- 107. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/19(日) 17:56:25.26 ID:qNCFTwcs0
- →C:「わ、わかったよう……ごめん」
りっちゃん、やっぱり迷惑なのかな……? ポッキーをしまってしばらく黙る。
ポッキーを持つ手を引っ込め、唯は大人しく席に落ち着いた。
律「(あっ………………)」
律は少しバツが悪そうにしていたが、その内にそっぽを向いて窓の向こうの景色を見ることに集中し始めた。
何とも言えない空気が漂い、他の三人も居心地が悪そうに体をもぞもぞと動かす。
姫子「(……やっぱり、スマイルアゲイン計画、早すぎたんだよ……)」
いちご「(……大丈夫、まだ次がある)」
さわ子「(そうよ。これからこれから。にしてもめんどくさいわねー)」
姫子いちご「「(!!?)」」
- 108. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/19(日) 17:56:51.36 ID:qNCFTwcs0
-
微妙な雰囲気のまま、新幹線は徐々に京都へと近づいていく。
しばらくすると、さわ子が腕時計を見ながら呟くように言った。
さわ子「んー、あと30分くらいで着くわね」
姫子「あっ、そうですか」
さわ子「他の皆とはそこで合流できると思うわ」
唯「そ、そっかあ……よかったあ」
ようやく皆と会える。その安堵からほっと胸を撫で下ろすと、「着いたら皆に謝るのよ?」とさわ子が厳しく釘をさす。
唯が項垂れると、いちごがくすりとしたような気がした。
唯「あと少しで着くんだね……どうする?」
*選択肢*
A:「早く皆に会いたいなぁ……よし、下車準備!!」
用意していたらあっという間に京都駅に着いたよ!! 皆に早く謝った方がいいよね! おーい。
B:「なーんか、焦りすぎて疲れちゃったなあ……ちょっと……ほんの少しだけ」
肩の力を抜いて席にもたれる。んー、なんか眠い……ZZz
C:「最後にもう一度お菓子交換をしておきたいなあ」
結局食べられなかったからね……少しの間だけど、お菓子タイム!
D:「そうだ! 班の自由行動どうするか決めていないよね!」
二日目の行き先とかいろいろ決めたいなぁ……ちょっとの間だけでも、話そうか?
- 109. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/19(日) 17:59:18.69 ID:o7OKecGXo
- A
- 117. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/20(月) 01:08:01.10 ID:QmPnU00l0
- →A:「早く皆に会いたいなぁ……よし、下車準備!!」
用意していたらあっという間に京都駅に着いたよ!! 皆に早く謝った方がいいよね! おーい。
新幹線から下り、京都駅のホームをぐるりと見渡す。
唯が思わず感嘆の声を上げると、隣で似たような声が上がっていた。
みると、律も口をぽっかりと開けて、辺りを見渡していた。
目が合うと、気まずそうに逸らされてしまった。
五人は、荷物を持って改札を抜け、合流場所であるコンコースへと向かう。
さわ子の話によると、京都駅についてからの時間を多めに取ることにして、時間を調整したのだという。
唯「……ごめんねえ、さわちゃん……」
さわ子「まったく。私も大変なんだからねー? 今後はこういうことがないように!」
唯「は、はーい……」
珍しくたしなめられ、うつむく唯を、さわ子は少し呆れながら見ていた。
さわ子「(……まったく。唯ちゃんにとって、修学旅行はいろいろ問題を解決できるチャンスなのに)」
さわ子「(もうちょっと気合入れないと、余計こじれちゃうわよ?)」
さわ子「(……唯ちゃんらしいといえば唯ちゃんらしいけど。こういう肝心なとこは外しちゃダメよ?)」
さわ子の【信頼】ステータスが 1/5 → 0/5 にダウンしてしまいました。
- 118. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/20(月) 01:08:28.31 ID:QmPnU00l0
-
コンコースにたどり着くと、そこには桜ケ丘女子高校3年の面々が、荷物を脇に置き、地べたに座って話を聞いていた。
気難しそうな教師が、修学旅行についての注意をつらつらと語っているようだ。
すると、その教師や数人の生徒が、唯達の姿に気がついた。
澪「(……あっ)」
紬「(……よかった、唯ちゃん……それにしても、りっちゃんと一緒って懐かしい光景ね……)」
和「(…………唯……もう)」
さわ子の先輩らしき教師は、目ざとく唯を見つけると、皆の前に引っ張り出し、耳元でこそこそと囁いた。
