- 827. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) 2011/06/06(月) 23:14:54.42 ID:1GTZabxBo
- ステータスくりこしとかするくらいなら、分母を大きくしたらダメなの? 
 
 
 >>827
 つまり、【気になる】と【好き】ステータスを一緒にして、一つの大きなステータスをつくるのはどうか?  ということでしょうか……?  間違っていたらすみません。
 ダメ、ということはないのですが……。
 たとえば【気になる】と【好き】ステータスを今の目盛りのまま一緒にすると、0/15 のような形になると思います。
 これは個人的な意見なのですが、分母が大きくなると、ステータスの数値を一目見ただけでは好感度がどのあたりなのか
 分かり辛くなるのではないかな、と思いました……。
- 832. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/07(火) 23:47:54.57 ID:Eir2Fz+F0
- →B:「澪ちゃん、お話ししたいことがあるから……屋上でごはん、一緒にどう?」 
 澪ちゃん、二人きりならいろいろ話してくれるかな……?
 
 
 席で、ちょうどお弁当を鞄から取り出している澪にそう声をかけると、澪は驚いて振り返った。
 そして、声をかけてきたのが唯だと分かると、さらに目を丸くした。
 
 
 澪「えっ……唯?」
 
 唯「うん」
 
 澪「……私に声をかけたのか?」
 
 唯「う、うん、そうだよ!」
 
 澪「……何でだ?」
 
 唯「えっ……?」
 
 澪「……だって、唯が私を誘うことなんて……そんなに、ないし……ほら、修学旅行だって別の班なんだから、同じ班の子たちだっているだろ」
 
 唯「み、澪ちゃん……」
 
 澪「そんなわざわざ声かけてくれなくても大丈夫だよ。ありがとうな。じゃあ私、律たちとでも食べるからさ」
 
 唯「み、みおちゃん!」
 
 
 *選択肢*
 
 A:「わ、私も澪ちゃんたちと食べる!  食べるもん!」
 ここは意地でも皆のところにいくもんね!
 
 B:「違うよ、本当に澪ちゃんと一緒に食べたいんだよ……二人で!  話したいの!」
 うう、諦めたくないよ。精一杯気持ちを伝えれば分かってくれるはず!
 
 C:「……そうだね、声かけちゃってごめん……」
 やっぱり馴れ馴れしすぎたよね……澪ちゃんの言う通り、同じ班の子と食べようかな……。
 
 D:「ひ、ひどいよっ!!  どうしてそういうふうにいうの……う、うえええんっ」
 澪ちゃんが素っ気ないのが辛くて……私といるの、嫌なのかな?
 
 
 
- 836. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/08(水) 00:06:34.16 ID:jVJil4OSO
- Cだ 
 
 
- 842. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/08(水) 00:46:19.76 ID:g4JEuM1R0
- →C:「……そうだね、声かけちゃってごめん……」 
 やっぱり馴れ馴れしすぎたよね……澪ちゃんの言う通り、同じ班の子と食べようかな……。
 
 
 澪「え、ゆ、唯?」
 
 唯「ごめんね……」
 
 
 急に沈み込み、離れて行く唯を呆然と見送る澪。
 同じ班の子を探して、うろうろとする唯の後ろ姿に、澪は唐突に後悔をし始めた。
 
 
 澪「(あ……せっかく唯が声をかけてくれたのに)」
 
 澪「(……拗ねて、卑屈になって、余計なことを言っちゃった……)」
 
 澪「(でも……私といたって、唯は楽しくないだろうし……)」
 
 澪「(でもだったら、なんで唯は誘ってきたんだ……?)」
 
 澪「(…………っ!)」
 
 
 突然澪は立ち上がり、姿の見えなくなった唯を追うために、弁当袋を持ち、歩き出した。
 
 
 *選択肢*
 
 A:「……ショックだなあ……しょうがない、よね……」
 ちょっと落ち込んじゃった……。私だけでも屋上に行こうっと。
 
 B:「ちょっと心が痛い……あ、姫子ちゃん、いたいた」
 廊下に出たら、姫子ちゃんが購買のパンをもって手を振っていた。教室に戻っていちごちゃんと一緒に食べよう?
 
