Ch.086 唯「のどか……ちゃん……」




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END



Ch.087 梓(りっちゃん)


律「はぁー今日もティータイムだっぜ」

梓「律先輩! 先に練習しましょう」

律「そう言うなって。ほれケーキうまいぞ~」

梓「あ、う」

律「あーん」

梓「……あむ。おいしい……」

律「だよなー!」

澪「梓もケーキに釣られるなよ……」

梓(しまった……澪先輩が呆れてる)

梓(もう……りっちゃんてば……)

律「何だよー?」

梓「なんでもないでふ!」



END



Ch.088 ここにキスを落として?


唯「ちょっと寄り道していかない?」

梓「いいですけどどこに行くんですか?」

唯「そうだなー……こっち!」

梓「脇道に入っただけじゃないですか。この先って確か行き止まりじゃあ……」

唯「いいんだよここで」

梓「唯先輩?」

唯「ねえあずにゃん」

梓「なんでしょうか」

唯「今日の部活の時間にムギちゃんが言ってた事覚えてる?」

梓「ムギ先輩が言ってた事……えっ」

唯「ほら早く」

梓「……キスする場所によって色々な意味があるっていう話の事ですか」

唯「正解」

梓「どうして今その話をするんですか」

唯「わからないの?」

梓「それは……」

唯「あの話聞いてたらちゅーしたくなっちゃった」

梓「だからってこんな所で……」

唯「ねえ、いいでしょ?」

梓「うう……」

唯「誰も来ないから平気だよ」

梓「……」

唯「……あずにゃん、手のひら出して」

梓「えっ」

唯「ほーら」

梓「は、はい」

唯「……ちゅ」

梓「ひゃっ!」

あずにゃんの手のひらにちゅーしちゃった。
あったかくてぷにぷにしてる。

梓「あ、ちょっと、唯先輩……くすぐったい」

唯「……ふう。手のひらにするちゅーの意味、覚えてる?」

梓「えっと……懇願?」

唯「そうだよ」

梓「あぅ……わかりましたよ。でもちょっとだけですから」

唯「ありがとー」

私はあずにゃんの指関節にキスをした。
これは感謝の気持ちを表してる。
あずにゃんは私の唇をボーっと眺めてた。

唯「んふふ……次はどこにしよっかな」

唯「あずにゃんはどこにして欲しい? それとも私にしてくれる?」

梓「ええっ! そんなこと言われても……」

唯「特にないなら私にして欲しいんだけど」

梓「……わ、わかりました」

唯「それじゃあ足にしてもらおうかな」

梓「足……え、足っ!?」

動揺してる動揺してる。

梓「足にする意味って……その、服従じゃないですか!」

唯「そうだよ」

梓「そ、そうだよって」

唯「あずにゃんは誰のもの?」

梓「それは……」

唯「ね? だから足にして?」

梓「こんな所で足なんて……」

唯「あ、そ」

私はあずにゃんのYシャツの袖をまくって二の腕にキスをした。
夏服だから出来るところだね。

梓「そ、そんなところに……」

二の腕にキスしながらあずにゃんを抱きしめた。

梓「あっ……」

それから……お尻揉んじゃえ。

梓「いっ! ちょっと……本気ですか」

くふふふ。
もう一押しかな。
唇をあずにゃんの首筋に這わせた。

梓「んっ」

唯「……あずにゃんがしないなら私がしたいようにするよ」

梓「だめですよこんな所で」

唯「あ、やっぱり意味わかってた?」

梓「腕と首へのキスは……欲望って」

唯「せいかーい。というわけで最後までやっちゃおうかな」

梓「だめっ。か、かわりに私がキスしますから許してください」

やったね。

唯「それじゃあ……」

私は壁に手をついて右足のローファーと靴下を脱いだ。
……あ。タイツ越しにキスしてもらうのも面白そうだな。
秋が来たらやってもらおう。

梓「うぐ……」

あずにゃん耳まで真っ赤だ。
かわいいなあ襲っちゃうぞ。

唯「ほらーは、や、く。今日は体育なかったから多分大丈夫だよ」

梓「いや、そういう問題じゃなくて……うう」

あずにゃんが渋々しゃがみこんだ。
戸惑いつつも私の足を手に持って、それから足の甲に口づけした。

梓「んっ」

唯「おほ」

あずにゃんを見下ろす形になるんだけど、これはまさに服従って感じがするね。
地面に両膝をついて両手で足を持って、健気にキスを繰り返す。
うあっ。
今身体がぶるっとした。

