唯「こ、これが……」
澪「うわぁ!眩しいっ!!」
律「なんだと!!」
澪「誰もオデコなんて言ってない」
ヒョオオオッ
唯「うわっ!何これ!」
律「[風]だよ!地上には風が吹いてるんだ」
唯「ねーねー!あれ!随分おっきい水の貯蔵庫だねぇ~」
澪「あれは[海]だな…私も見るのは初めてだ
お父さんの話でしか聞いたことなかったから…」
澪「いつかここら辺の治安が良くなったら澪にも見せてやる!って…」
澪「パパ……」
唯「あ………」
律「な、なあ!これからどうしよっか!」
澪「ここから数km先に「ハネダ」って町があるらしい
まずはそこを目指そう」
唯「ハネダ……」
律「よ、よーし!しゅっぱぁーつ!!」
外に出た唯達の目に飛び込んできたのは
生まれて初めての太陽、風、海……
そして新型爆弾により破壊されたかつての国際都市
東京の荒れ果てた姿だった…
第二章 アクマをころしてへーきなの?
唯「もう歩けない~疲れたよ~!」
澪「まだ全然進んでないだろうが!!」
律「ほらっ!頑張れよ唯っ!」
唯達はかつてそこは道路だったであろう道を
ハネダ目指し歩いていた
律「なあなあ!ハネダってどんなトコなんだ!?」
唯「昔ヒコウジョウってのがあってヒコウキが飛んでたって
隣のおばあちゃんが言ってたよ!」
律「ヒコウキ?なんだそれ……」
……グルルル… ギギ… フーッフーッ バッ!
澪「!!」
唯「悪魔!!」
ピピピッ
オークが 3体出た どうしますか?
唯「コンピューターが……」
律「こんの……!」
唯「律ちゃん待って!」
澪「唯?」
唯「ちょっと……話してみる!」
TALK← ポチッ
唯「ねぇねぇ」
「ググ……グアアァァァ!!」
唯(だめだ!まったく話にならない!!)
律「だから言わんこっちゃ……」
澪「アギ!!」ボワァッ!!
……
………
唯「いやぁ~面目無い……」
唯「きっと話せば分かると思ったんだけどなぁ~」
澪「悪魔の種類によって通じる相手とそうじゃないのがいるのかもな」
唯「なるほど!!」
律「行こうっ!なんだか太陽の位置が下がってきてるぞ?」
澪「はっ!!夜だ!太陽が沈むと外は暗くなるんだ!!」
唯「暗くなるのはやだよぉ~!」
―――夕方
律「おい!あれ!あそこに見えるの町じゃないか!?」
澪「あれが多分ハネダだな…」
唯「ご飯!ねえ、食糧あるかな!?」
澪「まぁ…人がいれば※レーションくらいは……」
※軍事用の保存食
唯「ごーはーんーーー!!」スタスタ
律「いきなり元気になりやがって…」
シュルルルル……
ピピピッ
ピクシーが 1体出た どうしますか?
唯「え!?」
律「唯、どーした!!」
唯「悪魔が1体でたってコンピューターが!
でも…どこに!?」
澪「気を付けろ!」
……フフ、 [ハピルマ]
キイイイィィィ……ン
澪「!!………フフ」
澪「アハハハハ~♪」
律「澪!!おい、澪!?」
澪「フヒャホ!フヒィ フヒィーッ フヒィーッ」
律「どこだ!?どこにいやがる!?」
ピクシー「こっちよマヌケ」
唯「!!……ちっちゃ」
ピクシー「気にしてることを……!」
唯「澪ちゃんに何をしたの!?」
ピクシー「なーに、ちょっと幸せになってもらっただけよ」
律「唯……?」
唯「……あっ!話が通じてる!!」
ピクシー「あなた達…デビルバスターね?」
唯「ち、違うよ!そんなんじゃ……」
ピクシー「嘘おっしゃい!さっき…山本君と秋山君と馬場君を
殺したじゃない!!」
唯「へ??」
ピクシー「オークよ…3人組の……」
唯(あっ!あの時の……)
ピクシー「アクマを…ころしてへーきなの?」
唯「そんなことない!信じて!!ほら、武器をここに置くから!
