ピロロロロ ピロロロロ
唯「今日も鳴り響く電話機の音」
唯「恐らくはさわちゃん。必死だね。テストも近いしね」
憂「それ以前に欠席しすぎだもん」
唯「うん、半分は休んでるよね」
唯「このままじゃ留年はまぬがれえないよ」
唯「どうすんの」
憂「どうするって言われても……我慢するしか」
唯「朝チューを?」
憂「あと、いってきまチューも」
唯「……つまり、こういうことかね憂さん」
唯「私は朝……どころか学校が終わるまで」
唯「憂とチューができないと……そういうわけですか」
憂「まあそういうことになるかな……」
唯「なるほどなるほど。それなら確かに遅刻せずに学校に行けるかもしれない」
唯「しかーし! はっきり言うけどね」
憂「うん」
唯「無理」
憂「だろうと思った」
唯「だってさ! 憂とチューしないと私の一日は始まらないんだよ!」
唯「そんな状態で学校行くぐらいなら、憂と一日中チューしてたほうがよほど勉強になるね!」
憂「意味が分かんないよ」
憂「それに今問題にしてるのは、留年どうこうの話でしょ?」
憂「とにかく学校にいけばいいんだから、頑張ろうよ」
唯「うぅーむ……」
唯「まぁ、まぁね」
唯「じゃあ私は我慢して学校に行くとしよう」
唯「でも憂は大丈夫!? 私は憂が心配! お姉ちゃんにチューしてもらえなくて平気!?」
憂「へいきだよ」
唯「いいんだよ意地張らないで、お姉ちゃんのためを思ってそう言ってくれるのは嬉しいけどね」
唯「私は憂が幸せなのが一番だからさ、憂がそうやって自分を押さえつけるところは見たくないの」
憂「いや、だから、私お姉ちゃんみたいなキス中毒じゃないし」
唯「憂なんてきらい」
憂「私はお姉ちゃんが大好きだよ」
唯「私も憂が大好き!」
憂「えへへ……」
唯「むふふー」
チュッチュッ
――――
唯「……まぁ正直に言おう」
唯「憂とチューしないで学校行くなんて絶対に無理。我慢とかも無理、ありえない」
憂「そっか……」
唯「憂だってねぇ、我慢っていうくらいだし、キスしないなんて嫌でしょ?」
憂「でも学校……」
唯「嫌でしょ?」
憂「……そりゃあ、やだけど」
唯「うんうん、だよね」ナデナデ
唯「だから、キスしつつもきちんと学校に行く方法を考えよう?」
憂「ん……うん」
憂「でも、どうやって?」
唯「ふふ……私にいい考えがある」
憂「どんな?」
唯「基本的にはね」
唯「憂のチューが上手すぎるから、私ももっとチューをしたくなっちゃうんだよ」
唯「アイスのおかわりが欲しいのと同じでさ」
憂「お姉ちゃんだってチュー上手だよ」
唯「いいんだよ、憂……わかってるから」
唯「私にはキスだけで憂をイかせることなんてできないんだ……」
憂「そ、そのぶんお姉ちゃんの指テクはすごいから!」
唯「ふ……」
唯「とにかくね、憂がもっと下手なチューをしたらいいんだよ」
憂「私、いってきまチューはごく普通にやってるつもりなんだけど……」
唯「それでも気持ちいいの! もっと下手にやって!」
憂「う、うん、わかった」
唯「それじゃ、早速練習しよっか」
憂「えっ、練習? 下手なチューの?」
唯「そうだよ。もう1日だって休めないだろうし」
唯「これで明日憂がやったチューが良かったりしたら、私たち留年するかもしれないよ」
唯「万全を期さなきゃ、憂!」ガシッ
憂「じゃあ、するけど……お姉ちゃん、暴走しないでね?」
唯「どうかなー。憂があんまり可愛かったら犯しちゃうかも」
憂「……気をつけるね」
唯「憂、ちゅー……」ンー
憂「お姉ちゃんのほうが可愛いじゃん」
唯「はやくー」
憂「ん……」
チュッ
唯「んむっ」ピクッ
憂「……お姉ちゃん、どうかな?」
唯「!」キュン
ガバッ
唯「ういっ」ギュッ
憂「わっ……だ、だめだった?」
唯「だめっていうか……」
唯「……良すぎちゃった」チュッ
憂「ふぁ……」
チュッチュッ スリスリ…
唯「ういっ、ういっ……」
憂「んうっ……れんしゅぅ、なのにぃっ」
――――
唯「ふぅ」ツヤツヤ
憂「はぁ、はぁ……」ホカホカ
唯「いやぁ、さすがにさわちゃんの電話攻撃もこの時間とあっちゃあ収まったようだね」ハハハ
憂「笑い事じゃないよ、お姉ちゃん……」
唯「まあまあ、気持ちよかったでしょ?」
憂「それはだって、お姉ちゃんだし……」
