屋上!

律「」

澪「・・・ふぅ、いい風だな」

律「・・・おい」

澪「さて、準備準備」

律「まさかここでとは言わないよな・・・」

澪「ん?ヤダか?」

律「当然だろ・・・」

澪「なんだよ。せっかく律に気を使って暗くなるまで我慢したのに」

律「気の使い方が違う!」

澪「屋上で情事とか、学生の常識じゃないか!」

律「そんな学生は存在しない!」

律「てか見つかったらどうすんだよ・・・」

澪「大丈夫だ。私のリサーチでは夜はほとんど人は来ない」

澪「ここに来る用事って言えば洗濯物干すか日向ぼっこだからな」

律「万が一ってあるだろ・・・」

澪「律が大きな声出さなきゃ大丈夫だって」

澪「ほら、全部は脱がなくていいからさ」

律「・・・うぅ」


諸事情により中略


律「・・・はぁ、・・・はぁ」クッタリ

澪「はぁ、・・・ふぅ」

澪「ふふっ、最後はおねだりするなんて。律は変態だな」

律「はぁ、はぁ・・・」

澪「『もうイカせて!』、あぁ。録音しておけばよかった・・・」

律「ぜぇ・・・、ぜぇ・・・」

澪「またここでしような」ナデナデ

律「・・・絶対、・・・やだ」

澪「部屋に戻ろうか。そのあとはお風呂だな」

澪「ほら、掴まれ」スッ

律「・・・あぁ、自力じゃ立てん・・・」グッ

澪「だろうな。さ、行こうか」

・・・

澪「まだ立てないのか?」

律「このまま寝たい・・・」グデッ

澪「お風呂は行こうよ。このままはさすがにアレだから」

律「誰のせいだと・・・」

律「」ブクブク

澪「ふぅ、一汗かいた後のお風呂は気持ちいいな」

律「・・・それは否定しないが」

律「にしても約束守るとは思ってなかった」

澪「なんだ、律はもっとしたかったのか?」

律「そうは言ってない。・・・まぁ、これですぐ寝れば明日には響かないかな」

澪「律との約束だし。私も穢されたくないし・・・」

澪「それに、私もみんなと練習したいしな」

律「よし。なら今後は焦らしなしで1回な!」

澪「ヤダ」キッパリ

律「ふぅ。気持ちよかった」ポカポカ

澪「あぁ、やっぱり大きいお風呂はいいな」

律「ムギの家ほどじゃないけどこれでも十分だな」

律「さて、早めに寝るぞ」

澪「もうか?まだ11時だぞ」

律「もう疲れたの。私は寝るから後はお好きに」バサッ

澪「ほう。お好きに襲ってもいいと」

律「・・・却下」

澪「しょうがない、寝るか」

律「おい、なんでこっちに来るんだよ。澪は上だろ?」

澪「たまにはいいだろ、一緒に寝ても。ほら、もっと奥行けって」

律「やれやれ、よっと」ズズッ

澪「・・・律のにおいがする」クンカクンカ

律「嗅ぐな。さっさと寝る」

澪「・・・このベット、2人だとちょっと狭いな」

律「・・・だな」

澪「これなら不慮の事故が起きてもしょうがないよな」

律「・・・くだらないこと言ってないでさっさと寝るぞ」

澪「わかったよ。おやすみ、律」

律「あぁ。おやすみ」

律澪「スゥスゥ」


ちょっと前!

