そして、時は流れて――

梓「明日、卒業式ですね」

唯「うん、高校生活も終わっちゃうのかぁ。この制服着るのも最後だね」

唯の卒業式の前日。
制服を着た2人は唯の部屋に居た。

梓「唯が浪人したら同学年になれたのになぁ」

意地悪な顔をして梓が言った。
唯は地元を離れ、遠くの大学に進学することになった。
今までのように頻繁に会えなくなるのだ。

唯「むむ、あずにゃんひどーい」

唯はぷくーっと顔を膨らませた。
それを見た梓は二コっと笑う。

梓「冗談です。……大学に行って、私の知らない間に他の人になびいちゃヤですよ?」

唯「なびかないよぉ」

梓「……ほんとですか?」

唯「ほんとだよー」

梓「……来年、絶対また後輩になっちゃいますから、待っててくださいね」

唯「うん、待ってるから」

そう言うやいなや、唯は梓を抱き寄せて深く唇を重ねた。
少しずつ、梓の舌が唯の舌の動きに合わせて動き始める。
じゅじゅるとお互いの唾液を絡ませ合い、吸う。

梓「んっ、はぁ……」

唯が梓の背中に手を回し、背骨に沿って指を這わせる。
すると、梓の口から甘い吐息が漏れた。

梓「はぁはぁ……」

唇を離しすと、ねっとりと唾液が糸を引く。
梓はとろんとした顔で唯を見つめる。

唯「あずにゃん、結構背中も弱いんだよねー」

唯は梓の耳元でささやいた。
付き合い始めて既に1年以上経過している。
何度も肌を重ねているうちに、お互いの敏感なところは大概知り尽くしていた。

梓「んっ……ぁ、やぁ、あふっ」

唯はさらに、指先をつつと背骨に沿って這わせた。
喘ぎ声が、吐息混じりに漏れだす。
唯は上から下へ背筋をなぞり、スカート越しに梓の尻をなでる。

梓「んあっ」

唯がさわさわと尻を触ると、梓の息遣いはどんどん荒くなる。

梓「あふっ、ゆ、唯ぃ」

梓は唯にぎゅっとしがみついた。

唯「脱いじゃおっか」

梓「はい……」

唯は梓のブレザーを脱がし、ベッドに寝かせた。
そして、ゆっくりと一つずつブラウスのボタンを外していく。
すると、白いブラが現れた。

唯「あずにゃん、おっぱいあんまり育ってないね」

梓「……大きい方がいいですか?」

唯「どっちでもいいよ。あずにゃんのおっぱいだから好きなんだもん」

唯は梓の体を浮かせて、ホックを外した。
そして、梓のブラをずらしすと、確かに小さな乳房がそこにあった。
ぷっくりと硬くふくらんだ乳首を軽く突付かれると、梓にビリッとした快感が沸き起こる

唯「おぉ、おちんちんももう勃ってる!」

梓のソレがショーツとスカートの柔らかい生地を押し上げて、恥ずかしいテントを作っていた。
唯はソレを人差し指で何度もピンと弾いてみた。

唯「あはは、プルプル震えてるよー」

梓「あ、遊ばないでくださいっ」

唯「じゃあもっといいことしてあげるね」

そう言って唯は梓のスカートを脱がした。
さらに、ショーツからはみ出したソレを愛おしそうに眺めながら、最後の一枚に手をかける。
一糸纏わぬ梓の姿を見て、唯はため息をもらした。

唯「あっ! あずにゃんこっちも濡れてるよ!」

梓「気持ちいいんだからしょうがないじゃないですか……」

唯は満足したようにうなずき、梓の女の子の方を愛撫しだした。

梓「あ、あぅ。ふぅ……」

唯「無抵抗にいじられるあずにゃん。……いい!」

唯は胸を丹念に撫でまわし、続いてあそこへと手を伸ばす。
指先でくぱぁとあそこを広げると、蜜が溢れてくる。
さらに、蜜を指先でそっと絡めて、クリトリスに塗りつけた。