「ほら、今日の遅刻のこと、皆に謝りなさい」
促され、唯はおそるおそる一歩踏み出し、口を開く。
唯「あのー……皆……いや、えっと、皆さん……えっと、私の遅刻のせいで、迷惑かけてしまい……その、ごめんなさいっ!!」
勢いよく頭を下げ、それからゆっくりと頭を上げた。
そこには、苦笑いのような、ねぎらうような、穏やかな笑みが唯に向けられていた。
「……まあ、唯だしね」
「しょうがないかー? 修学旅行中まで寝坊しないでよ?」
唯「(お、怒られなかった……よ、よかったあ……)」
※クラスメイト達の心証は悪くはなっていませんが、ちょっと頼りない子だなあ、と思われてしまったようです。
- 119. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/20(月) 01:09:01.51 ID:QmPnU00l0
-
それから生徒全員でバスに乗り込み、様々な名所を廻ることとなった。
学年単位の移動なため、各名所には桜ケ丘女子高校の生徒たちでごったがえしていた。
ある神社にたどり着き、バスから下車した唯は、きょろきょろと見まわしながら思案していた。
唯「はてさて、どうしようかなー?」
様々な人だかりを見ながら、うーん、と考える。
*選択肢*
A:「絵馬を書きに行こうかな!!」
色々な願い事があるし! それに、思い出にもなるしね!
B:「真面目に参拝しようっと」
たまにはお勉強的なこともね。しっかりと神様に敬意を払って!
C:「神社といえばこれ! おみくじだよね」
ついつい引きたくなっちゃうなあ。修学旅行がうまくいくかどうか見てもらおう!
D:「……おっと? こっちはなんだろう?」
鳥居の脇に裏道を発見!! ……いってみる?
- 121. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/20(月) 01:12:03.27 ID:QmPnU00l0
- 先ほども申し上げましたように、今日はこれだけとなります。
申し訳ないです……
時間は翌日の0:00まででお願い致します。
それでは近いうちに。
あ、ちなみに、わりとどうでもいいことですが、
>>94でBを選ぶと、さわちゃんによる強制ポッキーゲームが始まっていました。
……本当にどうでもいいですね
それでは皆さんお疲れ様でした。
- 122. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/06/20(月) 01:15:45.56 ID:2O1xxMOdo
- A
- 140. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/22(水) 00:35:52.52 ID:54BMMsER0
- →A:「絵馬を書きに行こうかな!!」
色々な願い事があるし! それに、思い出にもなるしね!
唯「そうと決まればしゅっぱ〜つ!!」
唯は絵馬売り場に向けて駆けだしていった。
そこにはかなりの人だかりがあり、皆思い思いに願い事を書き連ねている。
唯「……わっぷ、わっぷ! すごい人だなあ……」
桜ケ丘女子校生以外にも、多くの学生がこの神社に来ているらしい。
唯は人だかりから弾きだされると、思わず尻餅をつきそうになった。
唯「……ふう。絵馬にたどり着くのも大変だよ! どうしようかな?」
A:絵馬を買う
※お金がかかります。現在の所持金:7500円
B:買わない
- 142. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/22(水) 00:37:26.36 ID:Koh7etLqo
- A
- 144. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/22(水) 00:53:14.99 ID:54BMMsER0
- →A:絵馬を買う
※お金がかかります。現在の所持金:7500円
唯「……ここまで来て買わないなんてもったいないよね!」
唯は絵馬売り場に再度突っ込む。
が、またも弾き飛ばされ、バランスを崩して後退していく。
唯「わっ、とっ、とっ、と!?」
唯は、ちょうどけんけんをするかのように、片足で跳びはねながらさがっていった。
唯「あ、あぶないいっ!!」
後ろに倒れそうになったそのとき――!
*選択肢*
A:さらっさらっ。
髪が唯の鼻をくすぐる。あ、受け止めてもらったんだ……うん? あなたは……。
B:ふんわっ。
心地よい香りが唯の鼻に伝わる。抱きとめてもらったのかな? ……あ、あなたは?
C:すとんっ。
柔らかい感触が唯の鼻に優しくあたる。かばってもらったんだ! ……あっ、あなた!