紬「お風呂入ったし、もう寝ちゃう?」ポカポカ

梓「」ゴクゴク

梓「・・・それですが、今日はそれぞれ自分の部屋で寝ましょう」コトッ

紬「えっ・・・、どうして・・・」

梓「明日こそ朝ご飯作りたいですからね。目覚ましセットします」

紬「そんな・・・、一緒に寝ましょう・・・」

紬「明日は起してあげるから、ねっ」

梓「・・・本当ですか?」

紬「うん、もちろんよ。だから・・・」

梓「・・・なら、一緒に寝ましょうか」ニコッ

紬「ありがとう!」ダキッ

梓「・・・もう」///

紬「ごめんね。最近私ばっかり作ってて。あずにゃんも作りたいよね・・・」

梓「・・・はい。でも、朝起きれない私のせいですから」

紬「ううん。作りたいって言ってたのにいじわるした私も悪いの」

紬「明日は任せるわね」

梓「はい!」

紬「なら今日は私の部屋でね」

梓「はいです」

紬「んしょ」バサッ

梓「・・・。・・・今日は掛け布団2枚だと少し暑いですね」

紬「・・・うん。1枚でいいわね」ポイッ

梓「明日、そちらはちゃんと練習できますかね?」

紬「あれだけたくさん食べたんだもん。元気いっぱいよ」

梓「ですね。夜更かししてなければいいですけど」

紬「・・・そればっかりは2人を信じるしかないわね」

梓「私達はちゃんと寝ましょう!」

紬「そうね。そっちはさわ子先生呼んでお茶ね」

梓「これくらいでしかお礼できませんから・・・」

紬「そんなことない。いっぱい練習して、ライブが大成功すればすっごく喜んでくれるわよ」

梓「・・・ですね」

梓「もうかっこ悪い姿は見せられないですね」

紬「ふふっ、がんばってね。応援してるから」

紬「中間テストも!」

梓「うっ・・・」

紬「成績下がったら強制送還なんだからね。がんばってね!」

梓「・・・うぅ。テストに練習、さらに歌の特訓。ハードル高すぎです・・・」

紬「あずにゃんなら大丈夫。私もできる限りサポートするからね!」

紬「勉強も見てあげる。特訓も付き合う。・・・ギターは役に立てないけど」

梓「そんなことないです。私、がんばります!」

紬「うん」

梓「・・・一人では無理かもしれないですけど、ムギちゃんと一緒なら」ギュッ

紬「・・・あずにゃん」

紬「うん!一緒にがんばろうね!」ギュッ

梓「では明日の勉強の為に寝ましょう」

紬「・・・ならたくさん寝る為に朝ご飯は私が」

梓「・・・ムギちゃん」ジトーッ

紬「だって、ご飯作るなら早起きしなきゃいけないし・・・」

梓「それはそれ、これはこれです!」

梓「ちゃんと朝ご飯も作ります!学校が忙しいからってそれに甘えるつもりはありません!」

紬「・・・うん。ごめんね」

梓「いえ、わたしこそわがままで・・・」

紬「ふふっ、いいの。でも私には甘えてね」

梓「それは・・・、はい」///

梓「・・・早速ですが」ダキッ

紬「・・・あったかい」ナデナデ

梓「最近寂しかったんですよ。全部ムギちゃんがやっちゃうから・・・」

紬「ごめんね。少しでもあずにゃんの負担を減らそうと思ったんだけど、逆効果だったのね」

梓「・・・はい。だから今度からは一緒に」

紬「わかったわ。約束する」

梓「ほっとしたら眠くなりました・・・」

紬「そう。じゃあおやすみ、あずにゃん」

梓「はい。おやすみなさい」

チュッ

紬梓「スゥスゥ」


次の日!