梓「ひぁッあっ…!」

梓はびくんと腰を震わせた。
また蜜が溢れ出す。

唯「よし、じゃあこれはどうかなー?」

唯は梓のソレを握りしめながら、秘裂に舌を這わせた。

梓「ああッ!」

2つの性器を同時に刺激される感覚。
あまりの快感に、梓は口元から涎をだらしなく垂らしていた。

唯「まだまだいくよー?」

そう言って唯はソレを口でくわえ、膣の中に中指を挿入した。

梓「あッ…っくッ…!」

舌が亀頭に絡む。
クリトリスがピンと弾かれる。
想像を絶する快感によって、梓はいとも簡単に果ててしまった。

梓「ンぁあああ……あ……ああああぁぁぁっ!」

ソレからは精液が、そして、アソコからは無色の液体が噴出した。

唯「んっ、んっ、んんっ……。ん……」

梓「あっ、はぁ……はぁ……」

唯は梓の欲望の塊を口に入れて飲み込んだ。
ぺろりと舌で口元を舐めて一言。

唯「あずにゃんなんか色んなもの出しちゃってたよ。ほら見て」

唯はシーツを指さした。
梓の多量の愛液でびしゃびしゃに汚れている。

梓「し、仕方ないじゃないですか! 2つもあるとすごい気持ちいいんです!」

唯「うらやましいなぁ、おちんちん。ねっ、それ挿れて? まだいけるよね? それとももうダメ?」

そう言って唯はソレを口でくわえ、残っている精液をじゅるりと吸い上げた。
すると、再び硬度を増し始める。

唯「できるよね?」

梓「犯ってやるです」

梓は起き上がり、唯を強く抱き締めた。
そして、ソレが侵入を始める。

唯「あっ…ふッ…!」

先端が入っただけで、温かい膣の感触にとろけそうになる。
そして、ぬるぬるの粘液とヒクヒクする肉壁の感触を感じながら、さらに奥へと突き進む。
やがて、根本まで中に埋まり、梓はズンと子宮を突いた。

唯「ああっ! イイ! イイよぉ!」

唯が喘ぐと、肉壁が締まる。
梓は歯をくいしばって耐え、唯を抱きしめた。

梓「うっ、動きますっ」

梓は腰を引いて、貫いた。
すぐにでも出してしまいそうなのを堪えながら。

唯「あっ、あ、あ、あ、あふっ、あああっ!」

梓は荒々しく息を吐きながら、懸命にピストン運動を続けた。
ソレを抜き差しする度に、唯の蜜がシートを汚した。

唯「あんうう! んあっ! あああっ!」

唯は徐々に声を荒らげる。
両手を梓の背中に回し、自分でも腰を動かしている。
梓は叩きつけるようにして、何度も突き上げる。

梓「もっ、もう、イっちゃいそうですっ」

唯「あんっ、いいよっ、きてっきてえええ」

唯の膣が梓の精液を搾り取ろうと動いた。
その瞬間。

ドクッ、ビュッルビュッルビュッル!

唯「ひゃあっ、あったかいのが入ってくるぅ!」

梓は中に欲望をぶちまけた。

梓「はぁ、はぁ、はぁ。まだ……出てる……」

唯「……はぁ、はぁ。あずにゃんの精液、気持ちイイ……」

疲れ果てた梓は、唯の上から覆いかぶさった。

梓「他の人とこんなことしちゃダメですよ……?」

唯「うん」

2人は長い、長いキスをした。


翌日

梓は小鳥の鳴き声で目覚めた。
カーテンの隙間から朝日の光が漏れている
隣には裸の唯がすやすやと寝息を立てている。
梓は唯の頬にキスをした。

梓(遂にみんな卒業かぁ……)

唯を始めとする軽音部の先輩たちとの楽しい時間。
それも、今日で終わりだ。
卒業生の4人の進路はバラバラだった。
先日、壮行会でいつかまた5人でライブをしようと誓い合ったところだ。

梓(寂しくなるなぁ)

梓「あれっ」

その時、ある違和感を覚えた。

そう、ソレがきれいさっぱり無くなっていたのだ。

梓「あっ……」

最初は疎ましく思っていたソレも、いつの間にか無くてはならない自分の一部となっていた。
なぜ今ごろ?

梓「私のおちんちん……」

思えば、おちんちんには助けられた。
もしソレが生えなかったならば、唯と今のような関係になることはなかったのかもしれない。
素直になれない、積極的になれない自分を後押ししてくれた大切な物。
梓は喪失感を覚えていた。

梓(でも……)

そう、今となっては、ソレの助けはもはや要らないだろう。
唯を絶対に離さない。
その気持ちが変わることはないのだから。

梓「ありがとう、私のおちんちん。私を助けてくれて」

梓「私、絶対に唯を幸せにするから。どこかで見守っててね」

梓はもう一度唯の頬にキスをした。

唯「んー、むにゃむにゃ。おはよー……」

唯が目を覚ました。
口元からは涎を垂らしている。

梓「おはようございます。良い天気で卒業式日和ですよ!」

梓はカーテンを開けて、外を見渡した。
そこには、雲一つない大空が広がっていた。

唯「ほんとだー。あれっ」

梓「? どうしたんですか?」

唯「あわわわ、なんか生えてる」

梓「ええええええっ!」


おしまい



最終更新:2010年01月18日 03:08