憂「……じゃなくて。これじゃダメでしょ!?」
唯「うぅ……だってぇ」
憂「……お姉ちゃんはちょっと我慢できるようにならないといけないね」
唯「憂よ、きみはジュッシーなステーキ肉が口の中に入っても噛まずにいられるのかい?」
憂「状況的に、お姉ちゃんはまだ生きてる牛を見ただけだと思う」
唯「私にとって憂とは、見ただけでおいしく料理して口にしたくなるほど愛しい存在なんだよ」
憂「それを我慢できるようになりなさいって言ってるの」
唯「ウフフ、もうつれないなぁ」
憂「……お姉ちゃんは、私のチューが上手すぎるって私のせいにしたけどさ」
憂「やっぱりお姉ちゃんの我慢がなさすぎるのが原因だと思う」
唯「そんなこと言ったって……」
憂「無理?」
唯「うん、絶対無理!」
憂「誇らしげに言わないの」ペチン
唯「あんっ」
憂「お姉ちゃん、練習よりも訓練しようよ」
唯「訓練?」
憂「そう、わかるでしょ?」
ファサッ
唯「おっ、憂がリボンをほどき後ろ髪を解き放った!」
憂「ちょっとじっとしててね」
唯「そして私の後ろに回り込むと?」
憂「よいしょっ」ギュッ
唯「リボンで私の手首を縛ったのだった!」
唯「う、うい……まさか訓練って……」
憂「うん、お姉ちゃんが思ってる通りだよ♪」
憂「両手縛った状態でたっくさんチューして、手出さずに我慢できるようになる訓練!」
唯「いいの、憂? そんなことして」
憂「なにが?」
唯「そんなことされたらお姉ちゃん死んじゃうよ? 幸せすぎて」
憂「大丈夫……そしたら私も、お姉ちゃんが可愛すぎて死んじゃうから」
唯「えへへ……」ドキドキ
唯「憂、ちゅー……」
憂「ん。下手なチューの練習も兼ねてるから、あんまり期待しないでね?」
唯「いいから、早く……」
憂「……かわいいっ」ギュッ
ムニュ
唯「んぅっ」
憂「はぁ、んふっ……」チュゥチュッ
唯「う、ういっ!!」ジタッ
憂「あ、ごめん……焦りすぎちゃった」
唯「はぁ、はぁっ……憂ぃ」トロン
憂「お姉ちゃんはちゃんと我慢してね?」ニコニコ
唯「ん、んっ……」
憂「お姉ちゃん……」
チュッ
唯「ふぁう」
チュッチュッ チュー…
唯「んんぅっ……んぅいっ!」ビクビクッ
憂「がまんがまん」ナデナデ
憂「お口開けて? お姉ちゃん」
唯「ぁ……ぁー」フルフル
憂「おねえちゃん……ん」ピチャ
ピチャピチャ… チュ
唯「んあっ……はあっ!」
憂「お姉ちゃん、おねえちゃぁ……」ヂュ、チュゥ
唯「んや、らぁっ!」ゾクンッ
憂「おねえちゃん……おねえちゃんっ」
唯「んー! んんーっ!!」ビクビクビクッ
スルッ
唯「はあ、はあ、はぷぁ……」
憂「……えへへ。かわいいかわいい」ナデナデ
唯「んう……」ギュッ
憂「ちょっとベロちゅーしただけですぐイっちゃって……」
憂「ほんとにお姉ちゃんはキス中毒だよね」ナデナデ
唯「憂のチューが上手いんだもん……」
憂「照れるよもう、お姉ちゃん……」チュッ
唯「んっ……」ギュッ
憂「……ん、あれ?」
唯「どした?」
憂「いや、その……なんでお姉ちゃんは私を抱きしめられるのかなって」
唯「あ、ほんとだ」ギュッギュッ
憂「ほ、ほどけちゃったのかな?」
唯「そうみたいだねぇ?」ニヤニヤ
憂「……あの、お姉ちゃん、もう、夜も遅いし……」
唯「うふふ……私を姉と知っての言葉かね、憂!」
唯「姉と言う生き物は、一度抱きしめた妹は離さないのだよ!」
憂「テンション高いよぉ」
唯「さっ」グルン
トサッ
唯「おっぱいがいいかな? それともあそこからがいいかな?」フゥッ
憂「……っ」ゾクッ
――――
よくあさ
唯「すくー……」
憂「お姉ちゃん、起きて! 起きて!」
唯「んぁ?」
憂「もう10時だよ! おもいっきり遅刻!」
唯「10時……まだ朝チューには間に合うね……」ンー
憂「そういう問題じゃ……んっ」
チュッ
ピチャ
唯「ういー」
憂「ぅあっ……」
唯「んー、かわいかわい……」チュパチュパ
憂「おねぇ……んはっ」
唯「うーいっ」スッ
クニュ
唯「ぬれてる……」
憂「だぁ、って」ビクッ
唯「おいで。なめたげるから」
憂「……うん」
シュル
憂「……んっ」
憂「はぁっ……あっ」
憂「んくっ……うううううっ!!」
最終更新:2011年07月28日 21:17