- 148. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/22(水) 00:56:41.72 ID:Koh7etLqo
- B
- 160. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/22(水) 01:28:52.33 ID:54BMMsER0
- →B:ふんわっ。
心地よい香りが唯の鼻に伝わる。抱きとめてもらったのかな? ……あ、あなたは?
紬「唯ちゃん、大丈夫?」
振り返ると、紬が心配そうな顔で唯を抱きとめていた。
唯「ムギちゃん! ありがとう!」
紬「どういたしまして。すごい人だかりだったものね」
絵馬売り場の方を見やると、まだ人がごった返していた。
だが、先ほどよりも人数は減ったようだ。
紬「唯ちゃん、買うんでしょう? あそこから並びましょ?」
唯「あ、うん!」
紬と二人で、列の一番後ろに立つ。
少しずつ前に進み、売り場の全体像が見えてきた。
【絵馬売り場】
・絵馬 600円
紬「600円みたいね」
唯「えーっと、お金お金……」
唯がバッグに手を入れて財布を探し当てるうちに、いよいよ唯の番となった。
後ろでは、紬が財布を手に絵馬を見て目をきらきらさせている。
「いらっしゃいませー!!」
*選択肢*
A:「絵馬一つ、お願いしまーす!」
絵馬を書く場所へ行こうっと。へへへ、なに書こうかな?
※絵馬を購入します。
B:「ねえムギちゃん、どうせだから二人で書かない?」
その方が安いし、楽しいし。買ったら二人で書き場所へ。
※絵馬を購入します。(半額)
C:「お、お金が取り出せない……すみません、先どうぞ」
お財布どこかな? 探っている間にどんどん桜ケ丘女子高生も来たから順番を譲ろう。
- 162. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/22(水) 01:31:42.89 ID:+rcXLtYwo
- B
- 170. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/22(水) 02:00:13.59 ID:54BMMsER0
- →B:「ねえムギちゃん、どうせだから二人で書かない?」
その方が安いし、楽しいし。買ったら二人で書き場所へ。
※絵馬を購入します。(半額)
紬「えっ、二人で?」
唯「うん! その方が楽しいじゃん! あと、そのう、懐的にも……優しいし」
紬「いいことずくめなのね!」
唯「う、うん! そうだね!」
紬「うふふ、嬉しいわ! ……じゃあ、二人で買いましょうか」
唯「うん!」
唯と紬はお金を出し合い、二人で一つの絵馬を買った。
絵馬を手に、笑いあいながら書き場所へと向かう。
※絵馬を購入しました!
紬「ここで書くのね!」
唯「うん、そうだよ!」
紬「嬉しい。私、誰かと一緒に絵馬書くことなんてなかったから……」
唯「じゃあ、私がムギちゃんの初めての相手だね!」
紬「えっ……えっ!? ゆ、ゆいちゃん!?」
唯「うん?」
いきなり顔を赤くして慌て始める紬に、首を傾げる唯。
顔に両手をあてて、言葉にならない声を上げていた紬だが、やがてはっとする。
- 171. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/06/22(水) 02:00:55.59 ID:54BMMsER0
-
紬「……あ! そ、そうね、そういうことね、そうよね、うん、そうよ、初めて一緒に絵馬を書くのは唯ちゃんよ」
唯「ねー♪」
まだ顔が赤い紬に笑いかけると、紬は慌ててそっぽを向いた。まだ頬が熱を持っているようだ。
唯「(どうしたのかなあ?)」
唯は不思議に思いながらも、サインペンを手にうーん、と考え込んだ。
*選択肢*
A:「今の私の願望を! 率直に! 書いちゃえ!」
『生涯満腹』!! これだね! イラストもつけちゃおう。
B:「まだ先の話だけど、願っておいて損はないよね」
『志望校合格したいな』 うん、なんか叶いそうだよ!
C:「叶えたいことはでっかく! 夢に正直に!」
『皆で武道館!』 えへへ、放課後ティータイムは不滅だよ!
D:「ムギちゃん、ムギちゃん、二人でなんか一緒に絵でも描こう?」
せっかく一緒に書いているんだから、合わせ絵とか面白いよね。『ずっと仲良し』……えへへ、これも書いちゃおう。
- 176. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/22(水) 02:05:43.00 ID:yK13qdG4P
- Cで
Dと行きたいところだが、それを見たりっちゃんがまた嫉妬したりゃしないかと
ちょっと勘ぐってしまうなww
今日も乙
最終更新:2011年07月28日 01:26