律ちゃんも!!」
律「お、おう……」
ピクシー「話を聞こうじゃない」
……
………
唯達は今までの経緯をピクシーに話した
ピクシー「それじゃああなた達が救世主だって言うの?」
唯「よくわかんないけど神の使いって人にそう言われたよ!」
ピクシー「それが本当なら…手を貸してあげてもいいわ」
唯「ホント!?」
ピクシー「その前に救世主の実力を見せてもらおうかしら」
唯「え!?(しまった!武器はそこに……)」
ピクシー「500マッカもらおうかしら」
唯「はい?……ああ!500円くらいなら…はい!」
ピクシー「何コレ……こんな鉄くずじゃなくてマッカって
言ってるでしょ!」
澪「しまった…外の通貨はマッカなんだ……
外に出る前にATMで通貨を両替するの忘れてた…」
律「お前いつの間に治ったんだ」
唯「ごめんなしゃい……」
ピクシー「1マッカも持ってない!?……とんだ救世主ね」
ピクシー「なら……あなたのしてる髪留め…可愛いわね
それを1本もらえる?」
唯「え?これ?うん、いいよ!はい」
ピクシー「お、重っ…意外と重いわね……
ありがと!いいわ、仲魔になってあげる」
唯「あ、ありがとう!」
ピクシーはそう言うと唯のハンドヘルドコンピューターの
中に吸い込まれていった
ピピピ
力を 貸してほしい 時は プログラムから 呼び出して
唯「うん!わかった!!」
―――ハネダ
律「つ…着いた……」
澪「すっかり暗くなっちゃったな…」
唯「もう今日は休もうよ~」
澪「そうだな…ここまでくれば安全よね…
あそこのビルで朝になるのを待とう!」
―――ハネダビル
唯「律ちゃん隊員!あそこに怪しい段ボールが」くんかくんか
律「ああ!食糧の匂いを感じるぜぃっ!とりゃ!」バリっ
唯「うわああビスケットだぁ!はむっ」ボリボリ
澪「おい唯!勝手に食べちゃ…」ぐううぅぅ
律「澪が食べないんなら全部食べちゃうぞー」ボリボリ
澪「わ……私も食べる~~!」
……
………
……おい…人がいるぞ……
………まだ子供じゃない……
澪「ん……はっ!!すいませんすいません!」
律「ふえ……おわぁ!!」
澪「唯!……起きろ!…唯!!」
唯「…げへへへ…姉ちゃんええケツしとりまんなぁ~……」
ゴスッ!!
……
………
女「そう……それじゃ京浜第3シェルターももう…」
澪「そうなんです……」
男「ところで君たちは剣を持ってないのか?」
唯「剣……?」
男「銃だと威力はあるが実体の薄い悪魔には剣の方が
有効なことがある」
女「剣は悪魔を倒して手に入れるといいわ」
唯「悪魔を倒して……」
(アクマを…ころしてへーきなの?)
男「このビルの部屋のどこかに確か剣が余ってたはずだ…
持っていきなさい」
澪「ありがとうございます!」
男「それと…隣のビルにチェックマンという悪魔がいる」
唯「ちぇっくまん?」
男「ああ…でもどうやら悪い悪魔じゃなさそうでな
誰かをずっと待ってるみたいなんだ」
男「気になるなら行ってみるといい」
……
………
唯「お世話になりましたー!!」
澪「外の世界にも人間はいるんだな……」
律「あっ…このビルじゃないのか?チェックマン…」
唯「行ってみよう!!」
……
………
律「お邪魔しまーす……」
チェックマン「よくぞきた……」
澪「おわあああ!!」
チェックマン「待っていたぞ救世主」
チェックマン「早速本題だ……」
チェックマン「この先にシナガワへ抜ける橋がある…
陥落してるがな」
唯「ええええ!じゃあ先には進めないの!?」
チェックマン「話を最後まで聞け……その橋にはモーラという者がいる
そいつの背中に乗れば向こう岸へ渡れるだろう」
チェックマン「だが、渡るためには[割符]が必要だ…
つい先ほど使いの者に与えシェルターに向かわせたところ
だったのだ……受け取りに行くがよい」
澪「シェルターに?」
律「またあの距離を戻るのかよ……」
唯「ひゃああああ……行くしかない…よね」
―――京浜第3シェルターB4F
澪「人の気配がしないな……」
唯「わああ……私の家がメチャクチャ……」
「唯ちゃん!」
唯「!?……お、おばあちゃん!!!……よかった…」
とみ「唯ちゃんも……あらあらお友達も!…無事で何よりだねぇ」
とみ「そうそう、さっき女の子が来てね…唯ちゃんが戻ってきたら
これを渡してくれって……」
澪「割符!!」
唯「……女の子?」
とみ「あ?…あぁ~、唯ちゃん達と年頃は変わらないように見えたん
だがねぇ~」
唯「そっか…ありがとうおばあちゃん!」
とみ「もう…行くんじゃね?」
唯「うん……やらなきゃいけないことが見つかったんだ」
とみ「そう……唯ちゃん、皆さんも……生きてまたここへ帰ってくるんじゃよ」
澪「はい!必ず……!」
律「ばあちゃんも元気に長生きしてよねっ!」
唯「それじゃあおばあちゃん……行ってきまーす!」
とみ「行ってらっしゃい」
割符を手に入れた唯達は次なる目的地シナガワへと向かう
とみに割符を渡した女の子とは一体……?
第二章 アクマをころしてへーきなの? 完
最終更新:2011年07月06日 23:53