 C:「とぼとぼ……うう……ちょっと休もう」
 教室を出て歩いていたけど、ちょっと立ち止まって小休止。
 
 D:「なんか屋上行きづらくなっちゃった……外で食べようかな」
 校舎の裏にちょっと座るところとかあったよね?  もう、そこでいいや。
 
 
 
- 845. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/08(水) 00:49:53.00 ID:OfEzd0u+o
- A 
 
- 877. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/09(木) 01:01:17.91 ID:/wr1XWzH0
- →A:「……ショックだなあ……しょうがない、よね……」 
 ちょっと落ち込んじゃった……。私だけでも屋上に行こうっと。
 
 
 教室を出てから、唯は何気なく屋上に足を運んでいた。
 澪によそよそしくされて、挙句の果てにやんわりと断られ、唯はかなりへこんでいた。
 
 
 唯「……でも、自業自得、だもんね」
 
 
 分かってはいたものの、やはり気分は重い。
 スマイルアゲイン計画を早くも諦めてしまいそうになったが、それではいけないと、唯は再び前を向いて歩き始めた。
 古びたドアのノブをひねると、金属がきしむ音がして、ゆっくりと扉が開いた。
 五月らしい爽やかな風が、一気に吹きこんでくる。
 澪がいないのは残念だが、ここでお弁当を食べることにしたのはよい選択だった。
 
 
 唯「……落ち込んでいてもはじまらないよね!  ……う〜ん、いい天気……」
 
 
 軽く伸びをしてから、唯は地べたに座り、膝の上に弁当を置いた。
 蓋を開けると、憂が丹精込めて作ってくれた、おかずと海苔をのせたごはんが見えた。
 
 
 唯「ごはんはおかず!  なんてね!  えへへ、美味しそう!  いただきま〜」
 
 澪「ゆ、唯!」
 
 
 今にも食べ始めようとすると、澪が扉から飛び込んできた。手には、お弁当袋が握られている。
 
 
 
- 878. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/09(木) 01:01:44.37 ID:/wr1XWzH0
-  
 唯「み、みおちゃん!?  どうしたの?」
 
 澪「や、やっぱりここか……」
 
 
 相当走ってきたのだろう。澪は少し息切れしていた。
 
 
 澪「どうしたの、って……その、唯が誘ってくれたんじゃないか」
 
 唯「え、でも澪ちゃん嫌そうだったから……」
 
 澪「……そんなこと、ないよ」
 
 唯「い、いいよ気を使ってくれなくても!  澪ちゃん、皆と食べてきなよ!」
 
 澪「……なんか、さっきと立場が逆だな」
 
 唯「えっ?  ……あっ、本当だ」
 
 澪「……」
 
 唯「……」
 
 澪「……ふふっ」
 
 唯「!  ……えへへ」
 
 
 
- 879. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/09(木) 01:02:32.65 ID:/wr1XWzH0
-  
 二人でちらと笑みを見せ合うと、澪はそのまま唯の隣に座り、弁当袋を開き始めた。
 二人は、そのまま無言で弁当を食べ進める。
 沈黙が続いているのに、なぜだか気まずくなかった。
 
 
 唯「……風気持ちいいねー」
 
 澪「……ああ、ほんとだな」
 
 
 時折話を振ると、いったん手を止めて必ず答える澪。
 沈黙とわずかな会話を繰り返しながら、次第に昼休みは終わりへと向かっていた。
 残り時間は、あと十分程度。
 唯はデザートをつまみながら、ぼんやりと考えていた。
 
 
 *選択肢*
 
 A:『せっかくいい雰囲気だし、もうちょっとだけ、このままで……』
 沈黙が辛くないのは澪ちゃんといるからかな?  そのまままったりしていよう。
 
 B:「……あのね、澪ちゃん……」
 そっと話を切り出してみようか?  どうして微妙な空気だったのか、今が聞けるチャンス、かな……?
 
