Ch.021 市長!


唯「市長になりました!」

憂「おめでとうお姉ちゃん!」

唯「あれ、どうして憂がここに?」

憂「私はDr.ウイとしてお姉ちゃんの街づくりを支える助役になったの」

唯「ありがとー憂」

憂「えへぇ」

唯「ところで何から始めればいいのかな?」

憂「まずは発電所を作ったらどうかな。発電所は火力と原子力があるよ」

唯「オッケーイ」

唯「とりあえず最初だし大盤振る舞いしちゃおう。原子力発電所建てちゃうぞー」

憂「次は住宅地区、商業地区、工業地区の開発だよ。交通機関と電線も忘れずにね!」

唯「まあ適当に……街の外側を工業地帯、真ん中を住宅地帯、中間に商業地帯でいいや」

憂「警察署と消防署も建ててね」

唯「警察は大事だね! ……あ、警察署建てすぎたらお金なくて消防署建てられなくなっちゃった」

憂「……」

唯「どうしようういー」

憂「と、とにかく町の発展を待って収入を待とう!」

唯「はーい」


唯「暇だな……憂~お菓子とかないかな?」

憂「あ、うん……」

憂「お姉ちゃん収入があったよ!」

唯「やった! それじゃあさっそくカジノでも……」

憂「あ、お姉ちゃん大変! 道路が渋滞してる!」

唯「渋滞くらい仕方ないよ」

憂「駄目だよ! 放っておいたら街の人口が減っちゃうよ!」

唯「ええ……」

憂「あ、お姉ちゃん大変! 道路が渋滞してる!」

唯「さっきも聞いたよ」

憂「あ、お姉ちゃん大変! 道路が渋滞してる!」

唯「……」

ガガガガガガ

憂「ああっ! 道路を根こそぎ破壊してる!」

唯「もうこの街に道路はいらない。鉄道だけでいいじゃん」

憂「そんなぁ」

唯「後は遊べるところが多いと楽しいから公園を増やそう」

憂「あ、港と空港の建設を要求されたよ」

唯「ええー大出費だよ!」

憂「でも建設しないと街が大きくならないよ」

憂「でも公害も酷いから注意して建設してね」

唯「……もうここでいいや」

憂「離れ小島!? こんな所まで電線ひくの?」

唯「電線はいいや。一応建設したからいいよね」

憂「ええっ!?」

唯「後は適度に住宅、商業、工業地区を増やしてっと」

唯「暫くはこの調子で行くぞー」

憂「こ、こんなので人口が増えるわけ……」

憂「嘘っ!? もう60万人!?」ドビーン

唯「やったあ!」

憂「ど……どうして……」

唯「やっぱり公害と犯罪発生率を最小限に抑えて地価を上げることに成功したからかな」

憂「……えっ?」

唯「そういえばさっきマリオの銅像を貰ったんだけどどこに建てようか?」

憂「あ……好きなところでいいんじゃないかな」

唯「うーん……じゃあ人口が伸び悩んでる過疎地に建設するよ。これでもっと人口が増えるぞー」

憂「もうDr.ウイは必要ないんだね……」

唯「そんな事ないよ」

憂「えっ?」

唯「だってDr.ウイがいないと寂しいじゃない? (ちょっとうるさいけど)」

憂「お姉ちゃん……ありがとう! 市長万歳!」


END



Ch.022 さわ子「エレベーター」


さわ子「はー疲れた」

さわ子「……今日もエレベーターに乗ろう。最近階段使ってないわね」ポチ

ガー

さわ子「4階……っと」ピッ

さわ子「ふう」

さわ子「……あ、あら?」

ピンポーン ガー

さわ子「なんで5階に? 4階だってば」ピッ

ガー

さわ子「……」

ピンポーン ガー

さわ子「3階についた……なんなのよもう」ピッ

ガー

さわ子「今度は6階……」ガクガク

さわ子「部屋まで辿り着けない……」ピッ

ガー

さわ子「お願い4階について!」

ピンポーン ガー

さわ子「また3階……どうしよう」

さわ子「そうだ! 階段を使えばいいんじゃない!」

さわ子「これなら確実に4階に行ける!」

タッタッタッタッ

さわ子「やったわ! 私の部屋に着いた」

ガチャ

さわ子「えっ……何この部屋……私の部屋じゃない!」

さわ子「部屋番号も合ってるのに……どうして……」

さわ子「いやああああああああああああああああああ!!!!」

ガタンッ

唯「うひゃあ!」

さわ子「……あ」

紬「大丈夫ですか先生」

さわ子「え、ええ……あ゛ー嫌な夢見たわ」

唯「どんな夢?」

さわ子「エレベーターが私の部屋の階に止まってくれないの。恐怖だわ」

唯「あはは」

さわ子「笑い事じゃないわよ。本当に怖かったんだから」

さわ子「まあ、この恐怖はマンションに住んでないとわからないかもね」



END



Ch.023 放課後トマランナー


さわ子「マラソン大会の本当の目的は町興しよ」

さわ子「でもそんなことはどうでもいいの」

さわ子「単に放課後ティータイムが人力バトルレースをしたかったのだよ」

さわ子「どんな手を使っても相手より先にゴールすれば勝ち」

さわ子「スリー」

さわ子「ツー」

さわ子「ワン」

さわ子「GO!」

梓「YYD!」

唯「よっしゃあ!」

澪「はああっ!」

律「おりゃあ!」

紬「……」