いいよあずにゃん。
もっとしてよ。

唯「ペロペロって舐めてくれると嬉しいな」

梓「……」

あずにゃんは何も言わないけど、私の足にぬるっとした感触が生まれた。

唯「いい子だね」

梓「……ちゅっ」

唯「……ありがとう。もういいよ」

あずにゃんが顔を上げる。
顔はさっきから真っ赤だけどそれに加えて泣き出しそうだった。
あちゃあ……調子に乗りすぎた。

唯「えっと、ごめん」

梓「……あ、あんまりいじめないで下さいよぅ」

おお……胸がキュンってなる。
私は涙声で訴えるあずにゃんを抱きしめた。

唯「ごめんね。あずにゃんが可愛くってついいじめちゃった」

梓「もう……」

一度あずにゃんから身体を離す。
あずにゃんの鼻に軽く唇で触れた。

梓「……あ」

意味的にはごめんなさいなんだけど。
流石に今はまずかったかな……?

梓「……バカ。ん」

唯「んむっ」

大丈夫だったみたい。
世界共通のキスで返してくれた。

唯「そういえば胸にするキスってどんな意味があると思う?」

梓「意味も何も一つしかないでしょう」

唯「そっか。ねえあずにゃん、私の家に寄って行かない? 胸にキスがしたいなーなんて」

梓「もう唯先輩に付き合うのはやめようかな」

唯「ああ~んそんなこと言わないでさぁ……」

唯「ん?」

梓「どうしました?」

唯「さっきから誰かに見られてるような気がするんだよね」

梓「や、やめてくださいよ……あんなの見られてたら……っ!」

唯「あははは、あずにゃん真っ赤。かーわいー」

梓「一人で帰ります。失礼します」

唯「ああん! 待ってあずにゃーん!」



END



Ch.089 軽音!


律「はぁーあ」

唯「どしたのりっちゃん」

律「今度立花さん達とカラオケ行く事になったんだけどさー」

律「そうすると私の歌いたい歌が歌えないわけですよ」

唯「苦痛なカラオケだね」

律「例えば90年代のバンドの曲を歌ってごらんよ」

律「そらあもうどんびきですよ」

唯「仕方ないよ。時代だよ」

澪「それに私達でカラオケに行った時は歌いたい放題なんだから一回くらいいいだろ」

律「よくねー。逆に何歌えばいいんだよ」

澪「それは……私最近の曲ってよくわからないし……」

律「今から練習とかやだよまったく」

紬「あの頃が懐かしい……」

律「だよなぁ。シングル2毎同時に出したーとかそんな事で喜んでいたさ」

唯「3枚同時だーとかね」

澪「どうでもいバンドの情報も何故かキャッチしちゃったり」

紬「友達にほぼ無理やり好きなバンドの曲聞かせたり」

律「なんでだよ! 当時はミリオン規模の人気だったじゃないか!」

澪「それをローテクの靴が流行りだしたらエアが入ってる靴がダサイみたいに鞍替えしちゃって」

紬「私達がニッチなだけかも……」

唯「虹色に輝く素敵な瞬間だったのにね……」

ガチャ

梓「みなさん!!」

澪「梓?」

梓「時代だとか流行だとかよく解りませんけど要はカッコ良ければそれでいいんじゃないでしょうか!!」

唯澪律紬「その通り!!」



END



Ch.090 梓がいない軽音部


唯「りっちゃん苺ちょうだい」

律「やらん。澪から貰いなさい」

澪「だ、だめだ!」

紬「じゃあ私のあげるね。はいあーん」

唯「ありがとう! あーん」

律「澪にもあーんしてやろうか?」

澪「しなくていい」



梓「……」

梓(同級生同士仲いいなあ……)

梓(もしかして私って……)

さわ子「あら? 梓ちゃん何してるの?」

梓「あっいえ、別に……」

さわ子「……」

ガチャ

唯「あ、さわちゃん先生!」

さわ子「みんなー梓ちゃんが寂しがってたわよ」

梓「ちょっ!?」

唯「なんだって!」

律「そいつはいけねえなあ!」

紬「梓ちゃん一緒にケーキ食べよう?」

澪「梓、こっちおいで」

梓「う……」

梓「そ、そんなことよりみなさん練習しましょう!」



END



Ch.091 澪「鼻毛を読む」


澪「律は私のこと好き?」

律「もっもちろん! 世界で一番好きだ!」

澪「じゃあ私の鼻毛食べれる?」

律「なっ!? ……た、た、食べれますとも!」

澪「ふうん。じゃあここに三本あるから食べてよ。それで三本とも消化されることなくうんちから出てきたら……何でも言う事聞いてあげるよ」

律「」

律「あ……あ……? あ、ああ。あーーーー!」

律「ほ、本当だな? やってやるぞ。私は必ず三本とも消化させない。そっちこそしっかり探してくれよな」

澪「安心しろ。私は鼻毛を数えるのが得意なんだ」



END



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最終更新:2011年07月22日 22:01