梓「・・・んぅ」ムクッ

紬「スゥスゥ」

梓「・・・はれ?ムギひゃんまだ寝てる・・・」ムニャムニャ

梓「・・・」

梓「そうだ。朝ご飯作らなきゃ!」ガバッ

梓「よーし!」パタン

紬「(・・・ふふっ、がんばってね)」

紬「(私は2度寝しようかな・・・)」

紬「・・・スゥスゥ」

梓「フフフーン♪」トントントン

梓「やっぱりお料理はいいなぁ」

梓「こっちは朝ご飯。後はお弁当にしてっと」

梓「・・・これでよし」

梓「ムギちゃん、朝ですよー」パタン

紬「スヤスヤ」

梓「起きてー」ユサユサ

紬「・・・ふあ。・・・おはよう、あずにゃん」ムニャ

梓「はい!おはようございます!」

紬「やっぱりあずにゃんが作るご飯はおいしい」ウットリ

梓「ムギちゃんのとほとんど変わらないですよ」モグモグ

紬「ふふっ、褒めてくれてありがとう」

梓「私も気を抜くとムギちゃんにあっさり越されちゃいますね」

紬「そんなことない。私ももっと頑張らないと!」

梓「・・・ほどほどでお願いします」

梓「そうだ、今日午前中はどうしてるんですか?」

紬「・・・うーん。特に決めてないけど、部屋の掃除でもしようかな」

梓「そうですか。帰ってきたら私もしなきゃ」

紬「ついでにやっちゃうわよ」

梓「そんな、悪いですよ」

紬「ぜんぜん散らかってないからすぐ終わるし、ねっ」

梓「・・・でも」

紬「それとも、私に内緒でいやらしいもの隠してたり?」ニヤッ

梓「そ、そんなのないです!」カアァ

紬「ふふっ、じゃあ任せて」

梓「・・・もう、強引なんだから」

紬「勉強しやすい環境を作るのもパートナーの役目よ!」

……

紬梓「ごちそうさま」

紬「ちょっとゆっくりしすぎちゃったね。時間大丈夫?」

梓「そうですね。そろそろ準備します」

紬「うん。食器はこのままでいいからね」

・・・

梓「では行ってきます!」

紬「うん。行ってらっしゃい」フリフリ

パタン

紬「・・・さて、まずは食器洗いますか」

紬「りっちゃん達起きてるかな?」ジャーッ

紬「これ終わったらメール入れてみようっと」キュッキュッ

紬「ふふっ、この前ホームセンターで買ったスポンジが役に立ってる」

紬「また行きたいなぁ」キュッ

紬「・・・洗いもの終わり!ちょっとメール」

紬「『起きてますか?2度寝して遅刻しちゃダメですよ』」ポチポチ

紬「これでよしっと」ピッ

紬「次はお部屋のお掃除~」

紬「失礼しまーす」ガチャ

紬「・・・うん。軽く掃除機かけるだけでよさそう」

ゴーッ・・・、ガササッ

紬「んっ?紙?」ヒョイ

紬「・・・楽譜。・・・作曲も頑張ってるのね」

紬「・・・私も負けられないわ!」グッ

紬「掃除が終わったら私も作曲よ!」フンス

紬「ふふっ、どんな感じにしようかな」

紬「フンフーン♪」ゴーッ


平沢家朝!

憂「・・・うぅん」パチッ

唯「・・・スピーッ」

憂「ご飯、作らなきゃ・・・」ムクッ

憂「あれ?」グイッ

唯「クゥクゥ」ギュッ

憂「お姉ちゃん・・・、これじゃご飯作りに行けないよ」

唯「スヤスヤ、・・・ういー」

憂「・・・くすっ、もうちょっと後でも大丈夫かな」

憂「昨日は、お姉ちゃんと・・・」

憂「ゆ、夢じゃないよね・・・」///

唯「・・・えへへ」

憂「お姉ちゃんはどんな夢見てるのかな?」

憂「・・・もっと一緒にいたいけど、そろそろ」

憂「ごめんね。お姉ちゃん」ホドキホドキ

唯「スゥスゥ」

憂「おいしいご飯作るからねっ」

パタン

・・・

唯「・・・んあ」パチッ

唯「ふあああっ・・・、なんかすごく寝た気がする・・・」

唯「えへへっ、憂とキスするえっちい夢見ちゃった・・・」クネクネ

唯「ってあれ、もう憂がいないや。ご飯作りに行ったのかな?」トコトコ

憂「あっ、お姉ちゃん。おはよう」

唯「・・・」

憂「お姉ちゃん?」

唯「おはようのチュー!」ダキッ

憂「きゃっ」

唯「朝はほっぺにー」チュッ

憂「お、お姉ちゃん。危ないよ」///

唯「あ、ごめんね。憂を見たらつい」

憂「も、もうすぐできるから待ってね」

唯「うん!先に着替えてくるね」トコトコ

憂「」ドキドキ

憂「・・・」スッ

憂「まだ、お姉ちゃんの感触が残ってる・・・」

憂「なんか幸せ」

唯「んん~、おいしいよう」モグモグ

憂「よかった。今日の午前中はどうしてるの?」

唯「うーん、特に決めてないけど。何か足りないものある?暇だから買いに行くよ」

憂「・・・足りないもの。あっ、じゃあサラダ油買ってきてくれる?」

唯「わかったよ!」

憂「この前みたいに間違えちゃダメだよ。サラダ油だからね」

唯「大丈夫だよー。もう間違えません!」

憂「じゃあお願いするね」

唯「お願いされました!」ビシッ

・・・

憂「じゃあそろそろ行くね」

唯「うん。行ってらっしゃい・・・あっ!」

憂「どうしたの?」

唯「行ってきますのキューだよ」チュッ

憂「お、お姉ちゃん」///

唯「じゃあ今度こそ行ってらっしゃい」

憂「う、うん・・・」ドキドキ

唯「車に気を付けるんだよー」フリフリ

パタン


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最終更新:2011年07月09日 00:52