さわ子「さあ始まりました校内マラソン大会。先頭を切ったのは2年中野梓、続く2番手は平沢唯、外から秋山澪、これを追って田井中律、後は琴吹紬

澪「……唯ごめん」

唯「へっ?」

さわ子「おおっと澪ちゃんの裏拳が唯ちゃんに直撃……いや! 梓ちゃんが唯ちゃんをかばった!」

梓「うぎぃ!」

唯「あずにゃん!?」

律「チャンス! スティックパンチ!」

梓「いたっ!」

紬「コルグトリトンスマッシュ!」

梓「おげぇ!」

唯「あ、あずにゃん! しっかりして!」

梓「ゆ……ゆいあずは……ふめつ……で……ガク」

唯「にゃああああああああん!!」

唯「私あずにゃんの分も頑張るよ!」

唯「待てー!」

律「もう追いついてきやがった」

律「スティックパンチを食らえ!」

唯「なんの! ミサイルを食らえ!」

バシュウ

律「ぎゃああああああ!」

紬「ぎゃああああああ!」

澪「これでも食らえ!」ブンッ

唯「なにおー!」ドゴン

澪「ぐぷ……」

唯「今がチャンス! Oh Yeah!」

唯「っていうゲームに出演して下さいってオファーがあったけどどうしよっか」

澪「却下」

梓「嫌です」

律「いいじゃん面白そう!」

紬「アクションでレース! 素敵!」

唯「サンプル品貰ってきたからみんなでやろうよ」

唯「前に出演したアーティストのバージョンなんだってさ」

律「へえ~さっそくやろうぜ」

紬「私にもやらせて~」

澪「あっ……私もやる」

梓「ええっ!?」

梓「……」

梓(……私もやりたい)



END



Ch.024 澪命


唯「あずにゃんのギターかわいいね! ……ん? 何この絵?」

梓「ああ、これは初音ミクっていうキャラです」

澪「痛楽器!?」

梓「あ、澪先輩知ってますよね?」

澪「冒涜だ……」

梓「へ?」

澪「楽器に対する冒涜だーー!」

梓「きゃあ!」

澪「どうせシールかなんかだろ!? 剥がせ! 今すぐ剥がしてしまえ!」

唯「ええーいいじゃんかわいいよ。それにシールなら私も張ってるよ。ほらこれ。Doooraemooooon」

澪「そんな……」

紬「実は私も~」

澪「何だよこの沢庵マークは!? KORGとTRITONのロゴの上に貼るとか正気の沙汰じゃないだろ!!」

澪「律! 律はそんなことしてないよな!?」

律「うえっ!? も、もちろーん!」

澪「よかった……みんな、それ剥がそう」

唯梓紬「ええ~」

律「言えない……スティックにあんな事が書いてあるなんて言えない……」



END



Ch.025 軽音部の一番長い日


唯「ああ……遂にこの日がやってきてしまった」

澪「今日って何かあったっけ?」

唯「ほら、夏至だよ」

澪「それがどうかしたのか?」

唯「考えてみてよ。今日から段々日が短くなっていくんだよ。つまりもう冬へのカウントダウンが始まっているんだよ」

澪「いやいや……まだ夏だから」

唯「ああ……夏至を過ぎたら今年ももう終わりだよ」

澪「なんでやねん」



END



Ch.026 バーコードファイター!


唯「見て見て! 新しいギー太だよ! 名前はダッシュギー太IIタイプD!」

律「また変えたのか。そんなにコロコロ愛機を変える主人公はお前くらいだよ」

唯「どうかな?」

梓「おやびんかっこいいでやんす!」

澪「いいんじゃないか?」

聡「澪姉!」

澪「うわっ聡」

聡「俺は……俺は澪姉のことが……」

澪「ゴメン聡……私実は男なんだ」

澪「だから……」

聡「かまうもんか! 俺は……俺は男の澪姉が好きなんだーーー!」

紬「ア○ルジャスティス!!」



END



Ch.027 通販!


唯「ハァーイムギちゃん!」

紬「ヤァ唯ちゃん!」

唯「えっと……ムギちゃんは床にコーヒーとかこぼして掃除に困った事はないかな?」

紬「ないです♪」

唯「そっかぁ~」

紬「……」

唯「……」

紬「……あっ、ありました!」

唯「そ、そっか! そんな時にはこれ! スチームクリーナーだよ!」

紬「まあ、これは一体……!?」

唯「これは例えば……びしゃあ」

紬「たいへんカーペットにコーヒーがこぼれちゃったあ」

唯「落ち着いてムギちゃん! そんな時でもこのスチーズクリーンを使えば……」

唯「……あ、あれ? スイッチどこだっけ?」

唯「えっと……これかな」

ガチャ ドサッ

唯「あ……っという間にヘッドの部分が取り外し可能です! 便利でしょ?」

紬「すごいあっというまにしみがとれちゃったこれでめんどうなおそうじもらくちん」

唯「今ならこのチーズクリームがなんと九万……あっ、九千八百円です!」

紬「でもおたかいんでしょう?」

唯「大丈夫! 今回はなんと五百個も用意してあるから安心です! みんな電話の容易はいいかい!?」

紬「すごい、へっどかばーのかえがみっつもついてくるなんて」

唯「今すぐTEL!」



END



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最終更新:2011年07月21日 02:37