 C:「澪ちゃんたちの班は、どこ回るの?」
 修学旅行、澪ちゃんたちはどこに行くんだろう?  聞いてみよう。
 
 D:「澪ちゃん、修学旅行になにもっていく?」
 参考に聞いてみよう。早く準備しないとだし。
 
 E:「……もう終わっちゃうね。早く教室に戻ろうか?」
 今日のお昼はありがとう。嬉しかったよ!
 
 
 
- 880. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/09(木) 01:03:09.73 ID:KgyFEz7Yo
- A 
 
- 889. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/09(木) 03:01:25.65 ID:BG37HULo0
- →A:「せっかくいい雰囲気だし、もうちょっとだけ、このままで……」 
 沈黙が辛くないのは澪ちゃんといるからかな?  そのまままったりしていよう。
 
 
 二人でのんびりと空を見上げていると、不意に澪がそわそわし始めた。
 教室に帰るタイミングを見計らっているのかと思ったが、どうもそうではないようだ。
 先ほどから、唯のことを目の端でちらちらとみている。
 すると、痺れを切らしたかのように澪が口を開いた。
 
 
 澪「あ、あのさ……」
 
 唯「うんー?  なあに?」
 
 澪「唯、話って……?」
 
 唯「え?  ……んー、もう、いいかなあ」
 
 澪「えええっ!?」
 
 唯「……色々、分かったから」
 
 澪「色々って?」
 
 唯「……澪ちゃんが、私のこと嫌いじゃないってこと。少しは、好きでいてくれているってこと、とか」
 
 澪「ゆ、唯?  そんな、今さら分かりきっているようなこと……」
 
 唯「うん、でも不安だったんだ……だからね、それが改めて分かってよかったよ!」
 
 澪「ふ、不安って……?  私に、嫌われているとでも思っていたのか?」
 
 唯「うん。あんまり話してくれなくなったから……私、澪ちゃんに嫌なことでもさせちゃったのかな、って……」
 
 澪「そ、そんなこと」
 
 唯「だから私ね、私といても楽しくないんじゃないかって……むかむかさせちゃっているんじゃないかって……だから、一緒の班になるのも気が引けちゃって……」
 
 澪「えっ?  そ、そうだったのか?」
 
 唯「うん。でも、そうじゃないんじゃないかな、って澪ちゃんと今日一緒にいて思えたから。だから、もういいんだ」
 
 澪「…………」
 
 唯「えへへ、私が勝手にもういい、とかいっても意味ないけどねー」
 
 
- 890. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/09(木) 03:01:55.77 ID:BG37HULo0
- 澪「……唯」 
 
 唯「うん?」
 
 澪「……ごめん」
 
 唯「ふ、ふえ?  何で澪ちゃんが謝るの?」
 
 澪「私も唯みたいに、素直に思っていることを言えばよかったのに……ごめん」
 
 唯「え?  え?  え?  意味が分からないよ!?」
 
 澪「私も、不安だった。寂しかったのかもしれない」
 
 唯「えっ……?」
 
 澪「唯が、私といても楽しくないんじゃないかって」
 
 唯「あ……」
 
 澪「だから、唯が思っていたことを、私もずっと思っていたんだ」
 
 唯「ずっと……?  どうして?」
 
 澪「…………私、唯と二人きりで遊んだことないし」
 
 唯「えっ?  そう?  たまたまだよ!」
 
 澪「でも、ムギとは、一緒に遊びに行ったって……」
 
 唯「あっ……」
 
 
- 891. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/09(木) 03:02:34.69 ID:BG37HULo0
- 澪「あと……」 
 
