゃん、ちゃんと引き取りにくるんだよ?」
純「当たり前ですよ! 唯先輩、それじゃあまた」
憂「お姉ちゃんまたね!」
ぶんぶんと手を振った後、急ぎ足で教室に向かう唯を、二人は見送った。
憂「純ちゃん、ありがとね」
純「うん?」
憂「最近お姉ちゃんと一緒に何かやることなくて……寂しかったから」
純「あー、そういうことなんだ」
憂「えへへ、やっぱりお姉ちゃん可愛いよね!」
純にまた、あっさりとあしらわれるかと憂は思ったが、純の反応は少し違った。
純「そうだよねー! 唯先輩、いいなあ」
憂「……え!?」
純「ん? ……あ、あ? いや、ううん、なんでもないよ、ほらいこ、憂」
二人は、なんとなくぎこちない空気のまま、教室に向かった。
憂「(久しぶりにお姉ちゃんとたくさんいられたからいいけど……純ちゃん?)」
純「(えへへっ。やっぱり唯先輩、私といて楽しいって思ってくれているのかな? ……だったらいいな)」
※純との微妙な空気は、すっかりよくなったようです。
憂の【可愛い】ステータスが 3/5 → 4/5 にアップしました!
純の【楽しい】ステータスが 1/5 → 2/5 にアップしました!
純の【気になる】ステータスが 0/5 → 1/5 にアップしました!
- 612. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/27(金) 02:27:03.64 ID:6IDRZnx70
-
唯が教室に入ると、空気が浮き立っていた。
皆、うきうき、そわそわと気持ちを抑えきれないようにはしゃいだり、話したりしていた。
唯「……わあ、なんか楽しそう! ……うー、今日何があるんだっけ?」
これからどうしようか。
唯は少しの間考えた。
*選択肢*
A:「とりあえず席に着こうかなー?」
まあ、すぐに分かるだろうからあせらなくていいか。唯の席へ向かう。
B:「うー! どうしても早く知りたい! ねえねえねえ!」
私も気持ちを抑えられないよ! クラスの輪の中に入って聞いてみる。
C:「なにがあるんだろう? ここにいれば分かるかな?」
教室の中心? 黒板の前に立ってみよう。
D:「やっほー! よく分かんないけど楽しそう! 混ぜて混ぜて!」
とにかく皆に混じってはしゃいじゃおう!
E:「そわそわ。早く教えてもらえないのかなー?」
うずうずしながら教室のドアの近くでうろうろ。
- 614. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) 2011/05/27(金) 02:29:38.27 ID:sIMgZqiOo
- B
- 625. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/30(月) 00:38:55.73 ID:W0PmfYBz0
- →B:「うー! どうしても早く知りたい! ねえねえねえ!」
私も気持ちを抑えられないよ! クラスの輪の中に入って聞いてみる。
自分の席に着く間もなく、唯は教室で大きな輪になっているクラスメイトのところへ飛び込んでいく。
勢い余って近くにいたクラスメイトに抱きつくと、かなり驚かれた。
だが、抱きついたのが唯だと知ると、「なんだあ、唯なの〜」と笑顔で返された。
「急にどうしたのー? 唯」
唯「えへへ〜。皆なに話しているのかなって思って〜」
「なにって……」
「そんなの、一つしかないじゃーん」
なんとなく意味ありげに笑いあうクラスメイト達。
ますます唯は分からずに首をかしげると、不意に、ため息混じりの聞きなれた声が聞こえた。
律「……今日は、修学旅行の班決めだろ? そんなことも覚えていないのかよ?」
見ると、輪の中にいた律が、ふうと肩をすくめる真似をした。
唯は、その態度に、心が少ししおれるのを感じた。
4月以来、律との微妙な空気は変わっていない。
もちろん、普通に会話したり軽音部で一緒に演奏したりといったことはしているのだが、
ときおり、律との間にもやもやとした壁があるのを感じていた。
なんとなくつっかかるような、もどかしいような、妙な雰囲気。
唯は、すっくと姿勢を正し、口を開いた。
*選択肢*
A:「そっかあ〜、そうだったっけ? えへへ、忘れていたよ!」
そうだそうだった! 高校生活最大のイベントを忘れるなんて、私ってドジだよね〜。
B:「っ、お、オボエテイマシタヨー? あは、あははは……」
忘れていたってことがばれたら恥ずかしいし。なんとかカタコトで乗り切る!
C:「う、うん……忘れていた……」
りっちゃんの言葉が、なんかキツい……上手く言い返せなかったよ。
D:「そ、そこまでいわなくてもいいじゃん! 誰にだって忘れることはあるもん!」
りっちゃんなんかこの前から変だよ! そんな言い方しなくたってさー。
- 631. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/30(月) 02:59:50.67 ID:DpW49lL0o
- D
ちょっとりっちゃんとの関係に変化をつけたい
最終更新:2011年06月21日 05:16