 唯「……うん」
 
 澪「四月に……特訓のこと……皆に言わなかっただろ……?」
 
 唯「えっ、あっ」
 
 澪「べ、別にいいんだ、その言ってほしいってわけじゃなかったし……でも、唯が、何事もなかったようなそぶりをしているのが……辛かったんだ」
 
 唯「澪ちゃん……」
 
 澪「私と特訓していたのを、皆にいうのが嫌なのかな、って……私といても別に楽しくなかったから、なかったことにしたいのかなって……」
 
 唯「そ、そんなことないよ!  ……皆からいろいろ詮索されても、って思ったからたまたま言わなかっただけだよ?」
 
 澪「……私と二人で特訓していたのを、詮索されるのが嫌だったのか……?」
 
 唯「ま、マイナスの意味じゃないよ?  ……せっかくさ、澪ちゃんと二人でいられた時間を、その、色々聞かれて、壊したくなかったから……大事に、したかったから」
 
 澪「『大事に』……」
 
 唯「うん。……でも、澪ちゃんとの特訓のおかげで皆にギター褒められたんだから、やっぱり言うべきだったね……ごめんね」
 
 澪「ううん、いいんだよ本当に。私が、勝手に拗ねて、寂しがって、変な態度とっていただけなんだ。私こそごめん」
 
 唯「いいよ!  むしろ、謝るのは私だよ!  ごめんね」
 
 澪「気にしてないよ。……まあ、班決めのときは、少し落ち込んだけど」
 
 唯「ご、ごめんなさいぃ」
 
 澪「でも、まさか、唯まで私と同じように思っていたなんてな」
 
 唯「えへへ……うん」
 
 
 話していると、昼休み終了の予鈴が鳴った。
 お互いにすっきりとした気分で、ドアに向かって歩いていく。
 何も話さなくても、和やかな空気が流れているのを感じ取り、唯はふと思いついて言った。
 
 
 
- 892. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/09(木) 03:03:12.12 ID:BG37HULo0
-  
 唯「澪ちゃん!」
 
 澪「ん?  なんだ?」
 
 唯「あのね、私気づいたんだ!  澪ちゃんと一緒にいるのは、楽しいからじゃないんだよ!」
 
 澪「えっ……や、やっぱり、唯は私と一緒にいても楽しくないんじゃ……」
 
 唯「澪ちゃんといると、楽しいんじゃなくて、嬉しいんだよ!」
 
 澪「!?」
 
 唯「今日、澪ちゃんとゆっくりお弁当食べている時間が、すっごく嬉しかった。すっごく安心したんだよ」
 
 澪「……私も」
 
 唯「それって、他の誰でもない澪ちゃんといるからこそ感じられるんじゃないのかなー、って思って」
 
 澪「唯……」
 
 唯「だからね、『楽しい』っていうより、『嬉しい』なんだよ」
 
 澪「……そっか」
 
 唯「うん」
 
 澪「……私も、唯と一緒にいるの、嬉しいよ」
 
 唯「えへへ、私も!」
 
 
 
- 893. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/09(木) 03:03:38.87 ID:BG37HULo0
-  
 二人は微笑み合い、連れだって教室へと帰って行った。
 
 
 澪「(唯と誤解が解けてよかった……)」
 
 澪「(ふふ……嬉しい、か)」
 
 澪「(……嬉しいよ、唯)」
 
 
 澪の【気になる】ステータスが  1/3 →  3/3  にアップしました!
 
 これにより、澪の【好き】ステータスが  0/5  →  1/5  にアップしました!
 
 【気になる】ステータスは繰り越され、  0/3  となります。
 
 嬉しい昼休みが終わると、あっというまに帰りの時間がやってくる。
 唯は、ゆっくりと伸びをしながら、考えていた。
 
 
 唯「どう帰ろうかな?」
 
 
 *選択肢*
 
 A:「一応部室寄って行こうかな?  ……昨日行けなかったし」
 音楽室の方へゴー!  もう今は気まずくないはず。
 
 B:「早めに帰ろう。ゆっくりやすもっと」
 今日は色々あったし。家に帰ります!
 
 C:「少し学校の中をうろついてみようか?」
 このまま帰るのはもったいないな……荷物を持って教室を出る。
 
 D:「もう少し教室にいようかな」
 放課後、ちょっと居残ってみるのもありかもね。
 
 E:「あ、今日日直だったよ!」
 急いで黒板を消しに行くよ!  うう、忘れてた……。
 
 
 
 
- 901. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/09(木) 07:32:46.30 ID:g1qOHcFSO
- Eだ 
 
 
最終更新:2011年06月21日 05:25